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− ===Fate/unlimited codes===
− ;「光の御子との手合わせとは……身に余る栄誉でありました。その勇姿、胸に刻みます」
− :対ランサー勝利セリフ。
− :フィオナ騎士団の時代には既にクー・フーリンの名が大英雄として知られていた事を考えると、それはもう感激もひとしおであろう。
−
− ;「これぞ、待ち望んだ結末だ。セイバー、再び巡り会えた運命に、心から感謝する」
− :対セイバー勝利セリフ。
− :かつて決着をつけられなかったセイバーとの戦いを噛み締めている。
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− ***作中では語られていないが、伝承では彼が主君と和解してから最期を迎えるまでには16年の間がある。その間は姫と結婚して寄り添い、子供も3人(4人とも言われる)も設けている。さすがに「これで不幸か?」という印象になってしまうためか省略されたと思われる。
− ***もっともグラニアはディルムッドの死後、フィンと再婚しているという伝承もあるので、それを踏まえればやっぱり不幸である。逆にディルムッドの後を追うように死んだとする伝承も存在する。<br>なお、フィンがディルムッドを見殺しにしてグラニアを娶った事はフィアナ騎士団からも非難の声が上がっており、フィンの孫であったオスカはディルムッドの親友であり、最後までディルムッドを救うよう頼んでいたため、祖父との間に確執が出来ている。
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− ***「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」は伝承によると、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していたもの。+
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− **また、石化の[[魔眼]]に悩まされているライダーは、魔貌によって不自由な生を送ったディルムッドに、思うところがあるような言葉をかける。ちなみにキャスター曰く「これだから顔がいい男は! 油断! ならないのよ!」とのこと。
− *仮にクー・フーリンと戦った場合、虚淵氏は「クー・フーリンの戦闘能力には一歩譲る」とコメント。<br>奈須氏は「同じランサーであるクー・フーリンとディルムッドがガチンコで戦ったら、どっちが勝ちますか? 初登場時のクー・フーリンはセイバーに押しまくられましたが、ディルムッドは逆に押してましたよね? ということはディルムッドのほうが強い……?」という質問に対して<br>「ディルムッドはマスターからのバックアップ(魔力供給量)が優れているので、単純な火力勝負ならディルムッドに軍配が上がるかと。日本ではどちらも地形効果はゼロですが、舞台がアイルランドならクー・フーリンに一本かと」(原文)と回答している。「ディルムッドはマスターからのバックアップが優れているので~」'''「単純な火力勝負なら~」'''と条件が補足されている通り、虚淵氏は「戦闘能力」、奈須氏は「マスター差も含めた火力勝負」の話であり、別に2人の発言は矛盾していない。また、虚淵氏は戦闘能力では上とは言っているが「クーフーリンが勝つ」とは言っていない。逆に奈須氏も火力だけで戦った場合はディルムッドが勝つとは言っているが何でもありの条件で「ディルムッドが勝つ」とは言っていない。そもそも対軍宝具がないディルムッドが火力勝負で勝つとしている時点で恐らく白兵戦(宝具抜き)での話と思われる。
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− **やや穿った見方ながら、ランサー陣営のこじれた人間関係がまるで生前のディルムッドを彷彿とさせることから、「ケイネスとソラウの二人分担による変則召喚そのものが触媒のように作用し、召喚に何かしら影響を及ぼしていたのではないか」という推察もある。
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編集の要約なし
| 依代 =
| 依代 =
| 読み =
| 読み =
| 外国語表記 = Diarmuid Ua Duibhne
| 外国語表記 = Diarmaid O Duibhne<ref group="出">『material/Zero』p.19</ref><br>Diarmuid Ua Duibhne(FGO)<ref group="出">『Fate/Grand Order material II』p.298</ref>
| 初登場作品 = [[Fate/Zero]]
| 初登場作品 = [[Fate/Zero]]
| 声優 = 緑川光
| 声優 = 緑川光
| 苦手な物 = 恋する乙女、嫉妬深い男
| 苦手な物 = 恋する乙女、嫉妬深い男
| 天敵 = ソラウ、ケイネス
| 天敵 = ソラウ、ケイネス
| デザイン = 武内崇<br />また(FGO)
| デザイン = 武内崇<br>また(FGO)
| 設定作成 = 奈須きのこ<br />虚淵玄
| 設定作成 = 奈須きのこ<br>虚淵玄
| レア度 = ☆3
| レア度 = ☆3
}}
}}
:『[[Fate/Zero]]』では[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において、[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]によって召喚される。
:『[[Fate/Zero]]』では[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において、[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]によって召喚される。
:生前、主君の婚約者から主への裏切りをゲッシュにより強制され、悩んだ末に愛に応えることを選んだという逸話を持つ。そのことに後悔はないが、主君への忠義と騎士としての本懐を最後まで全うしきれなかった未練から、今回は愛でなく忠義を選ぼうと心に決めて第四次聖杯戦争に挑む。しかし彼の生前を知るケイネスは自らのサーヴァントを信用しきれず、ことあるごとに痛罵する。それでもなお、彼は献身的に主へと仕えようとした。
:生前、主君の婚約者から主への裏切りをゲッシュにより強制され、悩んだ末に愛に応えることを選んだという逸話を持つ。そのことに後悔はないが、主君への忠義と騎士としての本懐を最後まで全うしきれなかった未練から、今回は愛でなく忠義を選ぼうと心に決めて第四次聖杯戦争に挑む。しかし彼の生前を知るケイネスは自らのサーヴァントを信用しきれず、ことあるごとに痛罵する。それでもなお、彼は献身的に主へと仕えようとした。
:だが、ケイネスの婚約者である[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]がディルムッドの持つ魔貌による魅了を受け入れてしまい、盲目的なまでの恋慕を寄せる。奇しくも生前と同じ状況に陥りながらも、彼はあくまでも忠義を貫こうとするのだが、切嗣によって人質にされたソラウを救うことを選んだケイネスに令呪によって自決させられてしまう。
:だが、ケイネスの婚約者である[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]がディルムッドの持つ魔貌による魅了を受け入れてしまい、盲目的なまでの恋慕を寄せる。奇しくも生前と同じ状況に陥りながらも、彼はあくまでも忠義を貫こうとするが、切嗣によって人質にされたソラウを救うことを選んだケイネスに令呪によって自決させられる。
:結局、最後まで信頼関係を築けなかった挙句に生前と同じく主に殺された事を思い出した彼は、血涙を流しながら悪鬼の形相でその場にいた者に怨嗟をぶつけながら消滅した。
:結局、最後まで信頼関係を築けなかった挙句に生前と同じく主に殺された事を思い出した彼は、血涙を流しながら悪鬼の形相でその場にいた者に怨嗟をぶつけながら消滅した。
:『[[Fate/Grand Order]]』第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』では西暦1783年のアメリカに召喚され、ケルト軍の将として登場。
:『[[Fate/Grand Order]]』第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』では西暦1783年のアメリカに召喚され、ケルト軍の将として登場。
:右目の下に泣き黒子のある美男子。
:右目の下に泣き黒子のある美男子。
:忠義に篤く、名誉ある戦いを重んずる英霊らしい英霊。生前、向けられた愛情に折れて主君を裏切り、それにより最期は主君に見殺しにされた彼であるが、忠義より愛を選んだ己の行動に後悔はなく、自分を見殺しにした主への恨みもない。主君と酌み交わした杯も、妻と囁きあった睦言もかけがえのない記憶として残っている。
:忠義に篤く、名誉ある戦いを重んずる英霊らしい英霊。生前、向けられた愛情に折れて主君を裏切り、それにより最期は主君に見殺しにされた彼であるが、忠義より愛を選んだ己の行動に後悔はなく、自分を見殺しにした主への恨みもない。主君と酌み交わした杯も、妻と囁きあった睦言もかけがえのない記憶として残っている。
:しかし、もし二度目の生が与えられるならば、その時は忠義を選ぶ戦いを、という想いから聖杯戦争に参加した。サーヴァントには契約とはまた別に『[[聖杯]]を欲する理由』があるのだが、彼の場合は彼自身がほしがっているわけではなく「主君に聖杯を献上すること」がその理由。だが、世の常のサーヴァントとは異なる彼の有り様は時に誤解を生んでしまうことも。
:しかし、もし二度目の生が与えられるならば、その時は忠義を選ぶ戦いを、という想いから聖杯戦争に参加した。サーヴァントは契約とは別に「[[聖杯]]を欲する理由」を持ってマスターに従うものだが、彼の場合は聖杯そのものではなく「主君に聖杯を献上すること」を欲している。だが、世の常のサーヴァントとは異なる彼の有り様は時に誤解を生んでしまうことも。
:また、高潔さは彼と同じタイプの人間以外からは理解されにくく、そのすれ違いすら呑み込んでしまおうとする結果、ただ亀裂ばかりを広げてしまうこともある。事実、第四次聖杯戦争ではケイネスへ捧げる忠誠に偽りはないが、「騎士の誇りに則った、より価値のある誉れ」を主に捧げようとするあまり、下される方針にただ機械的に従うのでなく主への嘆願を申し出たり、命令にない部分で騎士の道理を通すが、魔術師であるケイネスの理念との相互理解が上手くいかなかったこともあってやること為すこと尽く裏目に出てしまう<ref group="注">後にセイバークラスの彼が登場した際、セイバークラスの彼が「神話の英雄」という側面が強調されているのに対し、ランサークラスの彼は「悲恋の英雄」という側面が強調されるという設定が追加されたため、ある意味では運命だったのかもしれない。</ref>。
:また、高潔さは彼と同じタイプの人間以外からは理解されにくく、そのすれ違いすら呑み込んでしまおうとする結果、ただ亀裂ばかりを広げてしまうこともある。事実、第四次聖杯戦争ではケイネスへ捧げる忠誠に偽りはないが、「騎士の誇りに則った、より価値のある誉れ」を主に捧げようとするあまり、下される方針にただ機械的に従うのでなく主への嘆願を申し出たり、命令にない部分で騎士の道理を通すが、魔術師であるケイネスの理念との相互理解が上手くいかなかったこともあってやること為すこと尽く裏目に出る<ref group="注">後にセイバークラスの彼が登場した際、セイバークラスの彼が「神話の英雄」という側面が強調されているのに対し、ランサークラスの彼は「悲恋の英雄」という側面が強調されるという設定が追加されたため、ある意味では運命だったのかもしれない。</ref>。
:そうした苦難に見舞われても彼の根幹は揺るがなかったが、物事にも限度があり、他者を顧みない悪意に直面し、怨嗟の念に心を焦がしながら、怒り、嘆き、呪いを口にすることもある。
:そうした苦難に見舞われても彼の根幹は揺るがなかったが、物事にも限度があり、他者を顧みない悪意に直面し、怨嗟の念に心を焦がしながら、怒り、嘆き、呪いを口にすることもある。
;能力
;能力
:二刀流ならぬ二槍流の槍兵。それぞれが[[宝具]]で、右手の長槍「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)」と、左手の短槍「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」の二つ。他の宝具のような圧倒的破壊力こそ持たないものの、同じ相手と長期に渡って戦うことに長ける、非常に実用的な宝具。
:二刀流ならぬ二槍流の槍兵。それぞれが[[宝具]]で、右手の長槍「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)」と、左手の短槍「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」の二つ。他の宝具のような圧倒的破壊力こそ持たないものの、同じ相手と長期に渡って戦うことに長ける、非常に実用的な宝具。
:絶世の美男子としても知られ、頬にあるホクロには女性を魅了(チャーム)してしまう呪いがかけられている。これはディルムッド自身にもコントロールできる力ではない。ゆえに彼の貌は「魔貌」と呼ばれている。「[[魔眼]]」が「相手を見る」ことで効果を発揮する能動的な能力であるのに対し、ディルムッドの「魔貌」は「相手に見られる」ことで効果を発揮する受動的な能力である。ただし、そこまで強力な能力ではなく、魔術師であれば難なく抵抗できる程度のもの。実際、アイリスフィールにはレジストされている。ソラウがチャームされたのは、彼女自身に抵抗する意思がなかったためである。
:絶世の美男子としても知られ、頬にあるホクロには女性を魅了(チャーム)してしまう呪いがかけられている。これはディルムッド自身にもコントロールできる力ではない。ゆえに彼の貌は「魔貌」と呼ばれている。「[[魔眼]]」が「相手を見る」ことで効果を発揮する能動的な能力であるのに対し、ディルムッドの「魔貌」は「相手に見られる」ことで効果を発揮する受動的な能力である。ただし、そこまで強力な能力ではなく、魔術師であれば難なく抵抗できる程度のもの。実際、アイリスフィールにはレジストされている。ソラウが魅了されたのは、彼女自身に抵抗する意思がなかったためである。
== 別クラス / バリエーション ==
== 別クラス / バリエーション ==
| rowspan="2"|[[ランサー]] || [[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]] || B || C || A+ || D || E || B || rowspan="2"|対魔力:B || 心眼(真):B<br />愛の黒子:C || style="text-align:left"|
| rowspan="2"|[[ランサー]] || [[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]] || B || C || A+ || D || E || B || rowspan="2"|対魔力:B || 心眼(真):B<br />愛の黒子:C || style="text-align:left"|
|-
|-
| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A+ || D || E || B || 心眼(真):B<br />愛の黒子:C<br />騎士の武略:B || style="text-align:left"|
| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A+ || D || E || B || 心眼(真):B<br>愛の黒子:C<br>騎士の武略:B || style="text-align:left"|
|}
|}
;:破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇(ゲイ・ジャルグ&ゲイ・ボウ)
;:破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇(ゲイ・ジャルグ&ゲイ・ボウ)
::『Grand Order』では上記の2つがセットで宝具として扱われている。
::『Grand Order』では上記の2つがセットで宝具として扱われている。
::「敵単体に超強力な攻撃&敵単体の強化状態を解除&敵単体に呪い状態を付与<ref group = "注">5ターン、オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のQuick属性の宝具。
::「敵単体に超強力な攻撃&敵単体の強化状態を解除&敵単体に呪い状態を付与(5ターン、オーバーチャージで効果UP)」という効果のQuick属性の宝具。
== 使用技 ==
== 使用技 ==
:主には忠誠を、敵には戦士の礼をもって応える騎士の鑑。その在り方からセイバーとはお互い好敵手と認め合う間柄。
:主には忠誠を、敵には戦士の礼をもって応える騎士の鑑。その在り方からセイバーとはお互い好敵手と認め合う間柄。
;[[Fate/Grand Order]]
;[[Fate/Grand Order]]
: 『スカサハ体験クエスト』の開催に伴い実装。
: 「スカサハ体験クエスト」の開催に伴い実装。
:同時に実装されたフェルグス共々「スカサハ体験クエスト」で登場したが、最終パートのみで出番は少なめだった。スカサハやフェルグスは新規キャラクター、彼は元々の出演作がある身と考えれば妥当ではあるか。
:同時に実装されたフェルグス共々「スカサハ体験クエスト」で登場したが、最終パートのみで出番は少なめだった。スカサハやフェルグスは新規キャラクター、彼は元々の出演作がある身と考えれば妥当ではあるか。
:イベント「Fate/Accel Zero Order」では[[ウェイバー・ベルベット|ロード・エルメロイⅡ世]]の策謀によりケイネスが第4次聖杯戦争から撤退、その際に令呪によって主人公たちに預けられる。
:イベント「Fate/Accel Zero Order」では[[ウェイバー・ベルベット|ロード・エルメロイⅡ世]]の策謀によりケイネスが第4次聖杯戦争から撤退、その際に令呪によって主人公たちに預けられる。
===Fate関連作品===
===Fate関連作品===
;[[Fate/Zero#お願い!アインツベルン相談室|お願い!アインツベルン相談室]]
;[[Fate/Zero#お願い!アインツベルン相談室|お願い! アインツベルン相談室]]
:『Fate/Zero』本編で負ったトラウマを無かった事にして現実逃避を図ろうとしたため、アイリによって事実を突きつけられ、本編第16話Bパートの出来事を思い出し血涙を流した。
:『Fate/Zero』本編で負ったトラウマを無かった事にして現実逃避を図ろうとしたため、アイリによって事実を突きつけられ、本編第16話Bパートの出来事を思い出し血涙を流した。
;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]]
;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]]
:召喚者にしての[[令呪]]の所有者(マスター)。
:召喚者にしての[[令呪]]の所有者(マスター)。
:勝利と聖杯を捧げる絶対の主と定め、忠実な騎士として仕える。
:勝利と聖杯を捧げる絶対の主と定め、忠実な騎士として仕える。
:しかし等価交換を原則として生きる典型的な魔術師である彼からは自身の無償の忠義を理解してもらえず。さらにディルムッド自身も主であるケイネス個人への理解を怠っていたことから最期まで信頼関係を築くことができず、最終的には令呪によって自害を強要させられてしまった。
:しかし等価交換を原則として生きる典型的な魔術師である彼からは自身の無償の忠義を理解してもらえず。さらにディルムッド自身も主であるケイネス個人への理解を怠っていたことから最期まで信頼関係を築くことができず、最終的には令呪によって自害を強要させられた。
;[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]
;[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]
:セイバーのマスターであり、勝利のためには手段を択ばない「魔術師殺し」。
:セイバーのマスターであり、勝利のためには手段を択ばない「魔術師殺し」。
:後に彼の謀略のために命を落とすことになる。
:後に彼の謀略のために命を落とすことになる。
;[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]
:既婚の女性を魅了するとは十分な非礼と言われ、無差別に発動するものであって意図しての魅了ではないと弁解する。
;[[ウェイバー・ベルベット]]
;[[ウェイバー・ベルベット]]
:本編では主の(元)教え子もしくはライダーのマスターくらいの認識しかなく、対大海魔戦の際に僅かな会話を交わした程度だが、『ゼロカフェ』や『戦車男』などのスピンアウト系では何かと親しい間柄になることが多い。
:本編では主の(元)教え子もしくはライダーのマスターくらいの認識しかなく、対大海魔戦の際に僅かな会話を交わした程度。
:『ゼロカフェ』や『戦車男』などのスピンアウト系では何かと親しい間柄になることが多い。
===Fate/unlimited codes===
;[[クー・フーリン|ランサー]]
:彼に勝った場合は、彼に畏敬を示す。伝承でディルムッドはクー・フーリンより約300年ほど後の人物だとされている。
:負けた場合、彼からその腕を惜しまれ、「これほどの傑物を私怨で取りこぼすとは魔が差したものだ」とフィン・マックールへの苦言も出る。
:赤枝の騎士団も、『hollow ataraxia』でクー・フーリンが述懐しているように、王による女性絡みの遺恨で騎士の死や離反を招いている。
;[[メドゥーサ|ライダー]]
:石化の[[魔眼]]に悩まされている彼女は、魔貌によって不自由な生を送ったディルムッドに、思うところがあるような言葉をかける。
;[[メディア|キャスター]]
:顔のいい男に良い思い出が無い彼女は、「これだから顔がいい男は! 油断! ならないのよ!」とのこと。
;[[佐々木小次郎|アサシン]]
:二槍流を珍しがられ、風流を解する人物と好感を持たれた。
;[[遠坂凛]]
:魔貌で魅了してしまい、ときめかれる。
;[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]
:美貌は認められるものの、愛の多そうな殿方に興味は無いと言われる。
===お願い!アインツベルン相談室===
;[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリ師匠]]
:浮気のことで私怨をぶつけられ、マスターと分かり合えなかった現実をまざまざと見せ付けられる。まあ本編のディルムッドもソラウに満更でもなかったりするが……
;[[藤村大河|弟子ゼロ号]]
:魔術に縁のない彼女は当然魅了されていたが、ディルムッドの残念な姿を見て目が覚めた。
=== Fate/Grand Order ===
=== Fate/Grand Order ===
;[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕]]
;[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕]]
:双剣を携えセイバーとなった自分自身。
:双剣を携えセイバーとなった自分自身。
:あちらの彼の幕間の物語『双剣、来たる』にてアヴァータの妄念を打ち払うべく、自らの霊基を一時的に貸し与えた。
:あちらの彼の幕間の物語「双剣、来たる」にてアヴァータの妄念を打ち払うべく、自らの霊基を一時的に貸し与えた。
;[[エミヤ〔アサシン〕]]
;[[エミヤ〔アサシン〕]]
;「──今ここで貴様を串刺しにするのがどれだけ容易いか、判っていような? セイバーのマスターよ」<br>「俺のマスターは殺させない。セイバーのマスターも殺さない。俺も彼女も、そのような形での決着は望まない」<br>「ゆめ忘れるな。今この場で貴様が生き長らえるのは、騎士王の高潔さ故であることを」
;「──今ここで貴様を串刺しにするのがどれだけ容易いか、判っていような? セイバーのマスターよ」<br>「俺のマスターは殺させない。セイバーのマスターも殺さない。俺も彼女も、そのような形での決着は望まない」<br>「ゆめ忘れるな。今この場で貴様が生き長らえるのは、騎士王の高潔さ故であることを」
:切嗣によって再起不能にされたケイネスを救出しつつ、セイバー無しで単独行動していた切嗣をあえて見逃す。
:切嗣によって再起不能にされたケイネスを救出しつつ、セイバー無しで単独行動していた切嗣をあえて見逃す。
:全ては騎士の本懐のため―――この選択があれほど無惨な結末を呼び込もうとは…
:全ては騎士の本懐のため―――この選択があれほど無惨な結末を呼び込もうとは……
;「私はサーヴァントであるより以前に一人の騎士なのです。忠義を尽くす君主は、ただ一人しか有り得ない。ソラウ様、どうかご容赦を」
;「私はサーヴァントであるより以前に一人の騎士なのです。忠義を尽くす君主は、ただ一人しか有り得ない。ソラウ様、どうかご容赦を」
;「貴様らは……そんなにも……」<br>「そんなにも勝ちたいか!? そうまでして聖杯が欲しいか!?<br> この俺が……たったひとつ懐いた祈りさえ、踏みにじって……貴様らはッ、何一つ恥じることもないのか!?」<br>「赦さん……断じて貴様らを赦さんッ! 名利に憑かれ、騎士の誇りを貶めた亡者ども……その夢を我が血で穢すがいい!<br> 聖杯に呪いあれ! その願いに災いあれ! いつか地獄の釜に落ちながら、このディルムッドの怒りを思い出せ!」
;「貴様らは……そんなにも……」<br>「そんなにも勝ちたいか!? そうまでして聖杯が欲しいか!?<br> この俺が……たったひとつ懐いた祈りさえ、踏みにじって……貴様らはッ、何一つ恥じることもないのか!?」<br>「赦さん……断じて貴様らを赦さんッ! 名利に憑かれ、騎士の誇りを貶めた亡者ども……その夢を我が血で穢すがいい!<br> 聖杯に呪いあれ! その願いに災いあれ! いつか地獄の釜に落ちながら、このディルムッドの怒りを思い出せ!」
:切嗣の卑劣な作戦で、ケイネスに令呪を用いての自害を強要されたディルムッド。憤怒の血涙を流し、呪詛の断末魔を上げるその姿には常の美貌は見る影なく、切嗣やセイバー、世界全てに向け怨嗟をぶつけ、絶望と共に散っていった。サーヴァント中屈指の悲惨な最期と言える。
:切嗣の卑劣な作戦で、ケイネスに令呪を用いての自害を強要されたディルムッド。憤怒の血涙を流し、呪詛の断末魔を上げるその姿には常の美貌は見る影なく、切嗣やセイバー、世界全てに向け怨嗟をぶつけ、絶望と共に散っていった。サーヴァント中屈指の悲惨な最期と言える。
===Fate/unlimited codes===
;「光の御子との手合わせとは……身に余る栄誉でありました。その勇姿、胸に刻みます」
:対ランサー勝利セリフ。
:フィオナ騎士団の時代には既にクー・フーリンの名が大英雄として知られていた事を考えると、それはもう感激もひとしおであろう。
;「これぞ、待ち望んだ結末だ。セイバー、再び巡り会えた運命に、心から感謝する」
:対セイバー勝利セリフ。
:かつて決着をつけられなかったセイバーとの戦いを噛み締めている。
===Fate/Grand Order===
===Fate/Grand Order===
:真命解放。紅と黄の双槍が敵を穿つ。
:真命解放。紅と黄の双槍が敵を穿つ。
;「おや、あれは…なるほど、此度は味方か。誉れも高き騎士王の剣、頼りにしよう」
;「おや、あれは……なるほど、此度は味方か。誉れも高き騎士王の剣、頼りにしよう」
:アルトリア・ペンドラゴン所属時のマイルーム会話。かつての好敵手との邂逅を喜んでいる。
:アルトリア・ペンドラゴン所属時のマイルーム会話。かつての好敵手との邂逅を喜んでいる。
;「っ!?……征服王……なのか……?<br/>お前が……いったい何がどうやったら十年後にああなるのだ!?」
;「っ!? ……征服王……なのか……? お前が……いったい何がどうやったら十年後にああなるのだ!?」
:アレキサンダー所持時のマイルーム会話。真面目一辺倒の彼は突っ込まずにはいられなかった模様。
:アレキサンダー所持時のマイルーム会話。真面目一辺倒の彼は突っ込まずにはいられなかった模様。
;「なんと!我が王フィン・マックールよ!此度もまた共に戦えるとは、光栄の至りです!<br/>ところで、まさかお妃様も……いえ、何でもありません」
;「なんと! 我が王フィン・マックールよ! 此度もまた共に戦えるとは、光栄の至りです!<br>ところで、まさかお妃様も……いえ、何でもありません」
:フィン・マックール所属時のマイルーム会話。かつての主君と共に戦えるのは本人にとっても幸福なのだろうが、やはり女性関係は気を遣う模様。
:フィン・マックール所属時のマイルーム会話。かつての主君と共に戦えるのは本人にとっても幸福なのだろうが、やはり女性関係は気を遣う模様。
:嫌いなものについてのマイルーム会話。前者は文字通りであるが、後者は一体何を言おうとしたのであろうか。
:嫌いなものについてのマイルーム会話。前者は文字通りであるが、後者は一体何を言おうとしたのであろうか。
; 「おお、主よ……!これほどの心遣いを向けてくれる主君に出逢えるとは、身に余る幸運か……!」
; 「おお、主よ……! これほどの心遣いを向けてくれる主君に出逢えるとは、身に余る幸運か……!」
: 幕間の物語「薔薇の双槍」にて、ロマニから彼自身の深層心理へのレイシフトについて主人公はどうしたいかを聞かれた際、上の選択肢を選んだ場合の台詞。
: 幕間の物語「薔薇の双槍」にて、ロマニから彼自身の深層心理へのレイシフトについて主人公はどうしたいかを聞かれた際、上の選択肢を選んだ場合の台詞。
: 今まで主従関係に運のなかったディルムッドにとって、自分をここまで気遣ってくれる主人公の言葉はまさに感無量なのだろう。
: 今まで主従関係に運のなかったディルムッドにとって、自分をここまで気遣ってくれる主人公の言葉はまさに感無量なのだろう。
: 照れつつも主人公のノリに付き合ってくれる所が彼らしい。
: 照れつつも主人公のノリに付き合ってくれる所が彼らしい。
; 「……あるのでしょう。ですが、それは今ここで置いていきます。<br/>私はそれ以上の “何か” を王から得た。かけがえのない何か───見失ってはならないものを」
; 「……あるのでしょう。ですが、それは今ここで置いていきます。<br>私はそれ以上の “何か” を王から得た。かけがえのない何か───見失ってはならないものを」
: 幕間の物語「薔薇の双槍」にて、主君フィン・マックールの幻影から、自分がやった所業について恨みはないかと尋ねられた時の台詞。
: 幕間の物語「薔薇の双槍」にて、主君フィン・マックールの幻影から、自分がやった所業について恨みはないかと尋ねられた時の台詞。
: 己が無意識に心の奥底へと追いやった『罪悪感』と改めて向き合ったディルムッド。そこでは失ってしまった以上に、自分が生前何よりも大事にしていた『大切なもの』に気づくことが出来た。
: 己が無意識に心の奥底へと追いやった「罪悪感」と改めて向き合ったディルムッド。そこでは失ってしまった以上に、自分が生前何よりも大事にしていた「大切なもの」に気づくことが出来た。
;「<font size=5>チョコは危険ですマスター!!</font>」
;「<font size=5>チョコは危険ですマスター!!</font>」
:眉目麗しい美男子だが、根っこのところはやはりケルト脳というべきか。
:眉目麗しい美男子だが、根っこのところはやはりケルト脳というべきか。
; 「く──<br />く──来るなぁ! 大人のおんなぁ、来るなぁ!」
; 「く──<br>く──来るなぁ! 大人のおんなぁ、来るなぁ!」
: 期間限定イベント『魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~ 翡翠紳士・血涙編』にて。
: 期間限定イベント『魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~ 翡翠紳士・血涙編』にて。
: 登場するや否やいきなり血の涙を流しての慟哭である。もはやトラウマというレベルを超えている残念っぷり。
: 登場するや否やいきなり血の涙を流しての慟哭である。もはやトラウマというレベルを超えている残念っぷり。
;「大人の女──大人の女は、したたかだ!<br />計算高くて腹の底では何を考えているのか分からない! 護られる立場を期待しつつ、その陰で支配しようとする!<br />そこへいくと魔法少女は物理的に強い……すぐに足が痛い、とか言い出さない……!」
;「大人の女──大人の女は、したたかだ!<br>計算高くて腹の底では何を考えているのか分からない! 護られる立場を期待しつつ、その陰で支配しようとする!<br />そこへいくと魔法少女は物理的に強い……すぐに足が痛い、とか言い出さない……!」
: 同上イベント。前半に関しては彼の経験談ゆえに説得力もあるが、その反動のせいか大人じゃない女の子がやけに美化されており、真に忠義を誓う存在にまでなっている。
: 同上イベント。前半に関しては彼の経験談ゆえに説得力もあるが、その反動のせいか大人じゃない女の子がやけに美化されており、真に忠義を誓う存在にまでなっている。
: [[クロエ・フォン・アインツベルン (Grand Order)|クロエ]]曰く「そんなことも無いんだけど……」とのことで、魔法少女だって足が痛いときは痛いのだ。
: [[クロエ・フォン・アインツベルン (Grand Order)|クロエ]]曰く「そんなことも無いんだけど……」とのことで、魔法少女だって足が痛いときは痛いのだ。
;「世話になった。…フッ。おまえたちには恥ずかしい所を見せてしまったな」
;「世話になった。…フッ。おまえたちには恥ずかしい所を見せてしまったな」
:もう格好よく決められても[[藤村大河|弟子ゼロ号]]、きゅんきゅん出来ない……。
:もう格好よく決められても[[藤村大河|弟子ゼロ号]]、きゅんきゅん出来ない……。
===その他の作品===
===その他の作品===
== メモ ==
== メモ ==
*武内氏曰く、クー・フーリンはツリ目だがディルムッドはタレ目と描き分けている。
*武内氏曰く、クー・フーリンはツリ目だがディルムッドはタレ目と描き分けている。<ref group="出">「ランサー-奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談」『Fate/complete material II Character material.』p.73</ref>
*聖杯に仮託する望みがなく、召喚に応じて戦うことそのものが聖杯戦争への参加動機という点や、序盤でセイバーを翻弄して手傷を負わせるという点で『stay night』の[[クー・フーリン]]へのオマージュの妙が窺える。しかし、最期までオマージュしなくてもいいだろうに……。
*聖杯に仮託する望みがなく、召喚に応じて戦うことそのものが聖杯戦争への参加動機という点や、序盤でセイバーを翻弄して手傷を負わせるという点で『stay night』の[[クー・フーリン]]へのオマージュの妙が窺える。しかし、最期までオマージュしなくてもいいだろうに……。
**虚淵氏は『Zero』執筆の際、ランサーは最後までキャスティングに悩んだらしい。槍の伝承に加え、Fate(=不幸な運命)に沿った逸話がある英雄が欲しかったとのこと。また、冬木の聖杯戦争に召喚できるのは西洋の英霊のみという縛りも存在した。
**虚淵氏は『Zero』執筆の際、ランサーは最後までキャスティングに悩んだらしい。槍の伝承に加え、Fate(=不幸な運命)に沿った逸話がある英雄が欲しかったとのこと。また、冬木の聖杯戦争に召喚できるのは西洋の英霊のみという縛りも存在した。<ref group="出" name="「Fate/Zero総括対談-未使用のネタ」『Fate/Zero material』pp.134-135">「Fate/Zero総括対談-未使用のネタ」『Fate/Zero material』pp.134-135</ref>
**凄惨な最期及び今際の言葉のせいでアニメ版『Zero』からFateシリーズに入ったファンの中には'''「ディルムッドの呪詛で聖杯が汚染された」'''と誤解した人が多かった。あれ程までに怨嗟のこもった形相と発言内容では誤解するのも仕方ないが……。言うまでもなく、あの時点で聖杯はアインツベルンの失策で汚染されていたので、結果的に聖杯へ向けられたディルムッドの呪詛は切嗣がほぼ全部肩代わりさせられる格好となった。
**凄惨な最期及び今際の言葉のせいでアニメ版『Zero』からFateシリーズに入ったファンの中には'''「ディルムッドの呪詛で聖杯が汚染された」'''と誤解した人が多かった。あれ程までに怨嗟のこもった形相と発言内容では誤解するのも仕方ないが……。言うまでもなく、あの時点で聖杯はアインツベルンの失策で汚染されていたので、結果的に聖杯へ向けられたディルムッドの呪詛は切嗣がほぼ全部肩代わりさせられる格好となった。
*そんな経緯故なのか、これまでに登場した作中で不幸な目にあったり悲惨なことになったりしたものの、『Fate/Grand Order』でカルデアに召喚され優遇かつ最良な環境に据えられた事により結果的に救われた英霊達は数多くいるが、その中でも必ずといっていいほど筆頭に挙げられているサーヴァントと言える。
*そんな経緯故なのか、これまでに登場した作中で不幸な目にあったり悲惨なことになったりしたものの、『Fate/Grand Order』でカルデアに召喚され優遇かつ最良な環境に据えられた事により結果的に救われた英霊達は数多くいるが、その中でも必ずといっていいほど筆頭に挙げられているサーヴァントと言える。
**それでもいつかの悔恨、美貌を歪めたほどの憎悪は心の奥底に燻っているようで、切嗣のIFである[[エミヤ〔アサシン〕|アサシンクラスの「エミヤ」]]に対しては、本人から「わかりやすい」と言われる程の視線を向けているという。十中八九、聖杯戦争の際の恨み辛みに絡んだものだろう。
*あまり世界的には有名ではないケルト神話の中においても知名度は高くない。ただし、大英雄フィン凋落の切っ掛けとして語られるので、言い方が悪いがフィンのおまけのような形で、ある程度認知されている。
*あまり世界的には有名ではないケルト神話の中においても知名度は高くない。ただし、大英雄フィン凋落の切っ掛けとして語られるので、言い方が悪いがフィンのおまけのような形で、ある程度認知されている。<br>なお、フィオナ騎士団を円卓の騎士やシャルルマーニュ十二勇士の原典とする説もあり、ランスロットのモデルがディルムッドであるという話もある。
**なお、フィオナ騎士団を円卓の騎士やシャルルマーニュ十二勇士の原典とする説もあり、ランスロットのモデルの1人にディルムッドが挙げられている。虚淵氏はこれに対し、「そりゃ〜4thバーサーカーが苦手とするのも無理はない」と語っている。<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100">「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100</ref>
*伝承では彼が主君と和解してから最期を迎えるまでには16年の間がある。その間は姫と結婚して寄り添い、子供も3人(4人とも言われる)も設けている。作中でも同様かは不明。
**上記の伝承が採用されていたとしてもグラニアはディルムッドの死後、フィンと再婚しているという伝承もあるので、それを踏まえればやっぱり不幸である。逆にディルムッドの後を追うように死んだとする伝承も存在する。<br>なお、フィンがディルムッドを見殺しにしてグラニアを娶った事はフィアナ騎士団からも非難の声が上がっており、フィンの孫であったオスカはディルムッドの親友であり、最後までディルムッドを救うよう頼んでいたため、祖父との間に確執が出来ている。
*フィンが彼を見殺しにしたのは変わらないが、伝承によってその対応は様々。死にかけの彼に向かって罵り侮蔑の言葉を投げかけるのもあれば、救おうとして水を掬うも土壇場で踏みとどまる、必死に助けようとするがグラニアの恨みを思い出すと水が零れてしまいアドバイスを受けて三度目にして成功したが既に事切れていた等、多岐に渡る。<br>TYPE-MOON作品においては、メディアにもよるが悪意を持って彼を見殺しにした方を基本的に採用している。
*フィンが彼を見殺しにしたのは変わらないが、伝承によってその対応は様々。死にかけの彼に向かって罵り侮蔑の言葉を投げかけるのもあれば、救おうとして水を掬うも土壇場で踏みとどまる、必死に助けようとするがグラニアの恨みを思い出すと水が零れてしまいアドバイスを受けて三度目にして成功したが既に事切れていた等、多岐に渡る。<br>TYPE-MOON作品においては、メディアにもよるが悪意を持って彼を見殺しにした方を基本的に採用している。
*生前のディルムッドの死因は「イノシシに跳ねられたため」。作中、飛行中の戦闘機に飛び乗るほどの驚異的な身体能力を持った彼の死因がコレなので、ファンの間ではこのイノシシは「INOSHISI」と呼ばれてネタにされている。だが、このイノシシは神話において、ディルムッドの異父弟である耳と尾を持たない真性の魔物であり、英霊を殺せても不自然ではない。
*生前のディルムッドの死因は「イノシシに跳ねられたため」。作中、飛行中の戦闘機に飛び乗るほどの驚異的な身体能力を持った彼の死因がコレなので、ファンの間ではこのイノシシは「INOSHISHI」と呼ばれてネタにされている。だが、このイノシシは神話において、ディルムッドの異父弟である耳と尾を持たない真性の魔物であり、英霊を殺せても不自然ではない。
**昔における猪との遭遇は、現代で言う所の自動車事故くらいに身近なものだった。猪というのはそういう意味で、日常に潜む分かり易い死の象徴の一つとも言える。
**昔における猪との遭遇は、現代で言う所の自動車事故くらいに身近なものだった。猪というのはそういう意味で、日常に潜む分かり易い死の象徴の一つとも言える。
**というか、ディルムッドはゲッシュにより「イノシシと戦うと死ぬ」。フィンも呪いを気にして「危険だ」とディルムッドを止めているのだが、スルーして相討ちになった。ついでに嫁からも「嫌な予感がするから、ちゃんと武器を持っていけ」と言われたのに「狩りだから」とスルーして死んだ。この時に限って何者かがディルムッドの危機意識を鈍らせる呪いをかけたとしか思えない裏事情である。
**というか、ディルムッドはゲッシュにより「イノシシと戦うと死ぬ」。フィンも呪いを気にして「危険だ」とディルムッドを止めているのだが、スルーして相討ちになった。ついでに嫁からも「嫌な予感がするから、ちゃんと武器を持っていけ」と言われたのに「狩りだから」とスルーして死んだ。この時に限って何者かがディルムッドの危機意識を鈍らせる呪いをかけたとしか思えない裏事情である。
**『Fate/Grand Order』で[[クー・フーリン]]の幕間の物語「ゲッシュ」にて、彼と[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が彼と猪に関する話題を挙げていた。<br>ちなみにDr.ロマンは「彼は嫌がると思う」と難色を示し、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は彼の名前を言おうとしたところをマシュに「誰しも苦手なものがある」と遮っており、実際マイルームでの発言にて猪が死ぬほど嫌いであることが判明した。…が、彼と同時に実装された概念礼装「魔猪」は幾多の戦士の亡骸の上に「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」を喰っている禍々しい猪のイラストとなっている。
**『Fate/Grand Order』で[[クー・フーリン]]の幕間の物語「ゲッシュ」にて、彼と[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が彼と猪に関する話題を挙げていた。<br>ちなみにDr.ロマンは「彼は嫌がると思う」と難色を示し、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は彼の名前を言おうとしたところをマシュに「誰しも苦手なものがある」と遮っており、実際マイルームでの発言にて猪が死ぬほど嫌いであることが判明した。彼と同時に実装された概念礼装「魔猪」は、幾多の戦士の亡骸の上に「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」を喰っている禍々しい猪のイラストとなっている。猪っていうのか、これ?
***この魔猪は概念礼装以外にエネミーとしても登場しており、クラスは一定ではないが通常サイズ以外に巨大エネミーサイズもおり、前者は複数で出現する事も多く、後者は全体攻撃を持っているため場合によっては難敵とも言える強さ。こんなのに襲われて死因にもなれば、ゲッシュの有無を問わずトラウマになるのも無理からぬ事である。
***この魔猪は概念礼装以外にエネミーとしても登場しており、クラスは一定ではないが通常サイズ以外に巨大エネミーサイズもおり、前者は複数で出現する事も多く、後者は全体攻撃を持っているため場合によっては難敵とも言える強さ。こんなのに襲われて死因にもなれば、ゲッシュの有無を問わずトラウマになるのも無理からぬ事である。
*伝説によれば、彼は二本の槍だけでなく二本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意、『Grand Order』では「憤怒の波濤」表記)、ベガルタ(「小なる激情」の意、『Grand Order』では恐らく「激情の細波」表記)を所持していたとされる。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドが[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのクラス]]で召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている。
*生前、彼は2本の槍だけでなく2本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意、『Grand Order』では「憤怒の波濤」表記)、ベガルタ(「小なる激情」の意、『Grand Order』では「激情の細波」表記)を所持していた。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドが[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのクラス]]で召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている。<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100"/>
**伝承によると、二本の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。<br>伝承ではこれらの二剣二槍の武器を用い様々な敵と闘い、グラニアとの逃避行の時には空飛ぶ魔女を投げ槍で倒したり、巨人を倒すなど騎士団に所属してた時以上の武功を立てたという。最も優れた組み合わせはゲイ・ジャルグとモラルタのようだが、クラスの都合で再現できない。なお、彼が最期に魔猪の牙に倒れた時、携えていたのは逆の組み合わせであるゲイ・ボウとベガルタであったとされる。
**伝承によると、二本の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。<br>伝承ではこれらの二剣二槍の武器を用い様々な敵と闘い、グラニアとの逃避行の時には空飛ぶ魔女を投げ槍で倒したり、巨人を倒すなど騎士団に所属してた時以上の武功を立てたという。最も優れた組み合わせはゲイ・ジャルグとモラルタのようだが、クラスの都合で再現できない。なお、彼が最期に魔猪の牙に倒れた時、携えていたのは逆の組み合わせであるゲイ・ボウとベガルタであったとされる。
**騎士の鑑といえる人物であるが、本来は二槍流や二刀流だけでなく剣と槍を同時に扱うという、かなり変則的な戦闘方法の持ち主である。<br>アニメ版でケイネスが見たディルムッドの過去夢および第一期エンディングでは、槍と剣を同時に装備している姿が確認出来る。<br>「槍兵」のクラスで現界した場合は槍しか持たず、二槍流で戦う。この非常に珍しい得物の扱いは、英霊という歴戦の戦士もまず相手にした経験が無いという面で白兵戦にて絶大な効果を発揮し、セイバーはやりにくい闘い方と相当戸惑っていた。<br>「剣士」のクラスで現界した場合は槍の方が使えなくなる。セイバーのディルムッドの絆礼装にて、サーヴァントである限り、生前の戦い方は不可能と明らかになった。
**騎士の鑑といえる人物であるが、本来は二槍流や二刀流だけでなく剣と槍を同時に扱うという、かなり変則的な戦闘方法の持ち主である。<br>この非常に珍しい得物の扱いは、英霊という歴戦の戦士もまず相手にした経験が無いという面で白兵戦にて絶大な効果を発揮し、セイバーはやりにくい闘い方と相当戸惑っていた。<br>ただし、「剣士」のクラスで現界した場合、今度は槍の方が使えなくなる可能性が高い。<br>アニメ版でケイネスが見たディルムッドの過去夢および第一期エンディングでは、槍と剣を同時に装備している姿が確認出来る。
***槍しか持ち込んでいないことについて、虚淵氏は冗談交じりに「ランサーのクラスで剣を使っちゃうのは流石にアレだと思ったんでしょう」と語っている。<ref group="出">「うろぶち、きのこのFate/Zero一問一答」『ALL OVER/Zero』p.24</ref>確かに[[長尾景虎|剣を持ち込むランサー]]も居る……
***「[[ライダー|騎乗兵]]」でありながら[[固有結界]]を所有する[[イスカンダル|ライダー]]、「[[アーチャー|弓兵]]」でありながら「王の財宝」であらゆる宝具が使い放題の[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を始めとし、複数の宝具や自クラスに相応しくない宝具を持っている英霊が多数いるにも関わらず、ディルムッドが槍しか持ち込めなかったのは、適性のあるクラスの特性(ライダーやアーチャーは「宝具が強いクラス」となっているがランサーはそうではない)と、知名度(イスカンダルやギルガメッシュに比べ、彼の日本での知名度は非常に低い)のせいだと思われる。
**後に『Grand Order』の第五特異点実装の際のCMにてモラルタ、ベガルタと思しき2本の剣を携えた彼の姿が確認された。しかし本編に登場した際はランサーであり、長らくセイバーとしてのディルムッドは実装されていなかった。
**後に『Grand Order』の第五特異点実装の際のCMにてモラルタ、ベガルタと思しき二剣を携えた彼の姿が確認された。しかし本編に登場した際はランサーであり、長らくセイバーとしてのディルムッドは実装されていなかった。
***『TYPE-MOONエース』VOL.11によると、今後"セイバー・ディルムッド"の実装は予定しているとのこと。そしてCMでの登場からざっと'''895日'''で「復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP 2-」にて満を持して実装された。
***TYPE-MOONエースVOL.11によると、今後"セイバー・ディルムッド"の実装は予定しているとのこと。そしてCMでの登場からざっと'''895日'''で『復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP 2-』にて満を持して実装された。
*クー・フーリンとの比較について、虚淵氏は「クー・フーリンの戦闘能力には一歩譲るんじゃないかと」とコメント。<ref group="出" name="「Fate/Zero総括対談-未使用のネタ」『Fate/Zero material』pp.134-135"/><br>奈須氏は「同じランサーであるクー・フーリンとディルムッドがガチンコで戦ったら、どっちが勝ちますか? 初登場時のクー・フーリンはセイバーに押しまくられましたが、ディルムッドは逆に押してましたよね? ということはディルムッドのほうが強い……?」という質問に対して<br>「ディルムッドはマスターからのバックアップ(魔力供給量)が優れているので、単純な火力勝負ならディルムッドに軍配が上がるかと。日本ではどちらも地形効果はゼロですが、舞台がアイルランドならクー・フーリンに一本かと」(原文)と回答している。<ref group="出">「Fate道場」『コンプティーク』2007年6月号</ref>「ディルムッドはマスターからのバックアップが優れているので~」'''「単純な火力勝負なら~」'''と条件が補足されている通り、虚淵氏は「戦闘能力」、奈須氏は「マスター差も含めた火力勝負」の話であり、別に2人の発言は矛盾していない。また、虚淵氏は戦闘能力では上とは言っているが「クーフーリンが勝つ」とは言っていない。逆に奈須氏も火力だけで戦った場合はディルムッドが勝つとは言っているが何でもありの条件で「ディルムッドが勝つ」とは言っていない。そもそも対軍宝具がないディルムッドが火力勝負で勝つとしている時点で恐らく白兵戦(宝具抜き)での話と思われる。
*『unlimited codes』でクー・フーリンと対決すると、ディルムッドがクー・フーリンに畏敬を示す台詞が聞ける。<br>クー・フーリンも後輩となるディルムッドの腕を評価するような発言をする。この対戦カードでクー・フーリンが彼に勝利した場合、「これほどの傑物を私怨で取りこぼすとは魔が差したものだ」とフィン・マックールに苦言を呈している。ちなみに『hollow ataraxia』でクー・フーリンが述懐しているように、赤枝の騎士団も王による女性絡みの遺恨で騎士の死や離反を招いている。<br>余談だが、伝承によればディルムッドはクー・フーリンより約300年ほど後の人物だとされている。
**各本編の時点でのお互いの長所としては、ディルムッドはマスターからの魔力供給が非常に優位な点、クー・フーリンは「刺し穿つ死棘の槍」が強力かつ相性が良い(ディルムッドは幸運Eのためまず回避出来ない)点が挙げられるか。
**各本編の時点でのお互いの長所としては、ディルムッドはマスターからの魔力供給が非常に優位な点、クー・フーリンは「刺し穿つ死棘の槍」が強力かつ相性が良い(ディルムッドは幸運Eのためまず回避出来ない)点が挙げられるか。
*聖杯戦争中、マスターとの関係に終始頭を痛める彼だが、両者の関係がこじれた原因は複数ある。その最たるものはソラウの恋慕だが、彼に何の責任もなかったわけではない。<br>ケイネスは、彼の人格や思想を認める気が無く、サーヴァントはあくまで使い魔=戦いの道具であるとして、始終その様に扱おうとした。<br>ディルムッドの方も、マスターに求めるのは「忠義を受け入れる器」だけであり、ひいては一個人としてのマスターはどうでもよかった節があり、ケイネスの人格や思想と向き合おうとすらしなかった。<br>両者は、命を賭した戦場で共闘しなければならないパートナーでありながら、相互理解を怠った。このことも、彼らの敗因の一つである。
*聖杯戦争中、マスターとの関係に終始頭を痛める彼だが、両者の関係がこじれた原因は複数ある。その最たるものはソラウの恋慕だが、彼に何の責任もなかったわけではない。<br>ケイネスは、彼の人格や思想を認める気が無く、サーヴァントはあくまで使い魔=戦いの道具であるとして、始終その様に扱おうとした。<br>ディルムッドの方も、マスターに求めるのは「忠義を受け入れる器」だけであり、ひいては一個人としてのマスターはどうでもよかった節があり、ケイネスの人格や思想と向き合おうとすらしなかった。<br>両者は、命を賭した戦場で共闘しなければならないパートナーでありながら、相互理解を怠った。このことも、彼らの敗因の一つである。
**ケイネスの「名のある英霊が誇りを曲げて人間風情の使い魔に身をやつすとなれば、何かよほどの理由がなければ辻褄が合わない」という考え、これ自体は完全に間違いとは言えない。ただ、「騎士の誇りを賭して戦い、主に聖杯を献上すること」はディルムッドにとっては「よほどの理由」に該当するのだが、魔術師であるケイネスにその思考は無かった。そこから完全に誤解である「いずれ本当の望みを叶えるために自分を出し抜こうとするのではないか」という考えに至ってしまったのが、相互理解の欠如である。
**ケイネスの「名のある英霊が誇りを曲げて人間風情の使い魔に身をやつすとなれば、何かよほどの理由がなければ辻褄が合わない」という考え、これ自体は完全に間違いとは言えない。ただ、「騎士の誇りを賭して戦い、主に聖杯を献上すること」はディルムッドにとっては「よほどの理由」に該当するのだが、魔術師であるケイネスにその思考は無かった。そこから完全に誤解である「いずれ本当の望みを叶えるために自分を出し抜こうとするのではないか」という考えに至ってしまったのが、相互理解の欠如である。
**なお、そもそも冬木の聖杯戦争における基本中の基本であるため見落とされがちだが、「既に終わった存在である英霊が再び現世で何かを為せる」という事自体が既に聖杯の奇跡の範疇である。ディルムッドは厳密に言うと「聖杯を使わなくても目的を達成できる」というだけで「聖杯を求めた理由(聖杯の奇跡に頼らなければ叶える事のできない望み)」は実際にあったわけである。言ってしまえば、ディルムッドの望みには聖杯は不可欠だったものの、召喚された時点で目的に半ば王手をかけ、聖杯自体にもう用は無くなったことになる。
**なお、そもそも冬木の聖杯戦争における基本中の基本であるため見落とされがちだが、「既に終わった存在である英霊が再び現世で何かを為せる」という事自体が既に聖杯の奇跡の範疇である。ディルムッドは厳密に言うと「聖杯を使わなくても目的を達成できる」というだけで「聖杯を求めた理由(聖杯の奇跡に頼らなければ叶える事のできない望み)」は実際にあったわけである。言ってしまえば、ディルムッドの望みには聖杯は不可欠だったものの、召喚された時点で目的に半ば王手をかけ、聖杯自体にもう用は無くなったことになる。
*彼がここまで頑なに「騎士の誇り」にこだわったのは、初戦でセイバーと戦ってしまったためとされている。<br>聖杯戦争が騎士の誉れを賭けた誇りある戦いの場ではなく、ただ奪い合うだけの凄惨な殺し合いでしかないという認識の下でありさえすれば、彼もあそこまで意固地にはならなかったとのこと。<br>尤も、仮に互いに理解していたとして生粋の騎士と魔術師が良い関係を築けるかどうかは疑問である。
*彼がここまで頑なに「騎士の誇り」にこだわったのは、初戦でセイバーと戦ってしまったため。<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100"/><br>聖杯戦争が騎士の誉れを賭けた誇りある戦いの場ではなく、ただ奪い合うだけの凄惨な殺し合いでしかないという認識の下でありさえすれば、彼もあそこまで意固地にはならなかったとのこと。
**それでも、ディルムッドがケイネスの人格と才能に目を向けて腹を割って言うべきことをキチンと打ち明けれていれば、ケイネスも多少なりとも態度を軟化させていたとも言われているので、相互理解さえできれば関係の改善は容易だった可能性は十分高い。実際「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」のランサー陣営ルートではソラウの恋慕という核爆弾が依然として残ったものの、相互理解のおかげでケイネスとの関係は劇的に改善した。
**それでも、ディルムッドがケイネスの人格と才能に目を向けて腹を割って言うべきことをキチンと打ち明けれていれば、ケイネスも多少なりとも態度を軟化させていたとも言われているので、相互理解さえできれば関係の改善は容易だった可能性は十分高い。実際「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」のランサー陣営ルートではソラウの恋慕という核爆弾が依然として残ったものの、相互理解のおかげでケイネスとの関係は劇的に改善した。
**また「騎士の誇り」への執着に関しては、「Fate/Accel Zero Order」において主人公たちの活躍によりセイバーとランサーの戦闘が回避された結果本編のようなこだわりを見せなくなり、ケイネスが帰国するまでの短い期間で特に彼との間でトラブルが起きなかった。
**また「騎士の誇り」への執着に関しては、「Fate/Accel Zero Order」において主人公たちの活躍によりセイバーとランサーの戦闘が回避された結果、本編のようなこだわりを見せなくなり、ケイネスが帰国するまでの短い期間で特に彼との間でトラブルが起きなかった。
*[[ランスロット|バーサーカー]]を相手にした場合の相性が抜群に良い。バーサーカーが戦闘でメインに使う宝具「騎士は徒手にて死せず」で宝具化される諸々の武器は、それが最初から宝具でない限り、「破魔の紅薔薇」の前には無力化されるためである。
*[[ランスロット|バーサーカー]]を相手にした場合の相性が抜群に良い。バーサーカーが戦闘でメインに使う宝具「騎士は徒手にて死せず」で宝具化される諸々の武器は、それが最初から宝具でない限り、「破魔の紅薔薇」の前には無力化されるためである。
**『お願い!アインツベルン相談室』のゼッちゃんの寝言によると、バーサーカーには強いがライダーには弱いとの事。対人宝具しか持たない彼にとって多大な物量を誇る[[イスカンダル|ライダー]]には単純に押し負けるという事と推測される。
**「お願い!アインツベルン相談室」のゼッちゃんの寝言によると、バーサーカーには強いがライダーには弱いとの事。対人宝具しか持たない彼にとって多大な物量を誇る[[イスカンダル|ライダー]]には単純に押し負けるという事と推測される。
**同時に高火力、広範囲の攻撃手段を持つセイバーはライダーとの相性が良いと語られている事がこの説の裏付けになっている。
**同時に高火力、広範囲の攻撃手段を持つセイバーはライダーとの相性が良いと語られている事がこの説の裏付けになっている。
**[[ジル・ド・レェ|青髭の旦那]]に対してもランスロットとは違う意味で宝具の性質上、優勢になれる。
**[[ジル・ド・レェ|青髭の旦那]]に対してもランスロットとは違う意味で宝具の性質上、優勢になれる。
*『Grand Order』の最終再臨イラストで彼が摘んでいる木の実は、おそらく彼の伝承に登場するドゥロスの森のナナカマドの実。妖精国の品種で若返りの効能があるとされている。
*『Grand Order』の最終再臨イラストで彼が摘んでいる木の実は、おそらく彼の伝承に登場するドゥロスの森のナナカマドの実。妖精国の品種で若返りの効能があるとされている。
**グラニアとの逃避行の最中、二人はこの森に身を潜めることになるのだが、ナナカマドの実の効能を知ったグラニアが「食べさせてくれなければ死ぬ」と言ってまで実を取ってくることをせがんだ。結果、ディルムッドは厚意で自分たちを匿ってくれている、森の番人の巨人を殺す羽目になったとされている。
**グラニアとの逃避行の最中、二人はこの森に身を潜めることになるのだが、ナナカマドの実の効能を知ったグラニアが「食べさせてくれなければ死ぬ」と言ってまで実を取ってくることをせがんだ。結果、ディルムッドは厚意で自分たちを匿ってくれている、森の番人の巨人を殺す羽目になったとされている。
*『Fate/Zero』本編において、ケイネスが新たに手配したというディルムッドの触媒に関しては、現物等が一切描かれていないため詳細は不明。マスターのケイネスとサーヴァントのディルムッドが全く異なる価値観や性質を持っていることから考えて、恐らく(ケイネスではなく)ディルムッド本人に縁のある物と思われる。
*『Fate/Zero』本編において、ケイネスが新たに手配したというディルムッドの触媒に関しては、現物等が一切描かれていないため詳細は不明。
== 話題まとめ ==
== 話題まとめ ==
;ケイネス・ディルムッドチームの必勝パターン
;ケイネス・ディルムッドチームの必勝パターン
:1. 戦場の誉れとか騎士の誇りとかを意識させない。ただの汚れ仕事の処理業務だと諦観させておく。これを満たすため、セイバーとの接触は厳禁。
:1. 戦場の誉れとか騎士の誇りとかを意識させない。ただの汚れ仕事の処理業務だと諦観させておく。これを満たすため、セイバーとの接触は厳禁。
:2. 戦闘は長引かせず、常に撤退ありきで行動。「必滅の黄薔薇」の一撃を与えたら即退却。これを繰り返して相手の消耗を図る。
:2. 戦闘は長引かせず、常に撤退ありきで行動。「必滅の黄薔薇」の一撃を与えたら即退却。これを繰り返して相手の消耗を待つ。
:3. いつでも倒せるバーサーカーチームを利用。可能であればバーサーカーに他チームを殲滅させ、しかるのちに漁夫の利を得る。
:3. いつでも倒せるバーサーカーチームを利用。可能であればバーサーカーに他チームを殲滅させ、しかるのちに漁夫の利を得る。<ref group="出">「Fate/Zero用語辞典-ケイネス・エルメロイ・アーチボルト」『Fate/Zero material』p.95</ref>
:この戦法なら充分に聖杯戦争を制する事が出来るだろうとの事。'''騎士道とは程遠い戦法であるが……'''。
:戦略次第では聖杯戦争を制するか、アサシンにあっさり不覚を取るかのどちらかだった。<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100"/>
== 商品情報 ==
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