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;略歴
 
;略歴
:暗殺教団の教主「山の翁」を務めた一人で、「百の貌のハサン」の異名をとる暗殺者。<br>特技である多種多様な転身ぶりを駆使し、場面場面で必要なスキルを持つ性格となって「仕事」を完遂してきた。同一人物とは思えぬほど多彩な能力を誇り、老若男女、ありとあらゆる変装もこなすため、真の実態は側近すらも掴めなかった程である。その能力の正体は「多重人格」。当時精神病と定義されていなかったそれは、彼らにとって秘中の秘たる能力であった。<br>第四次聖杯戦争で綺礼が召喚。真っ先に複数いる彼らの「最弱の一体」を捨て駒として葬ることで他のマスターに対し「アサシンは敗れた」という演出をした上で聖杯戦争の表舞台から消え、影で諜報活動に徹する。<br>あらかたの情報収集を済ませたのち、時臣の指示により[[ライダー (第四次)|ライダー]]に対する使い潰しの攻撃兼諜報として令呪で「犠牲を厭わず勝利せよ」と強制され、「全ての」アサシンを集めて聖杯問答に乱入するが「王の軍勢」によってなすすべなく蹂躙され、本当に「最初の脱落者」となった。
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:暗殺教団の教主「山の翁」を務めた一人で、「百の貌のハサン」の異名をとる暗殺者。
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:特技である多種多様な転身ぶりを駆使し、場面場面で必要なスキルを持つ性格となって「仕事」を完遂してきた。同一人物とは思えぬほど多彩な能力を誇り、老若男女、ありとあらゆる変装もこなすため、真の実態は側近すらも掴めなかった程である。その能力の正体は「多重人格」。当時精神病と定義されていなかったそれは、彼らにとって秘中の秘たる能力であった。
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:第四次聖杯戦争で綺礼が召喚。真っ先に複数いる彼らの「最弱の一体」を捨て駒として葬ることで他のマスターに対し「アサシンは敗れた」という演出をした上で聖杯戦争の表舞台から消え、影で諜報活動に徹する。
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:あらかたの情報収集を済ませたのち、時臣の指示により[[ライダー (第四次)|ライダー]]に対する使い潰しの攻撃兼諜報として令呪で「犠牲を厭わず勝利せよ」と強制され、「全ての」アサシンを集めて聖杯問答に乱入するが「王の軍勢」によってなすすべなく蹂躙され、本当に「最初の脱落者」となった。
    
;人物
 
;人物
:多数の人格を抱えているため一概にまとめてしまうことは出来ず、人格によって様々な得手不得手や欠点が存在する。そのため中には偵察任務中に功に逸ってマスターの命令を無視するお馬鹿さんや、暗殺に簡単に失敗するドジっ子などの困ったちゃんもいるなど個性がある。<br>それでも基本的に全員が[[遠坂時臣]]の走狗である綺礼の命令に従順に従うが、これは彼らの[[聖杯]]への悲願である「統合された完璧な人格」を捨てたわけではなく、聖杯戦争が佳境を越えたら時臣や綺礼を出し抜く算段であった。
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:多数の人格を抱えているため一概にまとめてしまうことは出来ず、人格によって様々な得手不得手や欠点が存在する。そのため中には偵察任務中に功に逸ってマスターの命令を無視するお馬鹿さんや、暗殺に簡単に失敗するドジっ子などの困ったちゃんもいるなど個性がある。
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:それでも基本的に全員が[[遠坂時臣]]の走狗である綺礼の命令に従順に従うが、これは彼らの[[聖杯]]への悲願である「統合された完璧な人格」を捨てたわけではなく、聖杯戦争が佳境を越えたら時臣や綺礼を出し抜く算段であった。
    
;能力
 
;能力
:歴代ハサンの中でも特に奇異な能力の持ち主。<br>生前の多重人格を原典とした[[宝具]]「妄想幻像(ザバーニーヤ)」によって、複数の個体として活動している。<br>また人格を分割せずとも、それぞれの専業スキルをある程度発揮できる「専科百般」のスキルを保有し、その種類は戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、その他32種にも及ぶ。<br>他の歴代ハサンとは異なり、肉体改造は施さずにサーヴァントとなった異例のアサシンである。そのため、どの個体も左右対称の腕を持ち、サーヴァントとして自己改造スキルも有していない。<br>暗殺者のクラスはもともと「マスターの天敵」たるクラスだが、群体として包囲襲撃することによりサーヴァントの守護すら無効化してしまう為、極めて驚異的な存在である。
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:歴代ハサンの中でも特に奇異な能力の持ち主。
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:生前の多重人格を原典とした[[宝具]]「妄想幻像(ザバーニーヤ)」によって、複数の個体として活動している。
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:また人格を分割せずとも、それぞれの専業スキルをある程度発揮できる「専科百般」のスキルを保有し、その種類は戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、その他32種にも及ぶ。
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:他の歴代ハサンとは異なり、肉体改造は施さずにサーヴァントとなった異例のアサシンである。そのため、どの個体も左右対称の腕を持ち、サーヴァントとして自己改造スキルも有していない。
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:暗殺者のクラスはもともと「マスターの天敵」たるクラスだが、群体として包囲襲撃することによりサーヴァントの守護すら無効化してしまう為、極めて驚異的な存在である。
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===黒化アサシン===
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アサシンが黒化した姿。『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』で登場。<br>仮面の形状が罅割れて中心に穴の開いた物に変化し、亡者を連想させる姿に変貌している。<br>冬木市郊外の森に位置する鏡面界に出現。魔力循環に影響を与える毒物を塗ったダークで[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン#魔法少女プリズマ☆イリヤ|イリヤ]]に奇襲を仕掛け、50以上の群隊による包囲戦術を取る。だが暴走したイリヤの全方位を吹き飛ばす魔力砲によって一掃された。
    
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
; 妄想幻像(ザバーニーヤ)
 
; 妄想幻像(ザバーニーヤ)
: ランク:B+<br>種別:対人宝具<br>レンジ:−
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:ランク:B+<br>種別:対人宝具<br>レンジ:−
: 生前の多重人格を原典とした宝具能力。多重人格の分割に伴い自身の霊的ポテンシャルの分割も行い、別の個体として活動することを可能とする(最大80体まで+無自覚な自我が出現する可能性がある)。<br>人格それぞれに応じた身体で現界するため、老若男女、巨躯矮躯と容姿も様々なものとなるが、人種は固定されているようだ。<br>自身を「分割」する為、個体数は増えても力の総量は同じである。従って分割すればするほど一個体の能力は落ちていくが、暗殺者クラスの固有スキルである「気配遮断」だけは衰えることが無く、これを最大限利用することで非常に優秀な「諜報組織」と化す。<br>分割されたそれぞれの個体は、各々別の存在として成立する。分割された個体が死亡すれば、その個体はアサシン全体に還元されることはなく、消滅する。いずれかに上位の「本体」と呼べるようなものがあって下位の「分身」を生み出しているわけではなく、全てのアサシンは同位の存在である。<br>また、テレパシーのようなもので繋がっているということはなく、会話等の何らかの手段で伝達しなければ、持っている情報を共有はできない。
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:生前の多重人格を原典とした宝具能力。多重人格の分割に伴い自身の霊的ポテンシャルの分割も行い、別の個体として活動することを可能とする(最大80体まで+無自覚な自我が出現する可能性がある)。
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:人格それぞれに応じた身体で現界するため、老若男女、巨躯矮躯と容姿も様々なものとなるが、人種は固定されているようだ。<br>自身を「分割」する為、個体数は増えても力の総量は同じである。従って分割すればするほど一個体の能力は落ちていくが、暗殺者クラスの固有スキルである「気配遮断」だけは衰えることが無く、これを最大限利用することで非常に優秀な「諜報組織」と化す。
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:分割されたそれぞれの個体は、各々別の存在として成立する。分割された個体が死亡すれば、その個体はアサシン全体に還元されることはなく、消滅する。いずれかに上位の「本体」と呼べるようなものがあって下位の「分身」を生み出しているわけではなく、全てのアサシンは同位の存在である。
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:また、テレパシーのようなもので繋がっているということはなく、会話等の何らかの手段で伝達しなければ、持っている情報を共有はできない。
    
== それぞれの個体 ==
 
== それぞれの個体 ==
 
; ザイード
 
; ザイード
 
: CV:川村拓央
 
: CV:川村拓央
: 男性人格。結界をくぐり抜けて遠坂邸に侵入するなど、アサシンとして充分な技量を持つが、他の人格からは「取り立てて得手のない人格」と呼ばれている。<br>綺礼によって時臣暗殺を命じられるが、それはアサシンが脱落したと見せかけるための策であり、その結果アーチャーによって倒される。<br>「お願い!アインツベルン相談室」の記念すべき1人目の相談者。上司や職場への不満を愚痴るが、師匠と弟子の説得により自身の非を認め、第四の王「暗殺王」になるためにブラック企業へ出向した……が、その道中で「影」に呑まれて昇天した。<br>遠坂邸に侵入する際の調子に乗ったセリフ「他愛なし」は身内である他のアサシンたちにすら(花札でだが)ネタにされる。
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:男性人格。結界をくぐり抜けて遠坂邸に侵入するなど、アサシンとして充分な技量を持つが、他の人格からは「取り立てて得手のない人格」と呼ばれている。
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:綺礼によって時臣暗殺を命じられるが、それはアサシンが脱落したと見せかけるための策であり、その結果アーチャーによって倒される。
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:「お願い!アインツベルン相談室」の記念すべき1人目の相談者。上司や職場への不満を愚痴るが、師匠と弟子の説得により自身の非を認め、第四の王「暗殺王」になるためにブラック企業へ出向した……が、その道中で「影」に呑まれて昇天した。
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:遠坂邸に侵入する際の調子に乗ったセリフ「他愛なし」は身内である他のアサシンたちにすら(花札でだが)ネタにされる。
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; アサ子
 
; アサ子
 
: CV:阿部彬名(ドラマCD版では旧名の「阿部幸恵」)
 
: CV:阿部彬名(ドラマCD版では旧名の「阿部幸恵」)
: 女性人格。ベリーダンス風の衣装を着たお姉さん。<br>文庫版の扉絵になったり、グッズで使われたりと、アサシンの代表格として扱われる事も多い。<br>『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』ではチュートリアルの解説キャラとして登場。花札が得意だと語った。
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: 女性人格。ベリーダンス風の衣装を着たお姉さん。<br>文庫版の扉絵になったり、グッズで使われたりと、アサシンの代表格として扱われる事も多い。
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:『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』ではチュートリアルの解説キャラとして登場。花札が得意だと語った。
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; ちびアサシン
 
; ちびアサシン
 
: CV:豊崎愛生
 
: CV:豊崎愛生
: 没キャラ。黒尽くめや仮面ではなく、普通の褐色ロリ。<br>生前のハサンが拷問を受ける際に表層化させていた、記憶と会話能力を持たない幼女人格。<br>アサシンがキャスターの工房でライダーと戦った場面で、ダメージを受けたことでこの人格が分離してしまい、ちびアサシンを見つけたウェイバーがキャスターに拉致されていた子供と勘違いして保護、ライダーは正体に気付きながらも見守って、一緒に暮らしていく。<br>最終的に綺礼の令呪により自分の素性を知らされてライダーと戦いになる悲しい離別劇というプロットだった。これではウェイバーが主人公の物語みたいなので没になった。結局、決定稿もウェイバーが主人公みたいだったのだが………。<br>『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』ではアサ子と共にチュートリアルの解説を担当。設定を無視して普通に会話している。
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: 没キャラ。黒尽くめや仮面ではなく、普通の褐色ロリ。<br>生前のハサンが拷問を受ける際に表層化させていた、記憶と会話能力を持たない幼女人格。
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:アサシンがキャスターの工房でライダーと戦った場面で、ダメージを受けたことでこの人格が分離してしまい、ちびアサシンを見つけたウェイバーがキャスターに拉致されていた子供と勘違いして保護、ライダーは正体に気付きながらも見守って、一緒に暮らしていく。
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:最終的に綺礼の令呪により自分の素性を知らされてライダーと戦いになる悲しい離別劇というプロットだった。これではウェイバーが主人公の物語みたいなので没になった。結局、決定稿もウェイバーが主人公みたいだったのだが………。
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:『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』ではアサ子と共にチュートリアルの解説を担当。設定を無視して普通に会話している。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:綺礼の戦術に従い、遠坂時臣陣営の支援・諜報活動に徹する。
 
:綺礼の戦術に従い、遠坂時臣陣営の支援・諜報活動に徹する。
 
;[[トラぶる花札道中記|とびたて!超時空トラぶる花札大作戦]]
 
;[[トラぶる花札道中記|とびたて!超時空トラぶる花札大作戦]]
:個別のルートは無いがチュートリアルでルールを教えてくれる。<br>進行はアサ子とちびアサシンの二人。
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:個別のルートは無いがチュートリアルでルールを教えてくれる。
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:進行はアサ子とちびアサシンの二人。
 
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
 
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
 
:「ゼロカフェ」スタッフとして、その人海戦術を活かし献身的に働く……が、なぜか何人いても給料は一人分。解せぬ。
 
:「ゼロカフェ」スタッフとして、その人海戦術を活かし献身的に働く……が、なぜか何人いても給料は一人分。解せぬ。
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保有スキル:気配遮断:A+、蔵知の司書:C、専科百般:A+
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[[スキル (サーヴァント)|保有スキル]]:気配遮断:A+、蔵知の司書:C、専科百般:A+
    
==商品情報==
 
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