概要
魔術王[[ソロモン]]の[[使い魔]]である七十二柱の[[魔神柱]]の一柱。特使五柱の一人。
; 略歴
: 最初の登場は『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』で、Ⅴの座において[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム|イ・プルーリバス・ウナム]]に登場したサーヴァント達と決戦を繰り広げた。
: 決戦では英霊達の一斉反攻という予想外の事態に対して宙域からの離脱を進言し、特使五柱の一員としてゲーティアに第三宝具の使用を促すも却下される。
: 時間神殿崩壊時には当初の目的である「人類救済」という目的を貫くべく時間神殿から逃亡。その後「人類の救済は“この宇宙“の存在では不可能である」との結論に至ったことで、この宇宙に属さない「領域外」に棲まう高次生命、外宇宙の異常識そのものである『'''外なる神'''』の手でもって人類を終わらせることを画策。[[ソロモン|彼らの王]]の弟子の一人であるブリシサンが預かったという禁忌の中の禁忌―――とある『伝承』と迷信とを重ね合わせ、異端と迷信、そして狂気に彩られた村「セイレム」において『外なる神』を降臨させるべく暗躍し始める。
: まず降臨の舞台装置として、2017年現在のセイレム市と5万人の住人を触媒とし、セイレムの土地を上書きする形で独自の法則が支配する「偽りのセイレム」を成立させ、更にそこに棲まう住人たちを膨大な霊体群という形で誂える。<br>この「虚構のセイレム」の誕生は、セイレムの迷信と狂気を体現する存在であった[[アビゲイル・ウィリアムズ]]の召喚を誘発し、彼女の召喚をもって虚構のセイレムは亜種特異点Ⅳ「[[禁忌降臨庭園 セイレム]]」として確立するに至った。
: また、セイレムに干渉する手段を持つ[[ランドルフ・カーター]]を危険視し、隙を突いてその肉体の支配権を盗取。カーターに化けたまま叔父としてアビゲイルに接触し、そのままセイレムの一住人として村に溶け込むことに成功した。その後は、特異点内部の時間を十万五千倍にまで加速させた上で条件の試行・調整と不可欠な要素の招来を重ね、虚空の神が降臨する算段を整えていた。
: しかし[[ゲーティア]]にとって不慮の行動を取った魔神柱への抑止力としての側面を持っていた[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|近未来観測レンズ・シバ]]による妨害を受け、計画が遅延。また、共同生活を送る中でアビゲイルの在り方に感化される形で感情移入してしまい、「アビゲイルを救済する(セイレムから解放する)」という第二の目的が芽生えていく。
: そして六度目のセイレムにおいて『外なる神』の降臨を悲願とする[[ラヴィニア・ウェイトリー]]とその一家を、七度目のセイレムにおいて魔女裁判を加速させるであろう「魔女狩り将軍」[[マシュー・ホプキンス]]を招いたのち、アビゲイルの救済を期し、数多の特異点を解決してきた存在であるカルデアを特異点へと招く。
: 最終的には魔女裁判の場においてラヴィニア・ウェイトリーの手によって魔神としての正体を暴かれ、主人公達と交戦。致命傷を負いながらも最後の一手としてラヴィニアを殺傷し、アビゲイルをセイレムの魔女として覚醒させることで『外なる神』の限定的な依代に至らしめる。最期は自身の望みが叶った事を確信しながら滅びを受け入れ、アビゲイルに抹殺された。
; 人物
: 基本的には「独立稼働する受肉した魔術式」という存在のため、独立した人格は持たなかった。
: 自我が芽生えた魔神柱の中でも理知的な性格であり、狡知に長ける。セイレムにおいては巧妙な計画を用意し、特異点の性質を利用してシバの女王を排除する、魔女裁判によって疑心暗鬼を煽ることでカルデア一行の混乱を誘うなど、これまでにない手段で反乱分子を抑え込んでいた。
: 目的を第一としており、その達成のためには敵方であるはずのカルデアの利用や自身の滅びも辞さない。主人公の前に現れた際は、自らもいずれは斃され虚無へと還るとした上で、あくまで人類と少女の救済を貫く姿勢を見せた。
: 伝承の通り漆黒のカラスとしての姿を持ち、魔神柱状態では周囲にカラスの羽が舞う。セイレムでは[[ランドルフ・カーター]]の肉体を乗っ取って行動しており、本性を一部表した際は目が赤く光る演出がなされた。カーターの肉体を操っている状態で霊体を物質化する「イブン・グハジの粉末」を掛けられた際は、頭部のみが赤眼のカラスとなった不気味な姿へと変化している。
: 魔神としては都市に依存する性質を持つ為か、人間の姿をして人の中で行動する事に忌避感は持っておらず、むしろ快適でさえある様子。
: 魔神柱の中では[[ゼパル]]と並んで「人類救済」という本来の目的の為に行動している。が、その手段および最終的に到達する結論は掛け離れており、「この宇宙に在らざる存在」によって「人類を終わらせる」ことによる人類救済を目論んでいた。
: アビゲイルとの共同生活の中で「特定の一人に感情移入し、その救済を望む」という、魔神柱としては特異な在り方に目覚めている。また、カルデアを招いたのは「アビゲイルを救済できるかもしれない存在」として期待をかけたからでもあったらしく、主人公を含めたカルデアの面々との関係についても他の魔神柱とは些か異なっている。
: 理由は不明だが、猫を嫌悪している描写がある<ref group="注">これについては、「正体がカラスだから猫を嫌っている」「最終的に自分の正体がバレる所まで織り込み済みなので「猫を嫌うランドルフ・カーター」という明らかに不自然なキャラクターを演じていた」など様々な説が挙げられている。漫画版では足にすり寄ってきた猫を全力で蹴り飛ばす暴挙も見せた。</ref>。
; 能力
: 魔神柱として非常に強力な(サーヴァント数騎に匹敵する)実力を持つ。
:魔神としては都市に依存する性質を持つ。