概要
「[[バーサーカー|狂戦士]]」の[[サーヴァント]]。
; 略歴
: 『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚|帝都聖杯奇譚]]』では[[織田信長|アーチャー]]が陸軍内部で権力を持つのをよしとしない[[間桐少佐]]によって召喚される。間桐少佐は本来は大剣豪「[[宮本武蔵]]」を召喚するつもりだったが、誤って「鬼武蔵」の異名を持つ彼を召喚してしまった。
: 召喚直後に暴走を起こしたため[[令呪]]で自害させられそうになるが、即座にマスターの腕を切断して令呪を奪い取り、陸軍の秘密基地にて虐殺の宴を繰り広げた。その後は[[李書文 (帝都聖杯奇譚)|ランサー]]と交戦し拘束具の再生力で追い込むも、乱入した[[沖田総司|桜セイバー]]の「無明三段突き」が炉心ごと心臓を直撃。桜セイバーに言葉を残して消滅、これによって最初の脱落者となった。
; 人物
: 巨大な槍を持ち、陸軍第四魔導機関謹製の『甲型英霊拘束具』を纏っている、20代半ばほどの筋骨逞しい偉丈夫。
: 意思疎通は「可能」だが明らかに目と言動がヤバく、街道で会っても目を合わせたくないタイプの男。経験値氏のデフォルメ絵では[[翡翠|某洗脳探偵]]の如く目がグルグルになっている。
: ランクBの「精神汚染」持ちであるためか、自害させようとしたマスターの腕を叩き斬った直後に何事もなかったかのようにマスターに話しかけたり、特に目撃者でもない女子供まで積極的に殺戮しようとする等、その狂暴で暴力的な精神性は外道を通り越してもはや異常、病的とさえ言える域にある。
: 裏切りや策略、生命の奪い合いが付き物だった戦国の世に置いても、ここまで酷い人物はそうそう居ないレベルの鬼畜で悪魔じみた性格の持ち主であるが、その一方で自害させようとしたマスターであっても殺すつもりは(一応)ないようで、それなりの義理堅さのようなものはある模様。
: 一方で領国経営などは卒なくこなすというか、むしろ優秀なレベル。趣味として茶の湯や書を嗜むなど文化人的な面も見せる。それでも言動は血生臭いが。
; 能力
: 手に持つ巨大な槍『人間無骨』は宝具開放前の状態でも一撃で人間を輪切りにするほどの破壊力を持つ。
:「狂化」のランクはDと低いため言語能力も思考能力も失われておらず、バーサーカーとしては状況判断に長けている。『type Redline』で戦車と相対した際にも火力を警戒して建物に退避し、砲塔が頭上を向けないことに即座に気づいて上方から奇襲して破壊する頭の回転を見せつけた。
: バーサーカークラス以外にも[[ランサー]]と[[ライダー]]のクラス適性も持つが、どのクラスの召喚でも「狂化」のスキルがついてくる。
:;甲型英霊拘束具
:: バーサーカーが纏っている陸軍第四魔導機関謹製の拘束具。[[ドイツ第三帝国]]の技術提供により完成することに成功。
:: 土地から魔力を吸収し、それによって傷を治癒出来る(致命傷となる頭部の損傷さえも修復が可能)ことに加え、[[バーサーカー]]の問題点であった「魔力消費量」を解消している。
:: 一方で、魔力を土地から無理矢理吸い尽くすために、使い続ければ「その土地は死ぬ」というとんでもない問題点が存在している。
:: ただしこれはバーサーカーを「敵地に投下して使う殲滅兵器」として運用するというコンセプトによるものであり、当初の予定通りに運用ができていれば一応問題は無い筈であった。
:: 殲滅させるには、一瞬で消し飛ばすだけの火力を叩き込むか、胸部の炉心を心臓ごと消滅させる必要がある。
:: 「拘束具」である割には着用者にとって有益な効果ばかりの上暴走を許してしまっているが、第三帝国が想定していた本来の用途とは異なる為らしい(『Fate/Grand Order』に登場した際には、その名の通り着用したサーヴァントの行動を外部からコントロールできる事が明らかになったが、狂化や精神汚染スキルを持っているサーヴァントにはあまり効かないとされている)。
:: 鎧のような形をしているのは耐久性を重視した為であり、彼にとっては重装甲のため動きにくいとの事。『Fate/Grand Order』では機動性を残したインナータイプの「乙型英霊拘束具」も登場した。