差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
50行目: 50行目:  
: 「剣士」のクラスではあるが、彼女の戦闘能力の本質は、彼女の保有する莫大な魔力に拠る。
 
: 「剣士」のクラスではあるが、彼女の戦闘能力の本質は、彼女の保有する莫大な魔力に拠る。
 
: 「魔力放出」の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を持ち、本来なら普通の少女と同レベルの身体能力しかないものを、魔力によるブーストで向上させている。言うなれば魔力によるジェット噴射、会心の一撃なら丸太を容易く両断し、強力な加護を持たない並みの武器では魔力の篭もった彼女の一撃に打ち合うこともままならない。戦闘時に纏う鎧も魔力で編まれたものであり、任意で着脱が可能で、第四次ではバイクを補強するのに用いられた。どちらも彼女の魔力を元にした能力であるため、普段は鎧に回している魔力を、鎧を除装することで「魔力放出」に追加することも可能。その瞬間出力は普段の六割増し。彼女が莫大な魔力を持っているのは、出生時に魔術師・マーリンの計らいにより人の身ながら[[竜種|竜]]の因子を持って生まれてきたためで、魔術回路を用いずただ生きているだけで魔力を生成でき、魔力放出のスキルはこの因子に由来する。
 
: 「魔力放出」の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を持ち、本来なら普通の少女と同レベルの身体能力しかないものを、魔力によるブーストで向上させている。言うなれば魔力によるジェット噴射、会心の一撃なら丸太を容易く両断し、強力な加護を持たない並みの武器では魔力の篭もった彼女の一撃に打ち合うこともままならない。戦闘時に纏う鎧も魔力で編まれたものであり、任意で着脱が可能で、第四次ではバイクを補強するのに用いられた。どちらも彼女の魔力を元にした能力であるため、普段は鎧に回している魔力を、鎧を除装することで「魔力放出」に追加することも可能。その瞬間出力は普段の六割増し。彼女が莫大な魔力を持っているのは、出生時に魔術師・マーリンの計らいにより人の身ながら[[竜種|竜]]の因子を持って生まれてきたためで、魔術回路を用いずただ生きているだけで魔力を生成でき、魔力放出のスキルはこの因子に由来する。
:彼女の能力が最大限に発揮されるのは、正面から正々堂々の一騎打ちを行った時。これは騎士の誉れに満ち、彼女の美意識にもあった戦い方である。とはいえ、それは作戦を嫌うということではなく、有能な軍指揮官でもあったため、立案段階から杜撰な作戦を嫌う傾向にある。きめ細やかに作戦を練り、戦場にあっては刻々と変化する状況に合わせて行動を変更することができる。当然ながら、作戦といえど卑怯な行動は嫌う。そのため第四次聖杯戦争では、冷徹で手段を選ばないマスターだった[[衛宮切嗣]]の相性は最悪であった<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』p.20">「アルトリア」『Fate/complete material Ⅲ』p.20。</ref>。
+
:彼女の能力が最大限に発揮されるのは、正面から正々堂々の一騎打ちを行った時。これは騎士の誉れに満ち、彼女の美意識にもあった戦い方である。とはいえ、それは作戦を嫌うということではなく、有能な軍指揮官でもあったため、立案段階から杜撰な作戦を嫌う傾向にある。きめ細やかに作戦を練り、戦場にあっては刻々と変化する状況に合わせて行動を変更することができる。当然ながら、作戦といえど卑怯な行動は嫌う。そのため第四次聖杯戦争では、冷徹で手段を選ばないマスターだった[[衛宮切嗣]]の相性は最悪であった<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』p.20">「アルトリア」『Fate/complete material Ⅲ world material.』p.20。</ref>。
 
: スキルとしてステータスに記述されていないが、湖の精霊の加護を受けているため、水面に立ち、その上を歩くことができる。このため、生まれてこの方泳いだことがなく、戦場でも彼女は湖面や川面を走っていたという。各方面において高い能力を持つ彼女だが、マスターである士郎が魔術師として未熟であることが祟り、その能力には大きく制限がかけられている。基本ステータスのランクが低下しており、また、魔力供給のパスが通っていないため回復力に乏しい。
 
: スキルとしてステータスに記述されていないが、湖の精霊の加護を受けているため、水面に立ち、その上を歩くことができる。このため、生まれてこの方泳いだことがなく、戦場でも彼女は湖面や川面を走っていたという。各方面において高い能力を持つ彼女だが、マスターである士郎が魔術師として未熟であることが祟り、その能力には大きく制限がかけられている。基本ステータスのランクが低下しており、また、魔力供給のパスが通っていないため回復力に乏しい。
 
: また、『[[Fate/stay night]]』では、マスターとは関係なく、未だ正しい意味での英霊とはなっていないため、霊体となっての活動ができない。また聖杯に招かれた者として現代の知識は与えられているが、英霊としての時空を超えた知識を持っていない。
 
: また、『[[Fate/stay night]]』では、マスターとは関係なく、未だ正しい意味での英霊とはなっていないため、霊体となっての活動ができない。また聖杯に招かれた者として現代の知識は与えられているが、英霊としての時空を超えた知識を持っていない。
238行目: 238行目:  
: 神霊レベルの魔術行使を可能とする聖剣であり、所有者の魔力を“光”に変換、集束・加速させることで運動量を増大させ、振り下ろした剣の先端から光の断層による「究極の斬撃」として放つ。その膨大な魔力は攻撃判定をもつ光の斬撃の先端から高熱を発生させるため、結果的に光の帯ないし地上をなぎ払う光の波に取られる。言うならば指向性のエネルギー兵器であり、その様は『騎英の手綱』が白い彗星ならばこちらは黄金のフレア、とも称される。当然ながら魔力消費が激しく、連発することはできない。その膨大なエネルギーを正しく放つには両手での振り抜きが必要とされる。威力・攻撃範囲ともに大きい為、第四次聖杯戦争時に切嗣が大型客船を緩衝材として使ったり、第五次でビルの屋上から空へ向けて放ったりと、常に周囲への配慮を必要とする。威力に比例して扱いが難しい部分もあるが、出力は多少ならば調整可能であり、抑えた場合宝具の起動まで一秒未満に短縮することも出来る。
 
: 神霊レベルの魔術行使を可能とする聖剣であり、所有者の魔力を“光”に変換、集束・加速させることで運動量を増大させ、振り下ろした剣の先端から光の断層による「究極の斬撃」として放つ。その膨大な魔力は攻撃判定をもつ光の斬撃の先端から高熱を発生させるため、結果的に光の帯ないし地上をなぎ払う光の波に取られる。言うならば指向性のエネルギー兵器であり、その様は『騎英の手綱』が白い彗星ならばこちらは黄金のフレア、とも称される。当然ながら魔力消費が激しく、連発することはできない。その膨大なエネルギーを正しく放つには両手での振り抜きが必要とされる。威力・攻撃範囲ともに大きい為、第四次聖杯戦争時に切嗣が大型客船を緩衝材として使ったり、第五次でビルの屋上から空へ向けて放ったりと、常に周囲への配慮を必要とする。威力に比例して扱いが難しい部分もあるが、出力は多少ならば調整可能であり、抑えた場合宝具の起動まで一秒未満に短縮することも出来る。
 
: また、[[アーサー・ペンドラゴン|「あちら」のアーサー王]]が持つ「約束された勝利の剣」と同じく『心の善い者に振るってはならない』『精霊に振るってはならない』『共に戦う者は勇者でなければならない』等の誓約が複数かけられているため、それを破ると魔力放出が削られてしまう。全ての誓約が開放された状態での一撃を放ったことは一度あるかないかだという<ref group = "注">『Grand Order』ではこの制約のため、加入当初はランクがAに低下しており、幕間の物語「聖剣覚醒」をクリアすることでランクが本来のA++になる。</ref><ref group = "出">『Fate/Grand Order』幕間の物語「聖剣覚醒」。</ref>。星の内海で錬成されたこの剣は、この惑星を脅かす外敵の出現時にこそ真の力を発揮すると言われる<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.23" />。
 
: また、[[アーサー・ペンドラゴン|「あちら」のアーサー王]]が持つ「約束された勝利の剣」と同じく『心の善い者に振るってはならない』『精霊に振るってはならない』『共に戦う者は勇者でなければならない』等の誓約が複数かけられているため、それを破ると魔力放出が削られてしまう。全ての誓約が開放された状態での一撃を放ったことは一度あるかないかだという<ref group = "注">『Grand Order』ではこの制約のため、加入当初はランクがAに低下しており、幕間の物語「聖剣覚醒」をクリアすることでランクが本来のA++になる。</ref><ref group = "出">『Fate/Grand Order』幕間の物語「聖剣覚醒」。</ref>。星の内海で錬成されたこの剣は、この惑星を脅かす外敵の出現時にこそ真の力を発揮すると言われる<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.23" />。
: 剣としての性能を重視したものとなっており、華美な装飾はほとんどされていない<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』p.118">「約束された勝利の剣」『Fate/complete material Ⅱ』p.118。</ref>。
+
: 剣としての性能を重視したものとなっており、華美な装飾はほとんどされていない<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』p.118">「約束された勝利の剣」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.118。</ref>。
 
: 姉妹剣として『無毀なる湖光(アロンダイト)』『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』が存在する。
 
: 姉妹剣として『無毀なる湖光(アロンダイト)』『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』が存在する。
 
:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&自身のNPをリチャージ<ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster宝具。
 
:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&自身のNPをリチャージ<ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster宝具。
790行目: 790行目:  
**今のところ、「アーサー王」が登場する『Fate/Prototype』シリーズを除けば唯一『Fate/strange Fake』のみセイバー顔のサーヴァントが登場しない。ただしこれは武内氏の「[[リチャード|セイバー]]の性別を女性にし、セイバー顔にしないか」という提案を成田氏が断ったためで、武内氏は『Fake』にもセイバー顔を登場させようとしていた。
 
**今のところ、「アーサー王」が登場する『Fate/Prototype』シリーズを除けば唯一『Fate/strange Fake』のみセイバー顔のサーヴァントが登場しない。ただしこれは武内氏の「[[リチャード|セイバー]]の性別を女性にし、セイバー顔にしないか」という提案を成田氏が断ったためで、武内氏は『Fake』にもセイバー顔を登場させようとしていた。
 
**基本的にファンからは普通に「セイバー」と呼ばれるが、最近セイバークラスが増加の一途を辿っているため彼らとの呼び分けのために「青セイバー」「青王」「ペンギン王」等々の呼び名で呼ばれることも多い。
 
**基本的にファンからは普通に「セイバー」と呼ばれるが、最近セイバークラスが増加の一途を辿っているため彼らとの呼び分けのために「青セイバー」「青王」「ペンギン王」等々の呼び名で呼ばれることも多い。
*彼女が誕生したキッカケは、キャラクターデザインを担当した武内が金髪萌えを公言しているのもあってか、制作の初期衝動は小柄で金髪の少女騎士を描いてみたかったという一点につきる。ただ、キャラクターを構築していく際に清涼感のあるキャラクターにする、ということをコンセプトにも加えた。<ref group = "注">また、武内氏は「当時の美少女ゲームに登場するキャラクターを“ジュース”と例えるなら、(セイバーは)“美味しい水”みたいなキャラ付けにする」とも述べている。</ref><ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』p.14">「セイバー-奈須きのこ&武内崇・キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ』p.14。</ref><ref group = "注">川澄氏曰く、武内氏はアルトリアを描くときは「甘いジュースではなく、本当においしい岩清水のようなキャラクターを作りたい」と聞いている。</ref><ref group = "出">『2018年8月23日・30日合併号 週刊ファミ通』川澄綾子 インタビュー。</ref>
+
*彼女が誕生したキッカケは、キャラクターデザインを担当した武内が金髪萌えを公言しているのもあってか、制作の初期衝動は小柄で金髪の少女騎士を描いてみたかったという一点につきる。ただ、キャラクターを構築していく際に清涼感のあるキャラクターにする、ということをコンセプトにも加えた。<ref group = "注">また、武内氏は「当時の美少女ゲームに登場するキャラクターを“ジュース”と例えるなら、(セイバーは)“美味しい水”みたいなキャラ付けにする」とも述べている。</ref><ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』p.14">「セイバー-奈須きのこ&武内崇・キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.14。</ref><ref group = "注">川澄氏曰く、武内氏はアルトリアを描くときは「甘いジュースではなく、本当においしい岩清水のようなキャラクターを作りたい」と聞いている。</ref><ref group = "出">『2018年8月23日・30日合併号 週刊ファミ通』川澄綾子 インタビュー。</ref>
 
*前髪でひと房だけハネている毛は「クセ毛」であって「アホ毛」ではない。武内氏的には「アホ毛はツムジから生えている物」であるらしい。
 
*前髪でひと房だけハネている毛は「クセ毛」であって「アホ毛」ではない。武内氏的には「アホ毛はツムジから生えている物」であるらしい。
 
*ごく一部のシーンを除いて入浴中でも就寝時にも解かない巨大なお団子髪(『マーガレット』と呼ばれる髪型に近い)。<br>実際にこの髪形を再現するには相当の髪の長さ・量が必要となる。解いたシーンや『Zero』の男装シーンで表現されている長さでは全然足りないのだが、どうやっているのだろうか?<br>また、かなり複雑な結い方なのでリボンを解いたくらいでは後ろには下りないはずである。
 
*ごく一部のシーンを除いて入浴中でも就寝時にも解かない巨大なお団子髪(『マーガレット』と呼ばれる髪型に近い)。<br>実際にこの髪形を再現するには相当の髪の長さ・量が必要となる。解いたシーンや『Zero』の男装シーンで表現されている長さでは全然足りないのだが、どうやっているのだろうか?<br>また、かなり複雑な結い方なのでリボンを解いたくらいでは後ろには下りないはずである。
826行目: 826行目:  
*『[[まほうつかいの箱]]』の投票企画「ALL RANKING TYPE-MOON」の第1回マイBESTキャラ投票にて600票近い投票が入り2位に入る。また、士郎とのコンビで第一回マイBESTコンビ投票でも2位に入っている。
 
*『[[まほうつかいの箱]]』の投票企画「ALL RANKING TYPE-MOON」の第1回マイBESTキャラ投票にて600票近い投票が入り2位に入る。また、士郎とのコンビで第一回マイBESTコンビ投票でも2位に入っている。
 
*公式サイトで募集された『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では堂々の1位を獲得。
 
*公式サイトで募集された『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では堂々の1位を獲得。
*本来、英霊は死後「英霊の座」に行く事になるが、イギリスの人々にとってアーサー王は「いずれ蘇る未来の王」であるため、守護者にならない場合の彼女は例外的にアヴァロンへ行く。Fateルートの場合は守護者になる契約を打ち切っている為に死後はアヴァロンへ、UBWルートの場合は自分の道を見つめようと考え直しており、守護者となるかアヴァロンへ行くかは五分五分<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』p.133">「奈須きのこ一問一答-サーヴァント関係」『Fate/complete material Ⅲ』p.133。</ref>。
+
*本来、英霊は死後「英霊の座」に行く事になるが、イギリスの人々にとってアーサー王は「いずれ蘇る未来の王」であるため、守護者にならない場合の彼女は例外的にアヴァロンへ行く。Fateルートの場合は守護者になる契約を打ち切っている為に死後はアヴァロンへ、UBWルートの場合は自分の道を見つめようと考え直しており、守護者となるかアヴァロンへ行くかは五分五分<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』p.133">「奈須きのこ一問一答-サーヴァント関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.133。</ref>。
 
*彼女のステータスが、士郎がマスターの時に低いのは、変則契約の所為でパスが繋がらず魔力供給が極端に悪い所為もある。だが、パスが通じた後にも変化が見られない。
 
*彼女のステータスが、士郎がマスターの時に低いのは、変則契約の所為でパスが繋がらず魔力供給が極端に悪い所為もある。だが、パスが通じた後にも変化が見られない。
 
*エクスカリバー等の宝具やランサー時に騎乗しているラムレイとドゥン・スタリオン、モードレッドが奪ったクラレントとプリドゥエン、『Grand Order』にて言及されている猟犬カヴァス等の『Fate』に登場する物の他にも、伝説上のアーサー王は数多くの武具を所持している。鎖帷子のウィガール、兜のゴスウィット、短剣カルンウェナン、剣のセクエンス、透明になるマント、愛馬であるスプマドール等々。
 
*エクスカリバー等の宝具やランサー時に騎乗しているラムレイとドゥン・スタリオン、モードレッドが奪ったクラレントとプリドゥエン、『Grand Order』にて言及されている猟犬カヴァス等の『Fate』に登場する物の他にも、伝説上のアーサー王は数多くの武具を所持している。鎖帷子のウィガール、兜のゴスウィット、短剣カルンウェナン、剣のセクエンス、透明になるマント、愛馬であるスプマドール等々。
283

回編集

案内メニュー