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− | == タタリ == | + | == タタリ / ワラキアの夜 == |
− | *スペル:''TATARI, Walachia, Zepia Eltnam Oberon'' | + | * 読み:タタリ / ワラキアのよる |
− | *誕生日:5月30日/血液型:O型(死徒ズェピアのもの) | + | * スペル:''TATARI'' / ''Walachia'' |
− | *身長:180cm/体重:67kg(死徒ズェピアのもの) | + | * 誕生日:5月30日 / 血液型:O型(死徒ズェピアのもの) |
− | *CV:増谷康紀(死徒ズェピアのもの) | + | * 身長:180cm / 体重:67kg(死徒ズェピアのもの) |
| + | * CV:増谷康紀 |
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− | :[[死徒|死徒二十七祖]]第十三位、「タタリ」「ワラキアの夜」「存在するが誰も見たことがないモノ」「現象」。
| + | [[死徒|死徒二十七祖]]第十三位、「タタリ」「ワラキアの夜」「存在するが誰も見たことがないモノ」「現象」。特に多量の血を摂取するところから「飲血鬼」と呼ばれることもある。本来は名などなく、ただ通り名がささやかれるのみ。 |
− | :特に多量の血を摂取するところから「飲血鬼」と呼ばれることもある。
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− | :本来は名などなく、ただ通り名がささやかれるのみ。
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− | ;略歴 | + | ; 略歴 |
− | :もともとは「ズェピア・エルトナム・オベローン」という名前の[[魔術|錬金術師]]。[[シオン・エルトナム・アトラシア]]の三代前の祖先(曾祖父)に当たる人物で、五百年前の[[アトラス院]]で院長を務めた天才錬金術師。 | + | : もともとは「ズェピア・エルトナム・オベローン」(''Zepia Eltnam Oberon'')という名前の[[魔術|錬金術師]]。[[シオン・エルトナム・アトラシア]]の三代前の祖先(曾祖父)に当たる人物で、五百年前の[[アトラス院]]で院長を務めた天才錬金術師。 |
− | :未来を求めるという過程で初代アトラシアが辿り着いた「人類滅亡」に、彼もまた辿り着いてしまう。それに抗おうと数多の策を講じて実行に移そうとするも、その悉くが失敗に終わる。覆す方法を模索し続けるもその度に「より明確な滅亡」という計算結果を見せつけられ、最後には発狂してしまった。 | + | : 未来を求めるという過程で初代アトラシアが辿り着いた「人類滅亡」に、彼もまた辿り着いてしまう。それに抗おうと数多の策を講じて実行に移そうとするも、その悉くが失敗に終わる。覆す方法を模索し続けるもその度に「より明確な滅亡」という計算結果を見せつけられ、最後には発狂してしまった。 |
− | :死徒となって自身の存在を強化したズェピアは滅亡回避のために第六法を目指すも敗北、肉体は消滅し、構築していた霊子が霧散する。しかし、それ以前に完成させた「タタリの駆動式」と「霊子の航海図」、[[アルトルージュ・ブリュンスタッド]]と交わした「契約」他多数の保険により、意識も記憶もへったくれもない霊子たちを留めて漂流させることに成功、自身を現象へと変える。<br>現在の彼は「特定の時間・地域に[[固有結界]]タタリを展開する現象(人々の噂や不安を元にそれを様々な形で具現化する)」であり、タタリとして虐殺を行ないつつ、より強大な存在である[[真祖]]の肉体を得て再び第六法に挑もうとしている。 | + | : 死徒となって自身の存在を強化したズェピアは滅亡回避のために第六法を目指すも敗北、肉体は消滅し、構築していた霊子が霧散する。しかし、それ以前に完成させた「タタリの駆動式」と「霊子の航海図」、[[アルトルージュ・ブリュンスタッド]]と交わした「契約」他多数の保険により、意識も記憶もへったくれもない霊子たちを留めて漂流させることに成功、自身を現象へと変える。現在の彼は「特定の時間・地域に[[固有結界]]タタリを展開する現象(人々の噂や不安を元にそれを様々な形で具現化する)」であり、タタリとして虐殺を行ないつつ、より強大な存在である[[真祖]]の肉体を得て再び第六法に挑もうとしている。 |
− | :「ワラキアの夜」という通り名の由来となった15世紀のワラキアを皮切りに、幾度か顕現。一度前は3年前のイタリア。自分を滅ぼしにきた[[リーズバイフェ・ストリンドヴァリ]]とシオンを返り討ちに仕留めた。シオンから吸血し、彼女を半死徒に変えている。そして日本三咲町へと舞台を移す。 | + | : 「ワラキアの夜」という通り名の由来となった15世紀のワラキアを皮切りに、幾度か顕現。一度前は3年前のイタリア。自分を滅ぼしにきた[[リーズバイフェ・ストリンドヴァリ]]とシオンを返り討ちに仕留めた。シオンから吸血し、彼女を半死徒に変えている。そして日本三咲町へと舞台を移す。 |
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− | ;人物 | + | ; 人物 |
− | :「現象」であり、人の枠を棄ててしまっているため確たる性格は持たない。人々の不安を元に具現化する固有結界『タタリ』が死徒タタリそのものである。 | + | : 「現象」であり、人の枠を棄ててしまっているため確たる性格は持たない。人々の不安を元に具現化する固有結界『タタリ』が死徒タタリそのものである。 |
− | :ワラキアの夜(死徒ズェピア)の姿をしている場合には彼の性格を反映し、紳士的な振る舞いをしつつも狂笑を唐突に始める、真性の狂人。理性的な研究者であると同時に、狂ってしまった知識人でもある。なお、発狂の元は初代アトラシアの導いた解の回避。彼が数々の方策を打ち出し、八方手を尽くしても、その結果彼がはじき出した解答は必ず「人類の滅亡」であったことに対して抱いた絶望からである。 | + | : ワラキアの夜(死徒ズェピア)の姿をしている場合には彼の性格を反映し、紳士的な振る舞いをしつつも狂笑を唐突に始める、真性の狂人。理性的な研究者であると同時に、狂ってしまった知識人でもある。なお、発狂の元は初代アトラシアの導いた解の回避。彼が数々の方策を打ち出し、八方手を尽くしても、その結果彼がはじき出した解答は必ず「人類の滅亡」であったことに対して抱いた絶望からである。 |
− | :自身の具現化能力「(その一帯を恐怖に陥れるもの限定であるが)何者にでもなれる」ことになぞらえたのか、元来の性格・趣味なのかは不明だが、自分を舞台監督にたとえ、「カット」「キャスト」「幕と行こう」など、何かと舞台演劇になぞらえた凝った言い回しを好む。 | + | : 自身の具現化能力「(その一帯を恐怖に陥れるもの限定であるが)何者にでもなれる」ことになぞらえたのか、元来の性格・趣味なのかは不明だが、自分を舞台監督にたとえ、「カット」「キャスト」「幕と行こう」など、何かと舞台演劇になぞらえた凝った言い回しを好む。 |
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− | :偽証と証明の支配者。[[固有結界]]に分類される、噂や不安を具現化する能力を持つ。 | + | : 偽証と証明の支配者。[[固有結界]]に分類される、噂や不安を具現化する能力を持つ。正式な名称は決まっておらず、「タタリ」という通称で呼ばれることがほとんど。 |
− | :正式な名称は決まっておらず、「タタリ」という通称で呼ばれることがほとんど。
| + | : 「死徒ズェピア」は既に滅んでおり、あくまでも現象であるが故に永遠を得ている。台風が消えてもまた発生するように、噂の出所(即ち、人間)が存在する限り、根絶は難しい。彼自身が「一夜限りの夢舞台」と言う通り、固有結界が顕現できるのは一夜限りだが、例えその地域でタタリを討伐しても「そこにいたタタリ」が消えるだけで、時が満ちれば、また駆動式に応じた地域に再びタタリが出現する。[[直死の魔眼]]を持ってしても「具現化したタタリ」は殺せるが、「現象・タタリ」を殺すことができなかった。 |
− | :「死徒ズェピア」は既に滅んでおり、あくまでも現象であるが故に永遠を得ている。台風が消えてもまた発生するように、噂の出所(即ち、人間)が存在する限り、根絶は難しい。彼自身が「一夜限りの夢舞台」と言う通り、固有結界が顕現できるのは一夜限りだが、例えその地域でタタリを討伐しても「そこにいたタタリ」が消えるだけで、時が満ちれば、また駆動式に応じた地域に再びタタリが出現する。 | + | : アルトルージュと交わした契約終了の期限は「千年後の朱い月」。これと遭遇するまで彼はタタリという現象であり続ける。 |
− | :[[直死の魔眼]]を持ってしても「具現化したタタリ」は殺せるが、「現象・タタリ」を殺すことができなかった。
| + | : タタリとなる前から魔術系統は同じだったようで、コミック版MBでは、魔力を注ぎ込むことで悪性情報を物質化したり、エーテライトを介して相手の精神をクラッキングするなどの技を見せた。 |
− | :アルトルージュと交わした契約終了の期限は「千年後の朱い月」。これと遭遇するまで彼はタタリという現象であり続ける。 | |
− | :タタリとなる前から魔術系統は同じだったようで、コミック版MBでは、魔力を注ぎ込むことで悪性情報を物質化したり、エーテライトを介して相手の精神をクラッキングするなどの技を見せた。 | |
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| === [[固有結界]] === | | === [[固有結界]] === |