概要
とある[[魔術師]]によって創造された、狼を素体とする合成獣(キメラ)。マスターの一人として、「[[聖杯戦争#偽りの聖杯戦争|偽りの聖杯戦争]]」に参戦する。
;略歴
:本来は「エジプトで神となった英霊」を召喚する為の触媒として創造された存在。
:だが、何の因果か[[令呪]]が宿ってしまい、激怒した創造主によって殺されそうになり逃亡。
:追いつかれて殺されようとする中、「生きる」という渇望からの咆哮が召喚の呪文扱いになり、[[エルキドゥ|サーヴァント]]を召喚してしまう。
:以降は自分からは積極的に聖杯戦争には参戦しようとせず、森の中で自身のサーヴァントと過ごしている。
;人物
:あくまでも動物であり、一人称で語られる事もほとんどないため、詳しい精神構造は不明。
:少なくとも、「生きる」という一念は本能レベルからのものであるためか、非常に強い。
:人間に対しては「特殊な関わり方」をしていたため、全般的にあまり好印象はない模様。
:当初は生き延びることに神経回路の全てを振り向けており、自分を殺そうとさえした創造主に敵意や殺意を抱く余裕もなかった。
:エルキドゥの保護を受けるようになってからは、初めて生存以外のことを思考する余裕が生まれ、本能と衝動だけでなく、理性や自我が芽生えるようになる。
:そして自分の存在がエルキドゥの足枷になっていることを自覚し、初めて自分自身への怒りを覚える。
:己を自由にしてくれたエルキドゥもまた、自由に行動できるようになって欲しいという願いを伝え、エルキドゥが[[フィリア|イシュタル]]と[[フワワ〔バーサーカー〕|フワワ]]との戦いへ赴くのを見守った。
;能力
:狼を素体とする合成獣であるため人間よりは能力は高いが、それでも普通の動物とそう変わらない。
:創造主によって調整され、魔術回路を極限まで増設されている為マスター適性は非常に高い。具体的に言うと、彼が召喚したエルキドゥと[[主人公 (Grand Order)]]が召喚したエルキドゥのステータスを比較すると、'''宝具以外の全パラメータが1ランク上相当。'''
:ただし、その代償として寿命は極端に短くなってしまっている。