Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
; 「──こうして、頭を撫でて貰えるだけで。<br> ──滾る。全身が熱くなる。<br> ──過日。池袋で出会った夜から、ずっと。<br> ──自分は、この輝きにこそ恭順している」
: 魂喰いの成果を愛歌から褒められ、更に「偉くて、綺麗。それにとっても可愛い」と撫でられて。
: 口にはしないものの強烈な身体の昂ぶりを感じている。
; 「ありがとう。そんな風に言ってくれたの、あなたが初めてです」<br>「……タツミ。殺した瞬間から、あなたのことが好きだった」
: ハサンの名を最初で最後に呼び、死ぬつもりであった彼女に「生きろ」と言った巽に対して。
: この後、静謐は短刀で生ける屍となった巽を終わらせている。
; 「私は、既にこの身のほどを知った。真の充足を……きっと、私は得ることができた」<br>「けれど、それさえも。沙条愛歌なくしては知り得ないことではあったのです」
: 主が人類史を食い尽くす人類悪を顕現させようとしてる事に対し離反する最後の機会だと告げるパラケルススに対して。巽の事は好きだったとしても愛歌への恩義は紛れもなく事実であった。
; 「計画の成否に拘わらず……大聖杯が起動すれば都内一千万の人々が消えうせる」<br>「私は、何をも思わない。たとえ空が割れ、地が裂けて、この世界が終わろうとも、我が心に在るあるじへの忠誠は……普遍にして絶対だ」<br>「なのに……」 <br>「今、東京にはタツミの妹がいる。死なせたくはない。そうも……思う……」<br>「私は……狂っているのだろうか……」
: セイバーの聖剣で仮面を割られ、敗北を喫しようとする所。愛歌への忠誠と巽への想いに揺れる。
; 「すべて。すべて。マスターの想うがままに」
: 八年後。かつて愛を求めしもの。黒き泥を毒の波として自在に操り、人間も英霊も区別なく極東の都市を覆い尽くす。[[ブリュンヒルデ|愛に狂った勇者を導きしもの]]と共に蒼銀の騎士と再び交戦する事が示唆されている。