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:「何があろうと生き残る」のがモットー。金の亡者で稼ぎのためには手段を選ばない。その一方で宵越しの金は持たないという快楽主義者でもある。切嗣にもいろいろとセクハラをしたらしいが、結局手は出さなかった。<br />態度にこそ出さなかったが、切嗣に父親殺しをさせてしまったことに罪悪感を抱いていた。島から連れ出した切嗣を放っておけなかったのも、切嗣が自分と同じ稼業につこうとした際に拒否できなかったのも、そこに一因がある。結局、自分が切嗣のためにしてやれるのはそれだけだから、と彼を鍛えたが、才能があるからといってその才能を活かすことが必ずしも幸せになることではないと思い煩っていたようだ。<br />切嗣にとっては厳しくも本当は優しい、父親代わり・母親代わりのような存在であったが、逆にナタリアにとっての切嗣は、息子というだけでなく、ちょっと本気の恋慕の情があったらしい。根っこではわりと乙女な姐さん。
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:「何があろうと生き残る」のがモットー。金の亡者で稼ぎのためには手段を選ばない。その一方で宵越しの金は持たないという快楽主義者でもあって、多感な年頃の男の子には論理面でかなり問題がある保護者であった。<br />態度にこそ出さなかったが、切嗣に父親殺しをさせてしまったことに罪悪感を抱いていた。島から連れ出した切嗣を放っておけなかったのも、切嗣が自分と同じ稼業につこうとした際に拒否できなかったのも、そこに一因がある。結局、自分が切嗣のためにしてやれるのはそれだけだから、と彼を鍛えたが、才能があるからといってその才能を活かすことが必ずしも幸せになることではないと思い煩っていたようだ。<br />切嗣にとっては厳しくも本当は優しい、父親代わり・母親代わりのような存在であったが、逆にナタリアにとっての切嗣は、息子というだけでなく、ちょっと本気の恋慕の情があった。<br> それ故にセクハラは何度も仕掛けてもそれ以上は手を出さなかった、そんな乙女心を秘めていた姐さん。
    
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