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; 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
; 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
: ランク:E〜A++<br>種別:対人宝具<br>レンジ:−
: ランク:E〜A++<br>種別:対人宝具<br>レンジ:−
: バビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣(王律鍵バヴ=イル)。<br >持ち主の蔵と空間を繋げる能力を持つ。蔵も中身も所有者の財の量に準ずるため、何もない人が使っても何の意味もない。<br>彼は生前自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、王の財宝でそれらを空間を繋げて自在に取り出したり、射出することが出来る。<br>展開範囲は広く対象を囲むように出来る他、位置取りによっては地面から敵を串刺しにするように出現させられる。<br>強力な能力だが、何か乗り物に乗っていない限り移動しながらの展開は不可能。また一度接近されると連射出来ず、直接本人が武器を握って敵に立ち向かわなければならないのだが、彼自身の技量が余り高くないため、非常に脆いという弱点がある。<br>『CCC』にて、この蔵の正体が人類の知恵の原典にしてあらゆる技術の雛形であることが判明。ゆえにこの宝物庫には、人類が生み出すものであれば全て、遥か遠い超未来に人類が生み出すものまでも全て保有している、という過去未来の時間軸すら超越した途方もない代物であることが明かされる。<br>それは比喩でなく文字通り人類が生み出すものであれば「何でも」であり、この宝物庫に存在しないものは基本的には全く別の「新人類が生み出す全く別の概念」によるもの、または「別天体の知的生命体の文明技術」によってできたものだけであるとされている。そのため、財宝の総量は既に彼自身も良く分からないものとなっている。<br>だがそのコレクションにもやはり限界はあり、セイバーの持つ『約束された勝利の剣』『全て遠き理想郷(アヴァロン)』、カルナの持つ『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』など最高クラスの英霊が持つ宝具に関しては例外があり、収蔵されていない。「人類の知恵の原典」であることを考慮すれば、彼が手に入れた物以外の神造兵装は含まれないと考えることも可能ではあるが詳細は不明。<br>またカルナの槍のような、使用された事がないために何の宝具が原典に当たるかわからないという物は収蔵されておらず、例え手に入れたとしても取り出すことは出来ない。<br>『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に魔力依存のダメージを与えつつ2手分のスタン効果を付加する。が、成功率は中の下と言ったところで信頼性に欠け、キャスターの「天」系スキルのように使うことには難がある。
: バビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣(王律鍵バヴ=イル)。<br >持ち主の蔵と空間を繋げる能力を持つ。蔵も中身も所有者の財の量に準ずるため、何もない人が使っても何の意味もない。<br>彼は生前自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、王の財宝でそれらを空間を繋げて自在に取り出したり、射出することが出来る。<br>『stay night』や『Zero』では自分の背後でのみ展開して放出ないし取り出すしており、実際にそれしかできないのか展開範囲などの詳細は不明である。<br>強力な能力だが、何か乗り物に乗っていない限り移動しながらの展開は不可能。また一度接近されると連射出来ず、直接本人が武器を握って敵に立ち向かわなければならないのだが、彼自身の技量が余り高くないため、非常に脆いという弱点がある。<br>『CCC』にて、この蔵の正体が人類の知恵の原典にしてあらゆる技術の雛形であることが判明。ゆえにこの宝物庫には、人類が生み出すものであれば全て、遥か遠い超未来に人類が生み出すものまでも全て保有している、という過去未来の時間軸すら超越した途方もない代物であることが明かされる。<br>それは比喩でなく文字通り人類が生み出すものであれば「何でも」であり、この宝物庫に存在しないものは基本的には全く別の「新人類が生み出す全く別の概念」によるもの、または「別天体の知的生命体の文明技術」によってできたものだけであるとされている。そのため、財宝の総量は既に彼自身も良く分からないものとなっている。<br>だがそのコレクションにもやはり限界はあり、セイバーの持つ『約束された勝利の剣』『全て遠き理想郷(アヴァロン)』、カルナの持つ『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』など最高クラスの英霊が持つ宝具に関しては例外があり、収蔵されていない。「人類の知恵の原典」であることを考慮すれば、彼が手に入れた物以外の神造兵装は含まれないと考えることも可能ではあるが詳細は不明。<br>またカルナの槍のような、使用された事がないために何の宝具が原典に当たるかわからないという物は収蔵されておらず、例え手に入れたとしても取り出すことは出来ない。<br>『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に魔力依存のダメージを与えつつ2手分のスタン効果を付加する。が、成功率は中の下と言ったところで信頼性に欠け、キャスターの「天」系スキルのように使うことには難がある。
==== 「王の財宝」内にある宝具 ====
==== 「王の財宝」内にある宝具 ====
== メモ ==
== メモ ==
*第五次ではクラスが被るため、ファンの間でエミヤは「アーチャー」、ギルガメッシュは真名そのままで「ギルガメッシュ」と呼び分けられている。ギルガメッシュの呼ばれ方は他にも複数あり、「ギル」「金ぴか」「AUO(英雄王のもじり)」などとも呼ばれる。
*第五次ではクラスが被るため、ファンの間でエミヤは「アーチャー」、ギルガメッシュは真名そのままで「ギルガメッシュ」と呼び分けられている。ギルガメッシュの呼ばれ方は他にも複数あり、「ギル」「金ぴか」「AUO(英雄王のもじり)」などとも呼ばれる。
*基本的に戦闘行為そのものが眼中にないのか、Fate本編では王という割には不意討ちが多い。アーチャーに至っては覗き見て弱った所を止めだけ刺すというもの。<br>どこぞの世紀末覇王と同じく展開上ヘタレにも見えてしまう。<br>セイバー相手の場合は堂々とした王として対峙しているのだが、その他の場合はこれらの戦法と最終的な末期のシーンが相俟って、段々と威厳があまり感じられないものになってしまう展開となった。<br>『Zero』では堂々たる最強宝具同士の激突を征し、手ずから倒す相手と認めたライダーを仕留めている。
*基本的に戦闘行為そのものが眼中にないのか、Fate本編では王という割には不意討ちが多い。アーチャーに至っては覗き見て弱った所を止めだけ刺すというもの。<br>どこぞの世紀末覇王と同じく展開上ヘタレにも見えてしまう。<br>セイバー相手の場合は堂々とした王として対峙しているのだが、その他の場合はこれらの戦法と最終的な末期のシーンが相俟って、段々と威厳があまり感じられない展開となった。<br>『Zero』では堂々たる最強宝具同士の激突を征し、手ずから倒す相手と認めたライダーを仕留めている。
*『CCC』では難易度「チート」とされたため序盤から楽勝かと思いきや、長い間のブランクが祟りリハビリが必要なほどに弱体化している。最終的には間違いなく最強クラスの実力を取り戻すのだが、序盤は遥か格下の[[ランサー (CCC・赤)]]に簡単に敗れるなど他のサーヴァントと大差無い。<br>むしろ他と比べてスキルが力押し一辺倒な上に消費MPが多いため、序盤から調子に乗っているとえらい目にあう。
*『CCC』では難易度「チート」とされたため序盤から楽勝かと思いきや、長い間のブランクが祟りリハビリが必要なほどに弱体化している。最終的には間違いなく最強クラスの実力を取り戻すのだが、序盤は遥か格下の[[ランサー (CCC・赤)]]に簡単に敗れるなど他のサーヴァントと大差無い。<br>むしろ他と比べてスキルが力押し一辺倒な上に消費MPが多いため、序盤から調子に乗っているとえらい目にあう。
*「王の財宝」から繰り出す「宝具の原典」の数々は、それと知らぬ者には登場する伝承も由来もてんでバラバラの宝具を同時に操っているように見えるため、真名を隠すのにも一役買っている。<br>セイバーも第四次聖杯戦争の時点では、最後まで真名が判らなかった。第四次で彼の真名を独力で看破したのはライダーのみ。ライダー曰く「余より態度がでかい王など一人しかいない」というのが理由。<br>第五次では、士郎が「ギルガメッシュの宝具は偽物ではなく本物である」という推測をしたことを評価し、自ら出自を明らかにした。
*「王の財宝」から繰り出す「宝具の原典」の数々は、それと知らぬ者には登場する伝承も由来もてんでバラバラの宝具を同時に操っているように見えるため、真名を隠すのにも一役買っている。<br>セイバーも第四次聖杯戦争の時点では、最後まで真名が判らなかった。第四次で彼の真名を独力で看破したのはライダーのみ。ライダー曰く「余より態度がでかい王など一人しかいない」というのが理由。<br>第五次では、士郎が「ギルガメッシュの宝具は偽物ではなく本物である」という推測をしたことを評価し、自ら出自を明らかにした。
*彼が「弓兵」のクラスで召喚されたのは、「王の財宝」から宝具をそのまま無数に降らすという、魔弾の射手=遠距離攻撃・投擲という戦闘スタイルに拠る。このスタイルはエルキドゥとの戦いで生み出されたものだという。本人曰く「頭の悪い使い方」
*彼が「弓兵」のクラスで召喚されたのは、「王の財宝」から宝具をそのまま無数に降らすという、魔弾の射手=遠距離攻撃・投擲という戦闘スタイルに拠る。このスタイルはエルキドゥとの戦いで生み出されたものだという。本人曰く「頭の悪い使い方」
*『stay night』でも解説されているように、彼が宝具を使いこなせないというより、正確には「宝具自体、原典に似ているが別物の『無銘』の集まり」なので、そもそも全てが「『真名』を持たないが故に、本当の意味での真名開放出来ない」というのが正しい。
*『stay night』でも解説されているように、彼が宝具を使いこなせないというより、正確には「宝具自体、原典に似ているが別物の『無銘』の集まり」なので、そもそも全てが「『真名』を持たないが故に、本当の意味での真名開放出来ない」というのが正しい。
*彼のトレードマークである黄金の甲冑だが、これ自体の強度もかなりのものでセイバーの斬撃を何発を受けながらも多少へこむ程度。更に石化を防ぐ効果もあるという。『CCC』ではこの鎧姿で迷宮を駆け回ることになるため、パーツが擦れあう音がなかなかにやかましい。が、中盤になって衣装変更機能が追加され、甲冑以外の衣装にするとどうしてか甲冑の音が恋しくなる。ちなみに、『Fate/EXTRA material』にてあまりの煩さにマジギレするザビ夫の絵が掲載されている。
*彼のトレードマークである黄金の甲冑だが、これ自体の強度もかなりのもので士郎がマスター時のセイバーの斬撃を何発を受けながらも多少へこむ程度。更に石化を防ぐ効果もあるという。『CCC』ではこの鎧姿で迷宮を駆け回ることになるため、パーツが擦れあう音がなかなかにやかましい。が、中盤になって衣装変更機能が追加され、甲冑以外の衣装にするとどうしてか甲冑の音が恋しくなる。ちなみに、『Fate/EXTRA material』にてあまりの煩さにマジギレするザビ夫の絵が掲載されている。
*本人の宝具に「天の鎖」も挙げられる場合があるが、ステータス画面に記されていない点や作中一度も真名解放していない点などから「所有物の中でもお気に入り」ではあるが、彼自身の宝具ではない、という見解が一般的。
*本人の宝具に「天の鎖」も挙げられる場合があるが、ステータス画面に記されていない点や作中一度も真名解放していない点などから「所有物の中でもお気に入り」ではあるが、彼自身の宝具ではない、という見解が一般的。
**「天の鎖」は劇中のヘラクレス等からも窺えるように捕えた瞬間無力化出来るものではなく、抵抗する余力があれば脱出も可能。しかし、高い神性を持つ存在が捕えられた場合は自力で断ち切るのは非常に困難。令呪のバックアップをもってしても脱出は出来ず、外界からの援助も至難の業。<br>『プリズマ☆イリヤ』では宝具に巻きつけて絡め取ったり、対象を鎖で雁字搦めにし黒ひげ危機一髪のように攻撃する事や、敵の攻撃を避ける為に移動に使う、離れた場所にいる味方を引き寄せる等、様々な場面で応用をきかせる万能宝具として描写されている。<br>本編SNでも、巨大な肉の塊となった聖杯を運搬出来る程度の強度や、汎用性は発揮している。
**「天の鎖」は劇中のヘラクレス等からも窺えるように捕えた瞬間無力化出来るものではなく、抵抗する余力があれば脱出も可能。しかし、高い神性を持つ存在が捕えられた場合は自力で断ち切るのは非常に困難。令呪のバックアップをもってしても脱出は出来ず、外界からの援助も至難の業。<br>『プリズマ☆イリヤ』では宝具に巻きつけて絡め取ったり、対象を鎖で雁字搦めにし黒ひげ危機一髪のように攻撃する事や、敵の攻撃を避ける為に移動に使う、離れた場所にいる味方を引き寄せる等、様々な場面で応用をきかせる万能宝具として描写されている。<br>本編SNでも、巨大な肉の塊となった聖杯を運搬出来る程度の強度や、汎用性は発揮している。
*半神半人というものの、彼の「神」度合いは2/3という高さを持ち、本来ならば神霊適性A+で[[バーサーカー|ヘラクレス]]のAを上回る。ただし本人は神を嫌っているためランクBへダウンしている。<br>神を嫌っている理由は明らかにされていないが、恐らく生前にエルキドゥを殺されたためと思われる。あくまで彼が嫌っているだけであり、神から罰を受けたという逸話は無いため、「神性」スキルそのものは失っていない。
*半神半人というものの、彼の「神」度合いは2/3という高さを持ち、本来ならば神霊適性A+で[[バーサーカー|ヘラクレス]]のAを上回る。ただし本人は神を嫌っているためランクBへダウンしている。<br>神を嫌っている理由は明らかにされていないが、恐らく生前にエルキドゥを殺されたためと思われる。あくまで彼が嫌っているだけであり、神から罰を受けたという逸話は無いため、「神性」スキルそのものは失っていない。
**そもそも「彼や彼の親友のような森の精霊すら退ける豪傑でも、不条理の権化たる神やその神が与える死は避け得ず、その現実に対して彼はどう向き合うか」という過程を描いたことも原典たるギルガメッシュ叙事詩が高く評価された一因である。<br>最高の英雄にとって数少ない乗り越えられぬ壁をその英雄が嫌悪しない筈が無い。
**そもそも「彼や彼の親友のような森の精霊すら退ける豪傑でも、不条理の権化たる神やその神が与える死は避け得ず、その現実に対して彼はどう向き合うか」という過程を描いたことも原典たるギルガメッシュ叙事詩が高く評価された一因である。<br>最高の英雄にとって数少ない乗り越えられぬ壁をその英雄が嫌悪しない筈が無い。
*衛宮士郎と対戦した際、互いに同格の宝具を持ち、士郎の方が剣を取り出すスピードが少々速いとはいえ、人間相手に接近戦で押し切られている。<br>士郎が手にした武器から「使い手の記憶や経験」を読み取っているとはいえ、彼の武勇はサーヴァントの中でも高いものではないことが伺える。<br>士郎相手に接近戦に持ち込まれた場合、エアを使う間も無く押し込まれてしまう為、とにかく「王の財宝」が機能するかどうかが全てとなっている。
*衛宮士郎と対戦した際、互いに同格・同種の宝具を持ち、士郎の方が剣を取り出すスピードが少々速いとはいえ、人間相手に接近戦で押し切られている。<br>士郎が手にした武器から「使い手の記憶や経験」を読み取っているとはいえ、彼の武勇はサーヴァントの中でも高いものではないことが伺える。<br>士郎相手に接近戦に持ち込まれた場合、エアを使う間も無く押し込まれてしまう一方、セイバーとはエアなしでも優勢に戦えたのでとにかく「王の財宝」が機能するかどうかが全てとなっている。
*衛宮士郎&アーチャー、[[バーサーカー (第四次)|ランスロット]]ら相性が悪いとされている相手でも、慢心せず、距離を詰めさせずに初手から「天地乖離す開闢の星」を放てば、まず対処できないだろう。結局のところ、彼の最大の敵は己の「慢心」に他ならない。絶対に勝てなかったのは自分自身だった、というのは何だか寓話のようである。
*衛宮士郎&アーチャー、[[バーサーカー (第四次)|ランスロット]]ら相性が悪いとされている相手でも、慢心せず、距離を詰めさせずに初手から「天地乖離す開闢の星」を放てば、まず対処できないだろう。結局のところ、彼の最大の敵は己の「慢心」に他ならない。絶対に勝てなかったのは自分自身だった、というのは何だか寓話のようである。
*第四次で「単独行動」のスキルがAだったのに対し、第五次でA+に上昇しているのは、聖杯の泥を被って半ば受肉しているため。
*第四次で「単独行動」のスキルがAだったのに対し、第五次でA+に上昇しているのは、聖杯の泥を被って半ば受肉しているため。