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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[衛宮士郎]]に憧れを抱いている後輩の少女。士郎の友人、[[間桐慎二]]の義妹であり、[[遠坂凛]]の実妹でもある。 | + | [[衛宮士郎]]に憧れを抱いている後輩の少女。[[間桐慎二]]の義妹であり、[[遠坂凛]]の実妹でもある。 |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
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| ;人物 | | ;人物 |
| :控えめで、流されやすい気質と我慢強さを持つ。士郎と出会った頃は、間桐家での魔術の修行の影響や虐待のせいで、暗く、笑うこともなかった。だが、[[藤村大河]]などの影響を受け、徐々に明るい性格に変わっていった。 | | :控えめで、流されやすい気質と我慢強さを持つ。士郎と出会った頃は、間桐家での魔術の修行の影響や虐待のせいで、暗く、笑うこともなかった。だが、[[藤村大河]]などの影響を受け、徐々に明るい性格に変わっていった。 |
− | :しかし、根底に姉に対する劣等感と穢れた魔術師である自身を嫌悪している部分があり、完全に吹っ切れている訳ではない。HFルートで士郎と両想いになったあとはそれが顕著で、「本当の自分を知られたくない」という思いから歪んでいってしまった。他者に対する依存心が強く、自身を間桐から救い上げてくれる「誰か」を強く望んでいた。 | + | :しかし、姉に対する劣等感と穢れた魔術師である自身を嫌悪している部分が根底にあり、完全に吹っ切れている訳ではない。HFルートで士郎と両想いになったあとはそれが顕著で、「本当の自分を知られたくない」という思いから歪んでいってしまった。他者に対する依存心が強く、自身を間桐から救い上げてくれる「誰か」を強く望んでいた。 |
| :誰のことも恨まないが、一番身近な存在である凛に対しては自分に正直になる<ref group="出" name="「Fate用語辞典-間桐桜」『Fate/side material』p.74" />。また自分を差し置いて幸せになっている世界に不公平とも感じている。 | | :誰のことも恨まないが、一番身近な存在である凛に対しては自分に正直になる<ref group="出" name="「Fate用語辞典-間桐桜」『Fate/side material』p.74" />。また自分を差し置いて幸せになっている世界に不公平とも感じている。 |
− | :『hollow ataraxia』では控えめで気配り上手な性格こそ変わっていないものの、許容できない言葉や行動に対してはたとえ相手が家族(間桐家並びに衛宮家も)であっても震え上がらせるほどの怒りを見せる他、部活動などでは毅然とした態度を見せ、ここぞという時には積極的になるなど、したたかな面が強くなっている。 | + | :『hollow ataraxia』では控えめで気配り上手な性格こそ変わっていないものの、許容できない言葉や行動に対してはたとえ相手が家族とライダーやキャスター(間桐家並びに衛宮家も)であっても震え上がらせるほどの怒りを見せる他、部活動などでは毅然とした態度を見せ、ここぞという時には積極的になるなど、したたかな面が強くなっている。 |
| :また、姉が典型的な魔術師で科学や機械に疎いのとは対照的に、魔術師の常識には疎いが一般的な現代人程度には機械を扱え、一般的な常識も備えているなどの差が見られる。 | | :また、姉が典型的な魔術師で科学や機械に疎いのとは対照的に、魔術師の常識には疎いが一般的な現代人程度には機械を扱え、一般的な常識も備えているなどの差が見られる。 |
| :美人でスタイルも良い桜だが学校で男子から告白されることはないとのこと。桜は教室だととても暗くどんなに美人でプロポーションが良くても、男子からは疎遠に、女子からは敬遠されているためである。 | | :美人でスタイルも良い桜だが学校で男子から告白されることはないとのこと。桜は教室だととても暗くどんなに美人でプロポーションが良くても、男子からは疎遠に、女子からは敬遠されているためである。 |
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| :魔術回路の数と質は凛と同様で、[[魔術師#属性|属性]]は希少な「架空元素・虚数」。魔道の家門の庇護が無ければホルマリン漬けの標本にされていた、と言われるのは、この持って産まれた属性による。 | | :魔術回路の数と質は凛と同様で、[[魔術師#属性|属性]]は希少な「架空元素・虚数」。魔道の家門の庇護が無ければホルマリン漬けの標本にされていた、と言われるのは、この持って産まれた属性による。 |
| :しかし間桐家の属性である「水」に強引に合わせられた事、胎盤としての期待しかされていなかったため魔術の手解きは受けていないことで、結果として魔術の腕は士郎並み。一応間桐の魔術である吸収や束縛といった魔術の行使は可能だが生来の属性でないため素質に見合った力は発揮できない。そもそも体内の刻印虫に魔力を吸われ、魔術を組み立てることもできない。 | | :しかし間桐家の属性である「水」に強引に合わせられた事、胎盤としての期待しかされていなかったため魔術の手解きは受けていないことで、結果として魔術の腕は士郎並み。一応間桐の魔術である吸収や束縛といった魔術の行使は可能だが生来の属性でないため素質に見合った力は発揮できない。そもそも体内の刻印虫に魔力を吸われ、魔術を組み立てることもできない。 |
− | :魔術の知識は碌に教わっておらず、士郎の鍛錬が鍛錬どころではないとは分かるが、[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ|ゼルレッチ]]の名は知らず凛に呆れられている。 | + | :魔術の知識は碌に教わっておらず、士郎の鍛錬が鍛錬どころではないとは分かるが、魔法使いの[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ|ゼルレッチ]]のことは知らない。 |
− | :マキリ流の聖杯を作成することを目的とした臓硯の実験により、第四次聖杯戦争の小聖杯の欠片を触媒に生み出された刻印虫が体内に埋め込まれている。臓硯としてはあくまで実験であり実際に桜を小聖杯として使うつもりはなく、時間を掛けて小聖杯になりつつ天寿を全う出来るように調整しているため、本来ならば聖杯としての機能は覚醒しないところ、桜ルートでは覚醒した。しかも聖杯の中の存在が小聖杯である桜を通して睡眠時など桜の意識が薄い時に彼女を使い、無差別に生物の生命力や肉体を溶解し吸収する「影」として出現するようになった。使い魔は影の小人で、本来なら肩に乗れる大きさ。 | + | :マキリ流の聖杯を作成することを目的とした臓硯の実験により、第四次聖杯戦争の小聖杯の欠片を触媒に生み出された刻印虫が体内に埋め込まれている。臓硯としてはあくまで実験であり実際に桜を小聖杯として使うつもりはなく、時間を掛けて小聖杯になりつつ天寿を全う出来るように調整しているため、本来ならば聖杯としての機能は覚醒しないところ、桜ルートでは覚醒した。しかも聖杯の中の存在が小聖杯である桜を通して睡眠時など桜の意識が薄い時に彼女を使い、無差別に生物の生命力や肉体を溶解し吸収する「影」として出現するようになった。[[使い魔]]は影の小人で、本来なら肩に乗れる大きさ。 |
| :『hollow ataraxia』ではライダーの手ほどきの元、本来の資質にあった魔術の修行を行い、目に見えぬ不確定を以て対象を拘束する、虚数の魔術特性魔術の行使が可能になっており、相手が幽世のモノであれば容易く彼岸に返す暗黒の渦として使用可能。しかし半年ではまだ虚数属性の魔術師としての下地は出来ておらず自身の深層意識(イド)を剥き出しにし、最も暗い負の面を刃にすることでしか魔術を攻撃手段とすることが出来ておらず、自身の暗黒面に引き込まれる危険性がある。主に桜色の刃として使用する他、弓道部だからか左腕に弓掛と弓を形成し、矢として射出する。 | | :『hollow ataraxia』ではライダーの手ほどきの元、本来の資質にあった魔術の修行を行い、目に見えぬ不確定を以て対象を拘束する、虚数の魔術特性魔術の行使が可能になっており、相手が幽世のモノであれば容易く彼岸に返す暗黒の渦として使用可能。しかし半年ではまだ虚数属性の魔術師としての下地は出来ておらず自身の深層意識(イド)を剥き出しにし、最も暗い負の面を刃にすることでしか魔術を攻撃手段とすることが出来ておらず、自身の暗黒面に引き込まれる危険性がある。主に桜色の刃として使用する他、弓道部だからか左腕に弓掛と弓を形成し、矢として射出する。 |
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| 「この世全ての悪」アンリマユの汚染により桜が変貌した状態。自分がバケモノであると受け入れて適合して黒化した状態。一種の「反転」存在。 | | 「この世全ての悪」アンリマユの汚染により桜が変貌した状態。自分がバケモノであると受け入れて適合して黒化した状態。一種の「反転」存在。 |
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− | 第四次聖杯戦争の後、臓硯は「この世すべての悪」に染まった聖杯の器の欠片を回収し、刻印虫の形で桜に埋め込んだ。これにより桜と「この世すべての悪」の間に繋がりができるが、ある条件が満たされなければ黒聖杯として完成しない。<br>
| + | 第四次聖杯戦争の後、臓硯は「この世全ての悪」に染まった聖杯の器の欠片を回収し、刻印虫の形で桜に埋め込んだ。これにより桜と「この世全ての悪」の間に繋がりができるが、条件が満たされなければ聖杯の器として完成しない。<br> |
− | しかしHFルートでは士郎に選ばれた状態で凛への劣等感を刺激され、聖杯の器として起動する。桜にとってFateルートやUBWルートでの士郎は「手に入らなかったもの」だが、HFルートでの士郎は手に入った後の「失くしたくないもの」であり、凛へのネガティブな感情などが一気に爆発して「この世全ての悪」の成長を促した。<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ">「奈須きのこ・一問一答-『Fate』の素朴な疑問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.130</ref><br>
| + | しかしHFルートではその条件が満たされてしまい、聖杯の器として覚醒してしまう。桜にとってFateルートやUBWルートでの士郎は「手に入らなかったもの」だが、HFルートでの士郎は手に入った後の「失くしたくないもの」である。加えて凛に対する負の感情が徐々に膨らんでいき、「この世全ての悪」の成長を促した。<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ">「奈須きのこ・一問一答-『Fate』の素朴な疑問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.130</ref><br> |
− | サーヴァントが死ぬと「この世すべての悪」は桜の影を通してこれを吸収し、1つの人体に英霊の魂が集まって、桜は押し潰されていく。この補助として聖杯の器は大聖杯から魔力を引き出すが、同時に「この世すべての悪」の呪詛も流れ込む。この過程で時間感覚や味覚は正常でなくなり、理性は働かなくなっていった。また全身を刺し貫かれ首を落とされても死ななくなるなど、人間離れしつつあった。<br>
| + | サーヴァントが死ぬと「この世全ての悪」は桜の影を通してこれを吸収し、1つの人体に英霊の魂が集まって、桜は押し潰されていく。この補助として聖杯の器は大聖杯から魔力を引き出すが、同時に「この世全ての悪」の呪詛も流れ込む。この過程で時間感覚や味覚は正常でなくなり、理性は働かなくなっていった。また全身を刺し貫かれ首を落とされても死ななくなるなど、人間離れしつつあった。<br> |
| 総仕上げとして臓硯がかけた罠に嵌って慎二を殺した時、簡単だった以外に感想が無い事、夢だと思って笑っていた殺人は本当の事だと自覚し、「この世全ての悪」を受け入れる。<br> | | 総仕上げとして臓硯がかけた罠に嵌って慎二を殺した時、簡単だった以外に感想が無い事、夢だと思って笑っていた殺人は本当の事だと自覚し、「この世全ての悪」を受け入れる。<br> |
| その後、黒化が本格化し、世界に拒絶されて大気が猛毒になる体になった。この時点で見た目は白髪に変化し、影をハイネックのワンピースの様にして身に纏っている。<br> | | その後、黒化が本格化し、世界に拒絶されて大気が猛毒になる体になった。この時点で見た目は白髪に変化し、影をハイネックのワンピースの様にして身に纏っている。<br> |
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| 聖杯であるため特に聖杯の力で括られたサーヴァントに有効で、正純に近い英霊ほど影には抗えず近づくだけでも影響が出る。生け捕りにしたサーヴァントは黒化させて支配下に置くことができるが、[[ギルガメッシュ]]は黒化させられず急いで消化する必要がある<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ" />。<br> | | 聖杯であるため特に聖杯の力で括られたサーヴァントに有効で、正純に近い英霊ほど影には抗えず近づくだけでも影響が出る。生け捕りにしたサーヴァントは黒化させて支配下に置くことができるが、[[ギルガメッシュ]]は黒化させられず急いで消化する必要がある<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ" />。<br> |
| 半ば無意識に使っていた影の触手は人の頭に当てれば即死させ、腕部や腹部でも瀕死に追い込み、バッドエンドでは人体を解体している。「食事」は当初食べ残しがあったが、後に街の一角に居た人間を丸呑みし、跡形も無くしている。無生物にも有効でアインツベルン城の広間を全壊させている。但し黒桜が意図して攻撃する時は魔力を吸い上げて衰弱させるに留まっている。<br> | | 半ば無意識に使っていた影の触手は人の頭に当てれば即死させ、腕部や腹部でも瀕死に追い込み、バッドエンドでは人体を解体している。「食事」は当初食べ残しがあったが、後に街の一角に居た人間を丸呑みし、跡形も無くしている。無生物にも有効でアインツベルン城の広間を全壊させている。但し黒桜が意図して攻撃する時は魔力を吸い上げて衰弱させるに留まっている。<br> |
− | 使い魔の小人は魔力を過供給されて肥大化し、1体だけでも宝具並のところを無数に操る。しかし魔術を行使する桜自体の魔術回路の限界で一度に扱えるのは数値にして1000程度で凛と同等である。<br>
| + | 使い魔の小人は魔力を過供給されて肥大化し、1体だけでも宝具並のところを無数に操る。しかし桜自身の魔術回路の限界で、一度に出力できる魔力量は数値にして1000程度で凛と同等である。<br> |
| ここまで行っても霊長の抑止力は働いていない<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ" />。 | | ここまで行っても霊長の抑止力は働いていない<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ" />。 |
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| 詳細は「[[パールヴァティー]]」を参照。 | | 詳細は「[[パールヴァティー]]」を参照。 |
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− | ===カーマ=== | + | === カーマ === |
| 『[[Fate/Grand Order]]』において、[[アサシン]]の[[疑似サーヴァント]]として登場。 | | 『[[Fate/Grand Order]]』において、[[アサシン]]の[[疑似サーヴァント]]として登場。 |
| | | |
| 詳細は「[[カーマ]]」を参照。 | | 詳細は「[[カーマ]]」を参照。 |
| + | |
| + | === ドゥルガー、カーリー === |
| + | 『[[Fate/Grand Order]]』において、[[アーチャー]]の[[疑似サーヴァント]]として登場。 |
| + | |
| + | 詳細はそれぞれ「[[ドゥルガー]]」「[[カーリー]]」を参照。 |
| + | |
| + | === サクラ (ペーパームーン世界) === |
| + | 『[[Fate/Grand Order]]』の「ペーパームーン世界」に登場する間桐桜。<ruby><rb>生産部</rb><rt>グロウ</rt></ruby>の筆頭AIかつ[[メドゥーサ〔セイバー〕]]のマスター。 |
| + | |
| + | 詳細は「[[サクラ]]」を参照。 |
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| == 使用技 == | | == 使用技 == |
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| ;[[Fate/Grand Order]] | | ;[[Fate/Grand Order]] |
| :多数の概念礼装のイラストの他、擬似サーヴァント[[パールヴァティー]]の依り代として登場。ただし、[[イシュタル]]とは逆に桜が核となっている。 | | :多数の概念礼装のイラストの他、擬似サーヴァント[[パールヴァティー]]の依り代として登場。ただし、[[イシュタル]]とは逆に桜が核となっている。 |
| + | :そして、オリュンポス十二神の1人の依り代としても選ばれてしまう事が示唆されている。よりにもよって女神ヘラである。 |
| + | :どう言う訳か女神ヘラの依り代としては最高の器とされている……。何かをする気は無いものの、女神ヘラの性格と桜の性格も相まって浮気者は絶対に許さない。 |
| :『Fate/Zero』とのコラボイベントでは台詞・立ち絵ともにないが登場。破壊された間桐邸から救出され、雁也ともども冬木市街の病院に放り込まれる形で解放された。 | | :『Fate/Zero』とのコラボイベントでは台詞・立ち絵ともにないが登場。破壊された間桐邸から救出され、雁也ともども冬木市街の病院に放り込まれる形で解放された。 |
| | | |
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| ;[[遠坂凛]] | | ;[[遠坂凛]] |
| :実姉。子供の頃はとても仲の良い姉妹だったのだが桜が間桐家に養子に出されたことで離ればなれに。協約により深く関わることは禁止されていたため『stay night』本編開始時はあくまでもお互いに先輩と後輩の関係である。彼女のようになりたいと願う反面、コンプレックスも強い。 | | :実姉。子供の頃はとても仲の良い姉妹だったのだが桜が間桐家に養子に出されたことで離ればなれに。協約により深く関わることは禁止されていたため『stay night』本編開始時はあくまでもお互いに先輩と後輩の関係である。彼女のようになりたいと願う反面、コンプレックスも強い。 |
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| ;[[間桐臓硯]] | | ;[[間桐臓硯]] |
| :義理の祖父。魔術の修行と称して日々過酷な拷問を受けさせられていた。 | | :義理の祖父。魔術の修行と称して日々過酷な拷問を受けさせられていた。 |
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| :好意を寄せる憧れの先輩。HFルートでは恋人に。彼からは保護するべき相手と認識されており、『hollow ataraxia』で「桜だけでも逃げていてもらいたい」と気遣われることもあるが、一方で士郎にとって「(たまに)一番怖い」のは桜らしい。なお彼には自身が魔術師であることを隠している。 | | :好意を寄せる憧れの先輩。HFルートでは恋人に。彼からは保護するべき相手と認識されており、『hollow ataraxia』で「桜だけでも逃げていてもらいたい」と気遣われることもあるが、一方で士郎にとって「(たまに)一番怖い」のは桜らしい。なお彼には自身が魔術師であることを隠している。 |
| ;[[メドゥーサ|ライダー]] | | ;[[メドゥーサ|ライダー]] |
− | :召喚したサーヴァント。ルートによっては、後に魔術の師となる。姉妹のように仲が良いが、本気で怒ると彼女にも容赦がないらしい。 | + | :召喚したサーヴァント。ルートによっては、後に魔術の師となる(ライダーに言わせれば専門ではないので初歩的なものらしい)。姉妹のように仲が良いが、本気で怒ると彼女にも容赦がないらしい。 |
| :ライダーは桜に親愛どころか恋心を抱いてるが、桜の方は彼女にどういった感情があるか不明である。 | | :ライダーは桜に親愛どころか恋心を抱いてるが、桜の方は彼女にどういった感情があるか不明である。 |
| ;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]] | | ;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]] |
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| :美綴綾子の弟。弓道部の新入部員であり後輩。想いを寄せられているが、桜は気づいていない。 | | :美綴綾子の弟。弓道部の新入部員であり後輩。想いを寄せられているが、桜は気づいていない。 |
| ;[[メディア|キャスター]] | | ;[[メディア|キャスター]] |
− | :『hollow』では「理想の奥様」として尊敬し、彼女からも親愛を寄せられている。ただし、彼女も士郎から料理を習っている事は知らない。 | + | :『hollow』では『表向き』は「理想の奥様」として尊敬し、彼女からも親愛を寄せられている。魔術における実質的な師匠であり、かつてのキルケーとメディアとの関係にも似ている。 |
− | :『衛宮さんちの今日のごはん』では士郎を介して知り合う。 | + | :[[Fate/unlimited codes]]ではメディアが望まずとも黒化した黒桜と戦う事になった際に『だから貴女は甘いって言うんですよ!今更、馴れ合いなんて何の意味があるって言うんですか!』 |
| + | :と一喝しており表向きはともかく内実はキャスターを『甘い女』だと思っている事が解る。『あなた、そこまで堕ちて…!』と黒桜化した桜の姿を嘆いていた。 |
| + | :怖れはしなかった事と黒桜化した桜の本質を見抜いていた点は流石は魔術の師匠と言った所か。ある意味、この時点でようやく本音を言える関係になったとも言える。 |
| + | :ただし、彼女も士郎から料理を習っている事は知らないかあえて知らない振りをしている。『衛宮さんちの今日のごはん』では士郎を介して知り合う。 |
| ;[[ディーロ]] | | ;[[ディーロ]] |
| :言峰綺礼の後任の神父。割と懐いており、仲も良かったらしい。 | | :言峰綺礼の後任の神父。割と懐いており、仲も良かったらしい。 |
| ;[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]] | | ;[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]] |
| :『Fate/hollow ataraxia』の『後日談。』では彼女の地雷を踏む。『Fate/unlimited codes』では彼女をループに閉じ込める<ref group="出">「バゼット・フラガ・マクレミッツ」『Fate/complete material Ⅳ Extra material.』p.46</ref>。 | | :『Fate/hollow ataraxia』の『後日談。』では彼女の地雷を踏む。『Fate/unlimited codes』では彼女をループに閉じ込める<ref group="出">「バゼット・フラガ・マクレミッツ」『Fate/complete material Ⅳ Extra material.』p.46</ref>。 |
| + | ;[[セラ]] |
| + | :『衛宮さんちの今日のごはん』にて、ハーブの栽培を巡って意気投合し、ハーブを使ったレシピをいろいろと教わっていた。 |
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| ;[[沙条愛歌]] | | ;[[沙条愛歌]] |
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| === Fate/stay night === | | === Fate/stay night === |
| ;「もし、わたしが悪い子になったら先輩は叱ってくれますか?」 | | ;「もし、わたしが悪い子になったら先輩は叱ってくれますか?」 |
− | :衛宮家の土蔵で士郎と語り合っている時に士郎に訪ね、士郎は「ああ、桜が悪いことをしたら怒る。きっと他のやつの何倍も怒ると思う」と答えた。 | + | :衛宮家の土蔵で二人きりになった時に士郎に尋ねると、士郎は「ああ、桜が悪いことをしたら怒る。きっと他のやつの何倍も怒ると思う」と答えた。 |
| :劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel] Ⅰ.presage flower』ではプロモーションPVで先行公開された。 | | :劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel] Ⅰ.presage flower』ではプロモーションPVで先行公開された。 |
− | :同作第一章のエンディングテーマ『花の唄』にも「悪いことをしたらきっと貴方が怒ってくれると約束したよね」という歌詞が使われており、エンディングテーマとリンクしたこの部分は、同作において最も印象が強かったシーンとして多くの人が挙げている。 | + | :同作第一章のエンディングテーマ『花の唄』にも「悪いことをしたらきっと貴方が怒ってくれると約束したよね」という歌詞が使われており、この部分は同作において最も印象が強かったシーンとして多くの人が挙げている。 |
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| ;「先輩。私、処女じゃないんですよ?」 | | ;「先輩。私、処女じゃないんですよ?」 |
− | :桜がただの後輩キャラではないことが一発でわかるセリフ。それでなくてもかなりインパクトの強いセリフであり、制作サイドの数人が「印象に残るセリフ」として挙げている。<br>なお、当然ながら「Realta Nua」では変更されている。 | + | :桜が今までどのような辱めにあったのかが察せられる発言。それでなくてもかなり印象が強いので、制作サイドの数人が「印象に残るセリフ」として挙げている。<br>当然ながら『Réalta Nua』では変更されているが、劇場版HF第二章でまさかの復活を遂げた。<ref group="注">PC版の要素を取り入れたい須藤監督の意向によるもの。</ref>多くのファンが劇場版は『Réalta Nua』のストーリーに準ずると予想していたため、驚く反応が多かった。 |
− | :が、劇場版HF第二章でまさかの復活を遂げた。<ref group="注">そのためPG-12指定となっている。</ref>多くの観客がストーリーは『Réalta Nua』に準ずると考えていた中、まさかのボイス有りでこのセリフを聞いて戦慄する者多数。
| + | :もっとも、その後に描写された'''Fateアニメ史上初の濡れ場'''の方が衝撃的だったが。<ref group="注">そのためか、劇場三部作で唯一のPG12指定となっている。</ref> |
− | :もっとも、その後に描写された'''Fateアニメ史上初の濡れ場'''の方が衝撃的だったが。 | + | |
| + | ;「だってあの人、私には勝てないもの」 |
| + | :桜を勝たせて聖杯を使い、刻印蟲を取り除く方針を決めた士郎は当面の脅威である臓硯を倒すためにイリヤとバーサーカーに協力を求めることを決めた。が、ライダーは臓硯を警戒しながらもそれ以上に言峰を危険視していた。桜もそれには同意見だったが、彼は自分に勝てないと断言した。'''不気味な笑みで、あっさりと'''。既に、[[アンリマユ|アレ]]は桜の中で成長していき、桜の意識と同調しつつあった。 |
| + | :この時、ライダーは桜の異変に気づきつつも、士郎の警護のために出ていった。 |
| + | |
| + | ;「そうだ、外に出さなければ良いんだ」<br>「そうすれば、もう危ない目に遭うこともないよね」 |
| + | :士郎とライダーが外出した後に漏らした独り言。だが、桜は自分が何を言っていたのかすぐに忘れてしまった。士郎との繋がりが強くなったことで、彼女の心の中にある闇が大きく膨れ上がっていく。事態はより最悪の方向へ進んでしまうが、誰も止めることが出来なくなっていた。 |
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| ;「先輩は、どうして私を守ってくれるんですか?」 | | ;「先輩は、どうして私を守ってくれるんですか?」 |
| :上記の劇場版HF第2章での濡れ場に繋がる場面。夜分遅くに就寝中だった士郎の部屋を訪れ、下着姿で士郎を背中越しに抱きしめながら発した問い。 | | :上記の劇場版HF第2章での濡れ場に繋がる場面。夜分遅くに就寝中だった士郎の部屋を訪れ、下着姿で士郎を背中越しに抱きしめながら発した問い。 |
− | :それまでの控えめな彼女らしからぬ(半ば逆夜這いのような)大胆な行動ではあるが、これは直前のシーンで士郎と凜の会話を盗み聞きする中で唯一自分だけの思い出だと思っていた士郎の走り高跳びの記憶を凜も共有していたことを知ってしまい、士郎を凜に取られてしまうという焦りがあったが故であった。 | + | :それまでの控えめな彼女らしからぬ(半ば逆夜這いのような)大胆な行動ではあるが、これは直前のシーンで士郎の走り高跳びの記憶を凜も共有していたことを盗み聞いてしまい、士郎を凜に取られてしまうという焦りが生じた故の行動であった。 |
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| ;桜「それは家族として、ですか?それとも、女の子として…ですか?」<br>士郎「…ああ。俺は、桜が好きだ」<br>桜「なら……抱いて下さい」 | | ;桜「それは家族として、ですか?それとも、女の子として…ですか?」<br>士郎「…ああ。俺は、桜が好きだ」<br>桜「なら……抱いて下さい」 |
− | :上記の続き。前述の問いに対し、「俺の方が桜に居て欲しかった」という返答を返した士郎に対し、彼にとって自分がどのような存在なのか知るべく問いを重ねる。 | + | :上記の続き。前述の問いに「俺の方が桜に居て欲しかった」という返答をした士郎に対し、彼にとって自分がどのような存在なのか知るべく問いを重ねる。 |
| :そして、遂に待ち望んでいた言葉を得た事で秘めた感情が抑えきれなくなり、女性として自身を愛してくれるよう懇願する。 | | :そして、遂に待ち望んでいた言葉を得た事で秘めた感情が抑えきれなくなり、女性として自身を愛してくれるよう懇願する。 |
| :この後、積年の想いが叶って士郎と結ばれた事で精神的な余裕が生まれ、凜を「姉さん」と呼べるようになった。 | | :この後、積年の想いが叶って士郎と結ばれた事で精神的な余裕が生まれ、凜を「姉さん」と呼べるようになった。 |
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| :ゲーム版ではこのあたりの描写は背景絵と効果音のみであったが、劇場版アニメでは「夢の中」という表現からかメルヘンチックなものになっており、動物達と共に森の中を進んで行き、集まってきた人形を飴玉に変えてぱくりと食べる表現になっている。……当然ながら、'''上記の「捕食」の暗喩である'''。 | | :ゲーム版ではこのあたりの描写は背景絵と効果音のみであったが、劇場版アニメでは「夢の中」という表現からかメルヘンチックなものになっており、動物達と共に森の中を進んで行き、集まってきた人形を飴玉に変えてぱくりと食べる表現になっている。……当然ながら、'''上記の「捕食」の暗喩である'''。 |
| :余談だが人形が破裂して飴玉が転がってくる描写は「ピニャータ」というくす玉人形がモチーフとなっており、中南米で子どものお祭りに実際に使われているものである。 | | :余談だが人形が破裂して飴玉が転がってくる描写は「ピニャータ」というくす玉人形がモチーフとなっており、中南米で子どものお祭りに実際に使われているものである。 |
| + | |
| + | ;「こんな人──いなければいいのに」 |
| + | :間桐邸に帰宅したら慎二に暴行を受け、あまつさえ「士郎に(兄の自分と桜が)肉体関係を持っていることを教えてやろうか」と言われた際に強い憎悪を抱く。桜が長年堰き止めていた[[アンリマユ|ソレ]]は形になり、慎二に容赦なく襲い掛かってしまう。その直後に今までの自分の無意識下の行いを自覚した桜は、遂にマキリの杯として覚醒する。 |
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| ;「私は姉さんがうらやましかった!」 | | ;「私は姉さんがうらやましかった!」 |
− | :彼女の隠し続けた本心の象徴。姉・凛は才色兼備にして優雅、優秀な魔術師であり、桜の憧れでもあった。それと同時に、羨望の対象でもあり、強い劣等感の根源でもあった。 | + | :マキリの杯として覚醒した力を行使する桜だが、対峙した凛に次々と対処されてしまい、とうとう胸に秘めていた羨望と憧憬を口にする。遠坂家の娘として育てられ、学園では才色兼備の優等生、魔術師としても優秀な姉の在り方に強く憧れており、劣等感を刺激する元凶でもあった。一度でも姉に勝って褒めてほしかったと後に吐露するが、素っ気ない言葉を返されたことで呆然とし、激昂する。 |
| + | :余談だが、桜が無意識に使役した影は凛に対して過剰に攻撃的である。 |
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− | ;「――約束の日を迎える為に、永く種を蒔き続ける。贖いの花。私の罪が赦されるまで、ここで春を待ちましょう。」 | + | ;「――約束の日を迎える為に、永く種を蒔き続ける。贖いの花。私の罪が赦されるまで、ここで春を待ちましょう」 |
− | :Heaven's Feelノーマルエンドのエピローグ。誰もいなくなった衛宮邸を藤ねえから託されて、何度も何度も春が訪れ、永い永い時が過ぎていく。……遠い月日が過ぎてから見た光景は、懐かしい坂道からは、あの頃の姿のまま、[[衛宮士郎|少年]]が手を振って――― | + | :Heaven's Feelノーマルエンドのエピローグ。誰もいなくなった衛宮邸を藤ねえから託されて、何度も何度も春が訪れ、永い永い時が過ぎていく。……遠い月日が過ぎてから見た光景は、懐かしい坂道で、あの頃の姿のままの[[衛宮士郎|少年]]が手を振って――― |
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| ;凛「桜、幸せ?」<br>桜「はい」 | | ;凛「桜、幸せ?」<br>桜「はい」 |
− | :Heaven's Feelトゥルーエンドのエピローグ。短いがその言葉に全てが込められた姉からの質問に対して桜は満面の笑みで答える。 | + | :Heaven's Feelトゥルーエンドのエピローグ。全てが込められた姉からの短い質問に対して桜は満面の笑みで答える。 |
− | :「いつか自分の前以外でも笑えるように」と願った士郎の願いが叶ったことを象徴するシーン。 | + | :「いつか自分の前以外でも笑えるように」という士郎の願いが叶ったことを象徴するシーン。 |
| :長かった夜は明け、物語はその幕を閉じる。 | | :長かった夜は明け、物語はその幕を閉じる。 |
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| ;「ふ―――うふふふふ。年頃の女の子の部屋に無断で入るなんて、困った人もいるものですねー。<br> 恥ずかしいなあ、許せないなあ、いくら兄妹でもちょっと見過ごせないかなー♡」 | | ;「ふ―――うふふふふ。年頃の女の子の部屋に無断で入るなんて、困った人もいるものですねー。<br> 恥ずかしいなあ、許せないなあ、いくら兄妹でもちょっと見過ごせないかなー♡」 |
− | :ハートマーク付きだが、実際には恐ろしい迫力である。女子のプライベートを覗くのであれば命懸けで行動しなければならないようだ。 | + | :自らの魔術工房───もとい自分の部屋に勝手に入られた時のセリフ。ハートマーク付きだが、実際には恐ろしい迫力である。女子のプライベートを覗くのであれば命懸けで行動しなければならないようだ。 |
− | | + | :なお、この工房にはライダーの他者封印・鮮血神殿を桜独自にアレンジし、さらには[[メディア|キャスター]]の手解きを受けたオリジナル魔術が仕掛けられており、臓硯にすら抜け出すのが難しいと言わしめたほど。 |
| ;「だめー! くじけそうになる発言は禁止ーーー!」 | | ;「だめー! くじけそうになる発言は禁止ーーー!」 |
| :最終決戦にて、自分はこの場所を任されたと言い聞かせるも、ライダーから「まあ、実際置いていかれた訳ですが」と突っ込まれた際の台詞。『hollow』の桜は精神的に成長したところが垣間見れるが、弱気な部分もやはり残っていることがわかる。 | | :最終決戦にて、自分はこの場所を任されたと言い聞かせるも、ライダーから「まあ、実際置いていかれた訳ですが」と突っ込まれた際の台詞。『hollow』の桜は精神的に成長したところが垣間見れるが、弱気な部分もやはり残っていることがわかる。 |
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| ===カプセルさーばんと=== | | ===カプセルさーばんと=== |
| ;「……(なんてすてきな人なんだろう……)うん、わかった。私が負けたら、およめさんになってあげるね」 | | ;「……(なんてすてきな人なんだろう……)うん、わかった。私が負けたら、およめさんになってあげるね」 |
− | :シロウに出会って早々惹かれたらしい。 | + | :チュートリアルであっさりやられたシンジの仇を討ちにシロウを探しに来たのだが、出会って早々惹かれたらしい。何と言うか、このシーンの二人は'''全く会話が成立してない。''' |
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| ;「……なるほど、……で、他に何か言い残すことはありますか?」<br>「 元 お 父 さ ん ? 」 | | ;「……なるほど、……で、他に何か言い残すことはありますか?」<br>「 元 お 父 さ ん ? 」 |
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| *HFルートでは最後に彼女が強く憧れ、同時に妬んだ姉の献身と士郎の意志により、救いの道へと引き戻された。この一件もあったことからか、半年後の『hollow』では弓道部の部長としての一面や友人を持ち始め徐々に外交的にもなり始めるなど、精神的にも成長している姿も見える。 | | *HFルートでは最後に彼女が強く憧れ、同時に妬んだ姉の献身と士郎の意志により、救いの道へと引き戻された。この一件もあったことからか、半年後の『hollow』では弓道部の部長としての一面や友人を持ち始め徐々に外交的にもなり始めるなど、精神的にも成長している姿も見える。 |
| *深い悲しみと闇を抱えたヒロインだが、'''士郎にとっては日常の象徴であり、「人間の振りをしているロボット」と呼ばれる彼を人間に戻すことの出来る唯一の存在'''である。 | | *深い悲しみと闇を抱えたヒロインだが、'''士郎にとっては日常の象徴であり、「人間の振りをしているロボット」と呼ばれる彼を人間に戻すことの出来る唯一の存在'''である。 |
− | *DEENアニメ版(Fateルート)では、桜が魔術師であることに気付いた[[メディア|キャスター]]に拉致され、聖杯降霊の拠り代にされそうになるというオリジナルエピソードがある。その時に着ていたボンデージ衣装はセイバーに着替えさせたのと同じ理由でキャスターが用意したという設定である。この設定は奈須きのこが「空気の読めない桜らしい姿」という理由から発案し、武内崇がデザインしたものである。『ゲーマガ』(2007年)に奈須がそれを明かすまではアニメスタッフのオリジナルという噂が広まってしまっており、批判の対象になっていた。奈須は「空気を読めないのは僕でした」と反省していたが、武内は「お気に入りは桜のボンテージ衣装」と答える等、好印象を持っている事が伺える。この批判を踏襲してか、この頃の奈須はアニメの脚本会議には毎回出席していたと強調する姿が見られた。 | + | *DEENアニメ版(Fateルート)では、桜が魔術師であることに気付いた[[メディア|キャスター]]に拉致され、聖杯降霊の拠り代にされそうになるというオリジナルエピソードがある。その時に着ていたボンテージ衣装はセイバーに着替えさせたのと同じ理由でキャスターが用意したという設定である。この設定は奈須きのこ氏が「空気の読めない桜らしい姿」という理由から発案し、武内崇氏がデザインしたものである。『ゲーマガ』(2007年)に奈須氏がそれを明かすまではアニメスタッフのオリジナルという噂が広まってしまっており、批判の対象になっていた。奈須氏は「空気を読めないのは僕でした」と反省していたが、武内氏は「お気に入りは桜のボンテージ衣装」と答える等、好印象を持っている事が伺える。この批判を踏襲してか、この頃の奈須氏はアニメの脚本会議には毎回出席していたと強調する姿が見られた。 |
| + | **このボンテージ衣装をオマージュしたのかは定かでないが、後に桜と同じ顔である[[キングプロテア (Grand Order)|キングプロテア]]は霊衣にてボンテージ姿となる。 |
| *没プロットでは天の杯の中で融合七英霊として猛威を奮う隠しルートがあったとか<ref group="出">「Fate Heroine REVIEW」『Fate/side side materiale 3』</ref>。少年の夢が……。 | | *没プロットでは天の杯の中で融合七英霊として猛威を奮う隠しルートがあったとか<ref group="出">「Fate Heroine REVIEW」『Fate/side side materiale 3』</ref>。少年の夢が……。 |
− | *黒桜のコンセプトは、ギルガメッシュとは違う「負の象徴としての立ち位置」で、あからさまな悪人ではなく、犠牲者、生贄として見て欲しかったと奈須はコメントしている<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』41ページ">「奈須きのこ&武内崇・キャラクター別対談-間桐桜」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.41</ref>。 | + | *黒桜のコンセプトは、ギルガメッシュとは違う「負の象徴としての立ち位置」で、あからさまな悪人ではなく、犠牲者、生贄として見て欲しかったと奈須氏はコメントしている<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』41ページ">「奈須きのこ&武内崇・キャラクター別対談-間桐桜」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.41</ref>。 |
| **プロットでは初期段階から「桜がボス化する」というものがあって、そのキャラクターが『月姫』の[[琥珀]]、『空の境界』の[[浅上藤乃]]の系譜であるという段階で、彼女の精神が最後に病むところまで固まった。 | | **プロットでは初期段階から「桜がボス化する」というものがあって、そのキャラクターが『月姫』の[[琥珀]]、『空の境界』の[[浅上藤乃]]の系譜であるという段階で、彼女の精神が最後に病むところまで固まった。 |
| ***黒化するのであればデザインも大幅に変えたほうがいいだろうということで、ボスキャラを臭わせる衣装をイメージして描いたとのこと。また、桜の紋様には呪いのイメージを込めていた。イリヤには全身にタトゥーみたいな紋様が入るので、その対比として桜はもっと恨み節の呪詛みたいなものが張り付いているイメージだとか<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』41ページ"/>。 | | ***黒化するのであればデザインも大幅に変えたほうがいいだろうということで、ボスキャラを臭わせる衣装をイメージして描いたとのこと。また、桜の紋様には呪いのイメージを込めていた。イリヤには全身にタトゥーみたいな紋様が入るので、その対比として桜はもっと恨み節の呪詛みたいなものが張り付いているイメージだとか<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』41ページ"/>。 |
| **余談ではあるが、実ははいてない。それどころか服を着てすらいない。そして裸足であるのだが、日本のオバケをイメージしたのだとか<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』41ページ"/>。 | | **余談ではあるが、実ははいてない。それどころか服を着てすらいない。そして裸足であるのだが、日本のオバケをイメージしたのだとか<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』41ページ"/>。 |
− | *黒桜の<del>黒ウィンナー</del>影は奈須が「登場人物たちが“まったく訳のわからないモノ”に殺されるシチュエーションにしたい」と要望してデザインされた。スプラッタな怪物ではなく幾何学的なビジターといった二次元的なモノにしようと「テルテル坊主が怖くなったイメージで」と補足したところ、これだというものが上がった。 | + | *黒桜の<del>黒ウィンナー</del>影は奈須氏が「登場人物たちが“まったく訳のわからないモノ”に殺されるシチュエーションにしたい」と要望してデザインされた。スプラッタな怪物ではなく幾何学的なビジターといった二次元的なモノにしようと「テルテル坊主が怖くなったイメージで」と補足したところ、これだというものが上がった。 |
− | **当時はまだシナリオが上がっていない頃ということもあってか、スタッフの間も意見が割れたような空気もあったものの説得する形で採用した。これは、奈須がホラー映画『リング』がテレビから出てくるシーンを見て「肉を持ったヒトガタの生物なら倒せない道理はない」と思い「そういうもの」じゃない怖さを欲したのが元である<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』41ページ"/>。 | + | **当時はまだシナリオが上がっていない頃ということもあってか、スタッフの間も意見が割れたような空気もあったものの説得する形で採用した。これは、奈須氏がホラー映画『リング』がテレビから出てくるシーンを見て「肉を持ったヒトガタの生物なら倒せない道理はない」と思い「そういうもの」じゃない怖さを欲したのが元である<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』41ページ"/>。 |
| *発売前人気投票ではバーサーカーと同票。サーヴァントであるライダーに毎回人気投票で負けているのが半ばお約束になっていたが、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では8位を獲得。遂にライダー(23位)に勝利した。 | | *発売前人気投票ではバーサーカーと同票。サーヴァントであるライダーに毎回人気投票で負けているのが半ばお約束になっていたが、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では8位を獲得。遂にライダー(23位)に勝利した。 |
| *お母さんの葵、お姉さんの凛は似通った体型なのに、桜だけナイスバディとなっている。<del>間桐の蟲の影響?</del> ただし、桜自身は「太っている」と認識<ref group="注">体重計が苦手なのもこのため。</ref>。二重の意味で姉の歯がぎりぎり言いそう。<br>ちなみに身長体重をBMI(肥満度)に当てはめれば18.9(18.5以下で「痩せている」)と、どう考えても世の女性方が羨ましがる数値である。 | | *お母さんの葵、お姉さんの凛は似通った体型なのに、桜だけナイスバディとなっている。<del>間桐の蟲の影響?</del> ただし、桜自身は「太っている」と認識<ref group="注">体重計が苦手なのもこのため。</ref>。二重の意味で姉の歯がぎりぎり言いそう。<br>ちなみに身長体重をBMI(肥満度)に当てはめれば18.9(18.5以下で「痩せている」)と、どう考えても世の女性方が羨ましがる数値である。 |
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| *料理をはじめとする家事のスキルは衛宮邸に通うようになってから身につけたもの。士郎はそっち方面の師匠にあたる。<br>なお、桜に家事スキルがなかった頃は、間桐邸では家政婦を雇っていた。『hollow』では解雇して、桜(と一応は慎二)が家事をしている。 | | *料理をはじめとする家事のスキルは衛宮邸に通うようになってから身につけたもの。士郎はそっち方面の師匠にあたる。<br>なお、桜に家事スキルがなかった頃は、間桐邸では家政婦を雇っていた。『hollow』では解雇して、桜(と一応は慎二)が家事をしている。 |
| *間桐の'''「身内を虐める」悪癖'''に加え、(凛や時臣ほど目立たないが)「'''遠坂うっかりエフェクト'''」をも受け継いでしまっている。 | | *間桐の'''「身内を虐める」悪癖'''に加え、(凛や時臣ほど目立たないが)「'''遠坂うっかりエフェクト'''」をも受け継いでしまっている。 |
− | *慎二にライダーのマスター権を譲渡する際に与えられた「偽臣の書」だが、『Zero』でも[[衛宮切嗣]]が僅かに言及している場面がある。このことから、「偽臣の書」が慎二・桜・ライダー間(間桐一族内)で行われた契約の譲渡に固有のアイテムではないことが伺える。 | + | *慎二にライダーのマスター権を譲渡する際に与えられた「偽臣の書」だが、『Zero』でも[[衛宮切嗣]]が僅かに言及している場面がある。このことから、「偽臣の書」が慎二・桜・ライダー間(間桐一族内)で行われた契約の譲渡に固有のアイテムではないことが伺える。作中の発言からやはり英雄王ギルガメッシュも所持しているとのこと。この事からも英雄王も認めるれっきとした魔術的な宝物、もしくは宝具の一種で価値がそれなりにある物だと言う事が解る。 |
| *『stay night』を見るとノーマルエンドでは独学で学びなお弟子を取ったり、トゥルーエンドではライダーから教わり遠坂としての管理を継ぐなど、いずれも魔術に関わる道を進むことになる彼女だが、唯一『hollow』では樹医になることを考えているなど、雁夜の望んでいた魔術には関わらない道を歩む可能性も持っている。 | | *『stay night』を見るとノーマルエンドでは独学で学びなお弟子を取ったり、トゥルーエンドではライダーから教わり遠坂としての管理を継ぐなど、いずれも魔術に関わる道を進むことになる彼女だが、唯一『hollow』では樹医になることを考えているなど、雁夜の望んでいた魔術には関わらない道を歩む可能性も持っている。 |
| *『Fate/stay night[Réalta Nua]』で差し替えられたイベントには、体内の蟲が魔力を欲しがったために'''士郎の指から血を吸う'''、というものがある。桜いわく「魔術師の血にはよく魔力が溶ける」との事で、もちろん桜が吸血鬼というわけではない(CGあり)。 | | *『Fate/stay night[Réalta Nua]』で差し替えられたイベントには、体内の蟲が魔力を欲しがったために'''士郎の指から血を吸う'''、というものがある。桜いわく「魔術師の血にはよく魔力が溶ける」との事で、もちろん桜が吸血鬼というわけではない(CGあり)。 |
− | *序盤で士郎が慎二の暴力だと思った手の痣は、本当に慎二は関係ないとのこと<ref group = "出">「[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520971564708159488 Fate/stay night公式アカウントTwitter-2014年10月12日1:17]」</ref>。 | + | *序盤で士郎が慎二の暴力だと思った手の痣は、本当に慎二は関係ないとのこと。<ref group = "出">「[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520971564708159488 Fate/stay night公式アカウントTwitter-2014年10月12日1:17]」</ref>。令呪の兆しをたまたま士郎が見つけて勘違いしただけ。 |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |