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→ビーストⅢ
;人物
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:セラフィックスの職員の頃のキアラは紛れもなく聖人であり、実際ゼパルからも「偽りなく聖女」「救世主の器を持ってさえいた」と評されていた。この魔神柱の干渉がなかったら慎ましやかだが幸福な人生を送り、セラフィックスのような小さなコミュニティにおいて、最後まで人々に敬われるに足る人物であることは<ref>竹箒日記でも「ゼパルさえ現れなければセラフィックスの職員たちの荒れた心はキアラに癒やされていた」と語られている。</ref>確かだっただろう。
:セラフィックスの職員の頃のキアラは紛れもなく聖人であり、実際ゼパルからも「偽りなく聖女」「救世主の器を持ってさえいた」と評されていた。この魔神柱の干渉がなかったら慎ましやかだが幸福な人生を送り、セラフィックスのような小さなコミュニティにおいて、最後まで人々に敬われるに足る人物であることは<ref>竹箒日記でも「ゼパルさえ現れなければセラフィックスの職員たちの荒れた心はキアラに癒やされていた」と語られている。</ref>確かだっただろう。
:しかしゼパルの手で善性を封じ込められたことで、内に眠った魔神に相応しいと言われる内面の醜さが発露。狂乱状態に陥ったセラフィックスの人々をみて楽しんだり、SE.RA.PHで召喚されるサーヴァントのマスターを死体がすり切れるくらいに悪夢を見せる形で酷使している<ref>残酷な夢に関しても70回を越えたあたりからカウントをやめたと語っている。</ref>。
:しかしゼパルの手で自由意思を剥奪された上善性を封じ込められ、月世界のキアラと同期させられた事でそれと同様の魔性と化してしまった。狂乱状態に陥ったセラフィックスの人々をみて楽しんだり、SE.RA.PHで召喚されるサーヴァントのマスターを死体がすり切れるくらいに悪夢を見せる形で酷使している<ref>残酷な夢に関しても70回を越えたあたりからカウントをやめたと語っている。</ref>。
:彼女は人間を愛する、と心の底から語り、救いたいとも述べていたが、キアラにとって「人間」とは'''自分だけであり、それ以外の人間は人の形をした獣か虫に過ぎない'''、という自己愛の怪物。故に彼女は誰よりも人間を愛し、そのために他の全ての命を利用する。
:彼女は人間を愛する、と心の底から語り、救いたいとも述べていたが、キアラにとって「人間」とは'''自分だけであり、それ以外の人間は人の形をした獣か虫に過ぎない'''、という自己愛の怪物。故に彼女は誰よりも人間を愛し、そのために他の全ての命を利用する。
:本来なら救世主にだってなれる資質の全てを自分への愛だけで使い潰し、有り余る慈愛も、心を癒す言葉も、美しく見える真心も、全て自分のためだけに使っており、その姿が聖母のようだったから周囲が勘違いしただけにすぎない。
:本来なら救世主にだってなれる資質の全てを自分への愛だけで使い潰し、有り余る慈愛も、心を癒す言葉も、美しく見える真心も、全て自分のためだけに使っており、その姿が聖母のようだったから周囲が勘違いしただけにすぎない。