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;略歴
 
;略歴
:遠坂家五代目継承者。<br>もともと魔術師としてはさほど才覚豊かな人物と言うわけではなく、歴代の遠坂の中でも凡庸な人物であった。しかし、その克己と自律は強固なもので、必要とされる数倍の修練と幾重もの備えをもって事に当たり、常に結果を出してきた。その結果、家訓「常に優雅たれ」に忠実な人物として、魔術師達からも一目置かれる存在となっている。<br>第四次聖杯戦争には監督役である[[言峰璃正]]とも通じ、[[アサシン (第四次)|アサシン]]のマスターである[[言峰綺礼]]を幕下に加えるなど幾重にも策謀を巡らせた上、[[ギルガメッシュ|英雄王]]を[[サーヴァント]]として召喚し、満を持して臨む。
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:遠坂家五代目継承者。
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:もともと魔術師としてはさほど才覚豊かな人物と言うわけではなく、歴代の遠坂の中でも凡庸な人物であった。しかし、その克己と自律は強固なもので、必要とされる数倍の修練と幾重もの備えをもって事に当たり、常に結果を出してきた。その結果、家訓「常に優雅たれ」に忠実な人物として、魔術師達からも一目置かれる存在となっている。
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:第四次聖杯戦争には監督役である[[言峰璃正]]とも通じ、[[アサシン (第四次)|アサシン]]のマスターである[[言峰綺礼]]を幕下に加えるなど幾重にも策謀を巡らせた上、[[ギルガメッシュ|英雄王]]を[[サーヴァント]]として召喚し、満を持して臨む。
    
;人物
 
;人物
:揺ぎ無い信念と自負を持った「本物の貴族の生き残り」。<br>その克己と自律に支えられた実力・実績から確固たる自信に溢れた人物。だが、それゆえに己の行動が間違っているなどとは疑わない。くわえて、一族の遺伝的な呪いともいうべき、肝心なときに足元を疎かにする「遠坂うっかりエフェクト」もしっかり持ち合わせている。<br>魔術師としては珍しく家庭人としての描写もされており、余りに稀有な資質を生まれ持った二人の娘の未来を慮り、長くジレンマに苛まれた末下した決断は、その後『stay night』のクライマックスに繋がっていくことになる。<br>「正道の魔術師」として根源を渇望し、確固たる信念と価値観を持って「将来的に根源を求めて二家に分かれた遠坂の子孫たちが相い争うこととなり、そのどちらが勝者となって根源に至るならば、その末裔たちは幸福である」と傲慢かつ冷酷に断言する。また魔術の秘匿が慎重にされ隠蔽するなら聖杯戦争で無関係な一般人に犠牲者が出ようと構わないという魔術師らしい思考の持ち主。<br>一方で父親の情も機能しているというTYPE-MOONの魔術師としては希な人物とされている。<br>璃正神父が死ぬまで聖杯戦争を「成功が約束された儀式」と思い込み勝利を確信していたが、この件で暗雲を感じたため妻の実家に向かい凛に万が一に備え今後のことを伝えた。<br>自身のサーヴァントであるギルガメッシュに対し正しく臣下の礼は取っていたが、六騎のサーヴァントを殲滅させた後には大聖杯起動のために[[令呪]]で自害させるつもりでいた。<br>「英雄王」に心からの敬意を払っていたことは事実だったが、自身が召喚したサーヴァントについては「英雄王の写し身」、いわば肖像画や彫像などの偶像と同列の存在に過ぎないもの、ひいては己の道具であると見なしていた。この事実は後に師からの離反を決意した綺礼によってギルガメッシュに暴露される。<br>これによって時臣の采配の無粋さ・退屈さに飽いていたギルガメッシュに完全に見限られ、自ら与えたアゾット剣によって綺礼に刺殺されるという余りにあっけない最期を迎える。<br>さらに彼の遺体は綺礼によって雁夜と葵に悲劇的な最後を与えるための舞台道具として使われてしまった。
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:揺ぎ無い信念と自負を持った「本物の貴族の生き残り」。
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:その克己と自律に支えられた実力・実績から確固たる自信に溢れた人物。だが、それゆえに己の行動が間違っているなどとは疑わない。くわえて、一族の遺伝的な呪いともいうべき、肝心なときに足元を疎かにする「遠坂うっかりエフェクト」もしっかり持ち合わせている。
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:魔術師としては珍しく家庭人としての描写もされており、余りに稀有な資質を生まれ持った二人の娘の未来を慮り、長くジレンマに苛まれた末下した決断は、その後『stay night』のクライマックスに繋がっていくことになる。
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:「正道の魔術師」として根源を渇望し、確固たる信念と価値観を持って「将来的に根源を求めて二家に分かれた遠坂の子孫たちが相い争うこととなり、そのどちらが勝者となって根源に至るならば、その末裔たちは幸福である」と傲慢かつ冷酷に断言する。また魔術の秘匿が慎重にされ隠蔽するなら聖杯戦争で無関係な一般人に犠牲者が出ようと構わないという魔術師らしい思考の持ち主。
 +
:一方で父親の情も機能しているというTYPE-MOONの魔術師としては希な人物とされている。
 +
:璃正神父が死ぬまで聖杯戦争を「成功が約束された儀式」と思い込み勝利を確信していたが、この件で暗雲を感じたため妻の実家に向かい凛に万が一に備え今後のことを伝えた。
 +
:自身のサーヴァントであるギルガメッシュに対し正しく臣下の礼は取っていたが、六騎のサーヴァントを殲滅させた後には大聖杯起動のために[[令呪]]で自害させるつもりでいた。
 +
:「英雄王」に心からの敬意を払っていたことは事実だったが、自身が召喚したサーヴァントについては「英雄王の写し身」、いわば肖像画や彫像などの偶像と同列の存在に過ぎないもの、ひいては己の道具であると見なしていた。この事実は後に師からの離反を決意した綺礼によってギルガメッシュに暴露される。
 +
:これによって時臣の采配の無粋さ・退屈さに飽いていたギルガメッシュに完全に見限られ、自ら与えたアゾット剣によって綺礼に刺殺されるという余りにあっけない最期を迎える。
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:さらに彼の遺体は綺礼によって雁夜と葵に悲劇的な最後を与えるための舞台道具として使われてしまった。
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;能力
 
;能力
:属性は「火」。魔術師として卓抜した技能を誇る。中でも自身の属性たる炎の[[魔術]]は威力・制御共々トップクラス。<br>[[魔術礼装]]は大粒のルビーを先端にはめ込んだ杖。
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:属性は「火」。魔術師として卓抜した技能を誇る。中でも自身の属性たる炎の[[魔術]]は威力・制御共々トップクラス。
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:[[魔術礼装]]は大粒のルビーを先端にはめ込んだ杖。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:あらゆる場面で、とにかく「優雅さ」に拘る。だがサーヴァントと弟子から玩具扱いされている事に気づいていない。
 
:あらゆる場面で、とにかく「優雅さ」に拘る。だがサーヴァントと弟子から玩具扱いされている事に気づいていない。
 
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
 
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
:優雅にド天然。常々、葵や凛との幸せ家族っぷりを雁夜に見せつける。<br>勝手に遊び歩く英雄王と連絡を取るためだけに、携帯電話の使い方を覚えるという快挙を成し遂げた。
+
:優雅にド天然。常々、葵や凛との幸せ家族っぷりを雁夜に見せつける。
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:勝手に遊び歩く英雄王と連絡を取るためだけに、携帯電話の使い方を覚えるという快挙を成し遂げた。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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:禅城家の遺伝特性に目をつけ求愛した妻。娘ともども開戦前に実家へ避難させた。
 
:禅城家の遺伝特性に目をつけ求愛した妻。娘ともども開戦前に実家へ避難させた。
 
;[[遠坂凛]]
 
;[[遠坂凛]]
:長女。愛娘。開戦前に妻の実家へ避難させた。聖杯戦争も終盤に差し掛かる頃に家督を譲る。<br>五代を重ねた遠坂がついに手に入れた至宝といっても過言ではない存在。
+
:長女。愛娘。開戦前に妻の実家へ避難させた。聖杯戦争も終盤に差し掛かる頃に家督を譲る。
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:五代を重ねた遠坂がついに手に入れた至宝といっても過言ではない存在。
 
;[[間桐桜|遠坂桜]]
 
;[[間桐桜|遠坂桜]]
 
:次女。愛娘。姉妹どちらかを手放さなければならない葛藤の末、間桐へ養子に出すことに。
 
:次女。愛娘。姉妹どちらかを手放さなければならない葛藤の末、間桐へ養子に出すことに。
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:同盟者。聖杯戦争の監督役として本来中立の立場でありながら、裏では通じていた。
 
:同盟者。聖杯戦争の監督役として本来中立の立場でありながら、裏では通じていた。
 
;[[言峰綺礼]]
 
;[[言峰綺礼]]
:魔術の弟子にして幕下。通信器越しに指示を与え、情報収集させる。<br>多大な信頼を寄せるも最後には裏切らてしまう。
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:魔術の弟子にして幕下。通信器越しに指示を与え、情報収集させる。
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:多大な信頼を寄せるも最後には裏切らてしまう。
 
;[[ギルガメッシュ|アーチャー]]
 
;[[ギルガメッシュ|アーチャー]]
 
:契約したサーヴァント。[[使い魔]]とはいえ「貴い者」として臣下の礼を取る。
 
:契約したサーヴァント。[[使い魔]]とはいえ「貴い者」として臣下の礼を取る。
 +
:最終的に切り捨てるつもりだったが、逆に切り捨てられてしまう。
    
;[[間桐雁夜]]
 
;[[間桐雁夜]]
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===Fate/Zero===
 
===Fate/Zero===
 
;「フフ、君にはファクシミリのほうが便利にでも見えるかね?
 
;「フフ、君にはファクシミリのほうが便利にでも見えるかね?
; これなら電気も使わないし故障もない。情報漏洩の心配も皆無だ。なにも新しい技術に頼らなくても、われわれ魔術師はそれに劣らず便利な道具を、とうの昔に手に入れている」
+
; これなら電気も使わないし故障もない。情報漏洩の心配も皆無だ。
 +
; なにも新しい技術に頼らなくても、われわれ魔術師はそれに劣らず便利な道具を、とうの昔に手に入れている」
 
:遠坂の遠隔通信魔術についての解説から。
 
:遠坂の遠隔通信魔術についての解説から。
 
:インクや宝石のコストパフォーマンスに気付いていないのが遠坂家らしい。というか、きっとFAX使えないだけです。だって、凛の親だし。
 
:インクや宝石のコストパフォーマンスに気付いていないのが遠坂家らしい。というか、きっとFAX使えないだけです。だって、凛の親だし。
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:余りにもあからさまなフラグだったため、時臣のセリフで最も知名度の高いものとなってしまった。
 
:余りにもあからさまなフラグだったため、時臣のセリフで最も知名度の高いものとなってしまった。
   −
;「とりわけ、わが妻は母体として優秀すぎた。凛も、桜も、ともに等しく稀代の素養を備えて生まれてしまったのだ。娘たちは二人が二人とも、魔導の家門による加護を必要としていた。
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;「とりわけ、わが妻は母体として優秀すぎた。凛も、桜も、ともに等しく稀代の素養を備えて生まれてしまったのだ。
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; 娘たちは二人が二人とも、魔導の家門による加護を必要としていた。
 
; いずれか一人の未来のために、もう一人が秘め持つ可能性を摘み取ってしまうなど――親として、そんな悲劇を望む者がいるものか」
 
; いずれか一人の未来のために、もう一人が秘め持つ可能性を摘み取ってしまうなど――親として、そんな悲劇を望む者がいるものか」
;「姉妹双方の才能について望みを繋ぐには、養子に出すしか他にない。だからこそ間桐の翁の申し出は天恵に等しかった。聖杯の存在を知る一族であれば、それだけ『根源』に到る可能性も高くなる。私が果たせなくても凛が、そして凛ですら到らなかったら桜が、遠坂の悲願を継いでくれることだろう」
+
;「姉妹双方の才能について望みを繋ぐには、養子に出すしか他にない。
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; だからこそ間桐の翁の申し出は天恵に等しかった。聖杯の存在を知る一族であれば、それだけ『根源』に到る可能性も高くなる。
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; 私が果たせなくても凛が、そして凛ですら到らなかったら桜が、遠坂の悲願を継いでくれることだろう」
 
:桜を養子に出した件を雁夜に問われての回答。魔術師を嫌悪する雁夜には理解できない、したくない考えだった。
 
:桜を養子に出した件を雁夜に問われての回答。魔術師を嫌悪する雁夜には理解できない、したくない考えだった。
   −
;「君が家督を拒んだことで、間桐の魔術は桜の手に渡った。むしろ感謝するべき筋合いとはいえ……それでも私は、君という男が赦せない。
+
;「君が家督を拒んだことで、間桐の魔術は桜の手に渡った。
; 血の責任から逃げた軟弱さ、そのことに何の負い目も懐かぬ卑劣さ。間桐雁夜は魔導の恥だ。再び相見えた以上、もはや誅を下すしかあるまい」
+
; むしろ感謝するべき筋合いとはいえ……それでも私は、君という男が赦せない。
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; 血の責任から逃げた軟弱さ、そのことに何の負い目も懐かぬ卑劣さ。
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; 間桐雁夜は魔導の恥だ。再び相見えた以上、もはや誅を下すしかあるまい」
 
:魔導の道を誇る時臣からすれば、魔導に背を向けた者など軽蔑の対象でしかない。
 
:魔導の道を誇る時臣からすれば、魔導に背を向けた者など軽蔑の対象でしかない。
   −
;「凛、いずれ聖杯は現れる。アレを手に入れるのは遠坂の義務であり、何より――魔術師であろうとするのなら、避けては通れない道だ」
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;「凛、いずれ聖杯は現れる。
 +
; アレを手に入れるのは遠坂の義務であり、何より――魔術師であろうとするのなら、避けては通れない道だ」
 
:頷く愛娘の眼差しは時臣を誇らしさで満たし、自身が頭首を受け継いだとき以上の誉れを感じさせた。
 
:頷く愛娘の眼差しは時臣を誇らしさで満たし、自身が頭首を受け継いだとき以上の誉れを感じさせた。
 
:この会話後、愛する娘を教え導くに相応しい、十全たる父となる決意も新たに冬木への帰路を急いだ。
 
:この会話後、愛する娘を教え導くに相応しい、十全たる父となる決意も新たに冬木への帰路を急いだ。
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:Zeroキャラで唯一登場。
 
:Zeroキャラで唯一登場。
   −
;「落ち着け、落ち着くのだトッキー。<br> 私は遠坂の家長。 世界が滅びても私だけは、常に優雅でなくてはならん。<br> なに大丈夫だ、信頼していた弟子に後ろから心臓一突きされた事に比べればなんとか耐えられる、耐えられるとも!」
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;「落ち着け、落ち着くのだトッキー。
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; 私は遠坂の家長。 世界が滅びても私だけは、常に優雅でなくてはならん。
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; なに大丈夫だ、信頼していた弟子に後ろから心臓一突きされた事に比べればなんとか耐えられる、耐えられるとも!」
 
:凛が丈の短いスカートで飛んだり跳ねたりしてると知りワインを噴くほど動揺するトッキ―。
 
:凛が丈の短いスカートで飛んだり跳ねたりしてると知りワインを噴くほど動揺するトッキ―。
;「それに! 視点を変えれば、あれはあれで慎ましいではないか。<br> 先ほどのカレン嬢など、そもそもスカートを穿いていなかった。<br> あれに比べれば、うちの娘は貞淑すぎると言っても過言ではないっ!」
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;「それに! 視点を変えれば、あれはあれで慎ましいではないか。
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; 先ほどのカレン嬢など、そもそもスカートを穿いていなかった。
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; あれに比べれば、うちの娘は貞淑すぎると言っても過言ではないっ!」
 
:唇を噛みしめ血の涙を流しながら己を納得させようと苦悩する紳士の姿が、そこにはあった。
 
:唇を噛みしめ血の涙を流しながら己を納得させようと苦悩する紳士の姿が、そこにはあった。
   −
;「私はこれでも紳士だ。一夫多妻制にも理解はある。<br> あれはあれで、出来るのなら、誰でもやるべきだ。 私だってしてみたかった」
+
;「私はこれでも紳士だ。一夫多妻制にも理解はある。
;「だが、それが我が娘たちとなると話は別だ。凛だけでなく桜も。<br> ということは、一人では不満と言うことだな。それが私には解せない。<br> 一体! 私の娘の、どこが!不満だと言うのかね!」
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; あれはあれで、出来るのなら、誰でもやるべきだ。 私だってしてみたかった」
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;「だが、それが我が娘たちとなると話は別だ。凛だけでなく桜も。
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; ということは、一人では不満と言うことだな。それが私には解せない。
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; 一体! 私の娘の、どこが!不満だと言うのかね!」
 
:士郎が凛と桜(あとセイバー)の恋人だと聞き士郎に真意を問う。ただの親馬鹿だった。
 
:士郎が凛と桜(あとセイバー)の恋人だと聞き士郎に真意を問う。ただの親馬鹿だった。
   −
;「衛宮、衛宮士郎…衛宮?……衛宮だと!?外道の子は外道というわけか!<br> ええい、そこになおりたまえ!やはり君を認める訳にはいかん!<br> ここで消し炭になってもらおう!でゅうわぁぁぁー!!」
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;「衛宮、衛宮士郎…衛宮?……衛宮だと!? 外道の子は外道というわけか!
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; ええい、そこになおりたまえ!やはり君を認める訳にはいかん!
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; ここで消し炭になってもらおう!でゅうわぁぁぁー!!」
 
;「言い訳無用!一夫多妻など、お父さんは許しませんぞーー!!」
 
;「言い訳無用!一夫多妻など、お父さんは許しませんぞーー!!」
 
:凛にも桜にも不満なんてない、2人とも素晴らしい女の子と褒められ黙秘することにした。<br>しかし衛宮と聞き前言撤回。火炎を出しながら士郎を追いかける。
 
:凛にも桜にも不満なんてない、2人とも素晴らしい女の子と褒められ黙秘することにした。<br>しかし衛宮と聞き前言撤回。火炎を出しながら士郎を追いかける。
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:時臣も結構いい性格している。
 
:時臣も結構いい性格している。
   −
;「お褒めに与り光栄です英雄王。遠坂が積み上げし才能は、かならずや我が娘たちにも引き継がれましょう。特に凛とか」
+
;「お褒めに与り光栄です英雄王。
:バーサーカー陣営シナリオの最終決戦で登場。色物としての才能は魔術の腕より上かもしれん末代まで磨き上げるがよい、と言われてこの対応である。天然?<br>見事に受け継がれましたね、遠坂うっかりエフェクト。
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; 遠坂が積み上げし才能は、かならずや我が娘たちにも引き継がれましょう。特に凛とか」
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:バーサーカー陣営シナリオの最終決戦で登場。色物としての才能は魔術の腕より上かもしれん末代まで磨き上げるがよい、と言われてこの対応である。天然?
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:見事に受け継がれましたね、遠坂うっかりエフェクト。
    
;「そうか……私も考えを改めたよ。桜は返してもらおう。ツテを頼りに、遠縁のエーデルフェルトに預けるとしよう」
 
;「そうか……私も考えを改めたよ。桜は返してもらおう。ツテを頼りに、遠縁のエーデルフェルトに預けるとしよう」
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;魔術師としての思考回路
 
;魔術師としての思考回路
:理想に殉じる自分と同様に、誰しも理想や誇りがあるはずと考える性格であり、綺礼はおろか切嗣や雁夜についてすら、魔術の修行をしたのは正当な目的があってのことだろう、と推察している。<br>綺礼は時臣のこういった傾向を見て、「父(璃正)と同類」「理想だけしか見えていない者に、理想を持てずに迷う苦しみなど理解できる道理がない」という評価を下している。
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:理想に殉じる自分と同様に、誰しも理想や誇りがあるはずと考える性格であり、綺礼はおろか切嗣や雁夜についてすら、魔術の修行をしたのは正当な目的があってのことだろう、と推察している。
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:綺礼は時臣のこういった傾向を見て、「父(璃正)と同類」「理想だけしか見えていない者に、理想を持てずに迷う苦しみなど理解できる道理がない」という評価を下している。
 
*この一連の時臣の思考傾向からすれば、雁夜が一度魔術継承を拒んだのは「怠慢」、一度拒んだ魔術継承を再び望んだのは「醜悪」であるとしか映らず、切嗣の方もその目的が「金銭」にあると思い込んだ。それ以外の事情には考えも及ばない、魔術師としての生き方のみにしか価値を見いだせない人物である。
 
*この一連の時臣の思考傾向からすれば、雁夜が一度魔術継承を拒んだのは「怠慢」、一度拒んだ魔術継承を再び望んだのは「醜悪」であるとしか映らず、切嗣の方もその目的が「金銭」にあると思い込んだ。それ以外の事情には考えも及ばない、魔術師としての生き方のみにしか価値を見いだせない人物である。
 
*「才覚豊かではない」と評されてはいるが、あくまで遠坂の血筋の中ではという話。魔術師としては間違いなく非凡な人物であり、凛の十年後の活躍、綺礼の短期での魔術習得から(本人の才能もしくは修練の度合いが桁違いだったため評価しにくいが)魔術の師としても優秀だったと思われる。
 
*「才覚豊かではない」と評されてはいるが、あくまで遠坂の血筋の中ではという話。魔術師としては間違いなく非凡な人物であり、凛の十年後の活躍、綺礼の短期での魔術習得から(本人の才能もしくは修練の度合いが桁違いだったため評価しにくいが)魔術の師としても優秀だったと思われる。
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;Fateの舞台装置
 
;Fateの舞台装置
:Fateメインヒロイン3人の内の2人の実父であり、桜を間桐へ養子に出した張本人であり、ギルガメッシュを現代に召喚した初代マスターであり、言峰綺礼を聖杯戦争と結びつけた魔術の師であり、凛にアーチャーを召喚させることになった宝石を遺した人物であり……と、『Fate/stay night』の物語に与えた影響は細かく挙げだすとキリがなく、時臣の存在(設定)なくしてFateは始まらないレベル。<br>その様はTYPE-MOONファンから「ラスボスメーカー」「Fateの舞台装置」と評(揶揄)されるほど。<br>逆に言えば、『Fate/Zero』において、「時臣の物語」は必要でも、「時臣の活躍」は必ずしも必要ではないのかも知れない。
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:Fateメインヒロイン3人の内の2人の実父であり、桜を間桐へ養子に出した張本人であり、ギルガメッシュを現代に召喚した初代マスターであり、言峰綺礼を聖杯戦争と結びつけた魔術の師であり、凛にアーチャーを召喚させることになった宝石を遺した人物であり……と、『Fate/stay night』の物語に与えた影響は細かく挙げだすとキリがなく、時臣の存在(設定)なくしてFateは始まらないレベル。
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:その様はTYPE-MOONファンから「ラスボスメーカー」「Fateの舞台装置」と評(揶揄)されるほど。
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:逆に言えば、『Fate/Zero』において、「時臣の物語」は必要でも、「時臣の活躍」は必ずしも必要ではないのかも知れない。
    
== リンク ==
 
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*[[登場人物]]
 
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