概要
コドリントン家の所有地であるマーベリー工房近辺に存在する[[妖精]]。
;略歴
:コドリントン家が所有するマーベリー工房の事件で登場。
:マーベリー工房完成当時から幻影として先代の工房所有者かつ創設者である[[トレヴァー・コドリントン]]の書斎に出現し、彼の息子[[ウィルズ・ペラム・コドリントン]]になにか忠告をしては消えるを繰り返していた。
:その正体はトレヴァーによってウィルズの妖精眼と共に工房を稼働するための歯車役として据え置かれていた存在であり、彼が死者を人工妖精ブラックドッグに作り替えて使役することを目論んでいたことで妖精界の秩序並びに自身を冒涜したことに怒り、工房の力を使って彼を殺害。その一方でウィルズのことは気にかけていた様で、彼を悲しませたくないがために、あらかじめ起こるであろう落雷の事故死を彼に伝えていた。
:だが工房は止まる気配がなく、彼女の力でも止める事ができなくなっていた所へ、懸念に思ったウィルズが同じ降霊科の[[ブラム・ヌァザレ・ソフィアリ]]伝いに調査を依頼した[[ロード・エルメロイⅡ世]]を連れて来訪。
:[[獅子劫界離]]とアーサー王についての会話をヒントに謎を解き明かしたⅡ世によるライネスの魔眼と工房の共鳴を利用した儀式により、彼らと意思疎通ができるようになったところで真相を告げるが、結果としてそれが呼び水効果となり工房は妖精郷の門を喚ぶまでに暴走してしまう。
:最後には暴走の原因になっていた妖精眼をこの世界から消す為と、幼い頃からその姿を見て恋慕の情を抱いていた自分と共に行こうとしたウィルズの手を取り、共に妖精郷へと戻っていった。
;人物
:ジャスミンのような白い花飾りに簡素な白い羽衣とドレスを纏ったいかにも「森の女神」然とした女性。
:見た目通りに穏やかな性格だが、妖精を冒涜するような行為に出たトレヴァーを躊躇いなく殺害するなど、人間離れした性質も見せている。
;能力
:妖精としてかなり強大な力を行使できるようで、まだ工房を完全にコントロールできていなかったとはいえ魔術師であるトレヴァーを殺害していた。
:本来自然に存在している妖精は人型をしていないにも関わらず、人型をしている上に高度な知性を有し、さらにはロンゴミニアドについて知っていた事を考えると相当に高位の精霊に近い存在である可能性も否定できない。