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→セイバー(Fate/Apocrypha・赤)
;略歴
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:真名はモードレッド。円卓の騎士の一人でありながら、父であるアーサー王に反旗を翻した「叛逆の騎士」である。<br>ブカレストのスタヴロポレオス教会の墓地で「円卓」の木片を触媒に召喚された。霊体化を嫌っており、普段は獅子劫に購入してもらった腹部を晒したチューブトップに真っ赤なレザージャケットを羽織って過ごしている。<br>シギショアラで[[アサシン (Apocrypha・黒)|黒のアサシン]]や[[アーチャー (Apocrypha・黒)|アーチャー]]との交戦後、黒と赤の決戦場に獅子劫と共に乱入。圧倒的な強さで[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|黒のバーサーカー]]を倒し、[[ライダー (Apocrypha・黒)|ライダー]]をあと一歩まで追い込む。だがセイバー化したジークによって止めを刺し損ね、彼との戦いも[[バーサーカー (Apocrypha・赤)|赤のバーサーカー]]の暴走によって水入りとなってしまった。<br>度重なる連戦を行っても全く戦意は衰えておらず、獅子劫と共に移動を開始した空中庭園に突入する。
:真名はモードレッド。円卓の騎士の一人でありながら、父であるアーサー王に反旗を翻した「叛逆の騎士」である。<br>ブカレストのスタヴロポレオス教会の墓地で「円卓」の木片を触媒に召喚された。霊体化を嫌っており、普段は獅子劫に購入してもらった腹部を晒したチューブトップに真っ赤なレザージャケットを羽織って過ごしている。<br>シギショアラで[[アサシン (Apocrypha・黒)|黒のアサシン]]や[[アーチャー (Apocrypha・黒)|アーチャー]]との交戦後、黒と赤の決戦場に獅子劫と共に乱入。圧倒的な強さで[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|黒のバーサーカー]]を倒し、[[ライダー (Apocrypha・黒)|ライダー]]をあと一歩のところまで追い込む。だが[[セイバー (Apocrypha・黒)|黒のセイバー]]と化したジークによって水を差され、彼との戦いも[[バーサーカー (Apocrypha・赤)|赤のバーサーカー]]の暴走によって棚上げとなってしまった。<br>度重なる連戦を行っても戦意は全く衰えておらず、獅子劫と共に移動を開始した空中庭園に突入する。
;人物
;人物
:鎧と兜で覆っているため普段はわからないが、本当は20もいかぬ少女。しかし女と呼ばれることを極端に嫌い、やや粗雑で男性的な口調で話し、一人称も「オレ」。<br>性格は自信過剰で好戦的。円卓と父である騎士王には誇りを超えてある種の怨念を抱いており、触媒となった円卓の木片すら粉々にしてしまうほど。<br>自分こそが王にふさわしいと信じており、聖杯に託す願いも「王になる」のではなく『選定の剣に挑戦する』こと。獅子劫にも剣を抜けない可能性を指摘されるが、彼女は「オレが引き抜けないはずがない!」と豪語している。<br>普段はやや粗雑だが、民草を犠牲にするのを嫌い、魂喰いをせず、それを行うサーヴァントや悪を憎む高潔な騎士であり、英霊としての精神は間違いなく騎士王から受け継がれている。愛も憎悪も紙一重の感情であり、『選定の剣への挑戦』という願いも王への対抗心から来るだけの物ではなく、その根底には『父に認めて欲しい』という思いがある。<br>また褒められれば、照れながらも素直に喜ぶ可愛らしい一面も。
:鎧と兜で覆っているため普段はわからないが、本当は20歳にも満たぬ少女。しかし女と呼ばれることを極端に嫌っており、やや粗雑で男性的な口調で話し、一人称も「オレ」。<br>性格は自信過剰で好戦的。円卓と父である騎士王には誇りを超えてある種の怨念を抱いており、触媒となった円卓の木片すら粉々にしてしまうほど。<br>自分こそが王にふさわしいと信じており、聖杯に託す願いも「王になる」のではなく『選定の剣に挑戦する』こと。獅子劫にも「剣を抜けない可能性」を指摘されるが、彼女は「オレが引き抜けないはずがない!」と豪語している。<br>普段の態度はやや粗雑だが、民草を犠牲にするのを嫌い、魂喰いをせず、それを行うサーヴァントや悪を憎む高潔な騎士であり、英霊としての精神は間違いなく騎士王から受け継がれたものである。愛も憎悪も紙一重の感情であり、『選定の剣への挑戦』という願いも王への対抗心から来るだけのものではなく、その根底には『父に認めて欲しい』という切なる想いがある。<br>また、獅子劫から褒められれば、照れながらも素直に喜ぶ可愛らしい一面も。
;能力
;能力
:剣士としての能力は非常に高く、「剣士」としての技量と「狂戦士」の如き獰猛さが絶妙に鬩ぎ合っている。<br>儀礼や騎士道といった形式的な物をかなぐり捨てた、ひたすら実戦本意の効率的で最適化された生存と殺戮のための剣技であり、本来剣士の命である剣を投擲し、空中の敵を踏み台にして連撃を放つなど、父と違い形に囚われない柔軟でアクロバティックな戦い方をする。元はアルトリアの背を見続け、盗み出した業であるため、如何なる状況下でもその剣技が陰ることは無い。<br>彼女の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]構成は、モルガンがアルトリアとブリテンを破滅させるためにアルトリアの遺伝子を元に造りだした人造人間であるため、アルトリアと全く同じ。だが如何に妖姫モルガンとは言え、最強の聖剣の複製は不可能であったため、それを補うためオリジナルを上回る能力が与えられている。<br>スキルは何れも戦闘により特化されており、『魔力放出』によって踏み込めば弾丸の如き勢いで跳躍し、鍔迫り合えば筋力に魔力を上乗せして敵を打倒する。更に発生する赤雷によって電撃属性が付加され、斬撃と共に解放する事で一撃で周囲の敵を塵殺するほどの破壊力がある。<br>また剣撃だけでなく身体能力の更なる強化にも使われ、ゴーレムを一撃で粉砕するほどの強力な拳打を放ち、獅子劫を抱えた状態で、空高くそびえ立つ空中庭園に跳躍するなど応用性が格段に向上している。<br>マスターが非常に優秀な事もあり、幾ら魔力放出を使用しても疲弊しないなど魔力変換効率も上昇しており、運用性も改善されている。<br>『直感』も[[ランサー (第四次)|ディルムッド]]や[[キャスター|メディア]]の宝具の脅威を予測できなかったアルトリアと違い、黒のアサシンやライダーの使う致命的な宝具を予測し的確な対処をするなど、戦闘に特化しているため「未来予知」の域には至っていないが、正確性が大幅に増している。<br>高い治癒能力も健在で、三連戦を行って消耗しても、マスターからの戦闘中の治癒魔術で修復できる程度のダメージしか残らない。また彼女の突風のような戦い方は従う兵達を熱狂させ、狂気に突き動かされるように戦場に駆り立て、他者を狂奔させる将器によって『カリスマ』を持つ。<br>総じて、彼女が頻繁に口にする「自らの力が父を超える」という言葉は虚勢でも何でもない'''紛れもない事実'''であり、相手の能力や状況次第で勝率が変動しないという『剣士』のクラスに相応しい、全ての能力が極めて高い安定感のあるサーヴァントとなっている。また『直感』によって[[シロウ・コトミネ|シロウ]]や[[アサシン (Apocrypha・赤)|アサシン]]の危険性を感じ取り、いち早くマスターの庇うなど護衛役としても非常に優秀。<br>……なのだが、「騎乗」スキルはBランクでも性格が災いしたのかちょっと雑で、獅子劫からは「お前の運転に耐えられる車は戦車しかねぇよ。本当にBランクなんだろうな?運転分かってんだろうな?」と評されるほど。
:剣士としての能力は非常に高く、「剣士」としての技量と「狂戦士」の如き獰猛さが絶妙に鬩ぎ合っている。<br>儀礼や騎士道といった形式的な物をかなぐり捨てた、ひたすら実戦本位の効率的かつ最適化された生存と殺戮のための剣技を用い、本来剣士の命である剣を投擲したり、空中の敵を踏み台にして連撃を放ったりなど、父とは違い形に囚われない柔軟にしてアクロバティックな戦い方をする。ひたすらに騎士王アルトリアの背を見続け、盗み出した業であるため、如何なる状況下でもその剣技が陰ることはない。<br>彼女の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]構成は、モルガンがアルトリアとブリテンを破滅させるためにアルトリアの遺伝子を元に造りだした人造人間であるせいか、アルトリアと全く同じである。だが如何に妖姫モルガンといえど最強の聖剣の複製は不可能であったため、それを補うようスキルの面でオリジナルを上回る強化が図られている。<br>スキルは何れも戦闘用の特化がなされており、『魔力放出』によって踏み込めば弾丸の如き勢いで跳躍し、鍔迫り合えば筋力に魔力を上乗せして敵を打倒する。更に発生する赤雷によって電撃属性が付加され、斬撃と共に解放する事で一撃で周囲の敵を塵殺するほどの破壊力がある。<br>また剣撃だけでなく身体能力の更なる強化にも使われ、ゴーレムを一撃で粉砕するほどの強力な拳打を放ち、獅子劫を抱えた状態で空高くそびえ立つ空中庭園に跳躍するなど、応用性が格段に向上している。<br>マスターが非常に優秀な事もあるが、幾ら魔力放出を使用しても疲弊しないなど魔力変換効率も上昇しており、運用性も改善されている。<br>『直感』も[[ランサー (第四次)|ディルムッド]]や[[キャスター|メディア]]の宝具の脅威を予測できなかったアルトリアと違って黒のアサシンやライダーの使う宝具の危険性を予測し的確な対処をするなど、アルトリアのような「未来予知」の域には至っていないものの、野生の勘とでもいうべき確実性が大幅に増している。<br>高い治癒能力も健在で、三連戦を行って消耗しても、マスターからの戦闘中の治癒魔術で修復できる程度のダメージしか残らない。また彼女の突風のような戦い方は従う兵達を熱狂させ、狂気に突き動かされるように戦場に駆り立て、他者を狂奔させる将器すなわち『カリスマ』と化す。<br>総じて、彼女が頻繁に口にする「自らの力が父を超える」という言葉は虚勢でも何でもない'''紛れもない事実'''であり、相手の能力や状況次第で勝率が変動しないという『剣士』のクラスに相応しい、全ての能力が極めて高く安定感のあるサーヴァントとなっている。また『直感』によって[[シロウ・コトミネ|シロウ]]や[[アサシン (Apocrypha・赤)|アサシン]]の危険性を感じ取り、いち早くマスターの庇うなど護衛役としても非常に優秀。<br>……なのだが、「騎乗」スキルはBランクであるにもかかわらず性格が災いしたのかかなり雑で、獅子劫からは「お前の運転に耐えられる車は戦車しかねぇよ。本当にBランクなんだろうな? 運転分かってんだろうな?」と評されるほど。
=== [[宝具]] ===
=== [[宝具]] ===
;我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)
;我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)
:彼女が所有する剣から放たれる一撃。剣の切っ先から直線状の赤雷を放つ。<br>真名解放時には剣を構えた彼女を中心にした一帯が血に染まり、白銀の剣も邪剣へと変貌する。<br>なお、「クラレント」とはアーサー王の伝説にある剣で、塗油されし王らの戴冠式のためウォリングフォードの武器庫に保管されていた。モードレッドが奪い取り、カムランの戦いで使用したという。<br>英霊の必殺の武器であると同時に、絶大な誇りそのものと言える宝具だが、彼女にとって父の名を冠したこの宝具は誇りを超え、ある種の怨念と化している。<br>アーサー王を害したエピソードゆえにモードレッドの手にあるこの剣は邪剣と化しているが、聖剣としての真名は「燦然と輝く王剣(クラレント)」となる。
:彼女が所有する剣から放たれる一撃。剣の切っ先から直線状の赤雷を放つ。<br>真名解放時には剣を構えた彼女を中心にした一帯が血に染まり、白銀の剣も邪剣へと変貌する。<br>なお、「クラレント」とはアーサー王の伝説にある剣で、塗油されし王らの戴冠式のためウォリングフォードの武器庫に保管されていた。それをモードレッドが奪い取り、カムランの戦いで使用したという。<br>英霊の必殺の武器であると同時に、絶大な誇りそのものと言える宝具だが、彼女にとって父の名を冠したこの宝具は誇りを超え、ある種の怨念と化している。<br>アーサー王を害したエピソードゆえにモードレッドの手にあるこの剣は邪剣と化しているが、聖剣としての真名は「燦然と輝く王剣(クラレント)」となる。
;不貞隠しの兜(シークレット・オブ・ペディグリー)
;不貞隠しの兜(シークレット・オブ・ペディグリー)
:普段はモードレッドの顔を隠している兜。<br>ステータスやクラス別スキルといった汎用的な情報は隠せないが、真名はもちろん宝具や固有スキルといった重要な情報を隠蔽する効果があり、マスターであっても兜をかぶっている間は見ることができない。また、戦闘終了後も使用していた能力、手にした剣の意匠を敵が想起するのを阻害する効果もあり、聖杯戦争において非常に有用な宝具。<br>ただしこの宝具を使用していると、彼女の持つ最強の宝具を使用することが出来ない。<br>兜は鎧とセットの状態で『脱いだ』時、初めてステータス情報が開示される。つまり鎧を外して現世の衣装を着ていても、武器を手にしていなければ、兜が無くても隠蔽効果は継続する。<br>「ルーラー」のクラス別スキル「真名看破」の効果でも見破ることは出来ない。
:普段はモードレッドの顔を隠している兜。<br>ステータスやクラス別スキルといった汎用的な情報は隠せないが、真名はもちろん宝具や固有スキルといった重要な情報を隠蔽する効果があり、たとえマスターであっても兜をかぶっている間は見ることができない。また、戦闘終了後も使用していた能力、手にした剣の意匠を敵が想起するのを阻害する効果もあり、聖杯戦争において非常に有用な宝具。<br>ただしこの宝具を使用していると、彼女の持つ最強の宝具を使用することが出来ない。<br>兜は鎧とセットの状態で『脱いだ』時、初めてステータス情報が開示される。つまり鎧を外して現世の衣装を着ていても、武器を手にしていなければ、兜が無くても隠蔽効果は継続する。<br>「ルーラー」のクラス別スキル「真名看破」の効果でも見破ることは不可能。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==