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− *異端なるセイレムにて敵として登場した当時、ゲーム上で相性有利を取れる[[アルターエゴ]]唯一の配布サーヴァントは直前のハロウィンイベントにて登場した[[メカエリチャン]][[メカエリチャンⅡ号機|(Ⅱ号機)]]のみであった。そのため新たなる某'''魔を断つ剣'''が誕生するカルデアが続出した。
− **一方、キアラがカルデアにいるなら、'''触手を操るパンイチの幼女を触手で襲うエロ尼'''というR-18な光景が展開される。どちらも章の大ボスを務めているキャラクターという共通点もある。<del>勝った方が我々の敵になるだけです</del>。
− *「異端なるセイレム」は2017年においてあまり前面に出なかった[[マシュ・キリエライト]]が本編に介入した唯一のシナリオである事もあって、そのキーサーヴァントであるアビゲイルはシナリオ中でもマシュとの関係が良好。アビゲイルは「マシュさんみたいな素敵な人」と語り、またマシュ自身も自分の境遇を重ね合わせた結果「アビゲイル・ウィリアムズを一人にしてはいけません」と決心を固めており、アビゲイルが暴走して救済をしようとする時まで彼女の善性を信じ続けた。
− **「故郷(カルデア/セイレム)に愛着はあるけど外の世界にも関心が強い」「魔神柱([[フラウロス]]/[[ラウム]])が個人的に救おうとした少女」「主人公によって色彩を見出したマシュと、色彩を失いかけつつもラヴィニアとの友情で色彩を取り戻すアビゲイル」など共通点も多い。
− *カルデアに召喚されたアビゲイルがラヴィニアの事を記憶しているかは2018年年始においては明確ではないが、[[シバの女王]]については「異端なるセイレム」時代からティテュバとしての印象を持ち合わせている事から、ラヴィニアの事も大切な友人であると記憶している可能性は十分考えられると思われる。
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六つの罪状に関して追記
==メモ==
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*初めて登場した[[フォーリナー]]のサーヴァント。そうした事情もあってか、事前の発表では名前もクラスも不明という異例の扱いがなされた。
*初めて登場した[[フォーリナー]]のサーヴァント。そうした事情もあってか、事前の発表では名前もクラスも不明という異例の扱いがなされた。
*また、Fateシリーズで初めて明確に「'''クトゥルフ神話'''」が前面に押し出されたサーヴァントでもある。これまでも[[ジル・ド・レェ|クトゥルフ要素のある]][[フランソワ・プレラーティ|サーヴァント]]はいたが、アビゲイルの登場により型月作品の世界(型月用語としての「世界」ではなく、メタ的な意味での世界)にもクトゥルフ邪神群が実在することが確定した。ただし、型月作品内におけるクトゥルフ神話は「作中に関係しなかった創作物」であるので、厳密には「クトゥルフ邪神群と全く同じ性質を持つ深淵に潜む名状しがたき冒涜的な何か」である。
*Fateシリーズで初めて明確に「'''クトゥルフ神話'''」が前面に押し出されたサーヴァントでもある。<br />これまでも[[ジル・ド・レェ|クトゥルフ要素のある]][[フランソワ・プレラーティ|サーヴァント]]はいたが、アビゲイルの登場により型月作品の世界(型月用語としての「世界」ではなく、メタ的な意味での世界)にもクトゥルフ邪神群が実在することが確定した。ただし、型月作品内におけるクトゥルフ神話は「作中に関係しなかった創作物」であるので、厳密には「クトゥルフ邪神群と全く同じ性質を持つ深淵に潜む名状しがたき冒涜的な何か」である。
**型月作品内におけるクトゥルフ邪神群は『'''型月宇宙とは異なる「外宇宙」に存在する高次生命'''』と定義されている。「外宇宙」とは平行世界ですらない文字通りの領域外とされ、これらの邪神はこちらの宇宙の属性を持たず、魔術体系などの法則にも一切縛られない。こういった性質から作中では「異端」「戒律の乱れ」などと称され、人理への明確な脅威と認識されている。
**型月作品内におけるクトゥルフ邪神群は『'''型月宇宙とは異なる「外宇宙」に存在する高次生命'''』と定義されている。<br />「外宇宙」とは平行世界ですらない文字通りの領域外とされ、これらの邪神はこちらの宇宙の属性を持たず、魔術体系などの法則にも一切縛られない。こういった性質から作中では「異端」「戒律の乱れ」などと称され、人理への明確な脅威と認識されている。
**ちなみに、初登場となった「異端なるセイレム」の舞台となるセイレムは、クトゥルフ神話に登場するアーカムという都市のモデルである。
**ちなみに、初登場となった「異端なるセイレム」の舞台となるセイレムは、クトゥルフ神話に登場するアーカムという都市のモデルである。
*作中の台詞や設定描写から、彼女と関連するクトゥルフ神話の神格は「外なる神」こと「'''ヨグ=ソトース'''」であると推測される。ヨグ=ソトースは全ての時間と空間に遍在する大いなる神とされ、あらゆる時空と接続し、またそれを支配する権能を持つ。アビゲイルが「あらゆる時間と空間に門を開き、行き来する」という規格外の能力を持つのは、彼女がこの神格の限定的な依り代となり、時空の深奥に繋がるという「窮極の門」を開く「銀の鍵」としての性質を得たためである。
*作中の台詞や設定描写から、彼女と関連するクトゥルフ神話の神格は「外なる神」こと「'''ヨグ=ソトース'''」であると推測される。<br />ヨグ=ソトースは全ての時間と空間に遍在する大いなる神とされ、あらゆる時空と接続し、またそれを支配する権能を持つ。<br />アビゲイルが「あらゆる時間と空間に門を開き、行き来する」という規格外の能力を持つのは、彼女がこの神格の限定的な依り代となり、時空の深奥に繋がるという「窮極の門」を開く「銀の鍵」としての性質を得たためである。
**彼女の親友である[[ラヴィニア・ウェイトリー]]の出典である「ダニッチの怪」では、ヨグ=ソトースとラヴィニア・ウェイトリーが成した双子の怪物が登場する。アビゲイルに「外なる神」降臨の儀式を教えた(アビゲイル自身は唯のまじないだと思っていたが)のはラヴィニアであるため、ある意味では直接的な元ネタである。
**彼女の親友である[[ラヴィニア・ウェイトリー]]の出典である「ダニッチの怪」では、ヨグ=ソトースとラヴィニア・ウェイトリーが成した双子の怪物が登場する。アビゲイルに「外なる神」降臨の儀式を教えた(アビゲイル自身は唯のまじないだと思っていたが)のはラヴィニアであるため、ある意味では直接的な元ネタである。
**同じく「空間を接続する」事で機能する宝具としては、[[ギルガメッシュ]]の「王の財宝」が存在する。ただしアビゲイルのそれは時間と空間を超越し、過去や未来、外宇宙への接続をも可能とする代物であるため、接続先が限定される王の財宝と比較すると遥かに応用が利く。
**同じく「空間を接続する」事で機能する宝具としては、[[ギルガメッシュ]]の「王の財宝」が存在する。ただしアビゲイルのそれは時間と空間を超越し、過去や未来、外宇宙への接続をも可能とする代物であるため、接続先が限定される王の財宝と比較すると遥かに応用が利く。
*マテリアルでは清教徒(ピューリタン)としての厳格な戒律もセイレム魔女事件の原因の一つではないかと指摘している。アビゲイル自身は巫女としての才能が強い事を除けば信仰心が厚い少女であり、これがスキル「信仰の祈り」の由来となっている。
*マテリアルでは清教徒(ピューリタン)としての厳格な戒律もセイレム魔女事件の原因の一つではないかと指摘している。アビゲイル自身は巫女としての才能が強い事を除けば信仰心が厚い少女であり、これがスキル「信仰の祈り」の由来となっている。
**神を信仰するが故に罪人である己を許せない所などは[[ジル・ド・レェ]]に近い部分もあるのかもしれない。
**神を信仰するが故に罪人である己を許せない所などは[[ジル・ド・レェ]]に近い部分もあるのかもしれない。
*偽りのセイレムにおいてこれまで6度の魔女裁判事件を繰り返していたようだが、ラヴィニアを呼び寄せる以前の罪に関しては魔神柱ラウムが指摘するだけである。だが彼の言説から伺える範囲でも「両親を(誤射かもしれないが)銃殺・事故死に追い込む」「シバの女王が来る以前の真ティテュバをグールにして森に置き去りにする(グールは死者の想いを食べる)」などの罪を語る。
*アビゲイルが深淵の邪神の依り代に選ばれたのは、魔神柱ラウムによって純粋な巫術者としての才覚を見出されたことに加え、理性と狂気が混濁する異端たるセイレムにあってあらゆる意味で中心的な役割を担っていたことによる。この条件に加え、彼女が親友としてセイレムに招いたラヴィニア・ウェイトリーが図らずも「外なる神」に纏わる魔導書『象牙の書』を所有しており、その書に記されていたまじないをアビゲイルに教えたことで、かの神格のアビゲイルへの降臨が決定的なものとなった。
**それと同時に贖罪意識も強く芽生え始めているのか、罪を犯した者でも救おうとする姿に魔神柱仲間から切り捨てられたラウム自身も救われたと彼自身も語っている。ラウムもアビゲイルを利用するだけではなく救われて欲しいと願っていた節があり、断末魔の「これで良いのだ……」もカルデアにアビゲイルを救ってくれる事を託したのではないかという指摘もある。また少なくとも第七のセイレムである本編中で、アビゲイルは一貫して魔女裁判にかけられる人々の無罪を主張し続けている。
**「外なる神」降臨を悲願とし、代々それに纏わる錬金術を継承してきたウェイトリー家の娘をも遥かに上回る巫術者としての才覚はラウムにとっても驚嘆に値するものであったらしく、ラウムはこれを以って「外なる神」の顕現および人類の救済を確信したとされる。
*偽りのセイレムにおいては、カルデアが干渉するまでに六度の「セイレムという現象」が繰り返されていたが、魔神柱ラウムによればアビゲイルはその中で六つの罪を犯したという。<br />一つ目は「銃の暴発と馬車の転倒の引き金となり、結果としてウィリアムズ夫妻が死亡したこと」。ラウムの言やアビゲイルの反応からすると故意ではなく偶発的なものだと推測されるが、ラウムはこれを第一の罪状と定義した。ただし「ウィリアムズ夫妻は先住民に襲われ死亡した」という作中証言と食い違っており、またその先住民はラウムによって使役されていたことが確実視されているため、そもそもが濡れ衣の可能性もある。<br />二つ目は「本来の使用人であるティテュバを(恐らく最初の)食屍鬼へと変えたこと」。言及に割かれた台詞が極めて少ないため経緯などは不明だが、アビゲイルは食屍鬼を「死者の想いを食べて一つになるもの」と認識していたようである。<br />三つ目は「親友を求め、ラヴィニア・ウェイトリーとその一家をセイレムに招いたこと」。招かれたウェイトリー家はラウムによって「外なる神」降臨の引き金となる役割を期待された。なおこの段階でセイレムは六度目の現象となっており、これを維持する魔力と時間が枯渇を始めていた。<br />四つ目は「死してなお贖罪を乞うた罪人の魂を、慈悲を持ってセイレムに招いたこと」。その魂の中には、人類史の魔女狩りに加担したものも含まれていた。<br />五つ目は「無垢であるが故に人を信じ続け、罪人への呵責を行わなかったこと」。その信仰の厚さは、セイレムを罪人が救われず処断されない煉獄へと創り変え、魔女狩りに加担した人物にすら救済を見出させるものであった。<br />そして六つ目にして最後の罪は「人の心と言葉、希望を捨て去ること」。この罪のみ過去形ではなく未来形である。アビゲイル自身が人であることを捨て、深淵の邪神をその身に降臨させることを指すものと思われる。
**一つ目の罪と三つ目の罪を除けば、アビゲイル自身は彼女の信じる救済と赦しに則ってセイレムに干渉している。第七のセイレムである本編中においてアビゲイルは一貫して魔女裁判にかけられる人々の無罪を主張し続け、精神の深層で邪神の降臨が始まった後は自らが魔女であることを半ば肯定している。
**ラウムの独白によれば、罪を犯した者でも別け隔てなく救おうとするアビゲイルの姿には、魔神柱仲間から切り捨てられたラウム自身も救われたとのこと。当初はアビゲイルに深淵の邪神の依り代としての役割を期待するのみだったラウムが、最終盤では「姪(アビゲイル)を救う」とまで言い切った理由はこのあたりにある。<br />ラウムはアビゲイルが生前の罪の意識に縛られており、セイレムから離れられないことを知っていた。六つの罪状を仕立て上げ、アビゲイルを法廷で「魔女」として裁くという経緯は、「自身が魔女である」という認識を受け入れさせることでアビゲイルの自責の念を解く、ひいてはセイレムから解放することを期したものでもあった。
*「異端なるセイレム」は2017年においてあまり前面に出なかった[[マシュ・キリエライト]]が本編に介入した唯一のシナリオである事もあって、そのキーサーヴァントであるアビゲイルはシナリオ中でもマシュとの関係が良好。アビゲイルは「マシュさんみたいな素敵な人」と語り、またマシュ自身も自分の境遇を重ね合わせた結果「アビーを一人にしてはいけない」と決心を固めており、アビゲイルが「外なる神」の影響で半ば暴走状態に陥った後も彼女の善性を信じ続けた。
**「故郷(カルデア/セイレム)に愛着はあるが外の世界にも関心が強い」「魔神柱([[フラウロス]]/[[ラウム]])が個人的に救おうとした少女」「主人公によって色彩を見出したマシュと、色彩を失いかけつつもラヴィニアとの友情で色彩を取り戻すアビゲイル」など共通点も多い。
*カルデアに召喚されたアビゲイルがラヴィニアの事を記憶しているかは2018年年始においては明確ではないが、[[シバの女王]]については「異端なるセイレム」時代からティテュバとしての印象を持ち合わせている事から、ラヴィニアの事も大切な友人であると記憶している可能性は十分考えられる。
*ラウムは「魔術協会における伝承科」「我らの王の弟子のひとり、ブリシサンが預かった禁忌の中の禁忌」を迷信と掛け合わせる事で人類を救済しようとしていた事から、伝承科とアビゲイル、ひいてはクトゥルフ邪神群は何らかの関係があるかもしれない。
*ラウムは「魔術協会における伝承科」「我らの王の弟子のひとり、ブリシサンが預かった禁忌の中の禁忌」を迷信と掛け合わせる事で人類を救済しようとしていた事から、伝承科とアビゲイル、ひいてはクトゥルフ邪神群は何らかの関係があるかもしれない。
**余談だが、カルデアAチームのデイビット・ゼム・ヴォイドは、伝承科から追放された人物でありダヴィンチからは「危険人物」とされている。
**余談だが、カルデアAチームのデイビット・ゼム・ヴォイドは、伝承科から追放された人物でありダヴィンチからは「危険人物」とされている。
*再臨段階によって戦闘モーションや宝具演出が大きく変わる珍しいサーヴァントのひとり。
*再臨段階によって戦闘モーションや宝具演出が大きく変わる珍しいサーヴァントのひとり。
**再臨後は'''パンイチの幼女'''(しかも尋常じゃないローライズ)という際どすぎる恰好だが、実は[[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]と身長・体重は2cm・2kgしか変わらない。
**再臨後は'''パンイチの幼女'''(しかも尋常じゃないローライズ)という際どすぎる恰好だが、実は[[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]と身長・体重は2cm・2kgしか変わらない。
*異端なるセイレムにて敵として登場した当時、ゲーム上で相性有利を取れる[[アルターエゴ]]唯一の配布サーヴァントは直前のハロウィンイベントにて登場した[[メカエリチャン]][[メカエリチャンⅡ号機|(Ⅱ号機)]]のみであった。そのため新たなる某'''魔を断つ剣'''が誕生するカルデアが続出した。
==余談==
==余談==
*彼女の登場により、クトゥルフ要素がある程度表立って登場する機会が生まれることとなった。となると、クトゥルフの邪神群がどこまで人理と世界に関わっているか気になる所ではある。
*彼女の登場により、クトゥルフ要素がある程度表立って登場する機会が生まれることとなった。となると、クトゥルフの邪神群がどこまで人理と世界に関わっているか気になる所ではある。