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− ;「誰よりも激しい生き方ばかりを選んできたくせに、この男の人生には、ただの一度も“情熱”がない。<br> こいつは――きっと、危険なヤツだ」
− :言峰綺礼の経歴を見て評した言葉。この評価は正しく、最終決戦で激戦を繰り広げた。
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→Fate/Zero
===Fate/Zero===
===Fate/Zero===
;「当然だろう。およそ僕ぐらい騎士道なんてものと程遠いところにいる男はいないぜ」
;「当然だろう。およそ僕ぐらい騎士道なんてものと程遠いところにいる男はいないぜ」
:騎士王と暗殺者が足並み揃えて戦う事は出来ないだろうと相性の悪さは目に見えていたが、最強を誇るサーヴァントを有効に使おうと召喚する事を決めた。
:騎士王と暗殺者が足並み揃えて戦う事は出来ないだろうと相性の悪さは目に見えていたが、最強を誇るサーヴァントを有効に使おうと召喚する事を決めた。
;「誰よりも激しい生き方ばかりを選んできたくせに、この男の人生には、ただの一度も“情熱”がない。こいつは――きっと、危険なヤツだ」
:言峰綺礼の経歴を見て評した言葉。この評価は正しく、最終決戦で激戦を繰り広げた。
;「いやいやイリヤ、あの枝はサワグルミといってだな、クルミの仲間なんだよ。だからあれも、クルミの冬芽だ」
;「いやいやイリヤ、あの枝はサワグルミといってだな、クルミの仲間なんだよ。だからあれも、クルミの冬芽だ」
;「もし僕が今ここで、何もかも抛り投げて逃げ出すと決めたら――アイリ、君は一緒に来てくれるか?」
;「もし僕が今ここで、何もかも抛り投げて逃げ出すと決めたら――アイリ、君は一緒に来てくれるか?」
:考え得る限りにおいて、衛宮切嗣が絶対に口にするはずがない言葉だった。そのためアイリは驚きのあまり言葉を失った。<br>そしてこの男がどれほどの瀬戸際に追い詰められているかをこのとき理解したのだ。
:考え得る限りにおいて、衛宮切嗣が絶対に口にするはずがない言葉だった。そのためアイリは驚きのあまり言葉を失った。そしてこの男がどれほどの瀬戸際に追い詰められているかをこのとき理解したのだ。
;「いいや。そこのサーヴァントには話すことなど何もない。<br> 栄光だの名誉だの、そんなものを嬉々としてもてはやす殺人者には、何を語り聞かせても無駄だ」
;「いいや。そこのサーヴァントには話すことなど何もない。栄光だの名誉だの、そんなものを嬉々としてもてはやす殺人者には、何を語り聞かせても無駄だ」
:アイリはなんとか切嗣とセイバーの仲を取り持とうとするが、にべもなく切嗣は無視を続ける。
:アイリはなんとか切嗣とセイバーの仲を取り持とうとするが、にべもなく切嗣は無視を続ける。
;「なのに人類はどれだけ死体の山を積み上げようと、その真実に気付かない。<br> いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、華やかな武勇譚で人々の目を眩ませてきたからだ。<br> 血を流すことの邪悪さを認めようともしない馬鹿どもが余計な意地を張るせいで、<br> 人間の本質は、石器時代から一歩も前に進んじゃいない!」
;「なのに人類はどれだけ死体の山を積み上げようと、その真実に気付かない。いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、華やかな武勇譚で人々の目を眩ませてきたからだ。血を流すことの邪悪さを認めようともしない馬鹿どもが余計な意地を張るせいで、人間の本質は、石器時代から一歩も前に進んじゃいない!」
:切嗣が英霊そのものを軽蔑していることの独白。セイバーは戦場にも誇りが、決して侵してはならない法と理念があると信じるが、戦争そのものが地獄と、巻き込まれ、蹂躙される民からすれば騎士道など一切関係の無いと見ている切嗣からすれば、セイバーの信条は到底許容しがたいものであった。それが、かつて自分が憧れた姿であればあるほど。
:切嗣が英霊そのものを軽蔑していることの独白。セイバーは戦場にも誇りが、決して侵してはならない法と理念があると信じるが、戦争そのものが地獄と、巻き込まれ、蹂躙される民からすれば騎士道など一切関係の無いと見ている切嗣からすれば、セイバーの信条は到底許容しがたいものであった。それが、かつて自分が憧れた姿であればあるほど。
;「今の世界、今の人間の在りようでは、どう巡ったところで戦いは避けられない。<br> 最後には必要悪としての殺し合いが要求される。<br> だったら最大の効率と最小の浪費で、最短のうちに処理をつけるのが最善の方法だ。<br> それを卑劣と蔑むなら、悪辣と詰るなら、ああ大いに結構だとも。<br> 正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味ない」
;「今の世界、今の人間の在りようでは、どう巡ったところで戦いは避けられない。最後には必要悪としての殺し合いが要求される。だったら最大の効率と最小の浪費で、最短のうちに処理をつけるのが最善の方法だ。それを卑劣と蔑むなら、悪辣と詰るなら、ああ大いに結構だとも。正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味ない」
:彼の本質を端的に表す台詞。誰も取りこぼすことなくすべてを救う「正義の味方」「英雄」に誰よりもあこがれた切嗣。しかし、その理想を追えば追うほど、それは不可能であるという現実を思い知らされてきた。その結果が、今の切嗣の在り方だった。
:彼の本質を端的に表す台詞。誰も取りこぼすことなくすべてを救う「正義の味方」「英雄」に誰よりもあこがれた切嗣。しかし、その理想を追えば追うほど、それは不可能であるという現実を思い知らされてきた。その結果が、今の切嗣の在り方だった。
;「終わらぬ連鎖を、終わらせる。それを果たし得るのが聖杯だ」<br>「世界の改変、人の魂の変革を、奇跡を以って成し遂げる。<br> 僕がこの冬木で流す血を、人類最後の流血にしてみせる。<br> そのために、たとえ'''この世全ての悪'''を担うことになろうとも――構わないさ。<br> それで世界が救えるなら、僕は喜んで引き受ける」
;「終わらぬ連鎖を、終わらせる。それを果たし得るのが聖杯だ」
;「世界の改変、ヒトの魂の変革を、奇跡を以って成し遂げる。僕がこの冬木で流す血を、人類最後の流血にしてみせる。
; そのために、たとえこの世全ての悪を担うことになろうとも――構わないさ。それで世界が救えるなら、僕は喜んで引き受ける」
:セイバーの体現する正義や騎士道を否定しつつも、今の自分のやり方でも悪や憎しみの連鎖による戦いの連鎖もまた延々と続く。それをわかってなお止められない切嗣が切望する聖杯の奇跡。――しかしただの喩えとして口にしたその言葉が、真に何を意味するのか、この時の切嗣には知るよしもなかった。
:セイバーの体現する正義や騎士道を否定しつつも、今の自分のやり方でも悪や憎しみの連鎖による戦いの連鎖もまた延々と続く。それをわかってなお止められない切嗣が切望する聖杯の奇跡。――しかしただの喩えとして口にしたその言葉が、真に何を意味するのか、この時の切嗣には知るよしもなかった。
;「あんたは――僕の、本当の家族だ」
;「あんたは――僕の、本当の家族だ」
:ナタリアとの最後の通信で。<br>その思い、その言葉は強く、そして儚く。少年は「愛しい家族」より「顔も見知らぬ大勢の人」を選ぶ。
:ナタリアとの最後の通信で。その思い、その言葉は強く、そして儚く。少年は「愛しい家族」より「顔も見知らぬ大勢の人」を選ぶ。
;「ふざけるな……ふざけるなッ! 馬鹿野郎ッ!!」
;「ふざけるな……ふざけるなッ! 馬鹿野郎ッ!!」
:ナタリアを手にかけ、吼える切嗣。正義の代償。理想の代価。<br>この呪いと怒りを、切嗣は受け入れる。これが、少年の日の終わり――
:ナタリアを手にかけ、吼える切嗣。正義の代償。理想の代価。この呪いと怒りを、切嗣は受け入れる。これが、少年の日の終わり――
;「それでいい。言ったはずだ。――僕は、オマエを担うと」
;「それでいい。言ったはずだ。――僕は、オマエを担うと」
:それは数日前に喩えとして口にした決意の言葉。<br>頬を伝う涙の意味さえ忘れ、黒いドレスの女を絞殺しながらそれを受け入れた。
:それは数日前に喩えとして口にした決意の言葉。
:頬を伝う涙の意味さえ忘れ、黒いドレスの女を絞殺しながらそれを受け入れた。
===フェイト/タイガーころしあむ アッパー===
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