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== アトラス院 ==
 
== アトラス院 ==
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[[魔術協会]]・三大部門の一角。別名「巨人の穴倉」。西暦以前から存在する、エジプトを根拠とする[[魔術|錬金術師]]の集団。<!--エジプトのあるもう一つのアトラス山の根付いた、錬金術師たちの学院。蓄積と計測の院。地上のものとは比べものにならない魔術礼装の貯蔵庫だが、実際には廃棄場に近い。-->錬金術に特化し、独自の成長を遂げた学院。<br>
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[[魔術協会]]・三大部門の一角。別名「巨人の穴倉」。西暦以前から存在する、エジプト・アトラス山脈を根拠とする[[魔術|錬金術師]]の集団。人類の滅びの未来を確定されたものとして、その滅びの到来を少しでも遅くすることを目的としており、人類が長く生き延びられるのならば種として変態・退行しても構わないと考えている粗織。<!--蓄積と計測の院。地上のものとは比べものにならない魔術礼装の貯蔵庫だが、実際には廃棄場に近い。-->錬金術に特化し、独自の成長を遂げた学院。<br>
時計塔に所属しているような、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる<!--、世界の理を解明する-->錬金術師の集まり。<br>
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時計塔に所属しているような、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる<!--、世界の理を解明する-->錬金術師の集まり。<!--その発端はエジプト神話における魔術の祖、女神イシスの流れにある--><br>
 
錬金術として万物・物質の流転は共通のテーマだが、アトラス院ではそれに加えて事象の変換も研究している。また、アトラスの錬金術師は転生を実現した[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン]]を軽視している。<br>
 
錬金術として万物・物質の流転は共通のテーマだが、アトラス院ではそれに加えて事象の変換も研究している。また、アトラスの錬金術師は転生を実現した[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン]]を軽視している。<br>
 
錬金術、その中でも思考分割、高速思考といった、人体を演算装置とする術に特化している。魔術回路数が少ないことも特徴で、単体では自然干渉系の術はまったく使えない。<!--故に神秘を学ぶ過程において魔力に頼らず、多くの道具に頼った。その在り方は科学技術の発展による発展に近かった。--><br>
 
錬金術、その中でも思考分割、高速思考といった、人体を演算装置とする術に特化している。魔術回路数が少ないことも特徴で、単体では自然干渉系の術はまったく使えない。<!--故に神秘を学ぶ過程において魔力に頼らず、多くの道具に頼った。その在り方は科学技術の発展による発展に近かった。--><br>
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<!--===疑似霊子演算装置トライヘルメス===
 
<!--===疑似霊子演算装置トライヘルメス===
:オベリスクの形をしたアトラス院最大の記録媒体。カルデアに送った霊子演算装置トリスメギストスの元になったオリジナル。
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:オベリスクの形をしたアトラス院最大の記録媒体。カルデアに送った霊子演算装置トリスメギストスの元になったオリジナル。今の地球上の科学では生成できないオーパーツ、賢者の石と呼ばれるフォトニック結晶によって作られている。
 
:トライヘルメスが設置されている場所の造りはカルデアの管制室と同じ。あらゆる事象が記録されているが、アクセス権がなければ使えず、アトラス院の錬金術師でなければ全てを知ることは出来ないが、単純な事実、結果だけなら知ることが出来る。-->
 
:トライヘルメスが設置されている場所の造りはカルデアの管制室と同じ。あらゆる事象が記録されているが、アクセス権がなければ使えず、アトラス院の錬金術師でなければ全てを知ることは出来ないが、単純な事実、結果だけなら知ることが出来る。-->
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=== 関連組織 ===
 
=== 関連組織 ===
 
;[[魔術協会]]
 
;[[魔術協会]]
:部門の一角。他の部門(時計塔、彷徨海)との交流は途絶えている。
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:部門の一角。他の部門(時計塔、彷徨海)との交流は途絶えている。他の魔術師たちとは違い、アトラス院は生命体として高次の段階への進化を目的としていない。
 
;[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]
 
;[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]
 
:霊子演算装置・トリスメギストスを提供し<!--、その他にも多くの技術を提供し-->ている。
 
:霊子演算装置・トリスメギストスを提供し<!--、その他にも多くの技術を提供し-->ている。
:他の組織に対して同様、積極的な干渉を避けている。
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:思想的にも、「滅びの未来は変えられない」とするアトラスと「滅びの未来を回避する」とするカルデアとで決定的な断絶がある。
      
==[[Fate/EXTRA]]におけるアトラス院==
 
==[[Fate/EXTRA]]におけるアトラス院==
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== メモ ==
 
== メモ ==
*アトラス院はエジプトにある、とされるが、肝心のアトラス山脈はモロッコとアルジェリアに跨っており、エジプトは特に関係が無い。
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*実在のアトラス山脈はモロッコからアルジェリアに跨るものだが、このアトラス院が根拠としているのはエジプトにある<!--もう一つの-->アトラス山という設定<!--で、アトラス院という名称の由来も「アトラス山にあるからアトラス院」というシンプルなもの。-->
**おそらくはその語源の「西の果てで天空を背負う神」アトラス神に由来している。日本人にはなじみが薄い習慣だが、ヨーロッパでは「西」に関係する単語に「アトラス」が付けられている事がある。「アトランティックオーシャン(=大西洋)」や、「アトラスの柱(=ジブラルタル海峡)」など。どうでもいいが後者は「[[ヘラクレス]]の柱」とも呼ばれる。
   
*外観は、近未来的な四角錐が無数に立ち並んだり逆向きに地面に突き刺さっていたりというアヴァンギャルドな代物で、スーパーコンピューターとピラミッドの合いの子を連想させる。背景に見える砂漠や「まともな」ピラミッドからの浮き具合がなんともシュールである。
 
*外観は、近未来的な四角錐が無数に立ち並んだり逆向きに地面に突き刺さっていたりというアヴァンギャルドな代物で、スーパーコンピューターとピラミッドの合いの子を連想させる。背景に見える砂漠や「まともな」ピラミッドからの浮き具合がなんともシュールである。
 
*時計塔は時代が進むにつれて、俗な権力争いにばかりかまけたり、噛ませ犬的なキャラクターを大量生産するなどイメージダウンが著しく、彷徨海はそもそも話題に出る事すらない。これらガッカリな他の部門と比べれば遥かに重要度が高い部門だったりする。その反面、その技術力から、世界存亡に関わる厄ネタの根本にも成り得る。
 
*時計塔は時代が進むにつれて、俗な権力争いにばかりかまけたり、噛ませ犬的なキャラクターを大量生産するなどイメージダウンが著しく、彷徨海はそもそも話題に出る事すらない。これらガッカリな他の部門と比べれば遥かに重要度が高い部門だったりする。その反面、その技術力から、世界存亡に関わる厄ネタの根本にも成り得る。
 
**…だったのだが、上層部がアレなのはこちらも同じで、自己公開のみの原則も有名無実化しているらしい。実際、シオンがアトラス院に帰還した後ほぼお咎めなしだったのは、経験したタタリのシステムと、そこから発展させた自己完結型演算器「オシリスの砂」のシステム概念の知的所有権を放棄した上で提出したからだとか。権力志向の腐敗というよりは、マッドサイエンティスト寄りでのアレさではあるが。
 
**…だったのだが、上層部がアレなのはこちらも同じで、自己公開のみの原則も有名無実化しているらしい。実際、シオンがアトラス院に帰還した後ほぼお咎めなしだったのは、経験したタタリのシステムと、そこから発展させた自己完結型演算器「オシリスの砂」のシステム概念の知的所有権を放棄した上で提出したからだとか。権力志向の腐敗というよりは、マッドサイエンティスト寄りでのアレさではあるが。
*上記のように歴代のアトラシアは全員「滅びは避けられない」という未来に至り、滅びを回避する為に躍起になっている(オシリスの砂となったシオンを除く)が、「滅びを回避する」ことが主目的となっており、別の世界の[[エインズワース家]]のように、「滅びた後でも人間が生きていけるようにする」という次善の策は顧みられていない。
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*上記のように歴代のアトラシアは全員「滅びは避けられない」という未来に至り、滅びを回避する為に躍起になっている(オシリスの砂となったシオンを除く)が、「滅びを回避する」ことが主目的となっており、「滅びた後でも人間が生きていけるようにする」『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』の[[エインズワース家]]とは路線が異なる。
 
**実は、歴代のアトラシアは「人間を進化させる」という答えの可能性には全員たどり着いており、そちらのほうが建設的で楽だと見なしているが、'''「人類を進化させると宇宙の寿命が縮まる」'''という結論にも同時に達してしまったらしく、「進化せずに滅びから逃げ続けるしかない」という絶望的な答えに至ったようである。
 
**実は、歴代のアトラシアは「人間を進化させる」という答えの可能性には全員たどり着いており、そちらのほうが建設的で楽だと見なしているが、'''「人類を進化させると宇宙の寿命が縮まる」'''という結論にも同時に達してしまったらしく、「進化せずに滅びから逃げ続けるしかない」という絶望的な答えに至ったようである。
 
*『EXTRA』の世界では、アフリカのクローンの密売シンジゲートとの関係や西欧財閥とレジスタンスの抗争へのしたたかな対応など、世俗的な面ではキナ臭いイメージが強く描かれている。
 
*『EXTRA』の世界では、アフリカのクローンの密売シンジゲートとの関係や西欧財閥とレジスタンスの抗争へのしたたかな対応など、世俗的な面ではキナ臭いイメージが強く描かれている。
<!--*『Grand Order』の世界ではズェピア・エルトナムが最後の院長となっている。アトラス院自体は2016年まで存続しており、後継者自体はいたようだが院長としての名前は記されていない。-->
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<!--*『Grand Order』の世界ではズェピア・エルトナムが最後の院長となっている。アトラス院自体は2016年まで存続しており、後継者も存在はしたようだが院長としての名前は記されていない。-->
    
== 話題まとめ ==
 
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