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: それが例え怨霊であろうとも、ここで退くことは彼女のアイデンティティの崩壊にも等しいのだから。だが――
: それが例え怨霊であろうとも、ここで退くことは彼女のアイデンティティの崩壊にも等しいのだから。だが――
;「ルーラー……お前は、彼女たちを殺めたな」<br>「そうか。お前も切り捨てる側か。あの子たちはただ、生きたかっただけなのに。それを踏みにじる側なのだな!?」<br>「――あの娘たちは、救えたんだ」<br>「黙れ!救えた……救えたんだ!<br /> 私の力では無理でも、<RUBY><RB>聖杯の力で</RB><RT>・・・・・</RT></RUBY>救えたはずなんだ!」<br>「――許すものかッ!!<br /> ルーラー、お前の欺瞞に満ちた生を私は絶対に許さない!<br /> 偽の聖女、子供たちを救うのではなく殺したお前を――絶対に許さん!<br /> 聖杯を獲るなら、獲りに来い。<br /> 一人残らず、このアタランテが射貫いてやる!」
;「ルーラー……お前は、彼女たちを殺めたな」<br>「そうか。お前も切り捨てる側か。あの子たちはただ、生きたかっただけなのに。それを踏みにじる側なのだな!?」<br>「――あの娘たちは、救えたんだ」<br>「黙れ!救えた……救えたんだ!<br /> 私の力では無理でも、<span style="text-emphasis-style:dot filled;">聖杯の力で</span>救えたはずなんだ!」<br>「――許すものかッ!!<br /> ルーラー、お前の欺瞞に満ちた生を私は絶対に許さない!<br /> 偽の聖女、子供たちを救うのではなく殺したお前を――絶対に許さん!<br /> 聖杯を獲るなら、獲りに来い。<br /> 一人残らず、このアタランテが射貫いてやる!」
:殺人鬼の宿業に囚われた子どもたちの魂は救えなかった。それをルーラーに告げられるも、純潔の狩人は希望の残滓と全身を引き裂くような殺意を以て拒む。
:殺人鬼の宿業に囚われた子どもたちの魂は救えなかった。それをルーラーに告げられるも、純潔の狩人は希望の残滓と全身を引き裂くような殺意を以て拒む。
: この時を境に彼女の運命の歯車は致命的に狂い始める。
: この時を境に彼女の運命の歯車は致命的に狂い始める。
;「ジャンヌ・ダルク。あの女は私が殺す。矢で射殺す、射殺せなければ爪で引き裂く、爪が駄目ならば牙で噛み千切ってやる」
;「ジャンヌ・ダルク。あの女は私が殺す。矢で射殺す、射殺せなければ爪で引き裂く、爪が駄目ならば牙で噛み千切ってやる」
;「可能さ。私はあの女を殺すためならば、<RUBY><RB>バケモノにだってなってやる</RB><RT>・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>」
;「可能さ。私はあの女を殺すためならば、<span style="text-emphasis-style:dot filled;">バケモノにだってなってやる</span>」
:キャスターの問いに、高潔にして高貴だった狩人の瞳は、怖気を震うほどの歓喜に満ちていた。
:キャスターの問いに、高潔にして高貴だった狩人の瞳は、怖気を震うほどの歓喜に満ちていた。
:上記の言葉をも耳にしたキャスターから「貴女の美しい爪と歯で可能なのか?」と問われても、純潔の狩人の瞳には変わらず狂気。そして、心底愉しそうに嗤う。
:上記の言葉をも耳にしたキャスターから「貴女の美しい爪と歯で可能なのか?」と問われても、純潔の狩人の瞳には変わらず狂気。そして、心底愉しそうに嗤う。
: 魔人と化した、狩人は愉快そうに嗤いながら、両腕をかき抱いた。
: 魔人と化した、狩人は愉快そうに嗤いながら、両腕をかき抱いた。
;「<RUBY><RB>まだだ</RB><RT>・・・</RT></RUBY>!お前に、お前なんかに、邪魔は、させない……!!<br /> 救う。必ず救うんだ!許されなかった<RUBY><RB>希望</RB><RT>みらい</RT></RUBY>を、有り得ぬ<RUBY><RB>聖杯</RB><RT>ねがい</RT></RUBY>で叶えるんだ……!<br /> 私の夢の邪魔を、するなァァァァッ―――!!」
;「<span style="text-emphasis-style:dot filled;">まだだ</span>!お前に、お前なんかに、邪魔は、させない……!!<br /> 救う。必ず救うんだ!許されなかった<RUBY><RB>希望</RB><RT>みらい</RT></RUBY>を、有り得ぬ<RUBY><RB>聖杯</RB><RT>ねがい</RT></RUBY>で叶えるんだ……!<br /> 私の夢の邪魔を、するなァァァァッ―――!!」
:自身の夢を追い求めて、どうしようもなく道を外れた<RUBY><RB>魔獣</RB><RT>かりうど</RT></RUBY>。それでもなお――正しき<RUBY><RB>慟哭</RB><RT>ほうこう</RT></RUBY>は、未だ止まない。
:自身の夢を追い求めて、どうしようもなく道を外れた<RUBY><RB>魔獣</RB><RT>かりうど</RT></RUBY>。それでもなお――正しき<RUBY><RB>慟哭</RB><RT>ほうこう</RT></RUBY>は、未だ止まない。