差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
280 バイト追加 、 2016年9月26日 (月) 22:33
編集の要約なし
203行目: 203行目:  
==アニメ==
 
==アニメ==
 
;『Fate/stay night』
 
;『Fate/stay night』
:2006年に放送されたTVアニメ。Fateシリーズ初のメディアミックス、かつ全年齢向けとして作られた作品。
+
* 2006年1月~6月に放送されたTVアニメ。
:主な製作ジェネオン・エンタテインメント(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)。
+
* Fateシリーズ初のメディアミックス、かつ全年齢向けとして作られた作品。
:アニメーション制作会社はスタジオディーン、販売会社はジェネオン・エンタテインメント。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『[[月姫]]』や原作ゲームである『Fate/stay night』、リメイクとなる『Fate/stay night[Réalta Nua]』のサントラなど、現在もこの会社が販売している製品は少なくない。
+
* 主な製作はジェネオン・エンタテインメント(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)。アニメーション制作会社はスタジオディーン、販売会社はジェネオン・エンタテインメント。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『[[月姫]]』や原作ゲームである『Fate/stay night』、リメイクとなる『Fate/stay night[Réalta Nua]』のサントラなど、現在もこの会社が販売している製品は少なくない。
:声優による声が初めてついたのもこの作品であり、本作の音響監督であった辻谷耕史、原作サイドの奈須きのこと武内崇による本作でのキャスティングが現在に至るまで影響を及ぼしている。
+
* 声優による声が初めてついたのもこの作品であり、本作の音響監督である辻谷耕史、原作サイドの奈須きのこと武内崇による本作でのキャスティングが現在に至るまで影響を及ぼしている。
:Fateルートをアニメ化した作品だが、初稿プロット担当の奈須が他のルートの展開をつまんだ他、アニメオリジナルに積極的な姿勢を示したため、正確にはFateルート+UBWルート+アニメオリジナルである。終盤には完全なFateルートに帰結する。
+
* 奈須きのこが全24話の初稿プロットと脚本監修を担当、武内崇がキャラクターデザイン監修、オリジナル衣装制作、1期OP絵コンテを担当。
: あまり表に出ない武内が深く関わっている作品であり、キャラクターデザイン監修として石原恵に協力を行っている他、(楽しみだから)アニメの絵コンテは見ないようにしていると語っている武内が、OPの絵コンテまで担当している。
+
* ストーリーはFateルート。ただし、初稿プロット担当の奈須が他のルートの展開をつまんだ他、アニメオリジナルに積極的な姿勢を示したため、UBWルートとHFルートに加え奈須によるアニメオリジナルが含まれる。終盤には完全なFateルートに帰結する。
:売り上げは2010年に100万枚を超えている。
+
* 売り上げは2010年に100万枚を超えている。
 
;『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』
 
;『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』
:2010年に上映された劇場用アニメ。主な製作ジェネオン・エンタテインメント。アニメーション制作会社はスタジオディーン。全国13劇場という超小規模上映としては異例の好成績を叩きだしFate人気を見せつけた。UBWルートのアニメ化だが、映画一本という尺の都合上恋愛描写はほぼ省略されており、バトルに重点が置かれている。
+
* 2010年に上映された劇場用アニメ。
:万人に受けないのが世の常だが、その映像クオリティは「アニメーションの最高峰」「原作としてこれ以上嬉しい事はない」と原作サイドを唸らせた。
+
* 主な製作ジェネオン・エンタテインメント。アニメーション制作会社はスタジオディーン。
 +
* 全国13劇場という超小規模上映としては異例の好成績を叩きだしFate人気を見せつけた。
 +
* ストーリーは純正のUBWルート。ただし、映画一本という尺の都合上恋愛描写はほぼ省略されており、バトルに重点が置かれている。
 +
* その映像クオリティは「アニメーションの最高峰」「原作としてこれ以上嬉しい事はない」と原作サイドを唸らせた。
 
;『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
 
;『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
: 2014年から2015年にかけて放送されたTVアニメ。主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。アニプレックスは『Fate/Grand Order‎』などでタッグを組んでいる会社。直系傘下のアニメーションスタジオに「A-1 Pictures」があり、Grand Order‎はそちらが担当するなど、アニメーション担当が固定されていない。
+
* 2014年から2015年にかけて放送されたTVアニメ。
: 売り上げは最低でも37万枚を超えており、ufotable史上最高売り上げと発表されている。判明している売り上げ枚数ではFate/Zeroの方が上だが、定価で買った場合こちらが数千円高いため最高売り上げ金額としては矛盾はない。
+
* 主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。アニプレックスは『Fate/Grand Order‎』などでタッグを組んでいる会社。直系傘下のアニメーションスタジオに「A-1 Pictures」があり、Grand Order‎はそちらが担当している。
: 劇場版とタイトルが被らないように、UBW部分にカッコが付いている。本作でもアニメオリジナルに積極的な奈須の意向から「UBWルート+アニメオリジナル」となっている。
+
* ストーリーはUBWルート。ただし、新事実を盛り込みたいという奈須の意向から「UBWルート+アニメオリジナル」となっている。当初はFateルートをアニメ化する予定だったが、既に展開されている作品と差別化するには相当なオリジナル要素を加える必要があった。しかし、UBWならば2クールでリメイクする事に意義を見出せるため、UBWルートに変更となった。
::前述のように2014年秋にアニメが放映され、制作するのは『[[Fate/Zero]]』のアニメ化を行ったufotable。だが別の作者が書いた、『Zero』では『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にアニメ『[[Fate/Zero]]』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」、という不安の声がファンの間で囁かれた。<br>奈須氏もこの問題には気づいていて、以下は竹箒日記からの抜粋である。
+
* 奈須きのこが脚本監修を担当、武内崇がオリジナル衣装制作を担当している。
 +
* 劇場版とタイトルが被らないように、UBW部分にカッコが付いている。
 +
* アニメ『Fate/zero』を意識した描写が登場する。それらの場面の音楽はゲストコンポ―サーとして参加した梶浦氏が手を加えるなど、かなり力の入ったものになっている。前述のように奈須はアニメオリジナルに積極的であり、バーサーカーの生命ストックやギルガメッシュ戦の結末など、『Fate/zero』を抜きにしても原作からの大胆な改変が見られる。放送終盤、奈須は「アニメは原作と別物であり、原作と同じものを求めるのは間違っている」と一部のファンに対して異例の苦言を呈した。
 +
* 放送前には下記の文章が公開されている
 +
::別の作者が書いた、『Zero』では『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にアニメ『[[Fate/Zero]]』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」、という不安の声がファンの間で囁かれた。<br>奈須氏もこの問題には気づいていて、以下は竹箒日記からの抜粋である。
 
::''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。
 
::''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。
 
::''「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。
 
::''「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。
::監督の三浦貴博もインタビューで、<br>「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。<br>ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントしている。
+
::監督の三浦貴博もインタビューで、<br>「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。<br>ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントした。
:実際にはやはり『Fate/zero』を意識した描写が挿入され、それらの場面の音楽はゲストコンポ―サーとして参加した梶浦氏が手を加えるなど、かなり力の入ったものになっている。バーサーカーの生命ストックやギルガメッシュ戦の結末など、『Fate/zero』を抜きにしても大胆な改変が見られる。放送終盤、奈須は「アニメは原作と別物であり、原作と同じものを求めるのは間違っている」と一部のファンに対して異例の苦言を呈した。
+
* 売り上げは最低でも37万枚を超えており、ufotableはufotable史上最高売り上げと発表している。判明している売り上げ枚数ではFate/Zeroの方が上だが、定価で買った場合こちらが数千円高いため最高売り上げ金額としては矛盾はない。
 
;『「Fate/stay night」Heaven’s Feel』
 
;『「Fate/stay night」Heaven’s Feel』
: 2017年以降に上映予定の劇場用アニメ。主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。三部作を予定している。漫画「Fate/stay night(Heaven’s Feel)」と被るためか、今回はFate/staynightの部分にカッコが付いている。
+
* 2017年以降に上映予定の劇場用アニメ。
 +
* 主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。
 +
* 三部作を予定。
 +
* 漫画「Fate/stay night(Heaven’s Feel)」と被るためか、今回はFate/staynightの部分にカッコが付いている。
    
==その他==
 
==その他==
55

回編集

案内メニュー