名台詞
Fate/Grand Order
マイルーム
; 「そうだな……たまには、何か甘いものでも食いたくなる」
:マイルーム会話「好きなこと」。『Fate/stay night』でも息子とお茶請けにどら焼きを食べていたり、娘に汁粉のことを教えていたりと甘党なエピソードがあったりする。
; 「嫌いなもの? 言うまでもない。綺麗事で世の中を救えるなんて、甘ったれたことを抜かす奴には、虫酸が走るね」
:マイルーム会話「嫌いなこと」。こちらは思い当たる節がある人物がいくらかはいるが、正史を辿らなかったこのエミヤの場合は、かつての自分自身を指していたと思われる。
;「生まれてきたのを、後悔したことはないか?」
:マイルーム会話'''「誕生日ボイス」'''。誕生日祝いに贈るには暗過ぎる問いである。
;「上手い作戦があるというなら、聞くだけは聞いておくが」<br>「慎重さ、綿密さ、あとは黙って無駄口を叩かないこと。それだけで上手くやっていけるだろう」<br>「アンタの事情なんて知ったことじゃないし、聞きたくもない。ともかく、サーヴァントとしての務めだけは果たす。……それでいいんだ」
:マイルーム会話2と3、並びに「絆Lv1」。主従関係はとにかくドライ、それでもサーヴァントとしての務めは果たそうとしている。
;「世界を救うだと? 甘い考えはさっさと捨てた方が身のためだ」
:マイルーム会話「絆Lv2」。人類史の修復に奔走するマスターに対してシビアに投げかける。「正義の味方」を辞めなかったばかりに、ただ救い続ける機能へと成り果てたからこそ、彼はソレを忠告している。
;「こういう無駄骨を……何度も繰り返してきた奴を知っている。誰かって? さぁ、誰だったかな……」
:マイルーム会話「絆Lv3」。誰かを助けようとする、「そういった無駄骨」を繰り返し、それでも止めないマスターに誰かを重ねていた。それが誰なのかは、彼ははぐらかしてしまった。
;「妙だな……あんたみたいな馬鹿とは、そりが合わないのが常だったんだが」
:マイルーム会話「絆Lv4」。マスターを「反りが合わない」と辛辣だが、態度が徐々に変化しつつある。
;「この先どんな奇跡が起きようと、僕の在り方……僕の罪状は、変わらない。 だが、僕が及ばなかったことを……成し遂げられる人間なのかもな……あんたは」
:マイルーム会話「絆Lv5」。どんな悲劇に屈することなく向き合い、絆を築け、そして誰かに手を差し伸べることができる、そんな「生前の彼には思いもよらなかった」人に一筋の光を見出す。
;エミヤ「結局、僕に出来ることなんてこれしかない。アサシンのサーヴァント……正義の味方の末路としては、気の利いたブラックジョークだよ――」<br>アイリ「切嗣。声が届かなくとも、私だけは……貴方を」
:霊基再臨4回目。このアイリこそが最愛の人に出会うこともなかった孤高の彼を見守り、加護する存在であると同時に、世界最高の呪いにも等しい高ランクの「聖杯の寵愛」の正体でもある。
:『Fate/Grand Order material Ⅲ』では天の衣がエミヤに向ける心情として、この台詞に近い内容が出ている。服は違うが、同一人物なのだろうか。
幕間の物語
; 「…………今は部屋を出てくれ。いつか君と何かを語る時が来るのかもしれないが―――<br> きっと、今ではないだろうさ。アイリスフィール・フォン・アインツベルン。」
: 自身の幕間の物語「微笑む花が如き、君を」にて。[[アイリスフィール〔天の衣〕]]とちょっとした逃避行の末にようやく踏み込んだ会話をした後にエミヤは薄く笑いながらこう告げた。ようやく「君」では無くフルネームでアイリを呼んだが、まだ突き放したような距離が感じられる。今後にやや含みを持たせたとも取れるが、果たして……
本編
;「……君の話は、よくわからない。時々、違う国の言葉で話しているのではと思うほどに。<br> ああ、理解できない。君の言う事は何一つ。けれど―――<br> 君が嘘を言っていない事だけは感じられる。<br> その君が、こうしてあの怪物たちと戦うというのなら―――僕にも、ここで戦う理由ぐらいは出来る。<br> ……何の為に戦うかは分からないが、なに。もとから僕は、そういう男だったようだからね」
:『冠位時間神殿 ソロモン』にて。人理を護るなんてまったく柄じゃない、少し罪のある人間を独断で排除するのが仕事だと、ドライで消極的な態度だったが、アイリスフィールの言葉を聞き、魔神柱との戦いに参戦することを決意した。
: なお彼女が述べたことは結構メタなので、彼が理解できないのも無理はない。
イベント
;「……分からない。考えもしなかった。是も非もないと観念していた。選択の余地などない、と。<br> だが今、改めて選べと言われると……どうにも説明しがたい葛藤があるのは、事実だ。<br> とりわけこの[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|ホムンクルス]]については……別の手段があるというなら、それを探ってみたいとは思う。<br> 何故だろうな?こんな感覚は初めてだ」
:『Fate/Accel Zero Order』ACT‐14にて。[[ロード・エルメロイⅡ世]]から「アイリを抹殺するという手段に拠らず、聖杯の起動を阻止して世界を救う自分たちの計画に協力する気は無いか」と問われて。
:「アイリの抹殺でない手段」は最速最短の手段ではなく、非効率を嫌う彼にとっては本来なら選択し得ない道だったのだが、抑止力という装置の道具と成り果てようと人の心がまだ残っていることを垣間見せた。
;「……不思議だな。君とは出会ったが最後、どちらかが死んで別れるものと思っていたのだが。<br> ああ。僕も……。<br> ……何かを切り捨てることでしか使命を果たせない、そういう星の元に生まれたと諦めていたんだが。<br> 今ここで初めて、本当の意味で、「何かを守る」ために戦えた気がする。<br> ありがとう。……果たして、礼を言う筋合いかどうかも分からないが」
:同上、ACT-18にて。アイリスフィールが初めて会った彼に奇妙な感覚を覚えたように彼もまた同じだったのだろう。
:なぜ不思議に思うのかすら不思議でしかないその違和感は互いに不愉快なものではなかった。
;「心外だ。僕は自ら望んだ運命の果てにここにいる。誰に強いられたわけでも、屈したわけでもない。<br> こうなるべくして生きて、至った道だ。悔いはない。だが僕と貴様が同類というのは認めよう。<br> 貴様は世界を呪い続け、僕は救い続ける。お互いにそういう機能だけを備えた装置。ただそれだけのことだ」
:同上。アンリマユに同じ負け犬、最後には「こっち」に来る、「正義の味方」を辞めれなかったばっかりに。
:永遠に抑止力の歯車だと言われようと、自身の至った道に後悔などしていなかった。
;「……衛宮、切嗣。かつてそう呼ばれていた。まだ人として生きた頃には、な。<br> 僕は世界を救うんだ。これまでも、これからも」
:同上。人としての姿を見せたアンリマユに「自分の名前ぐらい名乗ったらどうだ」と言われた際に。この時、名前がアサシン(?)から'''衛宮切嗣'''と変化する。
:正史と違い折れて砕けなかった魂は、これからも理想を胸に役目を果たし続けるべく、静かに歩み続ける。
;「…………アイツらから殺そうと思うんだが、いいかな。」
: 『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて、自分でもよくわからない感情のままイリヤ・クロエ・アイリの家族連れを見守る中、詐欺同然に露出度の高いコスプレをさせようとする[[エドワード・ティーチ|不審者]][[トリスタン|2人組]]を見ながらの一言。
: いつもの薄ら笑いがとても怖い。そしてこの直後の戦闘ではサポートメンバーに彼を選択できるのだが、なんと'''レベル90'''。彼は☆4であるため、聖杯を使わない限りレベルは80までしか上がらないはずなのだが、<del>錆びてもやっぱり父親で旦那の精神なあたり</del>彼の本気度が伺える。