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1,189 バイト追加 、 2017年1月17日 (火) 00:58
添削と加筆。
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: 時を超えた友との再会、あるいは戦い。心躍らせる予感に、歓喜に満ちた歌声は大地に響き、闘争の始まりを告げる合図となる――
 
: 時を超えた友との再会、あるいは戦い。心躍らせる予感に、歓喜に満ちた歌声は大地に響き、闘争の始まりを告げる合図となる――
 
; 人物
 
; 人物
: その端整で優美な姿は、男と女、人為と自然、淫靡と純粋といった両極の印象を同時に併せ持つ。
   
: ランサーのサーヴァントとして現界したエルキドゥは、聖娼の姿と知恵を得た後の形態を取っている。ゆったりとした簡素な衣服に包まれた肢体は優美ながらも適度に引き締まってバネのようなしなやかさを具え、完成された顔立ちは男とも女ともつかず、どこか人形を思わせる端整美で、人間がましい淫靡さと自然の獣の純粋さ、両極の印象を見る者に与える。
 
: ランサーのサーヴァントとして現界したエルキドゥは、聖娼の姿と知恵を得た後の形態を取っている。ゆったりとした簡素な衣服に包まれた肢体は優美ながらも適度に引き締まってバネのようなしなやかさを具え、完成された顔立ちは男とも女ともつかず、どこか人形を思わせる端整美で、人間がましい淫靡さと自然の獣の純粋さ、両極の印象を見る者に与える。
 
: 温和な性格で物腰も柔らかいが、マスターである合成獣を虐待した魔術師を一睨みで圧倒し、逃げ出させるほどの迫力も同時に持つ。普段は美しい花のように佇むが、いざ動き出せば待ったなし・容赦なし・自重なし、の恐るべきアクティブモンスターとなる。
 
: 温和な性格で物腰も柔らかいが、マスターである合成獣を虐待した魔術師を一睨みで圧倒し、逃げ出させるほどの迫力も同時に持つ。普段は美しい花のように佇むが、いざ動き出せば待ったなし・容赦なし・自重なし、の恐るべきアクティブモンスターとなる。
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== 真名:エルキドゥ ==
 
== 真名:エルキドゥ ==
:エルキドゥ。最古の英雄王[[ギルガメッシュ]]の唯一無二の友にして、神々の手により造られた宝具そのものとも言える存在である。
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:エルキドゥ。最古の英雄王[[ギルガメッシュ]]の唯一無二の友にして、神が使用した宝具そのものと言える存在。
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:太古の昔、神の手により造られ、地上に送り込まれた泥人形。はじめは知性も、言葉も、男女の別すら持たず、野の獣と全く変わらず森で暮らしていたが、聖娼シャムハトと出会い、6日7晩の間彼女と寝食を共にするうちに、その美貌を引き写した容姿と、人としての知恵と理性を手に入れ、代わりに本来持っていた力の大半を失った。
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:エルキドゥは元々、神々が『ギルガメッシュを神の元に戻す』ために遣わした兵器であった。神に反乱した『'''天の楔'''』ギルガメッシュを縛り、天上に連れ戻す役割を持つ『'''天の鎖'''』。自分と同じ“神に作られた人形”に天罰を与える。それがエルキドゥが授かった使命、作られた理由である。<!--「つくる」に関して、「造」この字面は作中で使われていないので、原作に倣い「作」と記述-->
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:それでも彼は未だ人間を遙かに凌駕する力を持ち、当時ウルクの都で絶大な権力を誇り、暴政の限りを尽くした黄金の王にすら匹敵するとさえ噂された。
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:太古の昔、神によって地上に落とされ、妖怪じみた泥人形として森の中に顕現した。はじめは知性も、言葉も、男女の別すら持たず、森で暮らす野の獣と変わらない存在にすぎなかったが、その力は人智を越えており、一度怒りを解き放てば当時ウルクを治めていた黄金の王にさえ匹敵すると噂されていた。その力を眼中にも入れていなかったウルクの王をよそに、やがてエルキドゥは聖娼シャムハトと出会ったことで、全ての運命が流転する。6日7晩に渡って聖娼と寝食を共にするうちに、聖娼の美貌を真似るように己が姿を人へと近づけ、人としての知恵と理性を手に入れた。もっとも、代わりに本来持っていた力の大半と多くの神気を失ったようである。
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:最初は野の獣風情と笑い飛ばした王とも、直接に対峙し、天地を揺るがすほどの死闘を繰り広げた末に互いの力を認め合い、無二の友となる。
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:それでも彼は未だ人間を遙かに凌駕する力を持ち、最初は「野の獣風情」と笑い飛ばした王とも直接に対峙し、天地を揺るがすほどの死闘を繰り広げた末に互いの力を認め合い、無二の友となる。
    
:二人は共に冒険を繰り広げ、苦楽を分かち合い<br>―――そして女神の怒りに触れて永遠に引き裂かれた。
 
:二人は共に冒険を繰り広げ、苦楽を分かち合い<br>―――そして女神の怒りに触れて永遠に引き裂かれた。
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;「そうかな? 子供の頃の君がシャムハトの言ってた通りの子なら、それでも生きる道を選んだと思うよ?<br> 未来じゃなくて、今その瞬間を生きるウルクの民の為にね」
 
;「そうかな? 子供の頃の君がシャムハトの言ってた通りの子なら、それでも生きる道を選んだと思うよ?<br> 未来じゃなくて、今その瞬間を生きるウルクの民の為にね」
 
:「幼き日の自分が後の暴君と化した自分を知ったなら自害でもしていただろう」と軽口を叩いたギルガメッシュに対し。<br>エルキドゥも聡明だった子ギル時代を直に見たことはないが、聖娼シャムハトから随分と詳しく聞かされてはいたらしい。
 
:「幼き日の自分が後の暴君と化した自分を知ったなら自害でもしていただろう」と軽口を叩いたギルガメッシュに対し。<br>エルキドゥも聡明だった子ギル時代を直に見たことはないが、聖娼シャムハトから随分と詳しく聞かされてはいたらしい。
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:ただし、「Fate/EXTRA CCC」では「聞かされていた」だけでなく、実際にギルガメッシュの幼年期を目で見て、その成長を楽しみに見守っていたものと思われ差異が生じている。
    
;「駄目だよギル。王様がそんな不景気な顔をするものじゃない。<br> みんなを不安にさせるのは、暴君の与える恐怖以上に困りものだからね」
 
;「駄目だよギル。王様がそんな不景気な顔をするものじゃない。<br> みんなを不安にさせるのは、暴君の与える恐怖以上に困りものだからね」
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; 「そうだ。僕の手で、君の慢心を正そう」
 
; 「そうだ。僕の手で、君の慢心を正そう」
 
: ギルガメッシュの「貴様が、我を諌めると?」という問いかけに対して。
 
: ギルガメッシュの「貴様が、我を諌めると?」という問いかけに対して。
: 聖婚の儀を執り行う建物の前で、エルキドゥとギルガメッシュは邂逅する。
+
: 「慢心」ではなく「孤独」と言うべきだったが、それはできなかった。ギルガメッシュの誇りを傷つけないために。
    
; 「使ってしまった財宝は、惜しくないのかい?」
 
; 「使ってしまった財宝は、惜しくないのかい?」
: エルキドゥの戦いでギルガメッシュは「Fate/stay night」などでするような財宝を投げ打つ攻撃をするようになる。
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: 「Fate/stay night」などで見せる財宝を投げ打つ攻撃をギルガメッシュが覚えたのは、エルキドゥとの死闘が発端。
 
: ある意味ではギルガメッシュがアーチャーで召喚されるようになった原因である。
 
: ある意味ではギルガメッシュがアーチャーで召喚されるようになった原因である。
   147行目: 147行目:     
; 「僕は道具だ。君が裁定する必要のないものだ。<br> 世界の終りまで、君の傍に有り続けられる」
 
; 「僕は道具だ。君が裁定する必要のないものだ。<br> 世界の終りまで、君の傍に有り続けられる」
: 遥かな見据えるギルガメッシュへ言ったセリフ。
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: 遥か先を見据えるギルガメッシュに向けて放った台詞。
: だが自分を道具と言うエルキドゥにギルガメッシュはそれは「友」と言うと正す。この輝くような大切な言葉がエルキドゥに本当の意味での自我を持たせる。
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: 自分を道具と言うエルキドゥに、ギルガメッシュはそれは「友」と言い正す。この輝くような大切な言葉が、エルキドゥに本当の意味での自我を持たせた。
    
; 「悲しむ必要はありません。僕は兵器だ。<br> 君にとって数ある財宝の一つにすぎない。<br> この先、僕を上回る宝はいくらでも現れる。<br> だから君が頬を濡らすほどの理由も価値も、<br> 僕にはとうにないのです」
 
; 「悲しむ必要はありません。僕は兵器だ。<br> 君にとって数ある財宝の一つにすぎない。<br> この先、僕を上回る宝はいくらでも現れる。<br> だから君が頬を濡らすほどの理由も価値も、<br> 僕にはとうにないのです」
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== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;ギルガメシュ叙事録のエンキドゥ
 
;ギルガメシュ叙事録のエンキドゥ
:エルキドゥはギルガメッシュと同様に「ギルガメシュ叙事録」に登場する英雄である。叙事録では主に『エンキドゥ』と記載されており、TYPE-MOON世界のエルキドゥとは少しばかり読み方が異なっている。ただしTYPE-MOON世界においてもエルキドゥの名前のスペルはEnkiduとなっている。<br>なお伝承におけるエンキドゥは娼婦シャムハトと6日7晩に及ぶ性行為によって野性を失う代わりに知恵と理性を獲得しているが、TYPE-MOON世界のエルキドゥとシャムハトは「寝食を共にした」とだけ記述されており、作中の出来事にもいくつか差異がみられる。
+
:エルキドゥはギルガメッシュと同様に「ギルガメシュ叙事録」に登場する英雄だが、相違点が幾つか存在する。
:なおエンキドゥはやや過激な一面も持ち合わせていたようで、イシュタルから差し向けられた天の牡牛を討伐した後にその臓物を掲げて(またはイシュタルの顔に投げ付けつつ)彼女を手酷く侮辱したという。また森の番人であるフワワと戦った際は、命乞いをするフワワの対処に迷ったギルガメッシュに対して早々に止めを指すように忠告している。これらの蛮行が、神々の怒りを買った原因であるという。
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*叙事録では『エンキドゥ』と記載されており、TYPE-MOON世界のエルキドゥとは読み方が異なっている。ただしTYPE-MOON世界においてもエルキドゥの名前のスペルはEnkiduとなっている。
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*伝承におけるエンキドゥは娼婦シャムハトと6日7晩に及ぶ性行為によって野性を失う代わりに人間性を獲得しているが、TYPE-MOON世界のエルキドゥとシャムハトは「寝食を共にした」とだけ記述されており、作中の出来事にもいくつか差異が認められる。
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*「ギルガメシュ叙事詩」のエンキドゥは性別なしのエルキドゥと違い、男性として描かれている。
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:エンキドゥは野人性から発生する過激な一面も持ち合わせており、イシュタルから差し向けられた天の牡牛を討伐した後には、牡牛の遺体から腿を引きちぎって彼女の顔面に投げつけ、更に臓物までをも掲げて手酷く侮辱したという。また森の番人であるフワワと戦った際は、命乞いをするフワワの言葉を聞くギルガメッシュに対して、考える間も与えぬ速さで早々に止めを指すように忠告している。これらの蛮行が、神々の怒りを買った原因であると言われている。
    
;怪物フワワとの関係性
 
;怪物フワワとの関係性
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