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| : 第四次聖杯戦争では真面目に戦えば聖杯戦争を一夜で終わらせられる力を持ち、敵無しの存在とされているが、「慢心王」とも評されるその性格ゆえに、全力を出すのは極めて稀。そうした性格ゆえに、格下と見下す相手から思わぬ反撃を受けて敗北することが多い。だが相手の実力を見極める眼力・洞察力は恐ろしいほどに優れており、力を認めた相手にはそれ相応の慎重さで対応する。 | | : 第四次聖杯戦争では真面目に戦えば聖杯戦争を一夜で終わらせられる力を持ち、敵無しの存在とされているが、「慢心王」とも評されるその性格ゆえに、全力を出すのは極めて稀。そうした性格ゆえに、格下と見下す相手から思わぬ反撃を受けて敗北することが多い。だが相手の実力を見極める眼力・洞察力は恐ろしいほどに優れており、力を認めた相手にはそれ相応の慎重さで対応する。 |
| : あらゆる宝具の原典を所持し扱うが、本人自身の宝具は「王の財宝」と「天地乖離す開闢の星」のみである。他の宝具に関しては所持者であるが、伝説の担い手ではないがゆえに、担い手のように極限まで極め使いこなせるわけではない。また、「王の財宝」から宝具を出す際、引き抜く(撃ち出す)動作が入るため、攻撃までに若干のタイムラグと隙が生じる。加えてステータスで大幅に優っているのに、人間である士郎に一方的に打ちのめされてしまうなど本人の技量も高い訳ではなく、基本的に宝具に頼りっぱなしな性能のため、「無限の剣製」で刀剣宝具を相殺できる上に取り出す工程を必要としない[[衛宮士郎]]&[[アーチャー]]、手にした武器全てを自分の宝具扱いにする[[バーサーカー (第四次)]]は天敵中の天敵。 | | : あらゆる宝具の原典を所持し扱うが、本人自身の宝具は「王の財宝」と「天地乖離す開闢の星」のみである。他の宝具に関しては所持者であるが、伝説の担い手ではないがゆえに、担い手のように極限まで極め使いこなせるわけではない。また、「王の財宝」から宝具を出す際、引き抜く(撃ち出す)動作が入るため、攻撃までに若干のタイムラグと隙が生じる。加えてステータスで大幅に優っているのに、人間である士郎に一方的に打ちのめされてしまうなど本人の技量も高い訳ではなく、基本的に宝具に頼りっぱなしな性能のため、「無限の剣製」で刀剣宝具を相殺できる上に取り出す工程を必要としない[[衛宮士郎]]&[[アーチャー]]、手にした武器全てを自分の宝具扱いにする[[バーサーカー (第四次)]]は天敵中の天敵。 |
− | : 128騎という多数のサーヴァントが参戦している[[Fate/EXTRA CCC|月の聖杯戦争]]において、宝具が元々強力無比なのに加えて、その性質から誰がマスターとなっても戦力に変化が少なく、「参戦すれば優勝が確定してしまう」という。そのため月の聖杯戦争の趣旨である「マスターのトライアル」にはそぐわないサーヴァントであり、ギルガメッシュ本人もムーンセルに大人しく従うような英霊ではなかった為、月の裏側に存在する「宙の外」に封印処理されていた。 | + | : 128騎という多数のサーヴァントが参戦している[[Fate/EXTRA CCC|月の聖杯戦争]]において、宝具が元々強力無比なのに加えて、その性質から誰がマスターとなっても戦力に変化が少なく、本人曰く「自分が参戦すれば優勝が確定してしまう」という。そのため月の聖杯戦争の趣旨である「マスターのトライアル」にはそぐわないサーヴァントであり、ギルガメッシュ本人もムーンセルに大人しく従うような英霊ではなかった為、月の裏側に存在する「宙の外」に封印処理されていた。 |
− | : ちなみに彼は自身が最強の英霊と認識しているものの、「強さを競うなど凡夫の愚行。元より強さなど計るものではなく、王か、それ以外かの話であろう」と最強の座などよりも「王」としての在り方の方が遥かに重要らしく、自身の力や同ランクの他の英霊達との序列に特別固執はしていない。 | + | : ちなみに彼にとっては「強さを競うなど凡夫の愚行。元より強さなど計るものではなく、王か、それ以外かの話であろう」と最強の座などよりも「王」としての在り方の方が遥かに重要らしく、自身の力や同ランクの他の英霊達との序列に特別固執はしていない。 |
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| == [[宝具]] == | | == [[宝具]] == |
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| : かつて混沌とした世界から天地を分けた究極の一撃。ギルガメッシュが「エア」「乖離剣」と呼ぶ、無銘にして究極の剣から放たれる空間切断。風の断層は擬似的な時空断層までも生み出す。宝具のカテゴリーにおける頂点の一つとされる。彼曰く、「生命の記憶の原初であり、この星の最古の姿、地獄の再現」。 | | : かつて混沌とした世界から天地を分けた究極の一撃。ギルガメッシュが「エア」「乖離剣」と呼ぶ、無銘にして究極の剣から放たれる空間切断。風の断層は擬似的な時空断層までも生み出す。宝具のカテゴリーにおける頂点の一つとされる。彼曰く、「生命の記憶の原初であり、この星の最古の姿、地獄の再現」。 |
| : その威力は最強の聖剣である神造兵装「約束された勝利の剣」と同等かソレ以上。互いに相殺されながらもなお上回り、セイバーを瀕死の状態にした。空間切断の特性故に対界宝具のカテゴリーに分類される世界を切り裂いた剣。更に「王の財宝」内の宝具によるバックアップを受ければ、破壊力を更に上昇させられるという。 | | : その威力は最強の聖剣である神造兵装「約束された勝利の剣」と同等かソレ以上。互いに相殺されながらもなお上回り、セイバーを瀕死の状態にした。空間切断の特性故に対界宝具のカテゴリーに分類される世界を切り裂いた剣。更に「王の財宝」内の宝具によるバックアップを受ければ、破壊力を更に上昇させられるという。 |
− | :ただ、発動前に発生する吹き荒れる魔力によって、「王の財宝」からの宝具射出攻撃が不可能となる欠点がある。また膨大な魔力を必要とするため発動前と発動後には隙が大きく、士郎には発動前を、セイバーには発動後の隙を突かれて形で破られている。 | + | :ただ、発動前に発生する吹き荒れる魔力によって、「王の財宝」からの宝具射出攻撃が不可能となる欠点がある。また膨大な魔力を必要とするため発動前と発動後には隙が大きく、士郎には発動前を、セイバーには発動後の隙を突かれて破られている。 |
| : 『stay night』では主に「約束された勝利の剣」との撃ち合いに使用され、『Zero』ではライダーとの決戦で「王の軍勢」の固有結界を切断し、崩壊させている。『hollow ataraxia』において街の一区画を覆い尽しており(この時、通常の紅い風ではないものを出している)。この時の一撃は「一生に一度の本気」とされている。 | | : 『stay night』では主に「約束された勝利の剣」との撃ち合いに使用され、『Zero』ではライダーとの決戦で「王の軍勢」の固有結界を切断し、崩壊させている。『hollow ataraxia』において街の一区画を覆い尽しており(この時、通常の紅い風ではないものを出している)。この時の一撃は「一生に一度の本気」とされている。 |
| : 『CCC』においては地面に突き刺す事で三層の巨大な力場によって時空流を生み出し、空間そのものを変動させる「[[権能]]」に相当する力を発揮する。その威力は、最早一個の生命程度に用いるようなものではなく、世界を相手に使用される領域にあるとされている。紅い風の断層の「天地乖離す開闢の星」とはまた異なった描写になっており、本人曰く「地の理ではなく天の理」との事で、神代の「権能」にも含まれる。 | | : 『CCC』においては地面に突き刺す事で三層の巨大な力場によって時空流を生み出し、空間そのものを変動させる「[[権能]]」に相当する力を発揮する。その威力は、最早一個の生命程度に用いるようなものではなく、世界を相手に使用される領域にあるとされている。紅い風の断層の「天地乖離す開闢の星」とはまた異なった描写になっており、本人曰く「地の理ではなく天の理」との事で、神代の「権能」にも含まれる。 |
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| : レンジ:− | | : レンジ:− |
| : バビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣(王律鍵バヴ=イル)。持ち主の蔵と空間を繋げる能力を持つ。蔵も中身も所有者の財の量に準ずるため、何もない人が使っても何の意味もない。 | | : バビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣(王律鍵バヴ=イル)。持ち主の蔵と空間を繋げる能力を持つ。蔵も中身も所有者の財の量に準ずるため、何もない人が使っても何の意味もない。 |
− | : 彼は生前自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、王の財宝でそれらを空間を繋げて自在に取り出したり、射出することが出来る。射出量は主に数本から十数本だが、その気になれば数百本にも渡って展開可能。ただし、同時に複数展開して射出するにはそれなりに魔力を要する他、スキル『単独行動』の解説にもあるように、個々の宝物を本格的に使用する場合には、マスターのバックアップが無ければ真価を発揮しない。 | + | : 彼は生前自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、王の財宝でそれらを空間を繋げて自在に取り出したり、射出することが出来る。ただし、同時に複数展開して射出するにはそれなりに魔力を要する他、スキル『単独行動』の解説にもあるように、個々の宝物を本格的に使用する場合には、マスターのバックアップが無ければ真価を発揮できない。 |
− | : 『stay night』では主に自身の背後に宝具を展開しているが、セイバーとの最後の戦いでは前面から左翼、下方と頭上、後方から孤を描くようにと様々方向からの同時攻撃を見せており、続いて放てば50近くの射出であろうとセイバーですら捌ききれない程の攻撃になる。『Zero』ではさらに前面に盾を出して防御したり、自分だけでなく敵の周囲を円環状に囲む形での展開も行っている。『CCC』でのGUARD成功及び6手完封で王の財宝を使用する際には「敵の側面に展開しつつ攻撃」「敵の足下に展開しての奇襲」「敵頭上から大量の武具をばら撒き落とす」と、様々な展開方法が可能であるらしき演出がされている。 | + | : 『stay night』では主に自身の背後に宝具を展開しているが、『Zero』のバーサーカー戦では更に前面に盾を出して防御したり、自分だけでなく敵の周囲を円環状に囲む形での展開も行っている。『CCC』でのGUARD成功及び6手完封で王の財宝を使用する際には「敵の側面に展開しつつ攻撃」「敵の足下に展開しての奇襲」「敵頭上から大量の武具をばら撒き落とす」と、様々な展開方法が可能であるらしき演出がされている。 |
| :強力な能力だが一度接近されてしまうと連射することが出来ず、直接本人が武器を握って敵に立ち向かわなければならない。宝具と相手の相性を見極めて乗り切ることも十分可能ではあるが、彼自身の技量が余り高くないため、手数や火力が大幅に低下してしまうという大きな弱点がある。また、有利な宝具を出すまでも無いという慢心を誘い易い格下の相手が、万一想定外の力を発揮して懐に潜り込んだ場合には、途端に脆さを露呈する。 | | :強力な能力だが一度接近されてしまうと連射することが出来ず、直接本人が武器を握って敵に立ち向かわなければならない。宝具と相手の相性を見極めて乗り切ることも十分可能ではあるが、彼自身の技量が余り高くないため、手数や火力が大幅に低下してしまうという大きな弱点がある。また、有利な宝具を出すまでも無いという慢心を誘い易い格下の相手が、万一想定外の力を発揮して懐に潜り込んだ場合には、途端に脆さを露呈する。 |
| :『CCC』にて、この蔵の正体が人類の知恵の原典にしてあらゆる技術の雛形であることが判明。ゆえにこの宝物庫には、人類が生み出すものであれば全て、遥か遠い超未来に人類が生み出すものまでも全て保有している、という過去未来の時間軸すら超越した途方もない代物であることが明かされる。 | | :『CCC』にて、この蔵の正体が人類の知恵の原典にしてあらゆる技術の雛形であることが判明。ゆえにこの宝物庫には、人類が生み出すものであれば全て、遥か遠い超未来に人類が生み出すものまでも全て保有している、という過去未来の時間軸すら超越した途方もない代物であることが明かされる。 |
− | :『fake』で自身と渡り合ったエルキドゥに対しては手加減無しで展開し、数百にも渡って一斉掃射している。
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| :それは比喩でなく文字通り人類が生み出すものであれば「何でも」であり、この宝物庫に存在しないものは基本的には「新人類が生み出す全く別の概念」によるもの、または「別天体の知的生命体の文明技術」によってできたものだけであるとされている。そのため、財宝の総量は既に彼自身も良く分からないものとなっている。 | | :それは比喩でなく文字通り人類が生み出すものであれば「何でも」であり、この宝物庫に存在しないものは基本的には「新人類が生み出す全く別の概念」によるもの、または「別天体の知的生命体の文明技術」によってできたものだけであるとされている。そのため、財宝の総量は既に彼自身も良く分からないものとなっている。 |
| : ただしそのコレクションにもやはり限界はあり、、セイバーの持つ『約束された勝利の剣』『全て遠き理想郷(アヴァロン)』、カルナの持つ鎧『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』、槍『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』などの宝具に関しては例外があり、収蔵されていない。「人類の知恵の原典」であることを考慮すれば、彼が手に入れた物以外の神造兵装は含まれないと考えることも可能ではあるが、理由は語られていないため不明。 | | : ただしそのコレクションにもやはり限界はあり、、セイバーの持つ『約束された勝利の剣』『全て遠き理想郷(アヴァロン)』、カルナの持つ鎧『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』、槍『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』などの宝具に関しては例外があり、収蔵されていない。「人類の知恵の原典」であることを考慮すれば、彼が手に入れた物以外の神造兵装は含まれないと考えることも可能ではあるが、理由は語られていないため不明。 |
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| : 本来は錬金術において飲めば不老不死をもたらすという霊薬を指す。 | | : 本来は錬金術において飲めば不老不死をもたらすという霊薬を指す。 |
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− | その他、振ると一定空間を凍らせる剣、魔力を奪う刃先が空間転移する鎌、透明な剣、対多重次元屈折防具、ピコピコハンマーの原典、世界の美酒と杯、時返りの薬、毒見の宝具、宝具を回収する宝具、ご褒美の飴、魔術を跳ね返す鏡のような盾、そして潜水艦や飛行機、知恵の木の実、空中移動の宝具などの財宝が挙げられている。
| + | その他、振ると一定空間を凍らせる剣、魔力を奪う刃先が空間転移する鎌、透明な剣、対多重次元屈折防具、ピコピコハンマーの原典、世界の美酒と杯、時返りの薬、毒見の宝具、宝具を回収する宝具、ご褒美の飴、魔術を跳ね返す鏡のような盾、そして潜水艦や飛行機、知恵の木の実などの財宝が挙げられている。 |
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| == [[子ギル]] == | | == [[子ギル]] == |