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| ;「出番か?よし、行こうか、マスター。分かってる、弱きを助け、強きを挫く…いつものあれだろう?<br> いいじゃないか、正義の味方。なんでか、妙に泣きたくなる」 | | ;「出番か?よし、行こうか、マスター。分かってる、弱きを助け、強きを挫く…いつものあれだろう?<br> いいじゃないか、正義の味方。なんでか、妙に泣きたくなる」 |
− | :マイルーム会話「絆Lv5」。「正義の味方」に憧れ、それを目指した男。その果てに何もかも忘れたとしても、なぜ自分が涙を流しているのかが分からなくとも、その喋り方は[[衛宮士郎|理想に憧れたかつての己]]そのものであった。 | + | :マイルーム会話「絆Lv5」。「正義の味方」に憧れ、それを目指した男。その果てに何もかも喪失したとしても、なぜ自分が涙を流しているのかが分からなくとも、その喋り方は[[衛宮士郎|理想に憧れたかつての己]]そのものであった。 |
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| ;一人も、例外なく、生かしてはおけない<br>二度と、同じケースを起こさせない<br >あらゆる悪の痕跡を消す<br >後に続く悲劇の可能性を潰す<br>オレはそうやって生まれたものだ<br >その為に、その為に――― | | ;一人も、例外なく、生かしてはおけない<br>二度と、同じケースを起こさせない<br >あらゆる悪の痕跡を消す<br >後に続く悲劇の可能性を潰す<br>オレはそうやって生まれたものだ<br >その為に、その為に――― |
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| ;「いまさら言われるまでもない。反面、おまえは面白いな。<br> 悪党の死に様ほど見応えのある見世物はない。そのままゆっくり相応の末路を晒してくれ。」<br>「―――悪くない。最高の断末魔だ、殺生院」 | | ;「いまさら言われるまでもない。反面、おまえは面白いな。<br> 悪党の死に様ほど見応えのある見世物はない。そのままゆっくり相応の末路を晒してくれ。」<br>「―――悪くない。最高の断末魔だ、殺生院」 |
| :キアラの「死に体の分際でこの最高の逆転劇に水を差すなんて、なんてつまらない男」という言葉に対して。<br>自分が嘲笑われたからではない。自身を排斥した人々…'''自分が真に護りたかったもの'''を嘲られたからこそ彼は立ちあがった。<br>―――生前届かなかった<ruby><rb>銃弾</rb><rt>せいぎ</rt></ruby>が今度こそ届いた事を確信した黒いアーチャーは力尽きて消滅したのであった。 | | :キアラの「死に体の分際でこの最高の逆転劇に水を差すなんて、なんてつまらない男」という言葉に対して。<br>自分が嘲笑われたからではない。自身を排斥した人々…'''自分が真に護りたかったもの'''を嘲られたからこそ彼は立ちあがった。<br>―――生前届かなかった<ruby><rb>銃弾</rb><rt>せいぎ</rt></ruby>が今度こそ届いた事を確信した黒いアーチャーは力尽きて消滅したのであった。 |
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| + | ;───上りたくなったらいつでも言え。遠慮も呵責もなく、引っ張り上げてやる。<br>白鳥のような優雅さはなくとも、その無様な必死さは何よりも人間らしいものだ。そうだろう? |
| + | :お返し礼装『セーブ・ワイヤー』のテキストフレーバーより。 |
| + | :虚数事象として処理されたセラフィックスの出来事に触れていることを伺わせる一文となっている。 |
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| ==メモ== | | ==メモ== |
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| *彼を失墜させた「多くの信者」を持つ「聖母の如き慈愛を持つ女」「魔性」については詳細は述べられていない。該当する人物といえば[[殺生院キアラ|あの破戒尼]]が思い当たるが…? | | *彼を失墜させた「多くの信者」を持つ「聖母の如き慈愛を持つ女」「魔性」については詳細は述べられていない。該当する人物といえば[[殺生院キアラ|あの破戒尼]]が思い当たるが…? |
| **CCCコラボではその事に大きく踏み込まれており、[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|アルターエゴとして召喚されたキアラ]]もマイルーム会話で言及している。 | | **CCCコラボではその事に大きく踏み込まれており、[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|アルターエゴとして召喚されたキアラ]]もマイルーム会話で言及している。 |
− | *自身のことを「中身が腐っている」と語っているが、これは単なる比喩ではないらしく、'''霊基再臨や絆レベルが進むたびに彼は壊れていく'''。<br>記憶と過去を失い、かつての理想や思想は溶けていき、霊基再臨が進む度に姿にも亀裂を思わせる金色の刻印が入っていく。そして第4段階に到達すると彼を語る中身は全てなくなり、正真正銘無銘の英霊になったのだと自称する。 | + | *自身のことを「中身が腐っている」と語っているが、これは単なる比喩ではないらしく、'''霊基再臨や絆レベルが進むたびに壊れていく'''。<br>かつての理想や思想は溶けていき、霊基再臨が進む度に姿にも亀裂を思わせる金色の刻印が入っていく。そして第4段階に到達すると彼を語る中身は全てなくなり、正真正銘無銘の英霊になったのだと自称する。 |
− | **彼のあり方はあらゆる悪の痕跡と例外を尽く消し、たとえ多くの命を踏みにじろうとも後に続く悲劇の可能性を根絶するというものだが、そのせいで自分自身が失墜してしまったのは余りにも皮肉としか言いようがない。 | + | **さらに2018年度のバレンタインイベントで追加されたお返しイベントでは'''味覚も喪失している'''ことが判明し、主人公からプレゼントしたチョコを齧っても何の味もしなかった事に苦悩している。<br>そしてこの出来事を日記に書きとめている一面が明かされたが、これも昨日の事すら不確かである事を明かした。 |
| + | **彼のあり方はあらゆる悪の痕跡と例外を尽く消し、たとえ多くの命を踏みにじろうとも後に続く悲劇の可能性を根絶するというものだが、そのせいで自分自身がここまで壊れてしまったのは余りにも皮肉としか言いようがない。 |
| **竹箒日記で語られた『[[Fate/EXTELLA]]』前日譚である『EXTELLA/Zero』<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201611.html 竹箒日記2016/11/12]</ref>にて、[[無銘|あちらの正義の味方]]は「'''半身が崩れている、焦げているイメージ。'''」と書かれている。再臨し身体に亀裂が入りボロボロになっていく彼をどことなく思わせる描写であり、一部ファンは「EXTELLA/Zeroで女主人公に宛がわれた無銘の状態はエミヤオルタの状態のそれと同類ではないか」とも考察されている。 | | **竹箒日記で語られた『[[Fate/EXTELLA]]』前日譚である『EXTELLA/Zero』<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201611.html 竹箒日記2016/11/12]</ref>にて、[[無銘|あちらの正義の味方]]は「'''半身が崩れている、焦げているイメージ。'''」と書かれている。再臨し身体に亀裂が入りボロボロになっていく彼をどことなく思わせる描写であり、一部ファンは「EXTELLA/Zeroで女主人公に宛がわれた無銘の状態はエミヤオルタの状態のそれと同類ではないか」とも考察されている。 |
| **なお、CCCコラボでは「無名の英雄を排斥した人々」を虚仮にしたキアラには我慢ならず立ち上がり、メルトリリスを救出すると同時に彼女にトドメを刺している。竹箒日記の解説も併せると、結局のところ根底は[[衛宮士郎|過去の自分]]と何も変わらない、正義の味方の側面を未だ胸中に残しているといえるだろう<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201705.html 竹箒日記2017/5/12]</ref>。 | | **なお、CCCコラボでは「無名の英雄を排斥した人々」を虚仮にしたキアラには我慢ならず立ち上がり、メルトリリスを救出すると同時に彼女にトドメを刺している。竹箒日記の解説も併せると、結局のところ根底は[[衛宮士郎|過去の自分]]と何も変わらない、正義の味方の側面を未だ胸中に残しているといえるだろう<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201705.html 竹箒日記2017/5/12]</ref>。 |
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| *主な武器として彼は二丁拳銃を扱うが、現実においての二丁拳銃は様々な欠点<ref>リロードがしにくい、利き手では無い方の手の射撃精度が低くなる、重量が嵩む等</ref>がある為、使用されることはほぼ無い。<br>彼の場合、リロードは投影魔術で省略可能だが、射撃精度については[[エミヤ|元になる人物]]と同様、弛まぬ努力で磨き上げたであろうことを伺わせる。<br>このようなロマン武器を選んだ理由は謎だが、[[エミヤ]]が二丁拳銃を「カッコいいに決まっている」と評した為、エミヤオルタもかつては格好良さを求めたが故に二丁拳銃に手を出した可能性はある。 | | *主な武器として彼は二丁拳銃を扱うが、現実においての二丁拳銃は様々な欠点<ref>リロードがしにくい、利き手では無い方の手の射撃精度が低くなる、重量が嵩む等</ref>がある為、使用されることはほぼ無い。<br>彼の場合、リロードは投影魔術で省略可能だが、射撃精度については[[エミヤ|元になる人物]]と同様、弛まぬ努力で磨き上げたであろうことを伺わせる。<br>このようなロマン武器を選んだ理由は謎だが、[[エミヤ]]が二丁拳銃を「カッコいいに決まっている」と評した為、エミヤオルタもかつては格好良さを求めたが故に二丁拳銃に手を出した可能性はある。 |
| **ちなみに、EXアタックで使う両刃の薙刀形態も自分に刃が刺さってしまう危険性を持つ為、あまり合理的とは言えない構造である。 | | **ちなみに、EXアタックで使う両刃の薙刀形態も自分に刃が刺さってしまう危険性を持つ為、あまり合理的とは言えない構造である。 |
− | | + | *クランチ用のワイヤーを錬成できるが出来て5kmが限度であり、コレが投影品であるかは不明。 |
| + | **『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では魔神柱の襲撃により奈落に落ちたメルトリリスを救助するために使用したが、引き上げ役であるエミヤ・オルタが途中で放棄したために[[主人公 (Grand Order)]]と護衛役の[[鈴鹿御前]](と助っ人として来た[[トリスタン]])はしばらく脱出できなかった。 |
| + | **しかし最終盤ではヴァージンレイザー・パラディオンでビーストⅢ/Rに特攻したメルトリリスを引き上げるために使用して怨敵に一杯食わせることに成功した。<br>お返しイベントで主人公にプレゼントした「セーブ・ワイヤー」はコレと思われる。 |
| == 脚注 == | | == 脚注 == |
| <references/> | | <references/> |