ザッハーク
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クラス不明[注 1] | |
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真名 | ザッハーク |
異名 | ペイヴァルアスプ、蛇王 |
性別 | 男性 |
副属性 | 地[注 2] |
一人称 | 余 |
二人称 | おまえ |
デザイン | しまどりる[出 1] |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。
- 略歴
- 『育て! マイ・リトル・ドラゴン』にて登場。
- 特異点の王として君臨しており、捕食竜を使役して住民である蛇竜人を喰らっていた。また、召喚されたサーヴァント・黒姫に対しては「署名」をし、その血に毒を潜ませて自身を愛するようにした上で臣下としていた。
- 特異点へやってきたカルデア一行には捕食竜を退けられ、次に投影された影として二体の捕食竜を連れて姿を現し、交戦の後に撤退。
- その後には二体の捕食竜を倒されたり、黒姫を署名から解放されるも、自身は特異点に浮かぶ蛇型の島の頭部に位置する城から動かずにいた。
- 最終的には「自身がウロボロスになる」という目的の下、「
砂界震わす万の兵馬 」を使って蛇竜人を手当たり次第に食い荒らす。 - やがてカルデア一行が城に辿り着くと先の「砂界震わす万の兵馬」と戦わせ、隙を見てビショーネを人質に取り自身が欲していた蛇女房の眼球というリソースを手中に収める。
- そして宝具「人界貪る三頭竜」を発動し、唯一危険視していたたビショーネに致命傷を負わせて、残るカルデアの面々も排除しようとした。
- しかし彼らがビショーネを蘇生させ、チビーネが自身と同存在である蛇型の島と尾を噛み合う事で「二匹のウロボロス」となり、懸念していた「ビショーネがウロボロスの力を手に入れる」という事態が起こってしまう。
- それでも全ての力を防御に回し、蛇竜人を捕食して更なる力を得ようとしていたが、黒姫がビショーネを通して同存在であるチビーネの体内に刀を巡らせ、尾を噛み合っている蛇型の島の体内で突き刺さした事により弱体化。
- カルデアに敗北して元の姿に戻るも、事を起こした目的を話さずに退去していった。
- カルデア一行が特異点から立ち去った後には、蛇型の島にある「脈」から彼の残滓が出現。そこに現れた蛇女房に心を開き、初めて自身の真意を明かした後に揃って消滅した。
- 人物
- 赤い髪を生やした、褐色肌の男性。
- ほぼ半裸という外見で、伝承に伝わる通り肩には二匹の蛇が生えている。
- 常に玉座に座しており、自らが王であるという矜持を持つ。そのためか他人への興味は皆無に等しいようで、カルデアに自身の心情を一切話さなかった他、臣下として扱っていた黒姫の名前も知らなかった。
- 計算高い一面も持ち、警戒していたビショーネに対しては万全を期した上で排除している。とはいえ「全能の王」と自負しているためか、予想外の出来事が起こっていると把握するのに時間がかかった場面もあった。
- 脳味噌を食べ続けないと生きられない体なのだが、本心としてはそれを不味いと感じていたらしく、そのような行為に及ばなくともよい「真の世界」を求めていた。そのために成長を望んでおり、ウロボロスになろうとしたのもそれが目的。
- 喰らって生きる以外の生き方を知らず、生前も特異点においても民を食べて事を成そうとしていた。おまけに王は自分ただ一人だとして「自分が為すことが善」という考え方をしている。
- 能力
- 肩に生えた二匹の蛇に形を与え、「捕食竜」として使役することが可能。肩の蛇が健在であるならば、捕食竜は無限に生み出せる模様。
- 戦闘時には自身の別名と同じ読みをする「砂界震わす万の兵馬」という馬を自身の玉座から無尽蔵に生み出して使役する。この馬は蛇にも似た外見の様子で、捕食竜と同じく身体の一部のようなもの。
- 黒姫相手には自身の毒を用いて「署名」という名の契約を交わし、彼女がザッハーク以外への愛情を抱いた際に死へ至らしめるよう仕込んでいた。これはアスクレピオス曰く継続的かつ遅効性のもので、何かの
契約 に近いらしく「契約呪毒」と呼称されていた。また、この能力は宝具かスキルと作中では推察されている。 - 「人界貪る三頭竜」の使用後は角から赤黒い雷を放ち、同じような色のブレスを吐く。チャージ攻撃では「覆う冥闇」という、赤黒い巨大なエネルギー球と思われるものを敵にぶつける技を使用。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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クラス不明 | なし | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
宝具[編集 | ソースを編集]
- 人界貪る三頭竜(アジ・ダハーカ)
- ゾロアスター教の神話における三つ首の魔竜の名を冠した宝具。
- 発動後は完全な竜種となり、蛇と竜が融合したような、巨体を持つ三つ首の怪物となる。
- ダ・ヴィンチ曰く「邪竜そのものかどうかはさておき、限りなくそれに近い存在」「神と戦うようなレベルの邪竜」。
- また、「身体を斬られると、そこから蛇や毒虫が飛び出てきた」というアジ・ダハーカの伝承から、その血液より新たに怪物を生み出すことが可能。
真名:ザッハーク[編集 | ソースを編集]
- 古代ペルシャの叙事詩『
王書 』等に名前が見える、邪悪な王。 - 一説にはゾロアスター教の伝承に登場する竜「アジ・ダハーカ」と同一視され、「この世全ての悪」をその身に宿すともされる。
- 「マルダース」という砂漠に君臨していた敬虔な王の息子として生まれ、悪霊イブリースの囁きで自身の野心もあり悪の道に落ちる。
- その後はイブリースの提案通りに落とし穴でマルダース王を殺害し、王座を奪った。
- そしてイブリースは王となったザッハークの料理人として国に忍び込み、美味い肉料理を提供して彼を喜ばせ、報酬として「王の両肩に口づけをしたい」と望む。
- 口づけを受けた王の両肩からは巨大な蛇が生え、切っても再生するどころかひどく暴れ始めると、手に負えない事態となった。
- そのようなザッハークに対し、今度は医者の姿となったイブリースは「それを鎮める方法は、毎日一匹につき一人ぶんの人間の脳味噌を食べさせること」だと教える。
- しかしてザッハークは毎日国民から二人の生贄を選んで食し、後に英雄フェリドゥーンに倒されるまで国を恐怖で治めたという。
- また、王としては『ザッハークは善で、真実を語り、正義を為した』という宣言書に署名をするよう、臣下に求めたとされる。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- イベント『育て! マイ・リトル・ドラゴン ~鱗ある者たちの見る幻想~』にて、NPCとして登場。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- ビショーネ
- 特異点に召喚されていたサーヴァント。
- 彼女もまたウロボロス足り得る存在だったために危険視しており、下手に覚醒しないよう極力接触を避けていた。
- 後に「人界貪る三頭竜」の発動後は彼女を殺害するも、カルデアが決死の思いで彼女を生き返らせた事により、自身の計画を瓦解させられる。
- 黒姫
- 特異点に召喚されていたサーヴァント。
- 彼女を自身の呪毒で縛り、臣下としていた。
- 時にはその血を啜る事もあったが、その名前は物語終盤まで知らなかった。
- 蛇女房
- 特異点に召喚されていたサーヴァント。
- 彼女の眼球が潤沢な魔力リソースであったために、積極的に狙っていた。後に片方の眼球を奪い、宝具「人界貪る三頭竜」を発動させる。
- カルデアへの敗北後は自身の残滓が彼女と遭遇し、これまで誰にも吐露しなかった心情をぶつけた。
- 蛇竜人
- 特異点に暮らす住人達。
- 自身にとっての国民であり、捕食竜を用いて彼らを襲い脳味噌を食べていた。
- しかしやはり脳味噌は人間同様不味かったようで、「力を手に入れられたら、民などどうでもよかった」と語っている。
生前[編集 | ソースを編集]
- マルダース
- 父。
- 伝承では彼から王位を簒奪したとされる。
- アルナワーズ、シャフルナーズ
- 伝承において敵国に攻め入った際、自分の元に置いたその国の王の娘たち。
- 『育て! マイ・リトル・ドラゴン』では自身の使役する捕食竜が彼女らと同じ名前になっていた。
名台詞[編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
- 『育て! マイ・リトル・ドラゴン』で登場していたエリザベートとは「他人に害を為す以外の生きる術を知らなかった」という共通点がある。
- 『氷室の天地 Fate/school life』では「ぼくの考えた最強偉人募集」で採用され先んじて登場していたが、当然の事ながら姿や能力は別物であった。
- 「砂界震わす万の兵馬」はルビもあるので宝具と思わしいが、明言はされていないため本頁でも分けて記述している。