概要
『Fate/Grand Order』に登場する[[サーヴァント]]。
; 略歴
: 『育て! マイ・リトル・ドラゴン』にて登場。
: 特異点の王として君臨しており、捕食竜を使役して住民である[[蛇竜人]]を喰らっていた。また、召喚されたサーヴァント・[[黒姫]]に対しては「署名」をし、その血に毒を潜ませて自身を愛するようにした上で臣下としていた。
: 特異点へやってきたカルデア一行には捕食竜を退けられ、次に投影された影として二体の捕食竜を連れて姿を現し、交戦の後に撤退。
: その後には二体の捕食竜を倒されたり、黒姫を署名から解放されるも、自身は特異点に浮かぶ蛇型の島の頭部に位置する城から動かずにいた。
: 最終的には「自身がウロボロスになる」という目的の下、「<ruby><rb>砂界震わす万の兵馬</rb><rt>ペイヴァルアスプ</rt></ruby>」を使って蛇竜人を手当たり次第に食い荒らす。
: やがてカルデア一行が城に辿り着くと先の「砂界震わす万の兵馬」と戦わせ、隙を見て[[ビショーネ]]を人質に取り自身が欲していた[[蛇女房]]の眼球というリソースを手中に収める。
: そして宝具「人界貪る三頭竜」を発動し、唯一危険視していたビショーネに致命傷を負わせて、残るカルデアの面々も排除しようとした。
: しかし彼らがビショーネを蘇生させ、[[チビーネ]]が自身と同存在である蛇型の島と尾を噛み合う事で「二匹のウロボロス」となり、懸念していた「ビショーネがウロボロスの力を手に入れる」という事態が起こってしまう。
: それでも全ての力を防御に回し、蛇竜人を捕食して更なる力を得ようとしていたが、黒姫がビショーネを通して同存在であるチビーネの体内に刀を巡らせ、尾を噛み合っている蛇型の島の体内で突き刺した事により弱体化。
: カルデアに敗北して元の姿に戻るも、事を起こした目的を話さずに退去していった。
: カルデア一行が特異点から立ち去った後には、蛇型の島にある「脈」から彼の残滓が出現。そこに現れた蛇女房に心を開き、初めて自身の真意を明かした後に揃って消滅した。
; 人物
: 赤い髪を生やした、褐色肌の男性。
: ほぼ半裸という外見で、伝承に伝わる通り肩には二匹の蛇が生えている。
: 常に玉座に座しており、自らが王であるという矜持を持つ。そのためか他人への興味は皆無に等しいようで、カルデアに自身の心情を一切話さなかった他、臣下として扱っていた黒姫の名前も知らなかった。
: 計算高い一面も持ち、警戒していたビショーネに対しては万全を期した上で排除している。とはいえ「全能の王」と自負しているためか、予想外の出来事が起こっていると把握するのに時間がかかった場面もあった。
: 脳味噌を食べ続けないと生きられない体なのだが、本心としてはそれを不味いと感じていたらしく、そのような行為に及ばなくともよい「真の世界」を求めていた。そのために成長を望んでおり、ウロボロスになろうとしたのもそれが目的。
: 喰らって生きる以外の生き方を知らず、生前も特異点においても民を食べて事を成そうとしていた。おまけに王は自分ただ一人だとして「自分が為すことが善」という考え方をしている。
; 能力
: 肩に生えた二匹の蛇に形を与え、「捕食竜」として使役することが可能。肩の蛇が健在であるならば、捕食竜は無限に生み出せる模様。
: 戦闘時には自身の別名と同じ読みをする「砂界震わす万の兵馬」という馬を自身の玉座から無尽蔵に生み出して使役する。この馬は蛇にも似た外見の様子で、捕食竜と同じく身体の一部のようなもの。
: 黒姫相手には自身の毒を用いて「署名」という名の契約を交わし、彼女がザッハーク以外への愛情を抱いた際に死へ至らしめるよう仕込んでいた。これは[[アスクレピオス]]曰く継続的かつ遅効性のもので、何かの<ruby><rb>契約</rb><rt>ギアス</rt></ruby>に近いらしく「契約呪毒」と呼称されていた。また、この能力は宝具かスキルと作中では推察されている。
: 「人界貪る三頭竜」の使用後は角から赤黒い雷を放ち、同じような色のブレスを吐く。チャージ攻撃では「覆う冥闇」という、赤黒い巨大なエネルギー球と思われるものを敵にぶつける技を使用。