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− | ==[[宝具]]== | + | == [[宝具]] == |
− | ;疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア) | + | ; 疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア) |
− | :ランク:A<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:2~60<br>最大捕捉:50人<br>由来:アキレウスが戦場で駆ったと言われる三頭立ての戦車。 | + | : ランク:A<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:2~60<br />最大捕捉:50人 |
− | :海神ポセイドンから賜った不死の二頭の神馬「クサントス」と「バリオス」、エーエティオーンの都市を襲撃した際に奪った名馬「ペーダソス」からなる戦車。<br>ただ疾駆するだけで戦場を蹂躙し、削岩機の如き勢いで敵陣を粉砕し、天を翔ける。 | + | : 由来:アキレウスが戦場で駆ったと言われる三頭立ての戦車。 |
− | :速度の向上に比例して相手に追加ダメージを与える。最高速度となると、大型ジャンボ機ですら瞬時に解体する。 | + | : 海神ポセイドンから賜った不死の二頭の神馬「クサントス」と「バリオス」、エーエティオーンの都市を襲撃した際に奪った名馬「ペーダソス」からなる戦車。ただ疾駆するだけで戦場を蹂躙し、削岩機の如き勢いで敵陣を粉砕し、天を翔ける。 |
− | :アキレウスの宝具の中でも最も魔力消費量が激しく、この宝具を使用した場合は下手をすればアキレウスの他にもう1体サーヴァントを召喚した場合と同程度の魔力を必要とする。 | + | : 速度の向上に比例して相手に追加ダメージを与える。最高速度となると、大型ジャンボ機ですら瞬時に解体する。 |
− | :;クサントス | + | : アキレウスの宝具の中でも最も魔力消費量が激しく、この宝具を使用した場合は下手をすればアキレウスの他にもう1体サーヴァントを召喚した場合と同程度の魔力を必要とする。 |
− | ::さる女神から人語を理解し、喋る能力を与えられている不死の神馬。本来は正真正銘の「不死」だが、さすがにサーヴァントの宝具としての状態では不死ではない。が、それでも少なくともサーヴァントクラスの頑丈さを有する。 | + | :; クサントス |
− | ::ライダーの指示には忠実で戦闘中に意見もする。喋り方は丁寧だが性格は最悪で、主が不利な状況に追い込まれる可能性があるのを敢えて黙っていたり、追及されても「ブヒヒヒ」と非常に卑しい笑い方で対応する。 | + | :: さる女神から人語を理解し、喋る能力を与えられている不死の神馬。本来は正真正銘の「不死」だが、さすがにサーヴァントの宝具としての状態では不死ではない。が、それでも少なくともサーヴァントクラスの頑丈さを有する。 |
− | ::そんな性格なので、ライダーからは槍の石突で制裁を加えられている。 | + | :: ライダーの指示には忠実で戦闘中に意見もする。喋り方は丁寧だが性格は最悪で、主が不利な状況に追い込まれる可能性があるのを敢えて黙っていたり、追及されても「ブヒヒヒ」と非常に卑しい笑い方で対応する。 |
− | :;バリオス | + | :: そんな性格なので、ライダーからは槍の石突で制裁を加えられている。 |
− | ::もう一頭の神馬。こちらも実際には不死ではない。寡黙な性格で、制裁を加えられて無様な悲鳴を上げるクサントスを呆れた目で見ている。 | + | :; バリオス |
− | :;ペーダソス | + | :: もう一頭の神馬。こちらも実際には不死ではない。寡黙な性格で、制裁を加えられて無様な悲鳴を上げるクサントスを呆れた目で見ている。 |
− | ::稀代の俊足を誇る名馬だが、神馬ではない。 | + | :; ペーダソス |
− | ::決戦で黒のアーチャーの一撃を脳天に受け、霊核を破壊されたことで消滅した。 | + | :: 稀代の俊足を誇る名馬だが、神馬ではない。 |
− | | + | :: 決戦で黒のアーチャーの一撃を脳天に受け、霊核を破壊されたことで消滅した。 |
− | ;彗星走法(ドロメウス・コメーテース) | + | : |
− | :ランク:A+<br>種別:対人(自身)宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人<br>由来:「あらゆる時代の、あらゆる英雄の中で、最も迅い」というアキレウスの伝説。 | + | ; 彗星走法(ドロメウス・コメーテース) |
| + | : ランク:A+<br />種別:対人(自身)宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人 |
| + | : 由来:「あらゆる時代の、あらゆる英雄の中で、最も迅い」というアキレウスの伝説。 |
| :『疾風怒濤の不死戦車』から降り立つことで起動する常時発動型の宝具。広大な戦場を一呼吸で駆け抜け、フィールド上に障害物があっても速度は鈍らない。弱点であるアキレス腱が露出してしまうが、アキレウスの速度を捕捉できる英霊は数少ない。 | | :『疾風怒濤の不死戦車』から降り立つことで起動する常時発動型の宝具。広大な戦場を一呼吸で駆け抜け、フィールド上に障害物があっても速度は鈍らない。弱点であるアキレス腱が露出してしまうが、アキレウスの速度を捕捉できる英霊は数少ない。 |
| :アキレウスの急所である踵を貫かれた場合、この宝具は消滅する。 | | :アキレウスの急所である踵を貫かれた場合、この宝具は消滅する。 |
− | | + | : |
− | ;勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス) | + | ; 勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス) |
− | :ランク:B<br>種別:対人(自身)宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人<br>由来:アキレウスの母である女神テティスが彼に与えた不死の肉体。 | + | : ランク:B<br />種別:対人(自身)宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人 |
− | :踵を除く全身に不死の祝福がかかっており、如何なる攻撃を受けても無効化する。だが一定ランク以上の『神性』を持つ相手には、この効果が無効化されてしまう。『神性』がアキレウスと同等以上のCランク以上であれば無効化でき、それ以下の『神性』ではダメージが削減される(Dランクでは75%まで、Eランクならば50%までダメージ削減)。その他、神造兵装による攻撃ならば『神性』を持たない者でも通じる。その際のダメージ数値は神造兵装のランクによって変動する。<br>また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がなく、踵を破壊されると不死自体が消失する。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。 | + | : 由来:アキレウスの母である女神テティスが彼に与えた不死の肉体。 |
− | | + | : 踵を除く全身に不死の祝福がかかっており、如何なる攻撃を受けても無効化する。だが一定ランク以上の『神性』を持つ相手には、この効果が無効化されてしまう。『神性』がアキレウスと同等以上のCランク以上であれば無効化でき、それ以下の『神性』ではダメージが削減される(Dランクでは75%まで、Eランクならば50%までダメージ削減)。その他、神造兵装による攻撃ならば『神性』を持たない者でも通じる。その際のダメージ数値は神造兵装のランクによって変動する。 |
− | ;宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ) | + | : また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がなく、踵を破壊されると不死自体が消失する。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。 |
− | :ランク:B+<br>種別:対人宝具<br>レンジ:2~10<br>最大捕捉:1人<br>由来:師のケイローンが作ったアキレウス愛用の槍。 | + | : |
− | :ケイローンが作った青銅とトネリコの槍。だが、アキレウスはこの槍を用いてケイローンすらも知らない独自の能力を編み出した。その能力は「闘技場」。突き立てた槍を基点として空間そのものを切り取る形で、闇の壁に包まれた特殊な空間を作り出す、固有結界と似て非なる大魔術である。 | + | ; 宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ) |
− | :この空間の効果は「一対一で敵と公平に戦うこと」、ただそれだけ。この空間内では神の加護は働かず、第三者は無論、幸運すらも介入させず、時間も静止している。「まぐれ」すらも起こり得ない、究極の実力勝負。また、この闘技場を塗り潰せるようなものでなければ宝具の使用も制約される模様(武器の使用は可能)。空間内では通常と異なり負傷は治らず、蘇生系のスキルや宝具も効果を発揮せず、敗者は現実に戻っても死亡する。 | + | : ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:2~10<br />最大捕捉:1人 |
− | :この効果はアキレウス自身にも適用され、ここでは『勇者の不凋花』の不死は働かなくなる。あくまで相手と「公平」に戦うための領域であり、必ずしもアキレウスにとって有利になるとは限らない。 | + | : 由来:師のケイローンが作ったアキレウス愛用の槍。 |
− | :つまるところ、この闘技場の効果とは、ただ己の実力のみで相手を打ち斃す「公平無私の一騎打ち」の強制である。 | + | : ケイローンが作った青銅とトネリコの槍。だが、アキレウスはこの槍を用いてケイローンすらも知らない独自の能力を編み出した。その能力は「闘技場」。突き立てた槍を基点として空間そのものを切り取る形で、闇の壁に包まれた特殊な空間を作り出す、固有結界と似て非なる大魔術である。 |
− | :極めて単純でそれゆえに堅牢な空間であり、アキレウスはこの空間が破られないことに絶対の自信を持っている。
| + | : この空間の効果は「一対一で敵と公平に戦うこと」、ただそれだけ。この空間内では神の加護は働かず、第三者は無論、幸運すらも介入させず、時間も静止している。「まぐれ」すらも起こり得ない、究極の実力勝負。また、この闘技場を塗り潰せるようなものでなければ宝具の使用も制約される模様(武器の使用は可能)。空間内では通常と異なり負傷は治らず、蘇生系のスキルや宝具も効果を発揮せず、敗者は現実に戻っても死亡する。 |
− | :しかし制約も存在し、アマゾネスの女王・ペンテシレイアをこの槍で殺害したことがトラウマとなっており、女性相手には使用不可能。また、アキレウスの性格上、彼にとって一対一で戦うに値しない程度の相手にはそもそも使おうとはせず、相手が決闘を望まなかった場合にも無理に使用はしないという。 | + | : この効果はアキレウス自身にも適用され、ここでは『勇者の不凋花』の不死は働かなくなる。あくまで相手と「公平」に戦うための領域であり、必ずしもアキレウスにとって有利になるとは限らない。 |
− | :元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。 | + | : つまるところ、この闘技場の効果とは、ただ己の実力のみで相手を打ち斃す「公平無私の一騎打ち」の強制である。極めて単純でそれゆえに堅牢な空間であり、アキレウスはこの空間が破られないことに絶対の自信を持っている。 |
− | :また、アキレウスがランサーとして召喚された場合は上記の特殊能力に加えて『[[ディルムッド・オディナ|必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)]]』と酷似した敵に与えた傷の治癒を不可能にする効果が付与される。 | + | : しかし制約も存在し、アマゾネスの女王・ペンテシレイアをこの槍で殺害したことがトラウマとなっており、女性相手には使用不可能。また、アキレウスの性格上、彼にとって一対一で戦うに値しない程度の相手にはそもそも使おうとはせず、相手が決闘を望まなかった場合にも無理に使用はしないという。 |
− | | + | : 元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。 |
− | ;蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス) | + | : また、アキレウスがランサーとして召喚された場合は上記の特殊能力に加えて『[[ディルムッド・オディナ|必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)]]』と酷似した敵に与えた傷の治癒を不可能にする効果が付与される。 |
− | :ランク:A+<br>種別:結界宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人<br>由来:アキレウスの母である女神テティスが息子のために作らせた鍛冶神ヘパイストス製の盾。 | + | : |
− | :鍛冶神ヘパイストスによって造られた神造兵装。アキレウスの切り札であり、彼が生きた世界の全てを表した大盾。全面に渡って凄まじいまでの精緻な意匠が施されている。 | + | ; 蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス) |
− | :真名解放することで盾に刻み込まれた極小の世界が展開され、一つの“世界そのもの”で攻撃を防ぐ結界宝具。 | + | : ランク:A+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人 |
− | :この盾に挑むということは、即ち世界を相手取るということであり、発動させれば対人・対軍・対城・対国・対神宝具にすら至るまで、ほぼ全ての攻撃を防ぎ切る。ただし、その性質上、対界宝具だけは苦手とする。 | + | : 由来:アキレウスの母である女神テティスが息子のために作らせた鍛冶神ヘパイストス製の盾。 |
− | :双方の同意と契約の上でアキレウスから[[アストルフォ|黒のライダー]]へと託され、彼の手によって[[カルナ|赤のランサー]]が放った『日輪よ、死に随え』を防ぐために使用された。神すら滅ぼす赤のランサーの槍も、“世界”そのものは殺すことができず、槍を完全に阻んで防ぎ切り、アストルフォとジークを守り抜いた。その後の決着の際には既に砕け、消えていた。 | + | : 鍛冶神ヘパイストスによって造られた神造兵装。アキレウスの切り札であり、彼が生きた世界の全てを表した大盾。全面に渡って凄まじいまでの精緻な意匠が施されている。 |
− | :またアキレウス自身が使用した場合のみ、この盾を「攻撃」に転用できる。宝具を展開した後、突撃することによってその極小世界で相手を押し潰すというものである(ヘパイストスも想定外の使用法であるとか)。 | + | : 真名解放することで盾に刻み込まれた極小の世界が展開され、一つの“世界そのもの”で攻撃を防ぐ結界宝具。 |
| + | : この盾に挑むということは、即ち世界を相手取るということであり、発動させれば対人・対軍・対城・対国・対神宝具にすら至るまで、ほぼ全ての攻撃を防ぎ切る。ただし、その性質上、対界宝具だけは苦手とする。 |
| + | : 双方の同意と契約の上でアキレウスから[[アストルフォ|黒のライダー]]へと託され、彼の手によって[[カルナ|赤のランサー]]が放った『日輪よ、死に随え』を防ぐために使用された。神すら滅ぼす赤のランサーの槍も、“世界”そのものは殺すことができず、槍を完全に阻んで防ぎ切り、アストルフォとジークを守り抜いた。その後の決着の際には既に砕け、消えていた。 |
| + | : またアキレウス自身が使用した場合のみ、この盾を「攻撃」に転用できる。宝具を展開した後、突撃することによってその極小世界で相手を押し潰すというものである(ヘパイストスも想定外の使用法であるとか)。 |
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| == 真名:アキレウス == | | == 真名:アキレウス == |