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| *英語で「魔術師」を意味する単語は「magician(マジシャン)」、「mage(メイジ)」、「magus(メイガス)」、「wizard(ウィザード)」、「sorcerer(ソーサラー)」、「warlock(ウォーロック)」など大量に存在するが、他のクラスと音節や韻を揃えるために現在のクラス名になったと思われる。 | | *英語で「魔術師」を意味する単語は「magician(マジシャン)」、「mage(メイジ)」、「magus(メイガス)」、「wizard(ウィザード)」、「sorcerer(ソーサラー)」、「warlock(ウォーロック)」など大量に存在するが、他のクラスと音節や韻を揃えるために現在のクラス名になったと思われる。 |
| *[[セミラミス]]はアサシンとして召喚されているがスキル「二重召喚」により、キャスターとしての能力も保有している。 | | *[[セミラミス]]はアサシンとして召喚されているがスキル「二重召喚」により、キャスターとしての能力も保有している。 |
− | *マスターとなる魔術師達からは、「最弱」「扱いづらい」「自分に劣る現代の魔術師に従う訳が無い」と敬遠されているが、初期に登場したキャスター達は皆、夫婦や恋人、同好の士 、自分の半身、師弟などその形は様々だが(最後の)マスターとの仲が非常に良かった。もっとも彼・彼女らのマスターは「一般的な魔術師」ではない場合が多いのだが。<br>また彼らの関係が上手くいったのは、召喚された者に「自らが追い求める目的を達成するためには手段を択ばない魔術師らしい魔術師」が少なかった事も理由として大きい。 | + | *今のところ、作中で対魔力に苦しめられたのは一作目に登場したメディアだけ。<br>それ以降のキャスターは呼び出した怪物やゴーレムに殴らせる、マスター強化や宝具作成などで味方のサポートを行う、呪術によって対魔力を無視しての攻撃を行うなど、対魔力によらない能力を持つ者も多い。 |
− | **初期はともかく後年の作品では結構、裏切りや陣営替えも増えている。また、初期のサーヴァントに関しても「最初のマスターとは相性が悪い」「好相性に見えて実は相当危うかった」など、決して仲の良いだけではない、一筋縄ではいかないクラスである。実際「一切の含みも裏もなく、最初のマスターと良好な関係を築いた」と言う条件で見てみると、『Grand Order』を除けば非常に特殊なサーヴァントであるナーサリーライムぐらいなものだったりする。 | + | *作家や学者など、文化や文学に貢献した人物が「キャスター」として召喚されるようになり、魔術師でない者の比率が多くなってきた。<br>おそらく、聖杯戦争を考案した者達もこのような事態になるとは想像できなかっただろう。 |
− | **そもそも、本来の聖杯戦争のあり方としては「サーヴァントとマスターはあくまで利害関係であり、[[令呪]]がなければサーヴァントは裏切るもの」と考えられている節がある。実際、多くの「魔術師らしい魔術師」マスターはサーヴァントを「優秀な道具」と見ている。であるならば、逆に「魔術師」のサーヴァントが裏切りを考えるのも至極当然なのかもしれない。
| + | **単純に挙げるだけでも[[アレクサンドル・デュマ|小説家]]、[[ウィリアム・シェイクスピア|劇作家]]、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|童話作家]]、[[ウェイバー・ベルベット|軍師]]、[[トーマス・エジソン|発明家]]、[[アルキメデス|数学者]]に加え、[[ジル・ド・レェ|錬金術をかじっただけの元帥]]、[[ナーサリーライム|文学そのもの]]、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|魔術を多少嗜んだ音楽家]]、[[チャールズ・バベッジ|天才学者]]がいる。 |
− | *そもそも魔術を武器とするキャスターと言うクラスがあるのに、三騎士と「[[ライダー|騎兵]]」にはクラス特典で「対魔力」スキルが付与されると言うのだから酷い話である。まあ聖杯戦争はバランスを考えて作られた儀式ではないので仕方ないが。<br>「自身が作成した陣地の中であれば」他の三騎士とも渡り合い、最弱から脱することも出来る。が、「キャスタークラスは陣地での防戦においてはサーヴァント随一」というのは聖杯戦争において常識なので、好き好んで敵陣に飛び込む輩はそうそう居ない。<br>そういった事情から、策を用いるか、対魔力に囚われない異能を用いて戦うことになる。
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− | *今のところ、対魔力に苦しめられたのは一作目に登場したメディアだけ。<br>呼び出した怪物やゴーレムに殴らせれば対魔力など恐れるに足らず、マスター強化や宝具作成などでハナから自分が戦う気が無い者すらいる。さらに玉藻の前は呪術の性質上、対魔力を無視して魔術攻撃を行える。<br>多くのキャスターのサーヴァントの中で、一番正当な「魔術師」であるメディアがもっとも不遇な扱いを受けているのは洒落にならない。
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− | *劇作家・童話作家など、文化や文学に貢献した人物が「キャスター」として召喚されるようになり、魔術師でない者の比率が多くなってきた。<br>おそらく、聖杯戦争を考案した者達もこのような事態になるとは想像できなかっただろう。しかし英語のCasterには配役者(=Castする人)の意味もあるため、それなりに的を射たクラス名ともいえる。
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− | **単純に挙げるだけでも[[アレクサンドル・デュマ|小説家]]、[[ウィリアム・シェイクスピア|劇作家]]、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|童話作家]]に加え、[[ジル・ド・レェ|錬金術をかじっただけの元帥]]、[[ナーサリーライム|文学そのもの]]、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|魔術を多少嗜んだ音楽家]]、[[チャールズ・バベッジ|天才学者]]がいる。 | |
− | **メタフィクション的な話をするのなら、神話や伝説に登場する大魔術師や霊能力者では強すぎて「最弱のクラス」に相応しくない、どころか聖杯すら凌駕しかねないという事情があるからだろう。事実、『Fate/Zero』のキャスターは仙人にするという案もあったが、「強すぎるから」という理由で没になったことを虚淵氏が語っている。
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− | ***[[メディア|正当派魔術師]]にしても、伝承では「ギリシャの名だたる大英雄達(一説では[[ヘラクレス]]も含む)ですら交戦を避けたがった竜を、己が魔術で眠らせて出し抜く」という芸当を見事にやってのけており、この伝承の通りの実力であれば十二分に強過ぎる圧倒的な優勝最有力候補にすらなってしまう。
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− | **第一作から10年を経て、「正統派の魔術師」なども増えてきた。だが「正しい魔術師」であるだけに、自分の目的を優先してマスターと袂を分かち、共に破滅するケースが出てきている。
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