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== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
; 貴方のための物語(メルヒェン・マイネスレーベンス)
 
; 貴方のための物語(メルヒェン・マイネスレーベンス)
:ランク:C<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大補足:1人
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:ランク:C<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
: 彼が書いた自伝「我が生涯の物語」の生原稿。<br>「我が生涯の物語」は“私が書いた物はその大半が私自身の投影である”と述べた彼をして“私のあらゆる作品における至高の注釈”と述べた、彼の集大成にしてその生き様の記録である。この書の1ページ1ページがアンデルセンという作家を愛する人々から供給される魔力によって“読者の見たがっているアンデルセン”の姿を取り、その分身となって行動できる。<br>だが、この宝具の真価はそんなものではなく、作家が物語を作り出すように、この本を白紙に戻し一から執筆することで、“一人の人間”を“一人の主役”に育てることが可能となることにある。<br>その効果・成長の度合いは原稿が進めば進むほど高まる。数ページ程度ではほんの少しの偶然しか起こせないが、全ページ、つまり脱稿したあかつきには、その対象となった人物が思い描く通りの“最高の姿”にまで成長させる。<br>見ようによっては全能にも思える宝具だが、彼自身の“人は究極的に死以外では幸せになれない”といった心に根深く宿る暗鬱な人生哲学と“物事はそう上手く行きはしない”という諦観、そして、作家としてのプライドが都合の良い展開を許容できず、そう簡単には“理想の姿”には到達しない。<br>当然、“物語”の出来も彼のやる気によって変わってくるため、時間を掛けて完成しても駄作に終わるかもしれないというリスクがあり、“その人間にとって究極の姿”に至るには、よほど情欲を刺激する対象でなければ不可能である。
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: 彼が書いた自伝「我が生涯の物語」の生原稿。<br>この書の1ページ1ページが作家アンデルセンを愛する人々から供給される魔力によって“読者の見たがっているアンデルセン”の姿を取り、分身となって行動できる。<br>だがこの宝具の真価は、この本を白紙に戻し、観察した人物の理想の人生・在り方を一冊の本として書き上げることで発揮される。その本の出来が良ければ宝具として成立し、相手を本に書かれた通りの姿にまで成長させるのである。効果の度合いは原稿が進むほどに高まり、数ページ程度ではほんの偶然しか起こせないが、脱稿すれば対象を“最高の姿”にまで成長させることが可能となる。<br>全能にも思える宝具だが、実際は使いどころが難しい。執筆に長い時間がかかる、彼自身のネガティブな人生観と作家としてのプライドが都合のいい展開を許容できない、やる気を刺激するような人物でなければ駄作になりかねない、といったリスクがあるためである。<br>つまり、相応の準備期間と彼の眼鏡に適うほどの興味深い対象でなければ、“その人間にとって究極の姿”に至ることは不可能だということ。その点、時間に余裕のある月の裏側という舞台、そして殺生院キアラという執筆対象はこの宝具の力を最大限に発揮できるものであったようで、CCCの最終局面においてムーンセル中枢に辿り着いたキアラを恐るべき魔人へと変貌させている。
    
== 真名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン ==
 
== 真名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン ==
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