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;能力
;能力
:「騎兵」のクラスであることと、マスターであるウェイバーが魔術師として未熟であることから、彼自身の個体能力よりも宝具の能力に偏った性能となっている。<br>だが、アサシンの奇襲を難なく切り返し、セイバーの渾身の一撃を片手で防ぎ、降り注ぐ宝具の雨を弾きながらギルガメッシュに肉薄するなど彼自身も優れた武勇を持ち、宝具にのみ依存した英霊ではない。<br>とはいえ、セイバーのような白兵能力に長けたサーヴァントとは互角に闘えるレベルでは無いとも語られている。<br>軍略スキルを持ち戦略・戦術にも長けるが、第四次聖杯戦争では本人の性格と征服するに相応しい好敵手の多さから、策を弄するより真っ向対決に挑むことが多い。
:「騎兵」のクラスであることと、マスターであるウェイバーが魔術師として未熟であることから、彼自身の個体能力よりも宝具の能力に偏った性能となっている。<br>だが、アサシンの奇襲を難なく切り返し、セイバーの渾身の一撃を片手で防ぎ、降り注ぐ宝具の雨を弾きながらギルガメッシュに肉薄するなど彼自身も優れた武勇を持ち、宝具にのみ依存した英霊ではない。<br>とはいえ、セイバーのような白兵能力に長けたサーヴァントとは互角に闘えるレベルでは無いとも語られている。<br>軍略スキルを持ち戦略・戦術にも長けるが、第四次聖杯戦争では基本的に単騎での参戦であることと征服するに相応しい好敵手の多さから、策を弄するより真っ向対決に挑むことが多い。
== [[宝具]] ==
== [[宝具]] ==
:「ゼロカフェ」常連客。王なのにウェイバーの家に居候しており、全面的に養ってもらっている。<br>「王の軍勢」の面々もわりとフリーダムに集団で固有結界の外に出てくる。
:「ゼロカフェ」常連客。王なのにウェイバーの家に居候しており、全面的に養ってもらっている。<br>「王の軍勢」の面々もわりとフリーダムに集団で固有結界の外に出てくる。
;[[コハエース]]
;[[コハエース]]
:『Zero』がらみの話題になると登場、レトロゲームの話になっても登場。征服を持て余す。五次とか月とか関係なく手当たり次第に英霊をスカウトする。<br>基本的にいつもウェイバーを携行している。
:『Zero』がらみの話題になると登場、レトロゲームの話になっても登場。征服を持て余す。五次とか月とか関係なく、手当たり次第に強そうな英霊をスカウトする。<br>基本的にいつもウェイバーを携行している。
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
;[[ランサー (第四次)|ランサー]]
;[[ランサー (第四次)|ランサー]]
:優れた戦士として部下に勧誘するも、今生の主ケイネス以外に仕える気はないとすっぱり断られる。
:優れた戦士として部下に勧誘するも、今生の主ケイネス以外に仕える気はないとすっぱり断られる。
;[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]
:本来、彼をマスターとして召喚される予定だった。魔術師としての力量は高く、パスの分割などの作戦もあって、サーヴァントとしてのステータス的にも魔力供給的にも不自由はしなかったに違いないが、おそらく性格的な面で致命的なトラブルが生じていた可能性が高い。<br>実際に戦場で言葉を交わした唯一の機会には、その戦場での立ち回り方やサーヴァントへの接し方を真っ向から否定している。
;グレン・マッケンジー、マーサ・マッケンジー
;グレン・マッケンジー、マーサ・マッケンジー
;[[バーサーカー|ヘラクレス]]
;[[バーサーカー|ヘラクレス]]
:父方、マケドニア王家の遠い先祖と伝えられている。<br>戦場に出るにあたってライオンの毛皮を兜とする姿をコスプレし、愛人バルシネーとの間に授かった男児にその名をつけるほどの大ファン。
:父方、マケドニア王家の遠い先祖と伝えられている。<br>歴史に伝えられる上では、戦場に出るにあたってライオンの毛皮を兜とする姿をコスプレし、愛人バルシネーとの間に授かった男児にその名をつけたと言われるほどの大ファン。
;[[ライダー (Apocrypha・赤)|アキレウス]]
;[[ライダー (Apocrypha・赤)|アキレウス]]
:母方、エペイロス王家の遠い祖とされる。<br>彼の活躍が綴られた『イリアス』を肌身離さず持ち歩いて愛読し、縁の地ではすかさず聖地巡礼を行い、時には戦場でその行いを真似たとも伝えられるほどのリスペクトを捧げている。
:母方、エペイロス王家の遠い祖とされる。<br>彼の活躍が綴られた『イリアス』を生涯、肌身離さず持ち歩いて愛読し、縁の地ではすかさず聖地巡礼を行い、時には戦場でその行いを真似たとも伝えられるほどのリスペクトを捧げている。
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
;「闇に紛れて逃げ去るのなら匹夫の夜盗。凱歌とともに立ち去るならば、それは征服王の略奪だ」
;「闇に紛れて逃げ去るのなら匹夫の夜盗。凱歌とともに立ち去るならば、それは征服王の略奪だ」
:召喚直後、自己紹介もそこそこに図書館から地図とホメロスの詩集を強奪した際に。ウェイバーは大慌てで逃げようとするが、ライダーはどこ吹く風といった様子。
:召喚直後、自己紹介もそこそこに図書館から地図とホメロスの詩集を強奪した際に。ウェイバーは大慌てで逃げようとするが、ライダーはどこ吹く風といった様子。
;「狭い! 小さい! 阿呆らしい!<br> 戦いに賭ける大望が、おのれの沽券を示すことのみだと? 貴様それでも余のマスターか? まったくもって嘆かわしい!」
:聖杯への望みは「自分を認めなかった連中からの正当な評価」と答えたウェイバーをビンタで吹っ飛ばして一喝。<br>サーヴァント基準の「蚊を叩き落とす程度の力加減」で宙を舞ったウェイバーにとっては理不尽この上ない仕打ちだったが、ライダーはライダーでマスターの人間の小ささに涙が出そうなほど呆れ果てていた。
;「食事にセックス、眠りに戦――何事についても存分に楽しみ抜く。それが人生の秘訣であろう」
;「食事にセックス、眠りに戦――何事についても存分に楽しみ抜く。それが人生の秘訣であろう」
;「だって、ほれ、余など後日、『アレクサンドロス・ロマンス』というジャンルが生まれるほどのロマンスの化身そのものなのだが」
;「だって、ほれ、余など後日、『アレクサンドロス・ロマンス』というジャンルが生まれるほどのロマンスの化身そのものなのだが」
:同上。男塾ごっこは学園ものロマンスじゃないと激怒するセイバーに対し、これで間違ってないと主張する。<br>確かに「romance」とは「ローマ的民衆向け娯楽文学」が語源であり、宗教・学術用語であるラテン語の堅苦しい文章とは異なるロマンス語で語られた騎士や勇者の冒険譚のことである。主題は主に見知らぬ土地の探求や怪物との戦いであって、恋愛要素は宝物を手に入れるのと同レベルのオマケというか余禄だったのだが、次第に受けのいいそちらをメインに置く物語が増えて「ロマンス=恋愛物語」という誤解が世に広まってしまった。<br>そしてローマ時代のロマンスの主役といえば実際にアレクサンダー大王その人なのだが、なんかそんな「ロマンスの神様」みたいなノリで言われてもちょっと反応に困る。
:同上。男塾ごっこは学園ものロマンスじゃないと激怒するセイバーに対し、これで間違ってないと主張する。<br>確かに「romance」とは「ローマ的民衆向け娯楽文学」が語源であり、宗教・学術用語であるラテン語の堅苦しい文章とは異なるロマンス語で語られた騎士や勇者の冒険譚のことである。主題は見知らぬ土地の探求や怪物との戦いであって、恋愛要素は宝物を手に入れるのと同レベルのオマケというか余禄だったのだが、次第に受けのいいそちらをメインに置くものが増えて「ロマンス=恋愛物語」という誤用が世に広まってしまった。<br>そしてローマ時代のロマンスの主役といえば実際にアレクサンダー大王その人なのだが、なんかそんな「ロマンスの神様」みたいなノリで言われてもちょっと反応に困る。
;「何だこの娘!余に気をもたせるだけもたせておいて『フレンドに噂されたらアイムシャイなの……』だと!?<br> ふざけるな!そんな矜持で余と轡を並べられると思っているのか!貴様などこっちから願い下げだ!」
;「何だこの娘!余に気をもたせるだけもたせておいて『フレンドに噂されたらアイムシャイなの……』だと!?<br> ふざけるな!そんな矜持で余と轡を並べられると思っているのか!貴様などこっちから願い下げだ!」
== メモ ==
== メモ ==
*『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では第6位。『stay night』には登場しないキャラの中では堂々の第1位である。
*『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では第6位。『stay night』には登場しないキャラの中では堂々の第1位である。
*第四次聖杯戦争の参加者中、唯一[[ギルガメッシュ|アーチャー]]の真名を見破った。自分より態度のでかい王なんて1人しかいない、というのがその理由。
*第四次聖杯戦争の参加者中、唯一[[ギルガメッシュ|アーチャー]]の真名を見破った。自分より態度のでかい王なんて一人しかいない、というのがその理由。
*高いものではないが「神性」のスキルを持つ。最終決戦時、アーチャーの「天の鎖」に捕らわれ動きを封じられたのは、既に満身創痍であったこともあるが、この特性にもよる。
*高いものではないが「神性」のスキルを持つ。最終決戦時、アーチャーの「天の鎖」に捕らわれ動きを封じられたのは、既に満身創痍であったこともあるが、この特性にもよる。
*TVゲーム「アドミラブル大戦略IV」に興味を持ち、勝手に購入。結局コレはウェイバーの持ち物となったわけだが、最初は馬鹿にしていたウェイバーも結局は――
*TVゲーム「アドミラブル大戦略IV」に興味を持ち、勝手に購入。結局コレはウェイバーの持ち物となったわけだが、最初は馬鹿にしていたウェイバーも結局は――
**伝記によれば、まだ王子だった頃にオリンピュア祭のスタディオン走(現代で言うオリンピックの陸上短距離)に推薦されるほどには足が速かったそうである(「他の王が参加するのでなければ」と辞退したので出場はしていない)。筋肉で重くなりすぎてスピードが落ちたのだろうか?
**伝記によれば、まだ王子だった頃にオリンピュア祭のスタディオン走(現代で言うオリンピックの陸上短距離)に推薦されるほどには足が速かったそうである(「他の王が参加するのでなければ」と辞退したので出場はしていない)。筋肉で重くなりすぎてスピードが落ちたのだろうか?
*臣下の中で最も高名なのが、セレウコス、アンティゴノス、プトレマイオスの3人で、いずれもイスカンダルの死後の3つに分断された帝国で王となり覇を争っている。当然、この3人も「王の軍勢」で呼び出された英霊に含まれている。<br>他にも「親友」ヘファイスティオン、「最も信頼出来る男」ネアルコスなど部下の人材は枚挙に暇がない。
*臣下の中で最も高名なのが、セレウコス、アンティゴノス、プトレマイオスの3人で、いずれもイスカンダルの死後の3つに分断された帝国で王となり覇を争っている。当然、この3人も「王の軍勢」で呼び出された英霊に含まれている。<br>他にも「親友」ヘファイスティオン、「最も信頼出来る男」ネアルコスなど部下の人材は枚挙に暇がない。
**ちなみに、キャスター戦で伝令役を仰せつかったミトリネスについては、史料がほとんど残っておらず、詳細な人物像は不明。<br>伝承では、元はペルシャ帝国の指揮官だったが、イスカンダルの軍勢に恐れをなして降伏。その後は地方都市の太守に任じられるが、以降は歴史から姿を消す。どうやら、あまり重用されなかった模様。
**ちなみに、キャスター戦で伝令役を仰せつかったミトリネスについては、史料がほとんど残っておらず、詳細な人物像は不明。<br>伝承では、元はペルシャ帝国の指揮官だったが、イスカンダルの軍勢に恐れをなして降伏。その後は地方都市の太守に任じられるが、以降は歴史から姿を消している。
**軍勢の中にはマハラジャ(インドにおいて「王」を意味する)もいるとの事。後にインドの大国となるマウリヤ朝を拓いたチャンドラグプタ王が、青年時代にイスカンダルの軍に加わっていたという逸話に基づくものと思われる。
**軍勢の中にはマハラジャ(インドにおいて「王」を意味する)もいるとの事。後にインドの大国となるマウリヤ朝を拓いたチャンドラグプタ王が、青年時代にイスカンダルの軍に加わっていたという逸話に基づくものと思われる。
*「ヘタイロイ」は古代ギリシャ語で「(王の)友、仲間」という意味から転じてマケドニア王国の重装騎兵部隊のことを指すが、原作の挿絵やアニメ版ではマケドニア独自のペゼタイロイ(歩兵ヘタイロイ)、その中でも更に選りすぐりの精鋭達であるヒュパスピスタイ(盾持ち部隊)が描かれている。<br>原作では明言されていないが、近衛兵団という設定上、呼ばれたのはヒュパスピスタイと思われる。
*「ヘタイロイ」は古代ギリシャ語で「(王の)友、仲間」という意味から転じてマケドニア王国の重装騎兵部隊のことを指すが、原作の挿絵やアニメ版ではマケドニア独自のペゼタイロイ(歩兵ヘタイロイ)、その中でも更に選りすぐりの精鋭達であるヒュパスピスタイ(盾持ち部隊)が描かれている。<br>原作では明言されていないが、近衛兵団という設定上、呼ばれたのはヒュパスピスタイと思われる。