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11 バイト追加 、 2017年6月6日 (火) 21:19
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:主人公に「私に全てを捧げる気はある?」と尋ねて「なにを言っているのかわからない」と返された時の反応。さすがの彼女も主人公の鈍感さには脱力気味。ただ、状況的に言えばいきなり殺しにかかってきた直後に口説いてきているので、主人公が「何言ってんだコイツ」的な反応をするのは仕方ないといえば仕方ない。
 
:主人公に「私に全てを捧げる気はある?」と尋ねて「なにを言っているのかわからない」と返された時の反応。さすがの彼女も主人公の鈍感さには脱力気味。ただ、状況的に言えばいきなり殺しにかかってきた直後に口説いてきているので、主人公が「何言ってんだコイツ」的な反応をするのは仕方ないといえば仕方ない。
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;「―――そう、その通りよ。<br> 人形はいいわ。ひたすら愛しても文句を言わない、不満をこぼさない、変わらない。<br> 私、人間の消費文化は愚かだと思うけど、フィギュア文化を磨き上げたところは感謝しているの。<br> 事の起こりはやっぱりヴィーナス像ね。ギリシャ始まった。そうとさえ思ったわ。それが国を越え、海を越え、時を越えて……<br> 日本の職人達の手に渡った時、宇宙誕生に匹敵するビックバン、いえ、パラダイムシフトが起こったのよ。<br> バレちゃったから言うわ。私、人形が好き。大好き。等身大から根付けサイズまで、分け隔てなく評価するわ!<br> でも、特にお気に入りはやっぱりスケールモデルね。360度、舐め回して観賞できる支配感、所有感は最高だもの。<br> この趣味を分からないヤツは、徹底した再教育あるのみよ。溶かした後、土台の材料にしてやるから。<br> あ、でもアメトイはダメね。ガチムチすぎる。こと工芸において、日本人の繊細さに勝るものはないわ。<br> 私の夢は失われたガレキ職人たちを集めて、私のトイ・ストーリー王国を作ること―――<br> あ、もちろん職人たちも人形にするから。<br> 究極の造形を求めて来る日も来る日も腕を磨きあうフィギュア職人たち……<RUBY><RB>いい笑顔</RB><RT>グッドスマイル</RT></RUBY>!<br> こんな素敵な光景が他にあって? いいえ、あるはずがない。ないからこそ私が築き上げてみせる!」
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;「───そう、その通りよ。<br> 人形はいいわ。ひたすら愛しても文句を言わない、不満をこぼさない、変わらない。<br> 私、人間の消費文化は愚かだと思うけど、フィギュア文化を磨き上げたところは感謝しているの。<br> 事の起こりはやっぱりヴィーナス像ね。ギリシャ始まった。そうとさえ思ったわ。それが国を越え、海を越え、時を越えて……<br> 日本の職人達の手に渡った時、宇宙誕生に匹敵するビックバン、いえ、パラダイムシフトが起こったのよ。<br> バレちゃったから言うわ。私、人形が好き。大好き。等身大から根付けサイズまで、分け隔てなく評価するわ!<br> でも、特にお気に入りはやっぱりスケールモデルね。360度、舐め回して観賞できる支配感、所有感は最高だもの。<br> この趣味を分からないヤツは、徹底した再教育あるのみよ。溶かした後、土台の材料にしてやるから。<br> あ、でもアメトイはダメね。ガチムチすぎる。こと工芸において、日本人の繊細さに勝るものはないわ。<br> 私の夢は失われたガレキ職人たちを集めて、私のトイ・ストーリー王国を作ること───<br> あ、もちろん職人たちも人形にするから。<br> 究極の造形を求めて来る日も来る日も腕を磨きあうフィギュア職人たち……<RUBY><RB>いい笑顔</RB><RT>グッドスマイル</RT></RUBY>!<br> こんな素敵な光景が他にあって? いいえ、あるはずがない。ないからこそ私が築き上げてみせる!」
 
:SG2の入手直後。基本冷静な彼女が突如ドールマニアとしての熱き一面を解放する。リップやBBとは違うという触れ込みから、ようやく真面目な敵が出てきたと思ったが別にそんなことはなかった。上記のセリフを語る彼女自身も脳内職人たちと同じ、<RUBY><RB>いい笑顔</RB><RT>グッドスマイル</RT></RUBY>を浮かべている気がしてならない。
 
:SG2の入手直後。基本冷静な彼女が突如ドールマニアとしての熱き一面を解放する。リップやBBとは違うという触れ込みから、ようやく真面目な敵が出てきたと思ったが別にそんなことはなかった。上記のセリフを語る彼女自身も脳内職人たちと同じ、<RUBY><RB>いい笑顔</RB><RT>グッドスマイル</RT></RUBY>を浮かべている気がしてならない。
 
:あるいは[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のフィギュア等を手がけたグットスマイルカンパニーと掛けているのかもしれない。
 
:あるいは[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のフィギュア等を手がけたグットスマイルカンパニーと掛けているのかもしれない。
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;「呆れた。本当に呆れたわ。私が彼(彼女)を人間扱いしてないですって?<br> そんなの―――<br> 初めから、そう言っているじゃない!」
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;「呆れた。本当に呆れたわ。私が彼(彼女)を人間扱いしてないですって?<br> そんなの───<br> 初めから、そう言っているじゃない!」
 
:人間を愛せない彼女の歪んだ恋のカタチ。ただひたすらに自らの愛を注ぐ器を求める。
 
:人間を愛せない彼女の歪んだ恋のカタチ。ただひたすらに自らの愛を注ぐ器を求める。
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:宝具発動。全てを甘く溶かす、濁流の如き愛。
 
:宝具発動。全てを甘く溶かす、濁流の如き愛。
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;「でも……うん、仕方ないわ。だって、ときめいたんだもの。もっと何度も、話したかったんだもの。」<br>「貴方に―――私を女の子として、好きになって、ほしかったんだもの。」
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;「でも……うん、仕方ないわ。だって、ときめいたんだもの。もっと何度も、話したかったんだもの。」<br>「貴方に───私を女の子として、好きになって、ほしかったんだもの。」
 
:全てのSGを暴かれ、敗れたメルトリリスは憑き物が落ちたように淡々と語る。<br>速やかに処分せずに主人公たちを泳がせていた理由について、無敵に近い特別な機能を持った高位のAIであるという慢心や傲慢さだけではない、<br>まるで人間の少女のような感情が隠されていて、それを自覚した瞬間でもあった。
 
:全てのSGを暴かれ、敗れたメルトリリスは憑き物が落ちたように淡々と語る。<br>速やかに処分せずに主人公たちを泳がせていた理由について、無敵に近い特別な機能を持った高位のAIであるという慢心や傲慢さだけではない、<br>まるで人間の少女のような感情が隠されていて、それを自覚した瞬間でもあった。
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:BBの駒として造られた彼女は自嘲気味に、かつて存在したもう一人のアルターエゴに呼びかける。
 
:BBの駒として造られた彼女は自嘲気味に、かつて存在したもう一人のアルターエゴに呼びかける。
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;「……あーあ、いっちゃった。さようなら、わたしの恋。さようなら、素敵なひと。<br> どうか―――この先に待つ結末を知っても、絶望に挫けないで」
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;「……あーあ、いっちゃった。さようなら、わたしの恋。さようなら、素敵なひと。<br> どうか───この先に待つ結末を知っても、絶望に挫けないで」
 
:もう届かない、最初で最期のエール。直後に「私らしくない」と自嘲し、直接的に助けになろうとするが…
 
:もう届かない、最初で最期のエール。直後に「私らしくない」と自嘲し、直接的に助けになろうとするが…
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;「邪魔者にはそろそろご退場願おうかしら?ふふふっ……あっはははははっ!<br> これなるは五弦琵琶、全ての洛を飲み込む柱。消えなさい、<RUBY><RB>弁財天五弦琵琶</RB><RT>サラスヴァティー・メルトアウト</RT></RUBY>!」<br>「身も心も、生きていた痕跡さえも溶かしてあげる。<br> 行くわよ……行くわよ行くわよ行くわよ行くわよ!<RUBY><RB>弁財天五弦琵琶</RB><RT>サラスヴァティー・メルトアウト</RT></RUBY>……!」
 
;「邪魔者にはそろそろご退場願おうかしら?ふふふっ……あっはははははっ!<br> これなるは五弦琵琶、全ての洛を飲み込む柱。消えなさい、<RUBY><RB>弁財天五弦琵琶</RB><RT>サラスヴァティー・メルトアウト</RT></RUBY>!」<br>「身も心も、生きていた痕跡さえも溶かしてあげる。<br> 行くわよ……行くわよ行くわよ行くわよ行くわよ!<RUBY><RB>弁財天五弦琵琶</RB><RT>サラスヴァティー・メルトアウト</RT></RUBY>……!」
 
:宝具解放。加虐的に、鮮やかに、敵を激流と共に溶かし尽くす。
 
:宝具解放。加虐的に、鮮やかに、敵を激流と共に溶かし尽くす。
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;「あまり近付かないで。貴方なんて、たった一回、まぐれで私を呼んだだけの仮のマスターよ。立場が上どころか、対等ですらないと知りなさい」<br>「契約をしている以上、貴方の命令は聞いてあげる。でも思い上がらないで。こんなもの、いつだって切り裂いてしまえるんだから」<br>「主従関係って…何を言っているの? 貴方と私は利害が一致しているだけ。それを忘れないことね」
 
;「あまり近付かないで。貴方なんて、たった一回、まぐれで私を呼んだだけの仮のマスターよ。立場が上どころか、対等ですらないと知りなさい」<br>「契約をしている以上、貴方の命令は聞いてあげる。でも思い上がらないで。こんなもの、いつだって切り裂いてしまえるんだから」<br>「主従関係って…何を言っているの? 貴方と私は利害が一致しているだけ。それを忘れないことね」
 
:マイルーム会話。上から「絆Lv1」「契約」「主従関係」。
 
:マイルーム会話。上から「絆Lv1」「契約」「主従関係」。
 
:性格に加え、自分が怪物であることを認識していることも相まってか、とにかくマスターに対してはドライ。
 
:性格に加え、自分が怪物であることを認識していることも相まってか、とにかくマスターに対してはドライ。
 +
 
;「貴方も懲りない人間ね。私が怖くないの?刃物のヒールに棘の脚、触れるもの全てを溶かす毒。兵器としての制圧力以外、貴方が求めるもはないでしょう?」
 
;「貴方も懲りない人間ね。私が怖くないの?刃物のヒールに棘の脚、触れるもの全てを溶かす毒。兵器としての制圧力以外、貴方が求めるもはないでしょう?」
:マイルーム会話「絆Lv3」。粘り強く触れ合おうとする[[主人公 (Grand Order)]]に対しても突き放そうとしている。無論、彼/彼女がその程度で退く人物ではない事を知る由もなく――。
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:マイルーム会話「絆Lv3」。粘り強く触れ合おうとする[[主人公 (Grand Order)]]に対しても突き放そうとしている。無論、彼/彼女がその程度で退く人物ではない事を知る由もなく───。
 +
 
 
;「言っておくけど、貴方を好きにはならないから。……ちょっと、この世の終わりみたいな顔をしないで。仕方ないでしょう。私の恋の在り方は、相手を傷つけるだけなんだから」
 
;「言っておくけど、貴方を好きにはならないから。……ちょっと、この世の終わりみたいな顔をしないで。仕方ないでしょう。私の恋の在り方は、相手を傷つけるだけなんだから」
 
:マイルーム会話「絆Lv4」。上述しているように、自分の恋の在り方は「愛を注がれるだけの恋人」であり、最初から恋人を人間扱いをしていない。
 
:マイルーム会話「絆Lv4」。上述しているように、自分の恋の在り方は「愛を注がれるだけの恋人」であり、最初から恋人を人間扱いをしていない。
 
:主人公に自分の在り方を打ち明けられるくらいに心を開き始め、だからこそ距離を保とうとしている。
 
:主人公に自分の在り方を打ち明けられるくらいに心を開き始め、だからこそ距離を保とうとしている。
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;「はぁー。もうわかったわよ。私の負け、あなたの勝ちよ。こんなに我慢強い奴、[[主人公 (EXTRA)|あのひと]]以外に初めて見たわ。ほら、座って、馬鹿なマスター。今は少しだけ、その膝に座らせて。」
 
;「はぁー。もうわかったわよ。私の負け、あなたの勝ちよ。こんなに我慢強い奴、[[主人公 (EXTRA)|あのひと]]以外に初めて見たわ。ほら、座って、馬鹿なマスター。今は少しだけ、その膝に座らせて。」
 
:マイルーム会話「絆Lv5」。[[Fate/EXTRA CCC|夢に消えた出来事]]で邂逅した[[主人公 (EXTRA)|ある人物]]に思いを馳せていた。あの人以外にも我慢強い奴はいた。それが自分と絆を深めた「馬鹿なマスター」なのだから。
 
:マイルーム会話「絆Lv5」。[[Fate/EXTRA CCC|夢に消えた出来事]]で邂逅した[[主人公 (EXTRA)|ある人物]]に思いを馳せていた。あの人以外にも我慢強い奴はいた。それが自分と絆を深めた「馬鹿なマスター」なのだから。
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;「あの……マスター?今、女神アルテミスがいた気がするんだけど……<br> いえ、気のせいよね。ちょっとガレージキット作りに没頭し過ぎて目が疲れていたのよ。<br> 大体、アルテミスは私が尊敬する数少ない女神よ?それがあんなだらしのない肉付きで、しかもぬいぐるみに夢中だなんて。<br> ……嘘よ。じゃあ私も、いつかあんなバカップルになるっていうの!?」
 
;「あの……マスター?今、女神アルテミスがいた気がするんだけど……<br> いえ、気のせいよね。ちょっとガレージキット作りに没頭し過ぎて目が疲れていたのよ。<br> 大体、アルテミスは私が尊敬する数少ない女神よ?それがあんなだらしのない肉付きで、しかもぬいぐるみに夢中だなんて。<br> ……嘘よ。じゃあ私も、いつかあんなバカップルになるっていうの!?」
:[[オリオン]]所持時のマイルーム会話。自分の中に組み込まれている女神の一柱として尊敬していた純潔の女神があれほどのスイーツ脳と知ったらこの反応も無理もない。前にも同じ反応をした[[アタランテ|彼女と似た声の狩人]]がいた様な……
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:[[オリオン]]所持時のマイルーム会話。自分の中に組み込まれている女神の一柱として尊敬していた純潔の女神があれほどのスイーツ脳と知ったらこの反応も無理もない。前にも同じ反応をした[[アタランテ|彼女と似た声の狩人]]がいた様な……。
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;「――――――なんだ。<br /> こんなにも、簡単な事だったのね。」
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;「──────なんだ。<br /> こんなにも、簡単な事だったのね。」
 
:『BBちゃんの逆襲/電子の海で会いましょう!』にて。
 
:『BBちゃんの逆襲/電子の海で会いましょう!』にて。
 
: [[主人公 (Grand Order) |主人公]]から握手を求められ、十分に困惑し、意を決してから応じた際のセリフ。
 
: [[主人公 (Grand Order) |主人公]]から握手を求められ、十分に困惑し、意を決してから応じた際のセリフ。
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: そしてこれは、主人公との初めての握手であり、主人公とできなかったことでもある。
 
: そしてこれは、主人公との初めての握手であり、主人公とできなかったことでもある。
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;「……アルブレヒト、アルブレヒト。素敵なアナタ。今度こそ、私の手を放さないで―――」
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;「……アルブレヒト、アルブレヒト。素敵なアナタ。今度こそ、私の手を放さないで───」
 
: バレエ『ジゼル』における、ヒロインのジゼルと彼女が恋するアルブレヒト――その2人に自分と主人公を見立てた切ない台詞。
 
: バレエ『ジゼル』における、ヒロインのジゼルと彼女が恋するアルブレヒト――その2人に自分と主人公を見立てた切ない台詞。
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;「…………ああ。なんて――」<br />輝かしい記憶。<br />眩しくて視界がぼやけてしまうほど。<br />あの時は恐怖しかなかった。絶望しかなかった。<br />私の性能ではあの人を守りきれないと、<br />決定的な場面がいつ来てしまうかと、夜ごと泣いていた。<br />でも―――あの人は笑っていたから。<br />弱かった私は全力で後を追った。<br />楽しすぎて泣いていた。<br />辛すぎて笑っていた。<br />何をしても、<br />どんな過酷な状況だろうと輝いていた。<br />アナタの為なら、<br />アナタとならどこまでも行ける気がした。<br />そう、何が相手でも戦えると、戦うと誓った。<br />あんなにも最悪の状況だったけれど、<br />あの人がいるかぎり、私には最高のものに見えたのだ。<br />「“たとえ、この<RUBY><RB>両手</RB><RT>つばさ</RT></RUBY>が砕け散っても。アナタの元に飛んで見せるわ。”」<br />……そんな言葉も、口にしたっけ。
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;「…………ああ。なんて──」<br />輝かしい記憶。<br />眩しくて視界がぼやけてしまうほど。<br />あの時は恐怖しかなかった。絶望しかなかった。<br />私の性能ではあの人を守りきれないと、<br />決定的な場面がいつ来てしまうかと、夜ごと泣いていた。<br />でも───あの人は笑っていたから。<br />弱かった私は全力で後を追った。<br />楽しすぎて泣いていた。<br />辛すぎて笑っていた。<br />何をしても、<br />どんな過酷な状況だろうと輝いていた。<br />アナタの為なら、<br />アナタとならどこまでも行ける気がした。<br />そう、何が相手でも戦えると、戦うと誓った。<br />あんなにも最悪の状況だったけれど、<br />あの人がいるかぎり、私には最高のものに見えたのだ。<br />「“たとえ、この<RUBY><RB>両手</RB><RT>つばさ</RT></RUBY>が砕け散っても。アナタの元に飛んで見せるわ。”」<br />……そんな言葉も、口にしたっけ。
 
: 廃棄場にて両手はおろか両足まで壊れた中での独白。
 
: 廃棄場にて両手はおろか両足まで壊れた中での独白。
 
: マスターとの大切な思い出を胸に眠りにつこうとするが――彼女の元へと降りてきたのは、二度とはないと思っていた奇跡だった。
 
: マスターとの大切な思い出を胸に眠りにつこうとするが――彼女の元へと降りてきたのは、二度とはないと思っていた奇跡だった。
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