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;能力
 
;能力
: 伝承通りヘラクレスと遜色ない実力者で、オリンポスの神々の加護によって、彼の身体は『神性』または神造兵装を持たない者の攻撃では疵の一つも付けられず、例えA+ランクの対軍宝具の直撃ですら、余裕で耐えることが出来る。また高ランクの『勇猛』[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を持ち、精神干渉は一切通じない。<br>「騎兵」クラスにも関わらず、その戦士としての技量は数多の英雄の中でも最高峰に位置し、白兵戦においては「英雄殺しの槍」を主武装に、神速・神域の槍捌きと体術をもって敵を圧倒する。それ以外に、腰に差した剣を槍と併用することもある。騎馬を召喚していない状態でも、不死身の特性もあいまって黒のセイバーとバーサーカーを同時に相手取る程の実力を持つ。また、伝承の通りに圧倒的な敏捷性を誇り、英霊の中でも飛び抜けた速力を誇る最速の英霊。その速度は瞬間移動にも等しいレベルであり、有史以来の全人類、その頂点に位置するとされている。その凄まじい駿足ゆえに、視界に入る全ての光景は彼の間合いであり、距離など関係なく一瞬で間合いを詰め攻撃を繰り出せるとされる。攻撃速度や体捌きも最速であり、その攻撃はケイローンをしてすら捕捉不可能で、師としての経験や未来予知レベルの心眼を合わせた推測によりようやく渡り合えているほど。<br>優秀な師に師事し、幾多の戦場を駆け抜けたギリシャ神話でも一、二を争う戦士たる彼は、戦力の重点を宝具に置く他のライダーと異なり、『[[ランサー|槍兵]]』として召喚されてもなんらおかしくない技量を誇る。<br>事実上、一定以上の『神性』または神造兵装を持たない者はほぼ勝ち目がなく、もし黒の陣営に『神性』を有する[[ケイローン|黒のアーチャー]]がいなければ、その時点で赤の陣営の勝利が確定していたとされている。また『神性』または神造兵装により不死を無効化したとしても、アキレウス自身が超一級の戦闘力を有する英霊である事は何も変わらないため、無論のこと打倒は極めて困難である。<br>上記の不死性とその圧倒的な力量から、[[カルナ|ランサー]]に匹敵する赤の陣営最強の大英雄と評されている。
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: 伝承通りヘラクレスと遜色ない実力者で、オリンポスの神々の加護によって、彼の身体は『神性』または神造兵装を持たない者の攻撃では疵の一つも付けられず、例えA+ランクの対軍宝具の直撃ですら、余裕で耐えることが出来る。また高ランクの『勇猛』[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を持ち、精神干渉は一切通じない。<br>「騎兵」クラスにも関わらず、その戦士としての技量は数多の英雄の中でも最高峰に位置し、白兵戦においては「英雄殺しの槍」を主武装に、神速・神域の槍捌きと体術をもって敵を圧倒する。それ以外に、腰に差した剣を槍と併用することもある。騎馬を召喚していない状態でも、不死身の特性もあいまって黒のセイバーとバーサーカーを同時に相手取る程の実力を持つ。また、伝承の通りに圧倒的な敏捷性を誇り、英霊の中でも飛び抜けた速力を誇る最速の英霊。その速度は瞬間移動にも等しいレベルであり、有史以来の全人類、その頂点に位置するとされている。その凄まじい駿足ゆえに、視界に入る全ての光景は彼の間合いであり、距離など関係なく一瞬で間合いを詰め攻撃を繰り出せるとされる。攻撃速度や体捌きも最速であり、その攻撃はケイローンをしてすら捕捉不可能で、師としての経験や未来予知レベルの心眼を合わせた推測によりようやく渡り合えているほど。<br>優秀な師に師事し、幾多の戦場を駆け抜けたギリシャ神話でも一、二を争う戦士たる彼は、戦力の重点を宝具に置く他のライダーと異なり、『[[ランサー|槍兵]]』として召喚されてもなんらおかしくない技量を誇る。<br>事実上、一定以上の『神性』または神造兵装を持たない者はほぼ勝ち目がなく、もし黒の陣営に『神性』を有する[[ケイローン|黒のアーチャー]]がいなければ、その時点で赤の陣営の勝利が確定していたとされている。また『神性』または神造兵装により不死を無効化したとしても、アキレウス自身が超一級の戦闘力を有する英霊である事は何も変わらないため、無論のこと打倒は極めて困難である。<br>上記の不死性とその圧倒的な力量から、[[カルナ|ランサー]]に匹敵する赤の陣営最強の大英雄と評されている。<br>但し、彼の致命的な弱点である踵を打ち抜かれると、不死性と速度の七割は消滅してしまうほか、治癒は極めて困難であり、余程の術でもなければ完全に走力を取り戻す方法はない<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ">『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ「赤のライダー」より。</ref>。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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: ランク:A<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:2~60<br />最大捕捉:50人
 
: ランク:A<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:2~60<br />最大捕捉:50人
 
: 由来:アキレウスが戦場で駆ったと言われる三頭立ての戦車。
 
: 由来:アキレウスが戦場で駆ったと言われる三頭立ての戦車。
: 海神ポセイドンから賜った不死の二頭の神馬「クサントス」と「バリオス」、エーエティオーンの都市を襲撃した際に奪った名馬「ペーダソス」からなる戦車。ただ疾駆するだけで戦場を蹂躙し、削岩機の如き勢いで敵陣を粉砕し、天を翔ける。
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: 海神ポセイドンから賜った不死の二頭の神馬「クサントス」と「バリオス」、エーエティオーンの都市を襲撃した際に奪った名馬「ペーダソス」からなる戦車。指笛を吹くと空間が裂け、そこから戦車が召喚される。
: 速度の向上に比例して相手に追加ダメージを与える。最高速度となると、大型ジャンボ機ですら瞬時に解体する。
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: ただ疾駆するだけで戦場を蹂躙し、削岩機の如き勢いで敵陣を粉砕し、天を翔ける。速度の向上に比例して相手に追加ダメージを与える。最高速度となると、大型ジャンボ機ですら瞬時に解体する。
 
: アキレウスの宝具の中でも最も魔力消費量が激しく、この宝具を使用した場合は下手をすればアキレウスの他にもう1体サーヴァントを召喚した場合と同程度の魔力を必要とする。
 
: アキレウスの宝具の中でも最も魔力消費量が激しく、この宝具を使用した場合は下手をすればアキレウスの他にもう1体サーヴァントを召喚した場合と同程度の魔力を必要とする。
:指笛を吹くと空間が裂け、そこから戦車が召喚される。
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: 「クサントス」と「バリオス」は本来は正真正銘の「不死」だが、さすがにサーヴァントの宝具として召喚された状態では不死ではなくなり、「少なくともサーヴァントクラスの頑丈さを有する程度」となった<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』178ページ">『Fate/Apocrypha matelial』178ページ「疾風怒濤の不死戦車」より。</ref>。
 
:; クサントス
 
:; クサントス
:: さる女神から人語を理解し、喋る能力を与えられている不死の神馬。本来は正真正銘の「不死」だが、さすがにサーヴァントの宝具としての状態では不死ではない。が、それでも少なくともサーヴァントクラスの頑丈さを有する。
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:: さる女神から人語を理解し、喋る能力を与えられている神馬。
:: ライダーの指示には忠実で戦闘中に意見もする。喋り方は丁寧だが性格は最悪で、主が不利な状況に追い込まれる可能性があるのを敢えて黙っていたり、追及されても「ブヒヒヒ」と非常に卑しい笑い方で対応する。
+
:: ライダーの指示には忠実で戦闘中に意見もする。喋り方は丁寧だがアキレウスが危機的に陥ると楽しそうに喋りだすという地味に嫌な性格。
:: そんな性格なので、ライダーからは槍の石突で制裁を加えられている。
+
:: 主が不利な状況に追い込まれる可能性があるのを敢えて黙っていたり、追及されても「ブヒヒヒ」と非常に卑しい笑い方で対応する。なので、アキレウスからは槍の石突で制裁を加えられている。
 
:; バリオス
 
:; バリオス
:: もう一頭の神馬。こちらも実際には不死ではない。寡黙な性格で、制裁を加えられて無様な悲鳴を上げるクサントスを呆れた目で見ている。
+
:: もう一頭の神馬。寡黙な性格で、制裁を加えられて無様な悲鳴を上げるクサントスを呆れた目で見ている。
 
:; ペーダソス
 
:; ペーダソス
 
:: 稀代の俊足を誇る名馬だが、神馬ではない。
 
:: 稀代の俊足を誇る名馬だが、神馬ではない。
:: 決戦で黒のアーチャーの一撃を脳天に受け、霊核を破壊されたことで消滅した。
+
:: 決戦でケイローンの一撃を脳天に受け、霊核を破壊されたことで消滅した。
 
:
 
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; 彗星走法(ドロメウス・コメーテース)
 
; 彗星走法(ドロメウス・コメーテース)
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: ランク:B<br />種別:対人(自身)宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人
 
: ランク:B<br />種別:対人(自身)宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人
 
: 由来:アキレウスの母である女神テティスが彼に与えた不死の肉体。
 
: 由来:アキレウスの母である女神テティスが彼に与えた不死の肉体。
: 踵を除く全身に不死の祝福がかかっており、如何なる攻撃を受けても無効化する。だが一定ランク以上の『神性』を持つ相手には、この効果が無効化されてしまう。『神性』がアキレウスと同等以上のCランク以上であれば無効化でき、それ以下の『神性』ではダメージが削減される(Dランクでは75%まで、Eランクならば50%までダメージ削減)。その他、神造兵装による攻撃ならば『神性』を持たない者でも通じる。その際のダメージ数値は神造兵装のランクによって変動する。
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: 踵を除く全身に不死の祝福がかかっており、如何なる攻撃を受けても無効化する。だが一定ランク以上の『神性』を持つ相手には、この効果が無効化されてしまう。『神性』がアキレウスと同等以上のCランク以上であれば無効化でき、それ以下の『神性』ではダメージが削減される。神性がDランクでは75%まで、Eランクならば50%までダメージ削減される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』156ページ">『Fate/Apocrypha matelial』156ページ「勇者の不凋花」より。</ref>。その他、神造兵装による攻撃ならば『神性』を持たない者でも通じる。その際のダメージ数値は神造兵装のランクによって変動する。
 
: また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がない。踵は『勇者の不凋花』と『彗星走法』の楔でもあり、踵が貫かれた場合、この二つの宝具は消滅する。実は踵の治癒は可能ではあるが極めて困難で、よほどの術でなければ完全な走力を取り戻すことはできない。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。
 
: また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がない。踵は『勇者の不凋花』と『彗星走法』の楔でもあり、踵が貫かれた場合、この二つの宝具は消滅する。実は踵の治癒は可能ではあるが極めて困難で、よほどの術でなければ完全な走力を取り戻すことはできない。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。
 
:更に真偽は不明だが、 [[Fate/Apocrypha]]のアニメにおいて神殺しの武器ならば傷つけられる事を示唆するようなアキレウスの発言があったため、その方法でも傷つけられる可能性がある。
 
:更に真偽は不明だが、 [[Fate/Apocrypha]]のアニメにおいて神殺しの武器ならば傷つけられる事を示唆するようなアキレウスの発言があったため、その方法でも傷つけられる可能性がある。
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: ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:2~10<br />最大捕捉:1人
 
: ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:2~10<br />最大捕捉:1人
 
: 由来:師のケイローンが作ったアキレウス愛用の槍。
 
: 由来:師のケイローンが作ったアキレウス愛用の槍。
: ケイローンが作った青銅とトネリコの槍。だが、アキレウスはこの槍を用いてケイローンすらも知らない独自の能力を編み出した。その能力は「闘技場」。突き立てた槍を基点として空間そのものを切り取る形で、闇の壁に包まれた特殊な空間を作り出す、固有結界と似て非なる大魔術である。
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: ケイローンが作った青銅とトネリコの槍。だが、アキレウスはこの槍を用いてケイローンすらも知らない独自の能力を編み出した。その能力は「闘技場」。突き立てた槍を基点として空間そのものを切り取る形で、闇の壁に包まれた特殊な空間を作り出す、固有結界と似て非なる大魔術である。ちなみに魔術原理的には『[[ネロ・クラウディウス|招き蕩う黄金劇場]]』とほぼ同一である<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ">『Fate/Apocrypha matelial』176ページ「宙駆ける星の穂先」より。</ref>。
: この空間の効果は「一対一で敵と公平に戦うこと」、ただそれだけ。この空間内では神の加護は働かず、第三者は無論、幸運すらも介入させず、時間も静止している。「まぐれ」すらも起こり得ない、究極の実力勝負。この空間内ではあらゆる加護や魔術、宝具に至るまで使用不能となる(武器の使用は可能)。治癒能力があろうとも通常と異なり負傷は治らず、蘇生系のスキルや宝具も効果を発揮せず、敗者は現実に戻っても死亡する。
+
: この空間の効果は「一対一で敵と公平に戦うこと」、ただそれだけ。この空間内では神の加護は働かず、第三者は無論、幸運すらも介入させず、時間も静止している。「まぐれ」すらも起こり得ない、究極の実力勝負。この空間内ではあらゆる加護や魔術、宝具に至るまで使用不能となるが、武器の使用は可能。治癒能力があろうとも通常と異なり負傷は治らず、蘇生系のスキルや宝具も効果を発揮せず、敗者は現実に戻っても死亡する<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
: この効果はアキレウス自身にも適用され、ここでは『勇者の不凋花』の不死は働かなくなる。あくまで相手と「公平」に戦うための領域であり、必ずしもアキレウスにとって有利になるとは限らない。
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:この効果はアキレウス自身にも適用され、ここでは『勇者の不凋花』の不死は働かなくなる。あくまで相手と「公平」に戦うための領域であり、必ずしもアキレウスにとって有利になるとは限らない。つまるところ、この闘技場の効果とは、ただ己の培った武技・実力のみで相手を打ち斃す「公平無私の一騎打ち」の強制である。極めて単純でそれゆえに堅牢な空間であり、アキレウスはこの空間が破られないことに絶対の自信を持っている<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
: つまるところ、この闘技場の効果とは、ただ己の培った武技・実力のみで相手を打ち斃す「公平無私の一騎打ち」の強制である。極めて単純でそれゆえに堅牢な空間であり、アキレウスはこの空間が破られないことに絶対の自信を持っている。
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: しかし制約も存在し、アマゾネスの女王・ペンテシレイアをこの槍で殺害したことがトラウマとなっており、女性相手には使用不可能。また、アキレウスの性格上、彼にとって一対一で戦うに値しない程度の相手にはそもそも使おうとはせず、相手が決闘を望まなかった場合にも無理に使用はしないという。その為か、使いどころが限られる宝具とも言える<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
: しかし制約も存在し、アマゾネスの女王・ペンテシレイアをこの槍で殺害したことがトラウマとなっており、女性相手には使用不可能。また、アキレウスの性格上、彼にとって一対一で戦うに値しない程度の相手にはそもそも使おうとはせず、相手が決闘を望まなかった場合にも無理に使用はしないという。
   
: 元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。
 
: 元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。
:持ち主の手元に飛んで戻る機能もある。
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: 持ち主の手元に飛んで戻る機能もある他、アキレウスがランサーとして召喚された場合は上記の特殊能力に加えて『[[ディルムッド・オディナ|必滅の黄薔薇]]』と酷似した敵に与えた傷の治癒を不可能にする効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
: また、アキレウスがランサーとして召喚された場合は上記の特殊能力に加えて『[[ディルムッド・オディナ|必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)]]』と酷似した敵に与えた傷の治癒を不可能にする効果が付与される。
   
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; 蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス)
 
; 蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス)
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: 鍛冶神ヘパイストスによって造られた神造兵装。アキレウスの切り札であり、彼が生きた世界の全てを表した大盾。全面に渡って凄まじいまでの精緻な意匠が施されている。
 
: 鍛冶神ヘパイストスによって造られた神造兵装。アキレウスの切り札であり、彼が生きた世界の全てを表した大盾。全面に渡って凄まじいまでの精緻な意匠が施されている。
 
: 真名解放することで盾に刻み込まれた極小の世界が展開され、一つの“世界そのもの”で攻撃を防ぐ結界宝具。
 
: 真名解放することで盾に刻み込まれた極小の世界が展開され、一つの“世界そのもの”で攻撃を防ぐ結界宝具。
: この盾に挑むということは、即ち世界を相手取るということであり、発動させれば対人・対軍・対城・対国・対神宝具にすら至るまで、ほぼ全ての攻撃を防ぎ切る。ただし、その性質上、対界宝具だけは苦手とする。
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: この盾に挑むということは、即ち世界を相手取るということであり、発動させれば対人・対軍・対城・対国・対神宝具にすら至るまで、ほぼ全ての攻撃を防ぎ切る。ただし、その性質上、対界宝具だけは苦手とする<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ">『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ「蒼天囲みし小世界」より。</ref>。
 
: 双方の同意と契約の上でアキレウスから[[アストルフォ|黒のライダー]]へと託され、彼の手によって[[カルナ|赤のランサー]]が放った『日輪よ、死に随え』を防ぐために使用された。神すら滅ぼす赤のランサーの槍も、“世界”そのものは殺すことができず、槍を完全に阻んで防ぎ切り、アストルフォとジークを守り抜いた。その後の決着の際には既に砕け、消えていた。
 
: 双方の同意と契約の上でアキレウスから[[アストルフォ|黒のライダー]]へと託され、彼の手によって[[カルナ|赤のランサー]]が放った『日輪よ、死に随え』を防ぐために使用された。神すら滅ぼす赤のランサーの槍も、“世界”そのものは殺すことができず、槍を完全に阻んで防ぎ切り、アストルフォとジークを守り抜いた。その後の決着の際には既に砕け、消えていた。
: またアキレウス自身が使用した場合のみ、この盾を「攻撃」に転用できる。宝具を展開した後、突撃することによってその極小世界で相手を押し潰すというものである(ヘパイストスも想定外の使用法であるとか)。
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: またアキレウス自身が使用した場合のみ、この盾を「攻撃」に転用できる。宝具を展開した後、突撃することによってその極小世界で相手を押し潰すというものであるが、ヘパイストスも想定外の使用法であるそうな<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ"/>。
    
== 真名:アキレウス ==
 
== 真名:アキレウス ==
 
英雄叙事詩『イリアス』において「駿足のアキレウス」と讃えられ、英雄ペレウスと女神テティスを両親に持つ、トロイア戦争最強の戦士。<br>かの[[ヘラクレス]]と比肩し得る世界的規模の知名度を誇る大英雄だが、それとは裏腹にアキレウスが活躍した時期は比較的短いモノであり、その活躍も殆どがトロイア戦争に飲み刻まれている。<br>
 
英雄叙事詩『イリアス』において「駿足のアキレウス」と讃えられ、英雄ペレウスと女神テティスを両親に持つ、トロイア戦争最強の戦士。<br>かの[[ヘラクレス]]と比肩し得る世界的規模の知名度を誇る大英雄だが、それとは裏腹にアキレウスが活躍した時期は比較的短いモノであり、その活躍も殆どがトロイア戦争に飲み刻まれている。<br>
   −
彼は人生の岐路を幼少時に突きつけられた。その戦争で華々しい活躍を遂げる代わりに人生を疾風のように駆け抜けるか、世の誰にも知られぬような人間として長く生きていくか。<br>アキレウスはテティスに迷わず答えた。『短くも華々しい人生を』と。
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彼は人生の岐路を幼少時に突きつけられた。戦争で華々しい活躍を遂げた英雄として死ぬか、平凡な人間として長く生きていくか。アキレウスはテティスに迷わず短くも華々しい人生を選択した。
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アキレウスはケイローンの手により育てられ、英雄としての教育を施されてからトロイア戦争へその身を投じることとなった。<br>盟友パトロクロスと妻との出会い、実戦と宿命のライバル、ヘクトールとの出会い、それらの全てを喜びとして、アキレウスはその足で人生を駆け抜けた。
    
===関連===
 
===関連===
106行目: 106行目:  
: 生前において、唯一不死でなかった踵をパリスに射抜かれたことで弱体化し、その後さらに心臓を射抜かれて戦死した逸話から。
 
: 生前において、唯一不死でなかった踵をパリスに射抜かれたことで弱体化し、その後さらに心臓を射抜かれて戦死した逸話から。
 
: その逸話ゆえに人体の一部に彼の名が記されており、そのためにアキレウスは数多の英雄の中でも十指に入ると評される程の圧倒的な知名度を誇る。
 
: その逸話ゆえに人体の一部に彼の名が記されており、そのためにアキレウスは数多の英雄の中でも十指に入ると評される程の圧倒的な知名度を誇る。
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: また、サーヴァントとして召喚されたアキレウスの踵は、不死性を保持する宝具『勇者の不凋花』と最速を謳われる宝具『彗星走法』の楔にもなっており、撃ち抜かれると消失してしまう。
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
173行目: 174行目:  
:余談だが、彼が著作した劇でアキレウスが登場する『トロイラスとクレシダ』は悲劇に属する。
 
:余談だが、彼が著作した劇でアキレウスが登場する『トロイラスとクレシダ』は悲劇に属する。
   −
;「感謝します。先生。<br>この力は、この技は全て貴方のお陰です。」
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;「感謝します。先生。<br> この力は、この技は全て貴方のお陰です」
 
:[[ケイローン|黒のアーチャー]]と一騎打ちを挑み、辛くも勝利した後に。敵対することを決めてからは以前の師弟としての関係を極力抑え、今までの敵に見せてきたような不遜で挑戦的な口調を使ってきた。しかし、念願だった尊敬する師との一騎打ちを果たし勝利した後に発した言葉は、自らに武芸を授け、鍛え上げてくれた恩師に対する圧倒的な感謝の気持ちだった。
 
:[[ケイローン|黒のアーチャー]]と一騎打ちを挑み、辛くも勝利した後に。敵対することを決めてからは以前の師弟としての関係を極力抑え、今までの敵に見せてきたような不遜で挑戦的な口調を使ってきた。しかし、念願だった尊敬する師との一騎打ちを果たし勝利した後に発した言葉は、自らに武芸を授け、鍛え上げてくれた恩師に対する圧倒的な感謝の気持ちだった。
   179行目: 180行目:  
:決闘の条件に自らの願いを一つ叶える。その約束に従い、黒の陣営に自らの宝具を貸し出す約束を取り付けたのち、倒れ伏す自分を敵でなく師として見ているアキレウスの「甘さ」を突き、宝具で彼の踵を撃ち抜き不死性を奪った黒のアーチャー。その後アキレウスの激昂を聞き届ける間もなく、墜落した戦闘機と共に消滅していった。師の最期を見届けたアキレウスは敗北しながらも最後まで自分を手玉にとっていった師に複雑な面持ちで呟やいた。
 
:決闘の条件に自らの願いを一つ叶える。その約束に従い、黒の陣営に自らの宝具を貸し出す約束を取り付けたのち、倒れ伏す自分を敵でなく師として見ているアキレウスの「甘さ」を突き、宝具で彼の踵を撃ち抜き不死性を奪った黒のアーチャー。その後アキレウスの激昂を聞き届ける間もなく、墜落した戦闘機と共に消滅していった。師の最期を見届けたアキレウスは敗北しながらも最後まで自分を手玉にとっていった師に複雑な面持ちで呟やいた。
   −
;「いいやどかねえ。<br>魔性に堕ちた者を討つのは、英雄の役割だ。」<br>「姉さん。あんたは道を踏み外しちまった。<br>あんたはどっかで進まずに、戻るべきだったんだ。」<br>「俺はいつもそうだ。大事だと分かっているはずのことをおざなりにしちまう。<br>後悔ばかりだな。でも、今度は―――」
+
;「いいやどかねえ。<br> 魔性に堕ちた者を討つのは、英雄の役割だ。」<br>「姐さん。あんたは道を踏み外しちまった。<br> あんたはどっかで進まずに、戻るべきだったんだ」<br>「俺はいつもそうだ。大事だと分かっているはずのことをおざなりにしちまう。<br> 後悔ばかりだな。でも、今度は―――」
 
:ルーラーへの憎しみに囚われ、魔獣へとその身を堕とした[[アタランテ|赤のアーチャー]]に向かって。彼女の変調に気づきながらもそれを問いただすことをせず、自分の戦いにのみ目を向けてきた結果、彼女の暴走を止められなかったことに生前と何も変わらぬ自分の愚かさを後悔しながら彼女の前に立ちはだかった。
 
:ルーラーへの憎しみに囚われ、魔獣へとその身を堕とした[[アタランテ|赤のアーチャー]]に向かって。彼女の変調に気づきながらもそれを問いただすことをせず、自分の戦いにのみ目を向けてきた結果、彼女の暴走を止められなかったことに生前と何も変わらぬ自分の愚かさを後悔しながら彼女の前に立ちはだかった。
   185行目: 186行目:  
:激戦の末、見出した活路を一直線に突き進み、自分に降り注ぐ矢を意に介さず赤のアーチャーへ必殺の槍を突き立てた。その直後に上空から降り注いだ漆黒の矢に自らも貫かれる。
 
:激戦の末、見出した活路を一直線に突き進み、自分に降り注ぐ矢を意に介さず赤のアーチャーへ必殺の槍を突き立てた。その直後に上空から降り注いだ漆黒の矢に自らも貫かれる。
   −
;「それでも俺は、あんたが堕ちるのを止めたかったんだ。」
+
;「それでも俺は、あんたが堕ちるのを止めたかったんだ」
 
:魔獣の皮を引きはがし、正気に戻った赤のアーチャーの独白に対して。理性では自分のやっていることは子供たちにとって何の救いにもならないと分かっていながら、どうしようもない怒りをルーラーにぶつけることしかできなった彼女の世界に対する絶望の声に、それでも彼女の在り方を尊ぶアキレウスはたとえ自分の身を投げ出そうともその生き様を守りとおそうとした。
 
:魔獣の皮を引きはがし、正気に戻った赤のアーチャーの独白に対して。理性では自分のやっていることは子供たちにとって何の救いにもならないと分かっていながら、どうしようもない怒りをルーラーにぶつけることしかできなった彼女の世界に対する絶望の声に、それでも彼女の在り方を尊ぶアキレウスはたとえ自分の身を投げ出そうともその生き様を守りとおそうとした。
   −
;「姉さん。あんたとあんたの夢は美しかった。<br>何より、自分自身が報われない夢であると知りながら、それでも挑み続けるあんた自身が。」
+
;「姐さん。あんたとあんたの夢は美しかった。<br> 何より、自分自身が報われない夢であると知りながら、それでも挑み続けるあんた自身が」
 
:最愛の女性の最期を看取ったアキレウスは、自分の愛した女性の生き様を胸に刻みながら自らも運命を共にした。
 
:最愛の女性の最期を看取ったアキレウスは、自分の愛した女性の生き様を胸に刻みながら自らも運命を共にした。
   207行目: 208行目:  
*伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。
 
*伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。
 
*[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。
 
*[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。
*ライダー以外にも[[ランサー]]、[[バーサーカー]]、[[シールダー]]のクラスとしても召喚可能。クラスが変わる度に宝具のラインナップも微妙に変化し、例えばランサーとして召喚された場合はライダーの宝具である『疾風怒濤の不死戦車』が失われる代わりに『宙駆ける星の穂先』にHP削減効果が付与される。東出氏によるとこの場合、神速で走り回りながら神速でこの槍を振り回してくるので、どちらにせよ手が付けられないとか。
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*ライダー以外にも[[ランサー]]、[[バーサーカー]]、[[シールダー]]のクラスとしても召喚可能。クラスが変わる度に宝具のラインナップも微妙に変化し、例えばランサーとして召喚された場合はライダーの宝具である『疾風怒濤の不死戦車』が失われる代わりに『宙駆ける星の穂先』にHP削減効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ"/>。東出氏によるとこの場合、神速で走り回りながら神速でこの槍を振り回してくるので、どちらにせよ手が付けられないとか<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。
*東出氏によると、伝承から宝具に使える逸話を真面目に拾うと膨大な数になってしまうので、不死性と俊足をスキルに回して宝具を3つに絞る予定だったらしい。奈須氏に宝具候補のリストを見せて相談したところ、「彼くらいの大英雄ならばいっそ5つ位持たせてしまおう」と意見を貰い、今の形になったとの事。それでも宝具候補にあった'''黄金聖衣みたいな鎧'''は出せなかったらしい。
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*東出氏によると、伝承から宝具に使える逸話を真面目に拾うと膨大な数になってしまうので、不死性と俊足をスキルに回して宝具を3つに絞る予定だったらしい。奈須氏に宝具候補のリストを見せて相談したところ、「彼くらいの大英雄ならばいっそ5つ位持たせてしまおう」と意見を貰い、今の形になったとの事<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ">。それでも宝具候補にあった'''黄金聖衣みたいな鎧'''は出せなかったらしい。
**ギリシャにて召喚された場合、この黄金聖衣みたいな鎧が宝具として追加されるとのこと。オミットされた槍の不治の呪いを含めれば、合計'''7つ分'''という異常に豊富な宝具を所有することになる。その様は奈須・東出両氏から「'''宝具山盛りの超強力サーヴァント'''」「'''ウルトラハイスペックサーヴァント'''」と評される程だが、当然ながら魔力消費も尋常でないほど激しく、本来の聖杯戦争なら即魔力切れで、彼を真っ当に扱えるならば間違いなく超一流のマスターであるという。[[Fate/Apocrypha|聖杯大戦]]という舞台であったからこそ、彼の実力が発揮できたと言える。
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**また、ギリシャにて召喚された場合、この黄金聖衣みたいな鎧が宝具として追加されるとのこと。オミットされた槍の不治の呪いを含めれば、合計'''7つ分'''という異常に豊富な宝具を所有することになる。その様は奈須・東出両氏から「'''宝具山盛りの超強力サーヴァント'''」「'''ウルトラハイスペックサーヴァント'''」と評される程だが、当然ながら魔力消費も尋常でないほど激しく、本来の聖杯戦争なら即魔力切れで、彼を真っ当に扱えるならば間違いなく超一流のマスターであるという<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ">。[[Fate/Apocrypha|聖杯大戦]]という舞台であったからこそ、彼の実力が発揮できたと言える<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ">。
 
**アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノーンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスにこの鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。
 
**アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノーンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスにこの鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。
 
**更にこの鎧はパトロクロスを打ち倒したへクトールが戦利品として持ち帰りアポロンが彼用に仕立て上げ、彼の鎧となったとされている。この逸話通りならへクトールもまたこの鎧を得られることになるのだろう。ちなみにアキレウスは鎧が奪われた故にまた神々から新しい鎧の二着目をゲットしてたりしている。つくづく豪勢な話である。
 
**更にこの鎧はパトロクロスを打ち倒したへクトールが戦利品として持ち帰りアポロンが彼用に仕立て上げ、彼の鎧となったとされている。この逸話通りならへクトールもまたこの鎧を得られることになるのだろう。ちなみにアキレウスは鎧が奪われた故にまた神々から新しい鎧の二着目をゲットしてたりしている。つくづく豪勢な話である。
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