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; 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
 
; 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
 
: ランク:E〜A++<br>種別:対人宝具<br>レンジ:−
 
: ランク:E〜A++<br>種別:対人宝具<br>レンジ:−
: バビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣(王律鍵バヴ=イル)。<br >持ち主の蔵と空間を繋げる能力を持つ。蔵も中身も所有者の財の量に準ずるため、何もない人が使っても何の意味もない。<br>彼は生前自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、王の財宝でそれらを空間を繋げて自在に取り出したり、射出することが出来る。<br />展開範囲は広く対象を囲むように出来る他、地面から敵を串刺しにするように出現させられる。<br>『CCC』にて、この蔵の正体が人類の知恵の原典にしてあらゆる技術の雛形であることが判明。ゆえにこの宝物庫には、人類が生み出すものであれば全て、遥か遠い超未来に人類が生み出すものまでも全て保有している、という過去未来の時間軸すら超越した途方もない代物であることが明かされる。<br>それは比喩でなく文字通り人類が生み出すものであれば「何でも」であり、この宝物庫に存在しないものは基本的には全く別の「新人類が生み出す全く別の概念」によるもの、または「別天体の知的生命体の文明技術」によってできたものだけであるとされている。そのため、財宝の総量は既に彼自身も良く分からないものとなっている。<br />だがそのコレクションにもやはり限界はあり、セイバーの持つ『約束された勝利の剣』『全て遠き理想郷(アヴァロン)』、カルナの持つ『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』など最高クラスの英霊が持つ宝具に関しては例外があり、収蔵されていない。「人類の知恵の原典」であることを考慮すれば、彼が手に入れた神造兵器以外は含まれないと考えることも可能ではあるが詳細は不明。<br />またカルナの槍のような、使用された事がないために何の宝具が原典に当たるかわからないという物は収蔵されておらず、例え持っていたとしても取り出すことは出来ない。<br>『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に魔力依存のダメージを与えつつ2手分のスタン効果を付加する。が、成功率は中の下と言ったところで信頼性に欠け、キャスターの「天」系スキルのように使うことには難がある。
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: バビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣(王律鍵バヴ=イル)。<br >持ち主の蔵と空間を繋げる能力を持つ。蔵も中身も所有者の財の量に準ずるため、何もない人が使っても何の意味もない。<br>彼は生前自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、王の財宝でそれらを空間を繋げて自在に取り出したり、射出することが出来る。<br />展開範囲は広く対象を囲むように出来る他、地面から敵を串刺しにするように出現させられる。<br>『CCC』にて、この蔵の正体が人類の知恵の原典にしてあらゆる技術の雛形であることが判明。ゆえにこの宝物庫には、人類が生み出すものであれば全て、遥か遠い超未来に人類が生み出すものまでも全て保有している、という過去未来の時間軸すら超越した途方もない代物であることが明かされる。<br>それは比喩でなく文字通り人類が生み出すものであれば「何でも」であり、この宝物庫に存在しないものは基本的には全く別の「新人類が生み出す全く別の概念」によるもの、または「別天体の知的生命体の文明技術」によってできたものだけであるとされている。そのため、財宝の総量は既に彼自身も良く分からないものとなっている。<br />だがそのコレクションにもやはり限界はあり、セイバーの持つ『約束された勝利の剣』『全て遠き理想郷(アヴァロン)』、カルナの持つ『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』など最高クラスの英霊が持つ宝具に関しては例外があり、収蔵されていない。「人類の知恵の原典」であることを考慮すれば、彼が手に入れた神造兵器以外は含まれないと考えることも可能ではあるが詳細は不明。<br />またカルナの槍のような、使用された事がないために何の宝具が原典に当たるかわからないという物は収蔵されておらず、例え持っていたとしても取り出すことは出来ない。<br>『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に魔力依存のダメージを与えつつ2手分のスタン効果を付加する。が、成功率は中の下と言ったところで信頼性に欠け、キャスターの「天」系スキルのように使うことには難がある。
    
==== 「王の財宝」内にある宝具 ====
 
==== 「王の財宝」内にある宝具 ====
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; 天翔る王の御座(ヴィマーナ)
 
; 天翔る王の御座(ヴィマーナ)
: 古代インドの二大叙事詩「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」に登場する飛行装置。黄金とエメラルドで形成された空飛ぶ舟。輝舟、黄金帆船とも。<br />水銀を燃料とする太陽水晶によって太陽エネルギーを発生させ駆動する。舵輪を備えているが、操作には必ずしもそれを用いなければならないというわけではない模様。<br />叙事詩において「思考と同じ速度で天を駆ける」と謳われ、その挙動は通常の航空機の縛りには捕らわれず、物理法則の範疇外。<br />劇中にて、バーサーカー(第四次)の魔力に侵されたF15Jとドッグファイトを繰り広げたが、強化されたフレアディスペンサーによって撃墜されてしまう。
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: 古代インドの二大叙事詩「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」に登場する飛行装置。黄金とエメラルドで形成された空飛ぶ舟。輝舟、黄金帆船とも。<br />水銀を燃料とする太陽水晶によって太陽エネルギーを発生させ駆動する。舵輪を備えているが、操作には必ずしもそれを用いなければならないというわけではない模様。<br />叙事詩において「思考と同じ速度で天を駆ける」と謳われ、その挙動は通常の航空機の縛りには捕らわれず、物理法則の範疇外。<br />劇中にて、[[バーサーカー (第四次)|バーサーカー]]の魔力に侵されたF15Jとドッグファイトを繰り広げたが、強化されたフレアディスペンサーによって撃墜されてしまう。
    
;夜の帳
 
;夜の帳
:詳細不明。[[セイバー (EXTRA・白)]]との会話から察するに彼のスキル「聖者の数字」を無効化するものと思われる。
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:詳細不明。[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン]]との会話から察するに彼のスキル「聖者の数字」を無効化するものと思われる。
    
;胃を整える霊草
 
;胃を整える霊草
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;[[コハエース]]
 
;[[コハエース]]
 
:通称「金ぴか」。キャラはおろか口調すら崩壊気味。秋葉にプロトアーチャーと比べるとアホになったと言われている。また、しばしば何がしかの八つ当たりの矛先が彼に向く。
 
:通称「金ぴか」。キャラはおろか口調すら崩壊気味。秋葉にプロトアーチャーと比べるとアホになったと言われている。また、しばしば何がしかの八つ当たりの矛先が彼に向く。
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
+
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafe に集う英霊達~]]
 
:「ゼロカフェ」常連客。セイバーを求めて店内に長く居座ったり意気投合した征服王と騒いだりする上、他の客にもスタッフにも尊大に振る舞い、たいてい迷惑がられている。
 
:「ゼロカフェ」常連客。セイバーを求めて店内に長く居座ったり意気投合した征服王と騒いだりする上、他の客にもスタッフにも尊大に振る舞い、たいてい迷惑がられている。
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;[[カレン・オルテンシア]]
 
;[[カレン・オルテンシア]]
:繰り返される四日間のマスター。人使いが荒いので苦手にしている。
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:繰り返される四日間でのマスター。人使いが荒いので苦手にしている。
 
;ティーネ・チェルク
 
;ティーネ・チェルク
:偽りの聖杯戦争のマスター。
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:偽りの聖杯戦争でのマスター。
    
;[[セイバー]]
 
;[[セイバー]]
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;[[アーチャー]]
 
;[[アーチャー]]
:贋作者(フェイカー)と蔑むが、戦った場合は非常に分の悪い相手。
+
:贋作者(フェイカー)と蔑むが、戦った場合は非常に分の悪い相手。
    
;[[遠坂凛]]
 
;[[遠坂凛]]
:CCCでは彼女の金の亡者ぶりやその搾取側の思想、何より彼女の実力を評価し、「組めば面白そうだ」と発言している。
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:『CCC』では彼女の金の亡者ぶりやその搾取側の思想、何より彼女の実力を評価し、「組めば面白そうだ」と発言している。
    
;[[ラニ=VIII]]
 
;[[ラニ=VIII]]
:CCCにて、彼女の魔術師としての実力を認め、凛と同じく彼女も「自分のマスターを支えるにふさわしい者」と評価している。
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:『CCC』にて、彼女の魔術師としての実力を認め、凛と同じく彼女も「自分のマスターを支えるにふさわしい者」と評価している。
    
;[[間桐慎二]]
 
;[[間桐慎二]]
:UBWルートで契約したマスター。本人は歯牙にもかけておらず、あっさりと切り捨てる。CCCでも相変わらず「小癪ワカメ」と呼ばれ評価は低かったが、自分の命を以ってメルトリリスに一矢報いた最後を認め、なんと「シンジ」と名前で呼んでいる。
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:UBWルートで契約したマスター。本人は歯牙にもかけておらず、あっさりと切り捨てる。『CCC』でも相変わらず「小癪ワカメ」と呼ばれ評価は低かったが、自分の命を以ってメルトリリスに一矢報いた最後を認め、なんと「シンジ」と名前で呼んでいる。
    
;[[ランサー (Apocrypha・赤)|カルナ]]
 
;[[ランサー (Apocrypha・赤)|カルナ]]
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/stay night ===
 
=== Fate/stay night ===
;「侮るな。あの程度の呪い、飲み干せなくて何が英雄か。<br /> この世全ての悪? は、我を染めたければその三倍は持ってこいというのだ。<br /> よいかセイバー。英雄とはな、己が視界に入る全ての人間を背負うもの。<br /> ―――この世の全てなぞ、とうの昔に背負っている」
+
;「侮るな。あの程度の呪い、飲み干せなくて何が英雄か。<br /> この世全ての悪? は、我を染めたければその三倍は持ってこいというのだ。<br /> よいかセイバー。英雄とはな、己が視界に入る全ての人間を背負うもの。<br /> ―――この世の全てなぞ、とうの昔に背負っている」
 
:その器、もはや計測不能のデカさである。
 
:その器、もはや計測不能のデカさである。
   174行目: 174行目:  
:セイバールートでの退場シーン。敗北しながらも、王の威厳を感じさせる……この後、ルートを進むごとに死に際の威厳が落ちて行くと誰が想像しただろうか。
 
:セイバールートでの退場シーン。敗北しながらも、王の威厳を感じさせる……この後、ルートを進むごとに死に際の威厳が落ちて行くと誰が想像しただろうか。
   −
;「おのれ、おのれ、おのれ、おのれ、おのれ、おのれぇっっい!!」
+
;「おのれ、おのれ、おのれ、おのれ、おのれ、おのれぇっっい!!」
 
:無限の剣製に圧倒される様。頼りの財宝は贋作者と蔑んだ敵に次々に砕かれ、完全に冷静さを失っている。その上不用意にエアを使おうとして、腕ごと奪われるという始末。
 
:無限の剣製に圧倒される様。頼りの財宝は贋作者と蔑んだ敵に次々に砕かれ、完全に冷静さを失っている。その上不用意にエアを使おうとして、腕ごと奪われるという始末。
   −
;「たわけ、死ぬつもりなど毛頭ないわ…………!! <br />踏み留まれ、下郎、我がその場に戻るまでな!!」
+
;「たわけ、死ぬつもりなど毛頭ないわ…………!!<br /> 踏み留まれ、下郎、我がその場に戻るまでな!!」
 
:士郎との最後の戦いで見せた、往生際の悪さ。体の半分を溶かされても、生にしがみつく様は凄まじいが、手段は他人に頼りきりなのが何とも情けない。
 
:士郎との最後の戦いで見せた、往生際の悪さ。体の半分を溶かされても、生にしがみつく様は凄まじいが、手段は他人に頼りきりなのが何とも情けない。
   184行目: 184行目:     
=== Fate/hollow ataraxia ===
 
=== Fate/hollow ataraxia ===
;「―――よい開幕だ。死に物狂いで謳え雑念―――!」
+
;「―――よい開幕だ。死に物狂いで謳え雑念―――!」
 
: 終盤、無限の残骸どもを相手にした時に。後に「CCC」において、主人公の危機を救う際に同じ言葉を発している。<br />油断と慢心を捨てた一生一度の本気。
 
: 終盤、無限の残骸どもを相手にした時に。後に「CCC」において、主人公の危機を救う際に同じ言葉を発している。<br />油断と慢心を捨てた一生一度の本気。
   197行目: 197行目:  
:唯一全力で戦うに相応しいと認めた、ライダーに言った、偽らざる賞賛の念を込めた言葉。
 
:唯一全力で戦うに相応しいと認めた、ライダーに言った、偽らざる賞賛の念を込めた言葉。
   −
;「忠道、大儀である。努その在り方を損なうな。」
+
;「忠道、大儀である。努その在り方を損なうな」
:ライダーとの誓いを守り、身一つで対峙したウェイバーに対して。<br />殺す価値が無いから見逃した、というだけではこの言葉は出てこない。彼なりの王の哲学を感じる(ちなみに、もしウェイバーの腕に令呪があったら殺すつもりだったらしい)。
+
:ライダーとの誓いを守り、身一つで対峙したウェイバーに対して。<br />殺す価値が無いから見逃した、というだけではこの言葉は出てこない。彼なりの王の哲学を感じる(ちなみに、もしウェイバーの腕に令呪があったら殺すつもりだったらしい)。
    
=== Fate/unlimited codes ===
 
=== Fate/unlimited codes ===
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;「ん?やらんぞ。」
 
;「ん?やらんぞ。」
:凛との勝負前のセリフ。凛曰く、「お金の匂いがする。」
+
:凛との勝負前のセリフ。凛曰く、「お金の匂いがする」。
    
=== Fate/EXTRA CCC ===
 
=== Fate/EXTRA CCC ===
;「この雑種の命は既に我のものだ。」<br />「貴様にくれてやるものは何一つないぞ?」
+
;「この雑種の命は既に我のものだ」<br />「貴様にくれてやるものは何一つないぞ?」
 
:主人公がギルガメッシュに令呪すべてを捧げたことに憤慨するBBに、彼女の主人公への想いに気づいていながら挑発する。<br />なお、事前に「BBが主人公を想っている」ことを知らなければ意味がわからないセリフであり、唐突なデレとも取れるセリフに混乱したプレイヤーもいた模様。
 
:主人公がギルガメッシュに令呪すべてを捧げたことに憤慨するBBに、彼女の主人公への想いに気づいていながら挑発する。<br />なお、事前に「BBが主人公を想っている」ことを知らなければ意味がわからないセリフであり、唐突なデレとも取れるセリフに混乱したプレイヤーもいた模様。
   −
;「豊満な女は好みではなかったが、あそこまでいくと蒐集家の血が騒ぐ。」<br />「なんにせよ、頂点を極めるのはよい事だ!」
+
;「豊満な女は好みではなかったが、あそこまでいくと蒐集家の血が騒ぐ」<br />「なんにせよ、頂点を極めるのはよい事だ!」
 
:[[パッションリップ]]のあまりの胸の凶悪さに「古今東西の美女を愛でた我ですら衝撃を隠しきれぬ」と血が騒いだ様子。
 
:[[パッションリップ]]のあまりの胸の凶悪さに「古今東西の美女を愛でた我ですら衝撃を隠しきれぬ」と血が騒いだ様子。
   −
;「以前、これはお前の戦いだと言ったが、アレは忘れよ。」<br />「お前の敵は我の敵だ。手を貸すがよい無名のマスター。これより先は、我がお前の剣となろう!」
+
;「以前、これはお前の戦いだと言ったが、アレは忘れよ」<br />「お前の敵は我の敵だ。手を貸すがよい無名のマスター。これより先は、我がお前の剣となろう!」
:それまで傍観者に徹していた彼が、[[BB]]を共通の敵として、主人公を自分のマスターとして認めた瞬間。<br />これ以降、主人公を「我が雑種」と認め、労ってくれたり、「酒でも出すか?」と気遣ってくれるようになる。
+
:それまで傍観者に徹していた彼が、[[BB]]を共通の敵として、主人公を自分のマスターとして認めた瞬間。<br />これ以降、主人公を「我が雑種」と認め、労ってくれたり、「酒でも出すか?」と気遣ってくれるようになる。
   −
;「おい、怪我はないな?」
+
;「おい、怪我はないな?」
 
:物語後半からの戦闘終了時台詞の一つ。これ自体は何の変哲もないものに過ぎない。しかし発言者が'''あの英雄王'''ゆえにこちらの身を気遣うデレ具合に絶句する人が多数発生した模様。また、「見事だ。後で飴をやろう」という発言もある。
 
:物語後半からの戦闘終了時台詞の一つ。これ自体は何の変哲もないものに過ぎない。しかし発言者が'''あの英雄王'''ゆえにこちらの身を気遣うデレ具合に絶句する人が多数発生した模様。また、「見事だ。後で飴をやろう」という発言もある。
   −
;「凡俗であるのなら数をこなせ。才能が無いのなら自信をつけよ。」
+
;「凡俗であるのなら数をこなせ。才能が無いのなら自信をつけよ」
 
:『CCC』後半の雑魚戦後のセリフの一つ。非常に的を射たアドバイスである。
 
:『CCC』後半の雑魚戦後のセリフの一つ。非常に的を射たアドバイスである。
   −
;'''「我に慢心を捨てろときたか!つくづく厚顔なマスターよな!」<br />「貴様には地の理では生温い。天の理を示してやる。さあ!死に物狂いで耐えるがよい、不敬!」<br />「死して拝せよ!「天地乖離す開闢の星」!」'''
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;'''「我に慢心を捨てろときたか! つくづく厚顔なマスターよな!」<br />「貴様には地の理では生温い。天の理を示してやる。さあ! 死に物狂いで耐えるがよい、不敬!」<br />「死して拝せよ! 「天地乖離す開闢の星」!」'''
:宝具使用時セリフの一つ。最古の英雄王は高笑いと共に、最強最古の宝剣を解放する。<br />「Fate/Zero」では遠坂時臣に宝具使用を懇願された時にすげなくあしらい、つまらない相手に使わせようとすることに「刎頚に値する」と激怒していたが、CCCではたとえ雑魚が相手であっても、愉快げにこのセリフを言いながらノリノリで「天地乖離す開闢の星」を使ってくれる。英雄王がちょろいのか、それとも彼にそこまでさせる主人公が超絶的なのか。
+
:宝具使用時セリフの一つ。最古の英雄王は高笑いと共に、最強最古の宝剣を解放する。<br />「Fate/Zero」では時臣に宝具使用を懇願された時にすげなくあしらい、つまらない相手に使わせようとすることに「刎頚に値する」と激怒していたが、『CCC』ではたとえ雑魚が相手であっても、愉快げにこのセリフを言いながらノリノリで「天地乖離す開闢の星」を使ってくれる。英雄王がちょろいのか、それとも彼にそこまでさせる主人公が超絶的なのか。
   −
;'''「興が乗ったぞ、下がっていろマスター。」<br />「原初を語る。元素は混ざり、固まり…万象織りなす星を生む!」<br />「フハハハハハハ!死して拝せよ!「天地乖離す開闢の星」!」'''
+
;'''「興が乗ったぞ、下がっていろマスター」<br />「原初を語る。元素は混ざり、固まり…万象織りなす星を生む!」<br />「フハハハハハハ! 死して拝せよ! 「天地乖離す開闢の星」!」'''
 
:宝具使用時のセリフの一つ。英雄王が楽しそうで何よりです。
 
:宝具使用時のセリフの一つ。英雄王が楽しそうで何よりです。
   −
;「では行くぞ――A・U・O・キャストオフ!」
+
;「では行くぞ――A・U・O・キャストオフ!」
:[[ランサー (CCC・赤)|バーサーカー]]のSGを明かしにいったと思ったら、いきなりAUOが全裸になった。<br />何を言っているかわからないと思うが、オレもわけがわからなかった。露出強とかクール&ワイルドみたいなチャチなものじゃ断じてない、もっと恐ろしいものの片鱗を…
+
:[[ランサー (CCC・赤)|バーサーカー]]のSGを明かしにいったと思ったら、いきなりAUOが全裸になった。<br />何を言っているかわからないと思うが、オレもわけがわからなかった。露出強とかクール&ワイルドみたいなチャチなものじゃ断じてない、もっと恐ろしいものの片鱗を…
   −
;「やはり最後に物を言うのは貨幣か。」<br />「英雄王マネーイズパワーシステム……フッ、悪くない響きではないか」
+
;「やはり最後に物を言うのは貨幣か」<br />「英雄王マネーイズパワーシステム……フッ、悪くない響きではないか」
 
:マシンの出力を上げるために投資してください、とラニに言われてしたり顔で呟いた。直後に凛に「マネーイズパワーシステムは遠坂の商法」と怒られるが、英雄王はどこ吹く風。
 
:マシンの出力を上げるために投資してください、とラニに言われてしたり顔で呟いた。直後に凛に「マネーイズパワーシステムは遠坂の商法」と怒られるが、英雄王はどこ吹く風。
   −
;「すまぬ。我は貧乏という概念がよく分からぬのだ。<br />なにせ、使い切れぬほどの財がある故。よって貴様の哀しみを癒す術を知らぬ。<br />………許せ、ハサンよ。あと近寄るな。貧しさが移りそうだ」<br />「知らぬか?サーヴァント界で最も不遇な者。その名をハサンと言うのだ。まぁ、貴様の財政事情とかけているのだが。<br />―――ハサンなだけに、破産。<br />よし笑え。笑う門には福来たる、とは貴様の国の格言であろう!」
+
;「すまぬ。我は貧乏という概念がよく分からぬのだ。<br /> なにせ、使い切れぬほどの財がある故。よって貴様の哀しみを癒す術を知らぬ。<br /> ………許せ、ハサンよ。あと近寄るな。貧しさが移りそうだ」<br />「知らぬか? サーヴァント界で最も不遇な者。その名をハサンと言うのだ。まぁ、貴様の財政事情とかけているのだが。<br /> ―――ハサンなだけに、破産。<br /> よし笑え。笑う門には福来たる、とは貴様の国の格言であろう!」
 
:世知辛過ぎるAUOジョーク。ちっとも面白くない。そして死後も弄られる山の翁達は泣いていい。そしてこれでは、聖杯戦争に復讐したいというとある女アサシンの気持ちも尤もなものである。
 
:世知辛過ぎるAUOジョーク。ちっとも面白くない。そして死後も弄られる山の翁達は泣いていい。そしてこれでは、聖杯戦争に復讐したいというとある女アサシンの気持ちも尤もなものである。
   −
;「横やり、だ!![[ランサー]]と槍をかけたAUOジョークだとなぜ分からぬ、たわけども!」
+
;「横やり、だ!! [[ランサー]]と槍をかけたAUOジョークだとなぜ分からぬ、たわけども!」
 
:主人公、ランサー、言峰を沈黙させた渾身のAUOジョーク。彼を完璧な王としてデザインした神々も、ユーモアセンスだけは与えられなかった様子。
 
:主人公、ランサー、言峰を沈黙させた渾身のAUOジョーク。彼を完璧な王としてデザインした神々も、ユーモアセンスだけは与えられなかった様子。
   −
;「本来、我はおまえのような人間に倒される側なのだ。その恐れを知らぬ顔に何度煮え湯を飲まされたことか」<br />「何の因果か、それを今はこうして間近に眺めているのだ。皮肉の一つも口にしたくなるというものだろう?」
+
;「本来、我はおまえのような人間に倒される側なのだ。その恐れを知らぬ顔に何度煮え湯を飲まされたことか」<br />「何の因果か、それを今はこうして間近に眺めているのだ。皮肉の一つも口にしたくなるというものだろう?」
 
:迷いを断ち切り歩むことを決めた主人公の面構えを一見し、原作から続くラスボスとしての宿業を自嘲しながら語る。しかし、その言は信頼に満ちていた。
 
:迷いを断ち切り歩むことを決めた主人公の面構えを一見し、原作から続くラスボスとしての宿業を自嘲しながら語る。しかし、その言は信頼に満ちていた。
   247行目: 247行目:  
:彼の友の死に際、涙を流すギルガメッシュに対して友が発した「自分には君が涙を流す理由も価値もない」という言葉に対する返答。
 
:彼の友の死に際、涙を流すギルガメッシュに対して友が発した「自分には君が涙を流す理由も価値もない」という言葉に対する返答。
   −
;「………………何を言い出すかと思えば。この我が人間を愛しているか、だと? 貴様、今まで何を見てきたのだ?」<br />「我が人間をどう見ているかなど、貴様の扱いから身に染みていよう! 分かりきった事を我に問うな!」
+
;「………………何を言い出すかと思えば。この我が人間を愛しているか、だと? 貴様、今まで何を見てきたのだ?」<br />「我が人間をどう見ているかなど、貴様の扱いから身に染みていよう! 分かりきった事を我に問うな!」
 
:主人公のある質問に対する答え。'''言葉通り'''なら、人間に対してどんなスタンスをとっているのかが分かる。
 
:主人公のある質問に対する答え。'''言葉通り'''なら、人間に対してどんなスタンスをとっているのかが分かる。
   −
;「人の世に戻るがよい。<br />その無様な生涯を全うし、退屈な世に花を咲かせよ。その儀の完了を以て、我との契約を切るものとする。<br /> 先に進むがいい、雑種。お前の旅ならば、それは見応えのある物語となるであろう。」
+
;「人の世に戻るがよい。<br /> その無様な生涯を全うし、退屈な世に花を咲かせよ。その儀の完了を以て、我との契約を切るものとする。<br /> 先に進むがいい、雑種。お前の旅ならば、それは見応えのある物語となるであろう」
 
:最後のセリフ。黒幕を倒し、月から脱出を果たす主人公へ向けて、最大の賛辞を贈る。
 
:最後のセリフ。黒幕を倒し、月から脱出を果たす主人公へ向けて、最大の賛辞を贈る。
   257行目: 257行目:  
: 受肉して全裸のままでいることを「ちょっとは恥ずかしいとは思わないのーッ!?」とイリヤに咎められるも、返ってきたのはワールドワイドなこの一言。
 
: 受肉して全裸のままでいることを「ちょっとは恥ずかしいとは思わないのーッ!?」とイリヤに咎められるも、返ってきたのはワールドワイドなこの一言。
   −
;「ごめんね、人の隠し事を暴くのは趣味じゃないんだけど、でも状況がこうなってしまったんだからしょうがない<br /> 許してね、運が悪かったと思って<br /> 諦めてね、これが君の――<br /> Fate(運命)だと思って」
+
;「ごめんね、人の隠し事を暴くのは趣味じゃないんだけど、でも状況がこうなってしまったんだからしょうがない<br /> 許してね、運が悪かったと思って<br /> 諦めてね、これが君の――<br /> Fate(運命)だと思って」
 
:事件の真相、そして[[美遊・エーデルフェルト|美遊]]の正体をイリヤに明かして。
 
:事件の真相、そして[[美遊・エーデルフェルト|美遊]]の正体をイリヤに明かして。
   −
;「すごい、すごいよ君。正直言うと少し心配だったんだ<br /> 僕とまともに渡り合える者がいるのかって。一方的な虐殺じゃ意味がない<br /> さあ、僕と奪い合おう――<br /> 聖杯(ミユ)を!!」
+
;「すごい、すごいよ君。正直言うと少し心配だったんだ<br /> 僕とまともに渡り合える者がいるのかって。一方的な虐殺じゃ意味がない<br /> さあ、僕と奪い合おう――<br /> 聖杯(ミユ)を!!」
 
:『ツヴァイ』最終決戦。親友のために凄まじい力を秘めたツヴァイフォームで自身に立ち向かうイリヤを歓迎する。
 
:『ツヴァイ』最終決戦。親友のために凄まじい力を秘めたツヴァイフォームで自身に立ち向かうイリヤを歓迎する。
   −
;「いい加減、僕の鎖(とも)を勝手に使うなよ雑種――!!」
+
;「いい加減、僕の鎖(とも)を勝手に使うなよ雑種――!!」
 
:『ドライ』にて、夢幻召喚で自身の宝具の大半を操るアンジェリカに一度は追いつめられる子ギル。だが、天の鎖を使われたことが、彼の逆鱗に触れた。
 
:『ドライ』にて、夢幻召喚で自身の宝具の大半を操るアンジェリカに一度は追いつめられる子ギル。だが、天の鎖を使われたことが、彼の逆鱗に触れた。
   271行目: 271行目:  
;「セイバー、お会計だ。テイクアウトは…お前だ!」
 
;「セイバー、お会計だ。テイクアウトは…お前だ!」
 
:『カーニバル・ファンタズム』にて、アーネンエルベでバイトをしているセイバーをお持ち帰りしようとした際の台詞。この台詞に堪忍袋の緒が切れたセイバーは…。ちなみにこの台詞、実際の作中では「お前だ!お前だ!おま、おま、お前だ!お前だお前お前お前だお前だお前だ…」と一見サウンドエフェクトが入っているように聞こえるが、実際は声優の関智一氏がそのまま読んでいただけだったりする。
 
:『カーニバル・ファンタズム』にて、アーネンエルベでバイトをしているセイバーをお持ち帰りしようとした際の台詞。この台詞に堪忍袋の緒が切れたセイバーは…。ちなみにこの台詞、実際の作中では「お前だ!お前だ!おま、おま、お前だ!お前だお前お前お前だお前だお前だ…」と一見サウンドエフェクトが入っているように聞こえるが、実際は声優の関智一氏がそのまま読んでいただけだったりする。
      
== メモ ==
 
== メモ ==
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*『CCC』では難易度「チート」とされたため序盤から楽勝かと思いきや、長い間のブランクが祟りリハビリが必要なほどに弱体化している。最終的には間違いなく最強の実力を取り戻すのだが、序盤は遥か格下の[[ランサー (CCC・赤)]]に簡単に敗れるなど他のサーヴァントと大差無い。<br />むしろ他と比べてスキルが力押し一辺倒な上に消費MPが多いため、序盤から調子に乗っているとえらい目にあう。
 
*『CCC』では難易度「チート」とされたため序盤から楽勝かと思いきや、長い間のブランクが祟りリハビリが必要なほどに弱体化している。最終的には間違いなく最強の実力を取り戻すのだが、序盤は遥か格下の[[ランサー (CCC・赤)]]に簡単に敗れるなど他のサーヴァントと大差無い。<br />むしろ他と比べてスキルが力押し一辺倒な上に消費MPが多いため、序盤から調子に乗っているとえらい目にあう。
 
*「王の財宝」から繰り出す「宝具の原典」の数々は、それと知らぬ者には登場する伝承も由来もてんでバラバラの宝具を同時に操っているように見えるため、真名を隠すのにも一役買っている。<br />セイバーも第四次聖杯戦争の時点では、最後まで真名が判らなかった。第四次で彼の真名を独力で看破したのはライダーのみ。ライダー曰く「余より態度がでかい王など一人しかいない」というのが理由。<br />第五次では、士郎が「ギルガメッシュの宝具は偽物ではなく本物である」という推測をしたことを評価し、自ら出自を明らかにした。
 
*「王の財宝」から繰り出す「宝具の原典」の数々は、それと知らぬ者には登場する伝承も由来もてんでバラバラの宝具を同時に操っているように見えるため、真名を隠すのにも一役買っている。<br />セイバーも第四次聖杯戦争の時点では、最後まで真名が判らなかった。第四次で彼の真名を独力で看破したのはライダーのみ。ライダー曰く「余より態度がでかい王など一人しかいない」というのが理由。<br />第五次では、士郎が「ギルガメッシュの宝具は偽物ではなく本物である」という推測をしたことを評価し、自ら出自を明らかにした。
*本人は、戦略的な意図から真名を隠していたわけではなく、理由を要約すると「我の顔を知らないような雑種は死ね」(ちなみに、第四次『ZERO』にそういう場面がある)。
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*本人は、戦略的な意図から真名を隠していたわけではなく、理由を要約すると「我の顔を知らないような雑種は死ね」(ちなみに、第四次『Zero』にそういう場面がある)。
 
*魂の色は黄金色。比重は一般人数十万人分。聖杯が充足するのにサーヴァント4騎+彼の魂であったことから、通常のサーヴァント3倍に匹敵する規模と目される。
 
*魂の色は黄金色。比重は一般人数十万人分。聖杯が充足するのにサーヴァント4騎+彼の魂であったことから、通常のサーヴァント3倍に匹敵する規模と目される。
 
*その圧倒的な魂と強靭な自我から「この世全ての悪」の汚染に耐えられる唯一のサーヴァントとされている。
 
*その圧倒的な魂と強靭な自我から「この世全ての悪」の汚染に耐えられる唯一のサーヴァントとされている。
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*『hollow』終盤で本気を出した際、裸の上半身に刺青のような模様が存在しているが、他のシーンで服の隙間などからは確認できない。しかし『CCC』において電脳世界では常に模様が出ているのか、本気になっていなくても確認することが出来る。
 
*『hollow』終盤で本気を出した際、裸の上半身に刺青のような模様が存在しているが、他のシーンで服の隙間などからは確認できない。しかし『CCC』において電脳世界では常に模様が出ているのか、本気になっていなくても確認することが出来る。
 
*[[遠坂凛]]とは本編での絡みは少ないものの、有能だがとにかくお金のかかる女であるため、両者が組んだ場合の相性は「最高にいい」と用語辞典で公言されている。<br />『EXTRA』世界の凛についても同様らしく、『CCC』では本人らが相性の良さについて度々明言している。
 
*[[遠坂凛]]とは本編での絡みは少ないものの、有能だがとにかくお金のかかる女であるため、両者が組んだ場合の相性は「最高にいい」と用語辞典で公言されている。<br />『EXTRA』世界の凛についても同様らしく、『CCC』では本人らが相性の良さについて度々明言している。
*その高いプライド故に無関係な一般人(子供は除く)が話しかければ、それだけで無礼者と怒るとされ下手すれば見ただけで殺される。<br />『CCC』においても、「見る」「聞く」「語る」それぞれに令呪を1つずつ必要とする始末。<br />一方で気に入った者に対しては対等な口調で会話してもさほど気にせず、咎めもしない。また自身が認めた人物には相応の態度で応じ、[[主人公 (EXTRA)]]やエルキドゥ相手にはその様子を見せる。
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*その高いプライド故に無関係な一般人(子供は除く)が話しかければ、それだけで無礼者と怒るとされ下手すれば見ただけで殺される。<br />『CCC』においても、「見る」「聞く」「語る」それぞれに令呪を1つずつ必要とする始末。<br />一方で気に入った者に対しては対等な口調で会話してもさほど気にせず、咎めもしない。また自身が認めた人物には相応の態度で応じ、[[主人公 (EXTRA)]]やエルキドゥ相手にはその様子を見せる。
 
*『CCC』にて「人間を諌め地上に繋ぎ止めるための楔」として星の[[抑止力]]によって生み出された存在であったことが明かされる。<br />しかし神でも人でもない独立した存在であった彼は、生まれながらに神ですら理解できないほど広く遠い視野を有しており、結果として抑止力の意思は無視、神を廃して人を憎み、人と星の未来を守護し見定める道を選んだ。<br />楔として生み出された筈が、神を旧時代のものと一蹴しとどめを刺す存在となってしまったのである。これには生み出した神ですら「どうしてこうなった」と悩んだとのこと。
 
*『CCC』にて「人間を諌め地上に繋ぎ止めるための楔」として星の[[抑止力]]によって生み出された存在であったことが明かされる。<br />しかし神でも人でもない独立した存在であった彼は、生まれながらに神ですら理解できないほど広く遠い視野を有しており、結果として抑止力の意思は無視、神を廃して人を憎み、人と星の未来を守護し見定める道を選んだ。<br />楔として生み出された筈が、神を旧時代のものと一蹴しとどめを刺す存在となってしまったのである。これには生み出した神ですら「どうしてこうなった」と悩んだとのこと。
 
*人類の歴史の観測者にして裁定者という、いわばムーンセルと同種の存在であるという。
 
*人類の歴史の観測者にして裁定者という、いわばムーンセルと同種の存在であるという。
 
*好みの女性のタイプは「崇高な処女(おとめ)」。子ギルの場合は「野に咲く花」。<br />反面、男性に依存しつつもその内面では男性を利用するタイプ、つまり「女らしい」女性は嫌いな模様。
 
*好みの女性のタイプは「崇高な処女(おとめ)」。子ギルの場合は「野に咲く花」。<br />反面、男性に依存しつつもその内面では男性を利用するタイプ、つまり「女らしい」女性は嫌いな模様。
 
**ちなみに、『CCC』で語った青年時の好みの容姿は「碧眼」「金髪」で「スレンダー」な女性。どう考えてもセイバーです、本当にありがとうございました。因みに女主人公は自身の好みの容姿とはかけ離れているらしい。
 
**ちなみに、『CCC』で語った青年時の好みの容姿は「碧眼」「金髪」で「スレンダー」な女性。どう考えてもセイバーです、本当にありがとうございました。因みに女主人公は自身の好みの容姿とはかけ離れているらしい。
*「stay night」、「ZERO」、「CCC」など各作品ごとに性格に違いを感じるという意見があるが、「stay night」では無駄なモノに溢れた現代社会への嫌悪感から、やや荒れた性格になっているらしい。「CCC」の場合、ムーンセル世界へは嫌悪感を抱いておらず、また選ばれた者たちが鎬を削りあうという状況に加え、受肉をしていない為に欲が少なく態度が通常時より軟化しているという。
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*「stay night」、「Zero」、「CCC」など各作品ごとに性格に違いを感じるという意見があるが、「stay night」では無駄なモノに溢れた現代社会への嫌悪感から、やや荒れた性格になっているらしい。「CCC」の場合、ムーンセル世界へは嫌悪感を抱いておらず、また選ばれた者たちが鎬を削りあうという状況に加え、受肉をしていない為に欲が少なく態度が通常時より軟化しているという。
 
**「stay night」ではセイバーと言峰から泥の汚染によって以前とは性格が変化してる事を指摘されたが、彼自身は影響など皆無と語っており、実際は受肉による性格の変化だと推察される。
 
**「stay night」ではセイバーと言峰から泥の汚染によって以前とは性格が変化してる事を指摘されたが、彼自身は影響など皆無と語っており、実際は受肉による性格の変化だと推察される。
 
**加えて「CCC」では前作と異なりギャグ調になっている(但し、特にBADEND時の悲劇性と残酷性は往々にして前作以上でもある)傾向があるからか、黄金Pを名乗り始めたり、下らないギャグを口にしたり、中身がショボいアイテムフォルダを「年始の福袋」に喩えたりと俗な表現を用いることが多い。
 
**加えて「CCC」では前作と異なりギャグ調になっている(但し、特にBADEND時の悲劇性と残酷性は往々にして前作以上でもある)傾向があるからか、黄金Pを名乗り始めたり、下らないギャグを口にしたり、中身がショボいアイテムフォルダを「年始の福袋」に喩えたりと俗な表現を用いることが多い。
*'''私服センスが兎に角酷い'''事で有名。ZEROでは寝間着のような格好、SNではジャージにしか見えないジャケット、「hollow ataraxia」ではホモ臭さが凄まじいよく分からない服、と時代を追うごとに悪化している。<br />[[Fate/EXTRA CCC]]では、『愉悦の現代衣装』が登場。大阪のおばちゃんのお気に入りとして知られる「ヒョウ柄」のスーツで、本人は上機嫌で主人公も指摘しなかったがペカペカした非常に安っぽいスーツにしか見えず、「夜の帝王」というより「お笑い芸人のステージ衣装」の方が近い位。<br />『わくわくすいまー』は、「Fate/hollow ataraxia」の子ギル衣装のアレンジ。衣装の中では一番まともに見える。
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*'''私服センスが兎に角酷い'''事で有名。『Zero』では寝間着のような格好、SNではジャージにしか見えないジャケット、「hollow ataraxia」ではホモ臭さが凄まじいよく分からない服、と時代を追うごとに悪化している。<br />[[Fate/EXTRA CCC]]では、『愉悦の現代衣装』が登場。大阪のおばちゃんのお気に入りとして知られる「ヒョウ柄」のスーツで、本人は上機嫌で主人公も指摘しなかったがペカペカした非常に安っぽいスーツにしか見えず、「夜の帝王」というより「お笑い芸人のステージ衣装」の方が近い位。<br />『わくわくすいまー』は、「Fate/hollow ataraxia」の子ギル衣装のアレンジ。衣装の中では一番まともに見える。
*「ZERO」と「CCC」にて、親友エルキドゥとの死別する場面が描かれたが、その内面描写は正反対。「ZERO」では取り乱さずに彼の死を見届けたが、「CCC」では罰を受けるのは自分であるべきと号泣しながら彼の死を泣き叫ぶ描写になっている。作者の違いによるもの、或いは両者に視点の違いによる変化ではないか推測されている(「ZERO」はギルガメッシュの回想。「CCC」ではエルキドゥの回想を主人公の視点によって見ている。)
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*「ZERO」と「CCC」にて、親友エルキドゥとの死別する場面が描かれたが、その内面描写は正反対。「Zero」では取り乱さずに彼の死を見届けたが、「CCC」では罰を受けるのは自分であるべきと号泣しながら彼の死を泣き叫ぶ描写になっている。作者の違いによるもの、或いは両者に視点の違いによる変化ではないか推測されている(「ZERO」はギルガメッシュの回想。「CCC」ではエルキドゥの回想を主人公の視点によって見ている。)
    
;宝具や能力関連
 
;宝具や能力関連
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*本人の宝具に「天の鎖」も挙げられる場合があるが、ステータス画面に記されていない点や作中一度も真名解放していない点などから「所有物の中でもお気に入り」ではあるが、彼自身の宝具ではない、という見解が一般的。
 
*本人の宝具に「天の鎖」も挙げられる場合があるが、ステータス画面に記されていない点や作中一度も真名解放していない点などから「所有物の中でもお気に入り」ではあるが、彼自身の宝具ではない、という見解が一般的。
 
**「天の鎖」は劇中のヘラクレス等からも窺えるように捕えた瞬間無力化出来るものではなく、抵抗する余力があれば脱出も可能。しかし、高い神性を持つ存在が捕えられた場合は自力で断ち切るのは非常に困難。令呪のバックアップをもってしても脱出は出来ず、外界からの援助も至難の業。<br />『プリズマ☆イリヤ』では宝具に巻きつけて絡め取ったり、対象を鎖で雁字搦めにし黒ひげ危機一髪のように攻撃する事や、敵の攻撃を避ける為に移動に使う等、様々な場面で応用をきかせる万能宝具として描写されている。<br />本編SNでも、巨大な肉の塊となった聖杯を運搬出来る程度の強度や、汎用性は発揮している。
 
**「天の鎖」は劇中のヘラクレス等からも窺えるように捕えた瞬間無力化出来るものではなく、抵抗する余力があれば脱出も可能。しかし、高い神性を持つ存在が捕えられた場合は自力で断ち切るのは非常に困難。令呪のバックアップをもってしても脱出は出来ず、外界からの援助も至難の業。<br />『プリズマ☆イリヤ』では宝具に巻きつけて絡め取ったり、対象を鎖で雁字搦めにし黒ひげ危機一髪のように攻撃する事や、敵の攻撃を避ける為に移動に使う等、様々な場面で応用をきかせる万能宝具として描写されている。<br />本編SNでも、巨大な肉の塊となった聖杯を運搬出来る程度の強度や、汎用性は発揮している。
**ただし、「複合神性」を持つ[[メルトリリス]](レベル999)には撤退を余儀なくされ、神性Aのカルナには苦戦。冬木でも令呪で縛られたクーフーリンに半日梃子摺った上に手傷を負わされたこともあり、神性の高い相手に対してとりあえず出せば漏れなく対処出来るという程の万能性は無い。
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**ただし、「複合神性」を持つ[[メルトリリス]](レベル999)には撤退を余儀なくされ、神性Aのカルナには苦戦。冬木でも令呪で縛られたクーフーリンに半日梃子摺った上に手傷を負わされたこともあり、神性の高い相手に対してとりあえず出せば漏れなく対処出来るという程の万能性は無い。
*「王の財宝」の本体である鍵剣は長らく設定のみの存在だったが、Zeroアニメ版にて初めてその姿が描かれた。<br />宝物庫の中から厳重に保管されていたらしい乖離剣エアを取り出すのに使用した。<br />他媒体で登場した際には、小さな鍵のような描写も存在した。
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*「王の財宝」の本体である鍵剣は長らく設定のみの存在だったが、「Zero」アニメ版にて初めてその姿が描かれた。<br />宝物庫の中から厳重に保管されていたらしい乖離剣エアを取り出すのに使用した。<br />他媒体で登場した際には、小さな鍵のような描写も存在した。
*CCCの戦闘において、ガードでは宝物庫からの攻撃、ブレイクでは削岩機のような武器、アタックでは黄金の双剣と宝槍、エクストラターンでは黄金の大斧を用いる。この内双剣は「風を放つ」にて、大斧は「嵐を払う」の攻撃スキルでも使用している。<br />ちなみに、黄金の双剣は[[Fate/Prototype|Prototype]]のアーチャーが使用していたものと非常に似ている。
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*「CCC」の戦闘において、ガードでは宝物庫からの攻撃、ブレイクでは削岩機のような武器、アタックでは黄金の双剣と宝槍、エクストラターンでは黄金の大斧を用いる。この内双剣は「風を放つ」にて、大斧は「嵐を払う」の攻撃スキルでも使用している。<br />ちなみに、黄金の双剣は[[Fate/Prototype|Prototype]]のアーチャーが使用していたものと非常に似ている。
 
*「CCC」で彼が用いる補助スキル「エヌルタの灰油」「王律権ダムキナ」「王律権キシャル」は、それぞれ古代メソポタミアにおける神々の名前である。
 
*「CCC」で彼が用いる補助スキル「エヌルタの灰油」「王律権ダムキナ」「王律権キシャル」は、それぞれ古代メソポタミアにおける神々の名前である。
*[[ランサー (第四次)]]が槍のみで剣を持たなかったように、生前所有してはいても聖杯戦争におけるサーヴァントの身では、招かれたクラスによっては一部の武装・能力が宝具として顕現しない場合もあるようである。<br />しかしながら彼が「弓兵」でありながら自身の宝具として乖離'''剣'''を所有し得たのは、そもそもこの宝具が「剣」という概念が生まれる以前に誕生したものであり、他の剣とは別種の存在であるため。<br />もしくは、エアがあくまでも便宜上は投擲の宝具である「王の財宝」を経由することで使用できる宝具ということも関連していると思われる。わかりやすく例えるなら「弓を使わずに矢だけを掴んで武器として使用している」様な状態か。
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*[[ランサー (第四次)|ディルムッド]]が槍のみで剣を持たなかったように、生前所有してはいても聖杯戦争におけるサーヴァントの身では、招かれたクラスによっては一部の武装・能力が宝具として顕現しない場合もあるようである。<br />しかしながら彼が「弓兵」でありながら自身の宝具として乖離'''剣'''を所有し得たのは、そもそもこの宝具が「剣」という概念が生まれる以前に誕生したものであり、他の剣とは別種の存在であるため。<br />もしくは、エアがあくまでも便宜上は投擲の宝具である「王の財宝」を経由することで使用できる宝具ということも関連していると思われる。わかりやすく例えるなら「弓を使わずに矢だけを掴んで武器として使用している」様な状態か。
 
*「王の財宝」はその総量こそ底なしであるものの、個々の宝物が不滅ということはない。戦闘によって破損する事もあるし、使い捨ての宝物もある。場合によっては不要といって回収を拒否することもある。
 
*「王の財宝」はその総量こそ底なしであるものの、個々の宝物が不滅ということはない。戦闘によって破損する事もあるし、使い捨ての宝物もある。場合によっては不要といって回収を拒否することもある。
 
**[[キャスター (第四次)]]の巨大海魔に使用した宝具は汚物まみれになったと言って回収しなかった。「消費型」としてわかりやすいのはヴァジュラや、聖杯問答で蔵から出した酒。酒の方は飲みかけを蔵にしまい、後にライダーとの決戦時に再び蔵から出してで飲み干した。
 
**[[キャスター (第四次)]]の巨大海魔に使用した宝具は汚物まみれになったと言って回収しなかった。「消費型」としてわかりやすいのはヴァジュラや、聖杯問答で蔵から出した酒。酒の方は飲みかけを蔵にしまい、後にライダーとの決戦時に再び蔵から出してで飲み干した。
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*スキルを見てみると、戦いの主軸たる「三騎士」でありながら、実は戦闘になった場合に有効なスキルが一つもない。<br />「対魔力」はランクが低いためあまり役に立たず、「単独行動」や「黄金律」も戦闘になってからの有用性は極めて低い。アーチャーのクラスが特性とする「強壮無比な宝具」がまさに適用されている。
 
*スキルを見てみると、戦いの主軸たる「三騎士」でありながら、実は戦闘になった場合に有効なスキルが一つもない。<br />「対魔力」はランクが低いためあまり役に立たず、「単独行動」や「黄金律」も戦闘になってからの有用性は極めて低い。アーチャーのクラスが特性とする「強壮無比な宝具」がまさに適用されている。
 
**『CCC』では新たなスキル「コレクター」が確認できるがこちらも戦闘向きではない。
 
**『CCC』では新たなスキル「コレクター」が確認できるがこちらも戦闘向きではない。
*半神半人というものの、彼の「神」度合いは2/3という高さを持ち、本来ならば神霊適性A+で[[バーサーカー]]のAを上回る。ただし本人は神を嫌っているためランクBへダウンしている。<br />神を嫌っている理由は明らかにされていないが、恐らく生前にエルキドゥを殺されたためと思われる。あくまで彼が嫌っているだけであり、神から罰を受けたという逸話は無いため、「神性」スキルそのものは失っていない。
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*半神半人というものの、彼の「神」度合いは2/3という高さを持ち、本来ならば神霊適性A+で[[バーサーカー|ヘラクレス]]のAを上回る。ただし本人は神を嫌っているためランクBへダウンしている。<br />神を嫌っている理由は明らかにされていないが、恐らく生前にエルキドゥを殺されたためと思われる。あくまで彼が嫌っているだけであり、神から罰を受けたという逸話は無いため、「神性」スキルそのものは失っていない。
 
*衛宮士郎と対戦した際、互いに同格の宝具を持ち、士郎の方が剣を取り出すスピードが少々速いとはいえ、人間相手に接近戦で押し切られている。<br />士郎が手にした武器から「使い手の記憶や経験」を読み取っているとはいえ、彼の武勇はサーヴァントの中でも高いものではないことが伺える。<br />士郎相手に接近戦に持ち込まれた場合、エアを使う間も無く押し込まれてしまう為、とにかく「王の財宝」が機能するかどうかが全てとなっている。
 
*衛宮士郎と対戦した際、互いに同格の宝具を持ち、士郎の方が剣を取り出すスピードが少々速いとはいえ、人間相手に接近戦で押し切られている。<br />士郎が手にした武器から「使い手の記憶や経験」を読み取っているとはいえ、彼の武勇はサーヴァントの中でも高いものではないことが伺える。<br />士郎相手に接近戦に持ち込まれた場合、エアを使う間も無く押し込まれてしまう為、とにかく「王の財宝」が機能するかどうかが全てとなっている。
*衛宮士郎&アーチャー、バーサーカー(第四次)ら相性が悪いとされている相手でも、距離を詰めさせずに初手から「天地乖離す開闢の星」を放てば、まず対処できないだろう。<br />結局のところ、彼の最大の敵は己の「慢心」に他ならない。絶対に勝てなかったのは自分自身だった、というのは何だか寓話のようである。
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*衛宮士郎&アーチャー、[[バーサーカー (第四次)|ランスロット]]ら相性が悪いとされている相手でも、距離を詰めさせずに初手から「天地乖離す開闢の星」を放てば、まず対処できないだろう。<br />結局のところ、彼の最大の敵は己の「慢心」に他ならない。絶対に勝てなかったのは自分自身だった、というのは何だか寓話のようである。
 
*「弓兵」というクラスと士郎への敗北、宝具無しの純粋の近接戦ではセイバー相手に防御するのが精一杯で一方的に切りつけられている事から接近戦は弱いと思われがちだが、作中で「王の財宝」から様々な宝具を取り出して連続で能力を使用する事でセイバーを圧倒するなど接近戦でも「王の財宝」を駆使する事で相当の強さを持つ。
 
*「弓兵」というクラスと士郎への敗北、宝具無しの純粋の近接戦ではセイバー相手に防御するのが精一杯で一方的に切りつけられている事から接近戦は弱いと思われがちだが、作中で「王の財宝」から様々な宝具を取り出して連続で能力を使用する事でセイバーを圧倒するなど接近戦でも「王の財宝」を駆使する事で相当の強さを持つ。
 
*第四次で「単独行動」のスキルがAだったのに対し、第五次でA+に上昇しているのは、聖杯の泥を被って半ば受肉しているため。
 
*第四次で「単独行動」のスキルがAだったのに対し、第五次でA+に上昇しているのは、聖杯の泥を被って半ば受肉しているため。
*洞察力及び鑑定眼は優れており、大抵の物事は一目見ただけで把握出来る。戦闘においても他人の本質や能力も把握し、効果的な宝具を取り出す事で戦いを優位に進める。<br />本編ではキャスターの魔術による偽装にも騙されず追撃を掛けて仕留めたり、士郎の投影魔術を先読みして投影した本数を把握するなどの芸当を披露している。また桜の聖杯の器として特性にも一目で気付いたという。<br />「Hollow」の世界の謎も即座に見抜いていて、「EXTRA CCC」でもその洞察力で序盤で物語のカラクリに気付いている。そのため「CCC」では公式から2周目以降に選ぶことを推奨されている。<br />だが、[[殺生院キアラ|キアラ]]の人物評で、'''シリアスな顔で全く見当外れな見立て'''を出して大恥をかいてしまった。<br />また、よく不意打ちを喰らって敗北したり、戦力的に歯牙にかけない格下の意外な行動や特攻を貰いやすい。漫画版では'''[[セイバー (EXTRA・赤)|セイバーCCC]]をアルトリアと間違えて求婚'''してしまう。ジル・ド・レェですら気づけたのに………。<br />頭脳面が優れているのは間違いなく、CCCメンバーの中で唯一ラニ相手にチェスで勝利しているが、上記の事と普段の言動が余りにもアレなので、花札でランサーから馬鹿扱いされていた。本人曰く頭が良すぎて色々と紙一重との事。
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*洞察力及び鑑定眼は優れており、大抵の物事は一目見ただけで把握出来る。戦闘においても他人の本質や能力も把握し、効果的な宝具を取り出す事で戦いを優位に進める。<br />本編ではキャスターの魔術による偽装にも騙されず追撃を掛けて仕留めたり、士郎の投影魔術を先読みして投影した本数を把握するなどの芸当を披露している。また桜の聖杯の器として特性にも一目で気付いたという。<br />「Hollow」の世界の謎も即座に見抜いていて、「EXTRA CCC」でもその洞察力で序盤で物語のカラクリに気付いている。そのため「CCC」では公式から2周目以降に選ぶことを推奨されている。<br />だが、[[殺生院キアラ|キアラ]]の人物評で、'''シリアスな顔で全く見当外れな見立て'''を出して大恥をかいてしまった。<br />また、よく不意打ちを喰らって敗北したり、戦力的に歯牙にかけない格下の意外な行動や特攻を貰いやすい。漫画版では'''[[セイバー (EXTRA・赤)|赤セイバー]]をアルトリアと間違えて求婚'''してしまう。ジル・ド・レェですら気づけたのに………。<br />頭脳面が優れているのは間違いなく、「CCC」メンバーの中で唯一ラニ相手にチェスで勝利しているが、上記の事と普段の言動が余りにもアレなので、花札でランサーから馬鹿扱いされていた。本人曰く頭が良すぎて色々と紙一重との事。
 
*三騎士でありながら、対魔力のランクは余り高くない。コレはそもそも彼自身に対魔力に相当する能力がないからだという。因みに四次と五次で対魔力のランクが変化しているが、マスターである言峰の魔力供給量が時臣に大きく劣るからと解説されている。<br />尤も彼自身は武装で魔術対策は万全の為に魔術は効かない。作中では凛のAランク相当の宝石魔術を完全に無効化にしている。このため、実質的に対魔力のスキルは良くも悪くも無意味になっている。
 
*三騎士でありながら、対魔力のランクは余り高くない。コレはそもそも彼自身に対魔力に相当する能力がないからだという。因みに四次と五次で対魔力のランクが変化しているが、マスターである言峰の魔力供給量が時臣に大きく劣るからと解説されている。<br />尤も彼自身は武装で魔術対策は万全の為に魔術は効かない。作中では凛のAランク相当の宝石魔術を完全に無効化にしている。このため、実質的に対魔力のスキルは良くも悪くも無意味になっている。
 
**そもそも言峰は二重契約の影響で割けるだけの魔力は無い上、彼もマスターに魔力面で依存していないので、マスターの能力差ではなく魔力供給自体を受けていない影響と考えられる。
 
**そもそも言峰は二重契約の影響で割けるだけの魔力は無い上、彼もマスターに魔力面で依存していないので、マスターの能力差ではなく魔力供給自体を受けていない影響と考えられる。
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**「英霊最高峰の霊格を持ち」つつ「本体のスペックにさほど依存せず、クラスの制約も気にせず強力な宝具を多数扱え」、かつその「扱える宝具の幅が広く凶悪なまでの汎用性」がある彼は間違いなく「最強クラスのサーヴァント」ではある。だが性格にかなり難があるためサーヴァントとしては最低・最悪なまでに扱いづらく、[[キャスター (CCC・青)|アンデルセン]]からも「サーヴァントとしては失格、英霊としても論外、これで人の王とは笑わせる」と評されている。
 
**「英霊最高峰の霊格を持ち」つつ「本体のスペックにさほど依存せず、クラスの制約も気にせず強力な宝具を多数扱え」、かつその「扱える宝具の幅が広く凶悪なまでの汎用性」がある彼は間違いなく「最強クラスのサーヴァント」ではある。だが性格にかなり難があるためサーヴァントとしては最低・最悪なまでに扱いづらく、[[キャスター (CCC・青)|アンデルセン]]からも「サーヴァントとしては失格、英霊としても論外、これで人の王とは笑わせる」と評されている。
 
*封印されたものの、元々本人も月の表側の聖杯戦争には興味がないと語っている。本人によると聖杯戦争の醍醐味は裏切りや策略といったものであり、トーナメント形式である表の聖杯戦争ではそういった要素がどうしても薄くなってしまうので魅力はまるで感じないという。
 
*封印されたものの、元々本人も月の表側の聖杯戦争には興味がないと語っている。本人によると聖杯戦争の醍醐味は裏切りや策略といったものであり、トーナメント形式である表の聖杯戦争ではそういった要素がどうしても薄くなってしまうので魅力はまるで感じないという。
*「Fate/Zero material」では、宝物庫に「古代インド神話のガトリング及び核爆弾があり、古代インドの宝具をコンプリートしている」という記述がある。<br />だがCCCでは[[ランサー (Apocrypha・赤)|カルナ]]の「鎧」と「槍」を所有しておらず、この設定は矛盾する事になる。<br />設定そのものが無かったことのなったのか、もしくは「ヴァジュラやヴィマーナなど一部の宝具を保有する」程度に落ち着いた、カルナの宝具が規格外なため例外的に持っていないことになった、のどれかと思われる。
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*「Fate/Zero material」では、宝物庫に「古代インド神話のガトリング及び核爆弾があり、古代インドの宝具をコンプリートしている」という記述がある。<br />だが「CCC」では[[ランサー (Apocrypha・赤)|カルナ]]の「鎧」と「槍」を所有しておらず、この設定は矛盾する事になる。<br />設定そのものが無かったことのなったのか、もしくは「ヴァジュラやヴィマーナなど一部の宝具を保有する」程度に落ち着いた、カルナの宝具が規格外なため例外的に持っていないことになった、のどれかと思われる。
 
**「material」自体、[[モードレッド]]の件のように時代の流れによって設定や見解が変わることがあり、必ずしも絶対、不動の情報ではないので、現状では判断するには情報が欠けていると言わざるを得ない。
 
**「material」自体、[[モードレッド]]の件のように時代の流れによって設定や見解が変わることがあり、必ずしも絶対、不動の情報ではないので、現状では判断するには情報が欠けていると言わざるを得ない。
 
**また上記の解説通りならば、[[Notes.]]に登場する新たな霊長類・亜麗百種の武装は納められていない模様。流石の英雄王の蔵でも限界があったという所か。
 
**また上記の解説通りならば、[[Notes.]]に登場する新たな霊長類・亜麗百種の武装は納められていない模様。流石の英雄王の蔵でも限界があったという所か。
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{| class="wikitable"
 
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| マスター || 筋力  || 耐久  || 敏捷  || 魔力  || 幸運  || 宝具  || 備考
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| マスター || 筋力 || 耐久 || 敏捷 || 魔力 || 幸運 || 宝具 || 備考
 
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| 時臣 || B || B || B || A || A || EX || 第四次聖杯戦争時。<br />
 
| 時臣 || B || B || B || A || A || EX || 第四次聖杯戦争時。<br />
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*ウルクの滅亡:「ギルガメシュ叙事詩」では若い頃は暴君だったが、エルキドゥと出会ってからは改心し、名君として国を治めたと語られている。史実でも「ウルクの城壁を築きし者(=ウルクを城郭都市として拡張させた)」と語られ、ウルクを発展させた重要人物とされている。<br />Fateでは『stay night』及び『Zero』において、ギルガメッシュはやりたい放題した挙句に自らの国を滅亡させた暴君とセイバー、ランサーの両名から語られており、本人も否定していない。また『CCC』でも自身を暴君と認め、登場人物から国を滅ぼしたと語られている。しかし本人の話では宝物庫の完成と共にもはやこの世にコレ以上の楽しみは無いと悟り、国を確固のものにしてから次代の王に託し眠りについたと語っており辻褄が合わなくなっている。
 
*ウルクの滅亡:「ギルガメシュ叙事詩」では若い頃は暴君だったが、エルキドゥと出会ってからは改心し、名君として国を治めたと語られている。史実でも「ウルクの城壁を築きし者(=ウルクを城郭都市として拡張させた)」と語られ、ウルクを発展させた重要人物とされている。<br />Fateでは『stay night』及び『Zero』において、ギルガメッシュはやりたい放題した挙句に自らの国を滅亡させた暴君とセイバー、ランサーの両名から語られており、本人も否定していない。また『CCC』でも自身を暴君と認め、登場人物から国を滅ぼしたと語られている。しかし本人の話では宝物庫の完成と共にもはやこの世にコレ以上の楽しみは無いと悟り、国を確固のものにしてから次代の王に託し眠りについたと語っており辻褄が合わなくなっている。
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*「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」<br />先述の「宝具の原典」を無数に繰り出す宝具であり、当然ながら「ギルガメシュ叙事詩」には登場しない。そもそも伝承では武器を使う場面自体が少ない(武器は黄金の剣と大斧、あと己の拳)。<br />なお、多くの宝具の真名は伝承の中の呼び名、または伝承の発祥地の言語に準拠しているが、この宝具はそのどちらでもなく英語である。奈須氏曰く、バビロンといえば黄金の都であり背徳の都であるから、らしい。<br />ここで言う「バビロン」は古代都市のバビロンのことではなく、地域としてのバビロン(メソポタミア一帯)や神話としてのバビロン(メソポタミア神話。「ギルガメッシュ叙事詩」「エヌマ・エリシュ」を代表的なものとして含む)を指していると思われる。<br />また、イスカンダルが劇中で彼を「バビロニアの英雄王」と呼ぶ際のバビロニアも同様の意味と思われる。
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*「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」<br />先述の「宝具の原典」を無数に繰り出す宝具であり、当然ながら「ギルガメシュ叙事詩」には登場しない。そもそも伝承では武器を使う場面自体が少ない(武器は黄金の剣と大斧、あと己の拳)。<br />なお、多くの宝具の真名は伝承の中の呼び名、または伝承の発祥地の言語に準拠しているが、この宝具はそのどちらでもなく英語である。奈須氏曰く、バビロンといえば黄金の都であり背徳の都であるから、らしい。<br />ここで言う「バビロン」は古代都市のバビロンのことではなく、地域としてのバビロン(メソポタミア一帯)や神話としてのバビロン(メソポタミア神話。「ギルガメッシュ叙事詩」「エヌマ・エリシュ」を代表的なものとして含む)を指していると思われる。<br />また、イスカンダルが劇中で彼を「バビロニアの英雄王」と呼ぶ際のバビロニアも同様の意味と思われる。
    
*「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」と乖離剣エア<br />古代メソポタミアの創世叙事詩「エヌマ・エリシュ」が生まれたのは古バビロニア王国が興った頃であり、ギルガメッシュの時代から700〜800年ほど後である。<br />伝承の中で天地開闢の剣を振るうのは知恵の神エアの息子であり、バビロニアの主神であるマルドゥク。これはバビロニアがシュメールを征服し、メソポタミアを統一したことの証とされている。<br />後にバビロニアはヒッタイト王国に征服されるが、ヒッタイト神話にも「エアの剣」が登場する。かつて世界を分け、神の宝物庫に収められていたと伝えられ、伝承を受け継いだことが窺える。これらの伝承を照らし合わせ複合したものがFateにおける乖離剣エアの実態であると推測される。<br />「エヌマ・エリシュ」に登場する剣に名は無く、「エアの剣」も通称である。無論、「ギルガメシュ叙事詩」には乖離剣エアや天地開闢に関連するような記述は一切ない。故に、乖離剣エアは「無銘の剣」と作中で呼ばれているのだろう。
 
*「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」と乖離剣エア<br />古代メソポタミアの創世叙事詩「エヌマ・エリシュ」が生まれたのは古バビロニア王国が興った頃であり、ギルガメッシュの時代から700〜800年ほど後である。<br />伝承の中で天地開闢の剣を振るうのは知恵の神エアの息子であり、バビロニアの主神であるマルドゥク。これはバビロニアがシュメールを征服し、メソポタミアを統一したことの証とされている。<br />後にバビロニアはヒッタイト王国に征服されるが、ヒッタイト神話にも「エアの剣」が登場する。かつて世界を分け、神の宝物庫に収められていたと伝えられ、伝承を受け継いだことが窺える。これらの伝承を照らし合わせ複合したものがFateにおける乖離剣エアの実態であると推測される。<br />「エヌマ・エリシュ」に登場する剣に名は無く、「エアの剣」も通称である。無論、「ギルガメシュ叙事詩」には乖離剣エアや天地開闢に関連するような記述は一切ない。故に、乖離剣エアは「無銘の剣」と作中で呼ばれているのだろう。
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