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{{サーヴァント概要
{{サーヴァント概要
| タイトル = キャスター
| タイトル = キャスター
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| 真名 = アレクサンドル・デュマ
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| 真名 = アレクサンドル・デュマ・ペール
| 読み =
| 読み =
| 外国語表記 =
| 外国語表記 =
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| 初登場作品 = [[Fate/strange fake]]
+
| 初登場作品 = [[Fate/strange Fake]]
| 声優 =
| 声優 =
| 演者 =
| 演者 =
| 依代 =
| 依代 =
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| 身長 =
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| 身長 = 182cm
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| 体重 =
+
| 体重 = 82kg
| 誕生日 =
| 誕生日 =
| 血液型 =
| 血液型 =
| 出典 =
| 出典 =
| 地域 =
| 地域 =
−
| 属性 =
+
| 属性 = 中立・中庸
| 隠し属性 =
| 隠し属性 =
| 性別 = 男性
| 性別 = 男性
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;能力
;能力
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:「キャスター」としてはやや邪道に属する文筆家系。本来の仕事は「英雄を生み出す」ことなのだが、マスターの狙いは『昇華』の能力による「伝説を上回る伝説を生み出す」「伝説を上書きして真実にする」ことの方で、偽りの聖杯戦争のために召喚されてからこのかた、署長の部下である『[[二十八人の怪物]](クラン・カラティン)』のために宝具の贋作を作り、それに原典を超える力を付与する作業をずっと続けている。<br>作成された宝具は使用者が使い込むほどに習熟度が上がって行き、最後には真名解放すら可能になる模様。<br>本人の能力はそれだけに留まらず、具体的な方法は不明だが魔術関連の情報やプライベートな情報など、通常はネットに載らないような極秘情報までどこからか仕入れている。<br>純粋な戦闘力はかなり低いらしく、マスターと素手で戦った場合はマスターが勝つと言われるほどだが、(本人の言を信じるなら)王様の狩猟に付き合った経験もあるので体力はそれなりにある様子。またナポレオン麾下の将軍として有名な父親譲りの体格と威圧感を持ち、クラン・カラティンの警官たちに「ストレートに拳を交わしたら勝負は解らないのではないか」と思わせている。
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:「キャスター」としてはやや邪道に属する文筆家系。本来の仕事は「英雄を生み出す」ことなのだが、マスターの狙いは『昇華』の能力による「伝説を上回る伝説を生み出す」「伝説を上書きして真実にする」ことの方で、偽りの聖杯戦争のために召喚されてからこのかた、署長の部下である『[[二十八人の怪物]](クラン・カラティン)』のために宝具の贋作を作り、それに原典を超える力を付与する作業をずっと続けている。<br>本人の能力はそれだけに留まらず、具体的な方法は不明だが魔術関連の情報やプライベートな情報など、通常はネットに載らないような極秘情報までどこからか仕入れている。<br>純粋な戦闘力はかなり低いらしく、マスターと素手で戦った場合はマスターが勝つと言われるほどだが、(本人の言を信じるなら)王様の狩猟に付き合った経験もあるので体力はそれなりにある様子。またナポレオン麾下の将軍として有名な父親譲りの体格と威圧感を持ち、クラン・カラティンの警官たちに「ストレートに拳を交わしたら勝負は解らないのではないか」と思わせている。
== ステータス ==
== ステータス ==
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
|-
|-
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| [[キャスター]] || [[オーランド・リーヴ]] || || || || || || || || || style="text-align:left"|
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| [[キャスター]] || [[オーランド・リーヴ]] || C || D || E || EX || A || B || 陣地作成:E<br / >道具作成(改):EX<br / >(対象触媒によりA+~E) || 時代観察:A<br / >美食家:A<br / >無辜の怪物:E || style="text-align:left"|
|}
|}
== [[宝具]] ==
== [[宝具]] ==
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:現時点では不明
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;銃士達よ、風車に挑め(マスケティアーズ・マスカレイド<ref group = "注">5巻巻末ステータス表のルビは誤記[https://twitter.com/ryohgo_narita/status/1118697418092990464]</ref>)
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:小説第4巻にて「銃士達よ、風車に挑め(マスケティアーズ・マスカレイド)」という言葉を口にしたため、これが宝具名であると推測されるが、詳細は不明。
+
: ランク:対象触媒によりE~A+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~99<br />最大捕捉:1人
+
:対象人物の人生にデュマ自身の体験や創作物を上書きし、『執筆・改稿』することで強化を与える支援宝具。一度の召喚につき一定回数しか使用できない。
+
:強大な相手に立ち向かう者へと施す強化なので通常は人間にしかその効果を発揮しないが、対象の力を数倍数十倍にも引き上げることが可能。
+
:二十八人の怪物(クラン・カラティン)の[[ジョン・ウィンガード]]に使用した際は、全力でなかったとはいえ[[アルケイデス]]と格闘戦が可能になるほどまでに彼の身体能力を高めている。
+
:使用された相手は生前のデュマが経験した出来事や様々な英雄譚を体感時間で10時間ほど見ることになるらしい。
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== 真名:アレクサンドル・デュマ ==
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;遥か終わらじの食遊綺譚(グラン・ディクショネール・ド・キュイジーヌ)
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: ランク:A<br />種別:対物宝具<br />レンジ:-<br />最大捕捉:-
+
:物品を『昇華』させ、擬似的な宝具すら製造し得るキャスターの要となる能力。
+
:キャスターのクラススキル「道具作成」が「道具作成(改)」へと変化、既にある物品の逸話を創作することで対象物のランクを引き上げる。ただし最初からランクA以上の遺物の場合は、その逸話は既に『完成している』ために加工することはできない。
+
:作成された宝具は使用者が使い込むほどに習熟度が上がっていき、最後には真名解放すら可能になる模様。
+
:生前に複数の共著や改稿を手がけたこと、遺作である『料理大辞典』、遺跡や遺物の発掘調査博物館の統括責任者であったことなどを基盤とする宝具。
+
+
== 真名:アレクサンドル・デュマ・ペール ==
:アレクサンドル・デュマ。『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『王妃マルゴ』などのベストセラーを世に出した、19世紀フランスの劇作家にして小説家。
:アレクサンドル・デュマ。『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『王妃マルゴ』などのベストセラーを世に出した、19世紀フランスの劇作家にして小説家。
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:『椿姫』を書いた、やはり劇作家で小説家である同名の息子、小デュマと区別するため大デュマと呼ばれる。
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:『椿姫』を書いた、やはり劇作家で小説家である同名の息子と区別するため大デュマ(デュマ・ペール)と呼ばれる。息子は小デュマ(デュマ・フィズ)。
:父親はナポレオン一世麾下の猛将として「黒い悪魔」の異名をとったトマ=アレクサンドル・デュマ将軍。
:父親はナポレオン一世麾下の猛将として「黒い悪魔」の異名をとったトマ=アレクサンドル・デュマ将軍。
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;料理上手系サーヴァント
;料理上手系サーヴァント
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:料理上手とされるサーヴァントには[[エミヤ]]や[[玉藻の前]]などがいるが、実はデュマも美食家・料理上手としての側面がある。『Fake』作中でも「美味い飯」について言及するシーンが幾度となく存在するが、史実では単に美食趣味なだけではなく自ら腕を振るって料理を作っており、その腕前は趣味の域を越えていたという。料理へのこだわりは並々ならぬもので、旅先では珍しい料理を必ず食べてはその調理法をレシピにまとめ、帰ってから自ら再現したともいい、'''「サラダを召使いに作らせるのは料理に対する甚だしい冒漬行為」''' '''「パスタなど香料入りのソースの下に隠された湿った洗濯物にすぎない」'''などといった<del>極論じみた</del>言葉も伝わっている。「自分で狩った肉を自ら捌き、調理して客をもてなした」という逸話もある。晩年、これまでの美食人生の集大成として『大料理事典』なる本を執筆しており、その総ページ数は実に1156ページにも及ぶ。デュマはこの本の刊行(1873年)を見る事なく68歳で没した。<br>彼の遺したレシピは、彼の小説の構成法を考察する上で重要な資料となっており、「本物を越える創作を生み出す」という彼の能力の一端がここに垣間見えているとも言えるかもしれない。
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:料理上手とされるサーヴァントには[[エミヤ]]や[[玉藻の前]]などがいるが、実はデュマも美食家・料理上手としての側面がある。『Fake』作中でも「美味い飯」について言及するシーンが幾度となく存在するが、史実では単に美食趣味なだけではなく自ら腕を振るって料理を作っており、その腕前は趣味の域を越えていたという。料理へのこだわりは並々ならぬもので、旅先では珍しい料理を必ず食べてはその調理法をレシピにまとめ、帰ってから自ら再現したともいい、'''「サラダを召使いに作らせるのは料理に対する甚だしい冒漬行為」''' '''「パスタなど香料入りのソースの下に隠された湿った洗濯物にすぎない」'''などといった<del>極論じみた</del>言葉も伝わっている。「自分で狩った肉を自ら捌き、調理して客をもてなした」という逸話もある。晩年、これまでの美食人生の集大成として『料理大事典』なる本を執筆しており、その総ページ数は実に1156ページにも及ぶ。デュマはこの本の刊行(1873年)を見る事なく68歳で没した。<br>彼の遺したレシピは、彼の小説の構成法を考察する上で重要な資料となっており、「本物を越える創作を生み出す」という彼の能力の一端がここに垣間見えているとも言えるかもしれない。宝具名の「グラン・ディクショネール・ド・キュイジーヌ(Grand dictionnaire de cuisine)」はこの料理大辞典のこと。
== 脚注 ==
== 脚注 ==
176行目:
187行目:
*[[サーヴァント]]
*[[サーヴァント]]
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{{DEFAULTSORT:あれくさんとるてゆま}}
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{{DEFAULTSORT:あれくさんとるてゆまへえる}}
[[Category:登場人物あ行]]
[[Category:登場人物あ行]]