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==概要==
 
==概要==
 
[[魔術協会]]・三大部門の一角。別名「巨人の穴倉」。蓄積と計測の院。魔術世界における兵器倉庫。禁忌の穴倉。<br>
 
[[魔術協会]]・三大部門の一角。別名「巨人の穴倉」。蓄積と計測の院。魔術世界における兵器倉庫。禁忌の穴倉。<br>
入る事は容易く、出ることは難しい、地下深くに広がる墓所のような学術棟。<br>
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西暦以前から存在する[[魔術|錬金術師]]を極める者たちの学舎。錬金術に特化し、独自の成長を遂げた学院。<br>
西暦以前から存在する、エジプト・アトラス山脈を根拠とする[[魔術|錬金術師]]を極める者たちの学舎。錬金術に特化し、独自の成長を遂げた学院。<br>
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エジプトのアトラス山<ref group="注">当初は「アトラス山脈」とされていたが、実在のものはモロッコからアルジェリアに跨り、エジプトには無い。混乱を避けてか後に「アトラス山」に変わり、『Fate/Grand Order』で「エジプトにあるもう一つのアトラス山」ということになった。</ref>を根拠とし、この地名に因んでアトラス院と名乗っている。<br>
 
人類の滅びの未来を確定されたものとして、その滅びの到来を少しでも遅くすることを目的としており、人類が長く生き延びられるのならば種として変態・退行しても構わないと考えている組織。<br>
 
人類の滅びの未来を確定されたものとして、その滅びの到来を少しでも遅くすることを目的としており、人類が長く生き延びられるのならば種として変態・退行しても構わないと考えている組織。<br>
地上のものとは比べものにならない魔術礼装の貯蔵庫だが、実際は発明を繰り返しては失敗作とされた悍ましい兵器の山の廃棄場に近い。<br>
   
アトラス院の院長には「アトラシア」という称号が与えられる。
 
アトラス院の院長には「アトラシア」という称号が与えられる。
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時計塔に所属しているような、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる、世界の理を解明する錬金術師の集まり。その発端はエジプト神話における魔術の祖、女神イシスの流れにある。<br>
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時計塔に所属しているような、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる、世界の理を解明する錬金術師の集まり<ref group="出" name="「月姫用語辞典-アトラス院」『月姫読本PlusPeriod』p.175">「月姫用語辞典-アトラス院」『月姫読本PlusPeriod』p.175</ref>。その発端はエジプト神話における魔術の祖、女神イシスの流れにある。<br>
錬金術として万物・物質の流転は共通のテーマだが、アトラス院ではそれに加えて事象の変換も研究している。また、アトラスの錬金術師は転生を実現した[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン]]を軽視している。<br>
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錬金術として万物・物質の流転は共通のテーマだが、アトラス院ではそれに加えて事象の変換も研究している。また、アトラスの錬金術師は転生を実現した[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン]]を軽視している<ref group="出">「月姫用語辞典-蛇」『月姫読本PlusPeriod』p.188</ref>。<br>
 
錬金術、その中でも思考分割、高速思考といった、人体を演算装置とする術に特化している。魔術回路数が少ないことも特徴で、単体では自然干渉系の術はまったく使えない。故に神秘を学ぶ過程において魔力に頼らず、多くの道具に頼った。その在り方は科学技術の発展による発展に近かった。<br>
 
錬金術、その中でも思考分割、高速思考といった、人体を演算装置とする術に特化している。魔術回路数が少ないことも特徴で、単体では自然干渉系の術はまったく使えない。故に神秘を学ぶ過程において魔力に頼らず、多くの道具に頼った。その在り方は科学技術の発展による発展に近かった。<br>
 
しかし「自らが最強である必要はない。最強であるものを作ればいいのだから」との考えから、それをよしとしている。<br>
 
しかし「自らが最強である必要はない。最強であるものを作ればいいのだから」との考えから、それをよしとしている。<br>
魔術師というよりは自らの肉体をマン・マシーンとして使う異能者たち。自身の肉体を『正しく、強く、速く』知性を働かせるための容れ物として扱っていた。
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魔術師というよりは自らの肉体をマン・マシーンとして使う異能者たち。自身の肉体を「正しく、強く、速く」知性を働かせるための容れ物として扱っていた。「人間とは運動機能(五感)をもった類い稀なる計算装置である。情報を収集し、解析し、生まれ出る数々の問題に、労働力としてダイレクトに対応できるよう進化した知性体が我々人間である」というのを信条としている。<ref group="出">「Fate/EXTRA用語辞典-アトラス院」『Fate/EXTRA material』p.155</ref>
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「人間とは運動機能(五感)をもった類い稀なる計算装置である。情報を収集し、解析し、生まれ出る数々の問題に、労働力としてダイレクトに対応できるよう進化した知性体が我々人間である」というのを信条としている。
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「自らが最強である必要はない。我々は最強であるものを創り出すのだ」という格言を信条とし、多くの武器(兵器)の製造をしており、その最たるものが魔術世界で言う、七つの禁忌。「七大兵器」として展示されている。アトラス院は世界を滅ぼす兵器を七つまで作り上げ、その段階で自分たちの限界を認め、これを封印した。初代院長が演算した世界の終末を回避するために兵器を作り続け、そしてその兵器は世界を滅ぼしうるがために廃棄され続ける。歴代院長は必ず発狂し、その結果として世界を滅ぼしてしまう禁忌の兵器を創り出した。或いは未来に挑み、これに敗北した結果として発狂したともいわれる。<br>
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地上のものとは比べものにならない魔術礼装の貯蔵庫だが、実際は発明を繰り返しては失敗作とされた悍ましい兵器の山の廃棄場に近い。また、疑似霊子である魂を観測可能なエネルギーとして扱い、魔術回路を持つ生命、ホムンクルスを創造した。
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中心部は500メートル地下に存在し、通路は折り重なり<ruby><rb>地下迷宮</rb><rt>ダンジョン</rt></ruby>の様相を呈しており、自立型の使い魔などの魔術的な防衛装置が備えられている。降りていく分には道は二つにしか分かれてないが、振り返ると三叉路になる、だまし絵のような作りになっており、外に出るものを迷わせる構造で、入るのは容易いが出る事が難しい作りになっている。魔術的なトラップも出ようとするものに多く反応する。ホームズ曰く外部からの呪いへの対策は完璧で魔術王の絵を描いても実害が無いほど。<br>
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外観は、近未来的な四角錐が無数に立ち並んだり逆向きに地面に突き刺さっていたりというアヴァンギャルドな代物で、スーパーコンピューターとピラミッドの合いの子を連想させる。背景に見える砂漠や「まともな」ピラミッドからの浮き具合がなんともシュールである。<br>
内部には作り物の空と、一つの街ほどもある空間が存在し、人間に必要なもの、生活に必要なものが揃っている。中心にはオベリスクの形をしたアトラス院最大の記録媒体、疑似霊子演算装置トライヘルメスが存在する。
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入る事は容易く、出ることは難しい、地下深くに広がる墓所のような学術棟。通路は折り重なり<ruby><rb>地下迷宮</rb><rt>ダンジョン</rt></ruby>の様相を呈しており、自立型の使い魔などの魔術的な防衛装置が備えられている。降りていく分には道は二つにしか分かれてないが、振り返ると三叉路になる、だまし絵のような作りになっており、外に出るものを迷わせる構造で、入るのは容易いが出る事が難しい作りになっている。魔術的なトラップも出ようとするものに多く反応する。ホームズ曰く外部からの呪いへの対策は完璧で魔術王の絵を描いても実害が無いほど。<br>
 
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中心部は500メートル地下で、内部には作り物の空と、一つの街ほどもある空間が存在し、人間に必要なもの、生活に必要なものが揃っている。中心にはオベリスクの形をしたアトラス院最大の記録媒体、疑似霊子演算装置トライヘルメスが存在する。
他の二部門を始め外部との交流は基本的に無く、中でもプラハの協会とは致命的に仲が悪い。『[[まほうつかいの箱|2015年の時計塔]]』では「光さえ抜け出せないという『生きた奈落』」と表現されている。流石にロードと最低限の連絡は交わしていた模様。<br>
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ただし、稀に他の協会や[[聖堂教会]]からの依頼で錬金術師を貸し出すことがある。そのためにはアトラス院創立時にアトラス院が発行した「契約書」が必要。七枚だけ発行されたこれを回収することも、アトラス院の目標の一つ。西暦2000年までに四枚は回収したが残りの三枚の行方はようとして知れないという。
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「自らが最強である必要はない。我々は最強であるものを創り出すのだ」という格言を信条とし、多くの武器(兵器)の製造をしており、その最たるものが魔術世界で言う、七つの禁忌。「七大兵器」として展示されている。アトラス院は世界を滅ぼす兵器を七つまで作り上げ、その段階で自分たちの限界を認め、これを封印した。プラハの錬金術師からは「アトラスの封を解くな。世界を七度滅ぼすぞ」と言われており、初代院長が演算した世界の終末を回避するために兵器を作り続け、そしてその兵器は世界を滅ぼしうるがために廃棄され続ける。<br>
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また、疑似霊子である魂を観測可能なエネルギーとして扱い、魔術回路を持つ生命、ホムンクルスを創造した。
      
魔術協会は基本的に全てそうだが、「自己の研究は自己にのみ公開する」という規律が、アトラス院では特に徹底されている。アトラス院は天才たちの集まりであり、それぞれ独立した工房で各々の研究に没頭し、何のタブーもないため非人道的な兵器を作っても咎めはないが、一つだけ条件があり、それは「ここで作られたものを、決して外に持ち出さない」というアトラス院の絶対原則。それを二千年以上、そのルールを頑なに守ってきた。<br>
 
魔術協会は基本的に全てそうだが、「自己の研究は自己にのみ公開する」という規律が、アトラス院では特に徹底されている。アトラス院は天才たちの集まりであり、それぞれ独立した工房で各々の研究に没頭し、何のタブーもないため非人道的な兵器を作っても咎めはないが、一つだけ条件があり、それは「ここで作られたものを、決して外に持ち出さない」というアトラス院の絶対原則。それを二千年以上、そのルールを頑なに守ってきた。<br>
だが、前述の“アトラスの誓約書”があれば、原則を免除して技術提供や魔術礼装の提供を受ける事が出来る。
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このことから外部との交流は原則として断っている。プラハの協会とは致命的に仲が悪く、プラハの錬金術師からは「アトラスの封を解くな。世界を七度滅ぼすぞ」と言われている他、時計塔からも煙たがられている<ref group="出" name="「月姫用語辞典-アトラス院」『月姫読本PlusPeriod』p.175" />。『[[まほうつかいの箱|2015年の時計塔]]』では「光さえ抜け出せないという『生きた奈落』」と表現され、[[ゴルドルフ・ムジーク]]からは「人の心のない兵器屋、技術屋の集団」と評されている。流石にロードと最低限の連絡は交わしていた模様。<br>
 
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但し、創立時にアトラス院が発行した7枚の「契約書」は例外で、これを持つものには協力せざるを得ない。これの回収がアトラス院の当面の目的で<ref group="出" name="「月姫用語辞典-アトラス院」『月姫読本PlusPeriod』p.175" />、2000年までに4枚を回収した。『[[MELTY BLOOD]]』では[[聖堂教会]]に[[シオン・エルトナム・アトラシア]]を、『[[Fate/Grand Order]]』では[[アニムスフィア家]]にトリスメギストスとペーパームーン、『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』では[[グレイ]]の村にロゴスリアクトを貸し出している。
[[ゴルドルフ・ムジーク]]からは「人の心のない兵器屋、技術屋の集団」と評されている。
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== 所属者 ==
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== 所属員 ==
;[[タタリ/ワラキアの夜|ズェピア・エルトナム・オベローン]]
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;キュリア
:数代前の院長。後に発狂し、同院を去ったものと思われる。
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:保管委員。『[[MELTY BLOOD Act Cadenza]]』のシオンEDで言及される。
;[[シオン・エルトナム・アトラシア]]
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:アトラス院次期院長候補生。
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;ヘルメス・シリス・アトラシア
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:詳細不明。特性は「未来」
   
;[[玄霧皐月]]
 
;[[玄霧皐月]]
 
:[[封印指定]]を受け失踪。
 
:[[封印指定]]を受け失踪。
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;シア
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:保管委員。『MELTY BLOOD Act Cadenza』のシオンEDで言及される。
 +
;[[シアリム・エルトナム・レイアトラシア]]
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:『[[Fate/EXTRA]]』シリーズにおけるアトラス院最後の院長。ラニの製作者であり、師でもある錬金術師。
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;[[シオン・エルトナム・アトラシア]]/シオン・エルトナム・ソカリス
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:『[[MELTY BLOOD]]』シリーズではアトラス院次期院長候補生。
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:『[[Fate/Grand Order]]』では改姓しておらず、ズェピアの養子。
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;[[タタリ/ワラキアの夜|ズェピア・エルトナム・オベローン]]/ズェピア・エルトナム・アトラシア
 +
:『MELTY BLOOD』シリーズでは数代前の院長。後に発狂し、同院を去った。
 +
:Fate系列では現院長であり、『Fate/Grand Order』で言及されている他、『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』で姿を見せている。
 +
;ヘルメス・シリス・アトラシア
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:魔術特性「未来」を持つ。<ref group="出">「魔術の家系」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.46</ref>
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;[[ラニ=Ⅷ]]
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:シアリムの従者であるホムンクルス。
    
==関連用語==
 
==関連用語==
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2021年以降、クローン売買シンジケートからクローンを購入しており、その数は毎年百人単位で、クローンの密売組織にとっては有力な購入先である。<br>
 
2021年以降、クローン売買シンジケートからクローンを購入しており、その数は毎年百人単位で、クローンの密売組織にとっては有力な購入先である。<br>
 
2032年に近づくとその数はさらに増加し、大量のクローンを購入してアトラス院の施設内で生育させ、「様々な人体改造を施している」「クローンに遺伝子レベルの注文をつけている」といった噂もある。<br>
 
2032年に近づくとその数はさらに増加し、大量のクローンを購入してアトラス院の施設内で生育させ、「様々な人体改造を施している」「クローンに遺伝子レベルの注文をつけている」といった噂もある。<br>
「Fate/the Fact」の調査によれば、アトラス院が購入しているクローンは魔術回路を遺伝子レベルで組み込んだものであり、アトラス院に供給するためのクローン製造工場がアフリカ大陸に所在するとのこと。
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『Fate/the Fact』の調査によれば、アトラス院が購入しているクローンは魔術回路を遺伝子レベルで組み込んだものであり、アトラス院に供給するためのクローン製造工場がアフリカ大陸に所在するとのこと。<br>
 
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アフリカのクローンの密売シンジゲートとの関係や西欧財閥とレジスタンスの抗争へのしたたかな対応など、他作品に比べて世俗的な面でキナ臭いイメージが強く描かれている。
=== 所属者 ===
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;[[シアリム・エルトナム・レイアトラシア]]
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:ラニの「製作者」であり、師でもある錬金術師。
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;[[ラニ=Ⅷ]]
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:シアリムの従者であるホムンクルス。
      
=== 関連組織 ===
 
=== 関連組織 ===
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*[[Fate/EXTRA CCC]]
 
*[[Fate/EXTRA CCC]]
 
*[[Fate/Grand Order]]
 
*[[Fate/Grand Order]]
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*[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
    
== メモ ==
 
== メモ ==
*実在のアトラス山脈はモロッコからアルジェリアに跨るものだが、このアトラス院が根拠としているのはエジプトにある<!--もう一つの-->アトラス山という設定<!--で、アトラス院という名称の由来も「アトラス山にあるからアトラス院」というシンプルなもの。-->
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*時計塔は俗な権力争いにかまけ、噛ませ犬的なキャラクターを大量生産するなどイメージダウンが囁かれる一方で、アトラス院はその技術力から、世界存亡に関わる厄ネタの根本にも成り得る。
*外観は、近未来的な四角錐が無数に立ち並んだり逆向きに地面に突き刺さっていたりというアヴァンギャルドな代物で、スーパーコンピューターとピラミッドの合いの子を連想させる。背景に見える砂漠や「まともな」ピラミッドからの浮き具合がなんともシュールである。
+
**上層部がアレなのはこちらも同じで、自己公開のみの原則も有名無実化しているらしい。実際、シオンがアトラス院に帰還した後ほぼお咎めなしだったのは、経験したタタリのシステムと、そこから発展させた自己完結型演算器「オシリスの砂」のシステム概念の知的所有権を放棄した上で提出したからだとか。権力志向の腐敗というよりは、マッドサイエンティスト寄りでのアレさではあるが。
*時計塔は時代が進むにつれて、俗な権力争いにばかりかまけたり、噛ませ犬的なキャラクターを大量生産するなどイメージダウンが著しく、彷徨海はそもそも話題に出る事すらない。これらガッカリな他の部門と比べれば遥かに重要度が高い部門だったりする。その反面、その技術力から、世界存亡に関わる厄ネタの根本にも成り得る。
+
*上記のように歴代のアトラシアは全員「滅びは避けられない」という未来に至り、滅びを回避する為に躍起になっている。ただオシリスの砂は回避を諦め、記録に方針を変えた。
**…だったのだが、上層部がアレなのはこちらも同じで、自己公開のみの原則も有名無実化しているらしい。実際、シオンがアトラス院に帰還した後ほぼお咎めなしだったのは、経験したタタリのシステムと、そこから発展させた自己完結型演算器「オシリスの砂」のシステム概念の知的所有権を放棄した上で提出したからだとか。権力志向の腐敗というよりは、マッドサイエンティスト寄りでのアレさではあるが。
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*上記のように歴代のアトラシアは全員「滅びは避けられない」という未来に至り、滅びを回避する為に躍起になっている(オシリスの砂となったシオンを除く)。
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**歴代の院長は必ず発狂し、その結果として世界を滅ぼしてしまう禁忌の兵器を創り出した。或いは未来に挑み、これに敗北した結果として発狂したともされる。
   
**「滅びを回避する」ことが主目的となっており、「滅びた後でも人間が生きていけるようにする」『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』の[[エインズワース家]]とは路線が異なる。
 
**「滅びを回避する」ことが主目的となっており、「滅びた後でも人間が生きていけるようにする」『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』の[[エインズワース家]]とは路線が異なる。
 
**実は、歴代のアトラシアは「人間を進化させる」という答えの可能性には全員たどり着いており、そちらのほうが建設的で楽だと見なしているが、'''「人類を進化させると宇宙の寿命が縮まる」'''という結論にも同時に達してしまったらしく、「進化せずに滅びから逃げ続けるしかない」という絶望的な答えに至ったようである。
 
**実は、歴代のアトラシアは「人間を進化させる」という答えの可能性には全員たどり着いており、そちらのほうが建設的で楽だと見なしているが、'''「人類を進化させると宇宙の寿命が縮まる」'''という結論にも同時に達してしまったらしく、「進化せずに滅びから逃げ続けるしかない」という絶望的な答えに至ったようである。
 
***後に判明した[[並行世界]]の編纂事象・剪定事象の設定を考えると、人類を進化させて可能性を増やすことで「今自分が生きている世界」が剪定事象の対象になる可能性が高くなることを危惧していたのかもしれない。
 
***後に判明した[[並行世界]]の編纂事象・剪定事象の設定を考えると、人類を進化させて可能性を増やすことで「今自分が生きている世界」が剪定事象の対象になる可能性が高くなることを危惧していたのかもしれない。
 
***なお、世界そのものの代弁者としてのアルクェイドからは「世界をずいぶんか弱いと見くびるのだな」と一蹴された。
 
***なお、世界そのものの代弁者としてのアルクェイドからは「世界をずいぶんか弱いと見くびるのだな」と一蹴された。
*『EXTRA』の世界では、アフリカのクローンの密売シンジゲートとの関係や西欧財閥とレジスタンスの抗争へのしたたかな対応など、世俗的な面ではキナ臭いイメージが強く描かれている。
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*『Grand Order』の世界ではズェピア・エルトナムが最後の院長となっている。アトラス院自体は2016年まで存続しており、後継者も存在はしたようだが院長としての名前は記されていない。
      
== 話題まとめ ==
 
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