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*娘の凛は「ギルガメッシュと最高に相性がいい」と公式にコメントされているというのに、同じく金のかかる父親の方は見限られてしまった。うっかり屋と慢心王という面では共通するものがあるのだが。
*娘の凛は「ギルガメッシュと最高に相性がいい」と公式にコメントされているというのに、同じく金のかかる父親の方は見限られてしまった。うっかり屋と慢心王という面では共通するものがあるのだが。
**ギルガメッシュ本人は当初は臣下と振る舞う時臣に対し、アレはアレでこの時代にしては稀少な男とそれなりに評価していた。が、采配や目的などが原因で「つまらない男」と徐々に評価を下げていくも臣下の礼に免じてその方針に従っているという状態になってしまった。<br />上記の底意についてはむしろ、「見所がある」として一定の評価を下している。しかし、「つまらない男」から格上げされるには時機を逸し、造反を留まらせるには内容がアレだった。
**ギルガメッシュ本人は当初は臣下と振る舞う時臣に対し、アレはアレでこの時代にしては稀少な男とそれなりに評価していた。が、采配や目的などが原因で「つまらない男」と徐々に評価を下げていくも臣下の礼に免じてその方針に従っているという状態になってしまった。<br />上記の底意についてはむしろ、「見所がある」として一定の評価を下している。しかし、「つまらない男」から格上げされるには時機を逸し、造反を留まらせるには内容がアレだった。
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*『stay night』での凛曰く、「十分長生きしたって言うか、天寿は全うした」。凛が強がっていたという仮定を加味しても、SN時点ではかなり高齢な父親を想定していたことが伺える。
*『stay night』での凛曰く、「十分長生きしたって言うか、天寿は全うした」。凛が強がっていたという仮定を加味しても、SN時点ではかなり高齢な父親を想定していたことが伺える。
**そもそも、予想外に準備期間が短かった第五次は止むを得ないが「聖杯戦争参加者は確実に家が続くように後継者を用意しておく必要がある」ので、時臣は第三次が開催される時期である1940年頃には産まれてないといけない。30歳前後の雁夜とは、容姿はまだしも実年齢と精神年齢は本来親子程も離れており、どう見てもおかしい。
**そもそも、予想外に準備期間が短かった第五次は止むを得ないが「聖杯戦争参加者は確実に家が続くように後継者を用意しておく必要がある」ので、時臣は第三次が開催される時期である1940年頃には産まれてないといけない。30歳前後の雁夜とは、容姿はまだしも実年齢と精神年齢は本来親子程も離れており、どう見てもおかしい。
↑第三次に参加したのは時臣の祖父にあたり、時臣の父親が後継者となっていた(この父と璃正神父との間に友誼が結ばれた)。この時、時臣はまだ産まれていないと考えられる。祖父は第三次で死亡したが父は生き残っており、後に時臣が儲けられた。「第三次が開催される時期である1940年頃には(時臣が)産まれてないといけない」とは、少なくとも、他に考える余地が無く断定された事実、とは決して言えない。。
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*PS2版「Fate/stay night」及びTVアニメ版「Fate/stay night」に登場していたキャラクターのキャストが変更されていない「Fate/Zero」のアニメにおいて、唯一キャストが変更されたのが時臣である。これは、TVアニメ版SNで時臣を演じた辻谷耕史氏が声優ではなく音響監督として参加したついでに少ししか喋らない時臣を演じた(正式にキャスティングされたわけではなかった)ことが原因と推測される。
*PS2版「Fate/stay night」及びTVアニメ版「Fate/stay night」に登場していたキャラクターのキャストが変更されていない「Fate/Zero」のアニメにおいて、唯一キャストが変更されたのが時臣である。これは、TVアニメ版SNで時臣を演じた辻谷耕史氏が声優ではなく音響監督として参加したついでに少ししか喋らない時臣を演じた(正式にキャスティングされたわけではなかった)ことが原因と推測される。
*ケイネスとも共通するが、その「魔術師らしさ」が確固たる自信と同時に「魔術師の常識」(≒自身の価値観)の枠外にある要素や行動を想定しきれない・しない傲岸さを生み、「隠れた己の失態や敗因たり得るものに気付けない」、「自身の間違いを考慮できない」という人間性とつながっている。切嗣をはじめ魔術師としてイレギュラーな存在が集った聖杯戦争において、ある意味、「正道の魔術師らしさ」こそが彼らの最大の敗因だったのかもしれない。
*ケイネスとも共通するが、その「魔術師らしさ」が確固たる自信と同時に「魔術師の常識」(≒自身の価値観)の枠外にある要素や行動を想定しきれない・しない傲岸さを生み、「隠れた己の失態や敗因たり得るものに気付けない」、「自身の間違いを考慮できない」という人間性とつながっている。切嗣をはじめ魔術師としてイレギュラーな存在が集った聖杯戦争において、ある意味、「正道の魔術師らしさ」こそが彼らの最大の敗因だったのかもしれない。
**もっとも、時臣最大の想定外「綺礼とギルガメッシュの離反」をあの条件で時臣に見抜けというのはかなり無茶な話ではあるのだが。
**もっとも、時臣最大の想定外「綺礼とギルガメッシュの離反」をあの条件で時臣に見抜けというのはかなり無茶な話ではあるのだが。
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*遠坂家の命題は「宝石剣の再現」であり根源への到達は二の次な筈だが、作中では忘れ去られている。典型的な貴族魔術師を表現しようという、作者の違いから生じた意図によるものと思われる。
*遠坂家の命題は「宝石剣の再現」であり根源への到達は二の次な筈だが、作中では忘れ去られている。典型的な貴族魔術師を表現しようという、作者の違いから生じた意図によるものと思われる。
↑「根源への到達」は(基本的に)魔術師すべてにとっての至上目的。「そのために何を学ぶか・何を修得するか」の違いがあるだけ。「宝石剣の再現」はゼルレッチに与えられた当面の課題であり、最終的な「根源への到達」のための過程・踏み台にすぎない。「根源への到達は二の次な筈」なんてことはない。そもそも根源への到達が宝石剣の再現よりも目的として劣るなら、時臣に限らず遠坂家そのものがマキリ・アインツベルンに協力して聖杯戦争のシステムを作る理由からしてないことになってしまう。
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;Fateの舞台装置
;Fateの舞台装置
:Fateメインヒロイン3人の内の2人の実父であり、桜を間桐へ養子に出した張本人であり、ギルガメッシュを現代に召喚した初代マスターであり、言峰綺礼を聖杯戦争と結びつけた魔術の師であり、凛にアーチャーを召喚させることになった宝石を遺した人物であり……と、『Fate/stay night』の物語に与えた影響は細かく挙げだすとキリがなく、時臣の存在(設定)なくしてFateは始まらないレベル。その様はTYPE-MOONファンから「ラスボスメーカー」「Fateの舞台装置」と評(揶揄)されるほど。逆に言えば、『Fate/Zero』において、「時臣の物語」は必要でも、「時臣の活躍」は必ずしも必要ではないのかも知れない。
:Fateメインヒロイン3人の内の2人の実父であり、桜を間桐へ養子に出した張本人であり、ギルガメッシュを現代に召喚した初代マスターであり、言峰綺礼を聖杯戦争と結びつけた魔術の師であり、凛にアーチャーを召喚させることになった宝石を遺した人物であり……と、『Fate/stay night』の物語に与えた影響は細かく挙げだすとキリがなく、時臣の存在(設定)なくしてFateは始まらないレベル。その様はTYPE-MOONファンから「ラスボスメーカー」「Fateの舞台装置」と評(揶揄)されるほど。逆に言えば、『Fate/Zero』において、「時臣の物語」は必要でも、「時臣の活躍」は必ずしも必要ではないのかも知れない。