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| :本人はいたって真面目なのだが「激怒するのはそこなのか」「あやつも残念な天才」と呟いた[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]の表情は沈鬱なものだった。 | | :本人はいたって真面目なのだが「激怒するのはそこなのか」「あやつも残念な天才」と呟いた[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]の表情は沈鬱なものだった。 |
| ;「キャプテンかぁ……」 | | ;「キャプテンかぁ……」 |
− | :『セイバーウォーズ』にて[[アルトリア・ペンドラゴン|謎のヒロインX]]からサーヴァント界における自分に類する存在の呼称を聞き出しての一言。 | + | :『セイバーウォーズ』にて[[謎のヒロインX]]からサーヴァント界における自分に類する存在の呼称を聞き出しての一言。 |
| :常に尊大な彼らしくないぼやきである。キャプテンよりはドクターと呼ばれたいらしい。 | | :常に尊大な彼らしくないぼやきである。キャプテンよりはドクターと呼ばれたいらしい。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
− | *これまでも弓を持っていなかったり、弓よりも接近戦が主体となるアーチャーは多かったが、「矢も実体のある物も何も飛ばさないアーチャー」というのは前代未聞である。 | + | *これまでも弓を持っていなかったり、弓よりも接近戦が主体となるアーチャーは多かったが、「矢どころか実体のある物を何も飛ばさないアーチャー」というのは前代未聞である。 |
| **一応、プロフィールでは「雷神の降臨を思わせる宝具の存在が彼をアーチャーたらしめている」とフォローされているが、「インドラの矢」というつもりなのであろうか。むしろやっていることは魔術じみた科学であり、キャスターのほうがしっくり来るような。 | | **一応、プロフィールでは「雷神の降臨を思わせる宝具の存在が彼をアーチャーたらしめている」とフォローされているが、「インドラの矢」というつもりなのであろうか。むしろやっていることは魔術じみた科学であり、キャスターのほうがしっくり来るような。 |
| ***ただ芸術家系サーヴァント達がどういう理屈であれ魔術を行使している事、同じ科学者系サーヴァントであるバベッジも[[固有結界]]という形で魔術を扱っている事を考えると、如何に魔術じみていようが魔術を使っている訳ではないテスラはキャスターには当てはまらないという事なのかも知れない。 | | ***ただ芸術家系サーヴァント達がどういう理屈であれ魔術を行使している事、同じ科学者系サーヴァントであるバベッジも[[固有結界]]という形で魔術を扱っている事を考えると、如何に魔術じみていようが魔術を使っている訳ではないテスラはキャスターには当てはまらないという事なのかも知れない。 |
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| *聖杯にかける願いは、「生前に提唱していた『世界システム』の完成」。一言でいうと、'''「電磁波で無線送電するシステム」'''である。もしも実現されるなら、「家庭からコンセントがなくなり電子機器に直接送電できるようになる」「宇宙空間で大量発電して地表にエネルギーを送る」など、それこそ神の雷霆を地上に降ろした時以来のブレイクスルーになることであろう。 | | *聖杯にかける願いは、「生前に提唱していた『世界システム』の完成」。一言でいうと、'''「電磁波で無線送電するシステム」'''である。もしも実現されるなら、「家庭からコンセントがなくなり電子機器に直接送電できるようになる」「宇宙空間で大量発電して地表にエネルギーを送る」など、それこそ神の雷霆を地上に降ろした時以来のブレイクスルーになることであろう。 |
| **なお、この「完成」の方法についてだが、理論に存在する欠陥を聖杯で埋めるつもりなのか、聖杯で受肉して自力で研究を完成させるつもりなのかは不明である。 | | **なお、この「完成」の方法についてだが、理論に存在する欠陥を聖杯で埋めるつもりなのか、聖杯で受肉して自力で研究を完成させるつもりなのかは不明である。 |
− | *竹箒日記では[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]から「'''巨乳好き'''」だと言われており、「SABER WARS」では謎のヒロインXに対して'''体系的には魅力的ではない'''レディと評している。 | + | *竹箒日記では[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]から「'''巨乳好き'''」だと言われており、「セイバーウォーズ」では[[謎のヒロインX]]に対して'''体系的には魅力的ではない'''レディと評している。 |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
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| :一例として、電気椅子の動力に交流の使用を提案し、それを論拠に「交流は危険である」というネガティブキャンペーンを行った(勿論、直流交流どちらでも人間は感電するのだが、当時は専門の人以外分からなかったのだろう)。この際、ウェスチングハウスの名を「交流電気で処刑する」という動詞として普及させようとしていたが、流石に定着しなかった。同じようなことをしたのならば、「悪鬼」と呼びたくもなるであろう。 | | :一例として、電気椅子の動力に交流の使用を提案し、それを論拠に「交流は危険である」というネガティブキャンペーンを行った(勿論、直流交流どちらでも人間は感電するのだが、当時は専門の人以外分からなかったのだろう)。この際、ウェスチングハウスの名を「交流電気で処刑する」という動詞として普及させようとしていたが、流石に定着しなかった。同じようなことをしたのならば、「悪鬼」と呼びたくもなるであろう。 |
| :1893年、ナイアガラ瀑布の発電設備にニコラの二相交流システムの採用が決定。これを切っ掛けにアメリカ合衆国、延いては世界の送電システムは交流が主流になった。 | | :1893年、ナイアガラ瀑布の発電設備にニコラの二相交流システムの採用が決定。これを切っ掛けにアメリカ合衆国、延いては世界の送電システムは交流が主流になった。 |
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− | ;偉大なる偏屈科学者
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− | :交流を発明した偉大なる科学者ニコラ・テスラ。
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− | :8ヶ国語に精通し、詩学・音楽・哲学にも深い造詣を持つ稀代の天才は、同時に大変な偏屈家でもあった。
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− | :幼少期から幻覚や球体恐怖症(球型でスベスベしたものに対する強烈な嫌悪感)などの強迫観念に悩まされ、成人後には異常な潔癖症、人間嫌いなど偏屈ぶりを強めていく。
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− | :また周囲に対する奇怪な言動も多く、それゆえ理解者に恵まれずに孤立しがちでもあった。彼は「殺人光線」「地球を真っ二つにする装置」などのオカルト的、マッドサイエンティストな研究も行っており、それが結果として彼の風評を歪ませ、正当な評価を難しくさせているのも事実である。
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− | :長身かつ端正な顔立ちで色恋話もあったが、その気難しさゆえか上手くいかず、生涯独身を貫いた。
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− | :1943年、ニューヨークのホテルの一室で孤独な死を迎えた。テスラの残した数トンにも及ぶ設計図・試作品はFBIと軍が没収したとされる。
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− | ;とある愛の話
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− | :晩年には人付き合いもさらに減り、公園で鳩たちと交流することがテスラにとって惟一の楽しみであったという。彼は何年間も鳩たちに餌をやり、時には傷ついた鳩を連れ帰って世話をすることもあった。
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− | :その中でも一羽、純白の美しい雌の鳩を深く愛していたという話を、彼自身が言い残している。
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− | :「その鳩は他とは違う、特別な鳩だよ。私は彼女がどこにいても見つけられたし、彼女も私をすぐに見つけて飛んできてくれる。
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− | : 私はその鳩を愛していた。男性が女性を愛するようだ。私は彼女を愛していたし、彼女も私を愛してくれたんだ」
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− | :テスラが没する一年前に、その鳩は亡くなった。死の直前にその鳩は彼のところを訪れ、お別れを伝えに来たという。その鳩の目は、彼が今まで経験したことが無いほどの強い「光」を放っていたと、テスラは語っている。
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