概要
「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]](FGOマテリアルではエンシェント・ジャイアント(巨人種)/セイバー)。
; 略歴
: Lostbelt No.2『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』では[[オフェリア・ファムルソローネ]]が[[クリプター]]になる前、コフィンの中にいた時に「遷延の魔眼」で大神の牢獄で世界が剪定されるのを待っている姿を視認した<ref group = "注">この時に縁ができており、さらに魂が魔眼と繋がりオフェリアの中に潜んでいた。</ref>。
:その後、オフェリアが北欧異聞帯で英霊召喚を行う際、遷延の魔眼を通じて術式に潜り込み、[[シグルド]]の魂と混ざり合い、肉体の制御権を全て奪い取り、オフェリアのサーヴァントとなった。シグルドの身体から魂を抜け出させ、大神の牢獄を外から破壊して肉体であるムスペルヘイムを解放し、真の炎の巨人王として顕現する為、自害しようとしたが、オフェリアの[[令呪]]によって禁じられる。
:[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー|シャドウ・ボーダー]]が異聞帯に現れた際には、オフェリアの命令でボーダーを急襲し、[[シャーロック・ホームズ|ホームズ]]の右腕を魔剣グラムで切り飛ばした上で死のルーンを刻み付け、ペーパームーンを奪い取った。
:霊基強制再臨・限定解除第二段階で[[スカサハ=スカディ]]の城で再び[[ナポレオン]]を仲間にした主人公達と戦ったが、スカサハ=スカディの原初のルーンで主人公たちが全員捕縛され戦闘は終わった。
:“炎の館”から救出された[[ブリュンヒルデ]]を連れて主人公たちが訪れたスカサハ=スカディの城に繋がる大橋で、[[ワルキューレ|オルトリンデ]]と共に主人公達と再び戦闘を行う。途中で霊基強制再臨・最終限定解除されるも、ブリュンヒルデの槍に霊核を貫かれる。それによってスルトの魂がシグルドから解放され、大神の封印を外側から解き、ムスペルヘイム───スルトの肉体が解放される。
:解放後にカルデア一行と戦闘を行い、炎で吹き飛ばそうとしたが、オフェリアの魔眼とオルトリンデの原初のルーンで一時的に復活したシグルドの『壊劫の天輪』によって炎を弾かれ、オフェリアを肩に乗せ、足元に近寄った巨人種を踏み砕き、近寄った氷の獣を瞬時に溶かしながら北の山嶺へと移動した。
:オフェリアを魂と意思を束縛する「悪竜の呪い」で操りスカディと[[空想樹]]の接続を強制解除させ、それに喰らい付いて枝も幹も根も呑み込むことで強引に再接続し、空想樹をリソースとすることで自らの霊基を再臨させ、失ったフェンリルの氷の権能を取り戻した。
:その後、集落の存在する旧ヴェーネルン湖上に移動し、オフェリアに仕掛けた魂と意思を束縛する「悪竜の呪い」で魂を一体化させる。
:そして旧ヴェーネルン湖上にある北欧異聞帯にか細く残った霊脈と集落の上で、『太陽を越えて耀け、炎の剣』を振り落としたが、シトナイが召喚した[[ヘラクレス|バーサーカー]]が魔力ごと剣を防御、スカサハ=スカディが原初のルーンにより神鉄の盾の同時多数召喚、オルトリンデが緊急起動させた白鳥礼装でバーサーカーを補助、シグルドとブリュンヒルデがルーンでバーサーカーと神鉄の盾の群れに防御及び硬化効果の付与を行うことで拮抗され、ナポレオンの霊基と霊核の全てを引き換えに<ruby><rb>過剰出力</rb><rt>オーバーロード</RT></RUBY>した『凱旋を高らかに告げる虹弓』で頭部を破壊されて阻止された。この時の頭部破壊によってペーパームーンが落下してしまう。
:そして炎の剣を振るったことで宝具の真名解放級の魔力を消費したため、更なる一撃を放つために傷の再生を待って態勢を整えようとする。だが「皇帝特権」を使ったナポレオンによって悪竜の呪いを解除されたオフェリアがスルトを現世に留めるための要石である魔眼と魔術回路の接続を解除することでサーヴァント契約を強制解除されて弱体化し、加えてオフェリアとの契約が残っていたシグルドを大令呪を使って強化され、スカサハ=スカディが原初のルーンで主人公、マシュ、シグルド、ブリュンヒルデに飛行能力と霊脈から汲み上げた力を加護として与えられ、シトナイが行使したロウヒの魔術による支援を受けて接近してきた一向に炎を放とうとしたがシグルドに『壊劫の天輪』を叩き込まれて阻止される。更に空想樹との接続も切り離され、2分ほどで急速再生が行われるはずだったが再生が終わる前にに主人公たちの全力攻撃を受けて敗れる。
:最期に主人公を死のルーンで道連れにしようとしたが、ブリュンヒルデの現実誤認のルーンにより主人公を殺した幻覚を見せられて邪魔され、シグルドとブリュンヒルデの同時攻撃を受けて消滅した。
; 人物
: シグルドと融合させられた事で剣士のクラスとなっているが、本来は神殺しの巨人であり、[[神霊]]級の存在。
:巨人種と呼べるかは不明だが、その巨体から巨人とは呼べる。山嶺程のサイズはないにもかかわらず、一歩で氷雪の山を砕く。
:[[イヴァン雷帝]]のように物理的な災害ではなく、概念的な世界を滅ぼす災害。
:見え方によって規模が変わる怪物である為、正確なサイズは測ろうにも計器が利かない。実際には山嶺程のサイズはない。
:一種のシステムと言える存在の為、人格的には非常に未熟。世界が剪定されるのを待つ間に、自分の事を見つけてくれたオフェリアに病的に執着しており、それ以外の人間については男女含めてそもそも区別できていない。
:フェンリルの氷の権能を取り戻すと、形態が氷炎へと変化した。右半身は炎の身体で、左半身は氷の身体になっている。
:[[ファヴニール|悪竜現象]]を発症した事で竜種と巨人種のハイブリッドになっており、完全な形態となると不可視の竜の翼を持つ氷炎の巨人となるらしい。
; 能力
:聖槍ロンゴミニアドに匹敵する神造兵装『太陽を越えて耀け、炎の剣』を操る。
:ボーダーの観測機器では測り切れないほどの魔力を持つ。会話の際は魔術による意思伝達を行う。
:剣を使わずとも炎の力を扱え、その超高熱は耐火設計が仕込まれた霊基外骨骼を吹き飛ばす程で、恒星とはいかなくても、それに近い超高熱を秘める不気味さを持つ。
:マシュ曰く大気中の散乱で光学的な欺瞞状態で、距離は観測機器や視認でも捉えられない。
:ペーパームーンを用いる事で、空想樹を飲み込み、リソースとすることで自らの霊基を再臨させ、失ったフェンリルの氷の権能を取り戻した。
:また、悪竜現象(ファヴニール)を発症した事で竜種と巨人種のハイブリッドと化しており、魂と意思を束縛する悪竜の呪いを使う事ができる。
:霊核に危機を感じると自動再生が行われ、急速再生が行われる。
:単独行動や単独顕現などの特殊な能力を有しているわけではないため、マスターとの契約を解除されると弱体化する。