名台詞
Fate/Grand Order
マイルーム
;「え?そもそも愛とはなんなのか、ですって? そんなこと口にするのも嫌です。考えるのも嫌です。それくらい、私は愛というものに倦んでいます。<br> そんなに興味があるなら、貴方が私に教えてくださいよ。愛に疲れ絶望しているこの私に、もし愛の素晴らしさなんてものを思い出させてくれたら……<br> ……いえ、なんでもありません。<br> とにかく、もう完全に貴方は私の中なんです。絶対に逃げられない。それだけは、忘れないでくださいね……マスター」
:マイルーム会話「絆Lv5(第3再臨)」。
:愛を知りすぎ、愛に近すぎて愛に倦んだ神は他人を愛することは出来ても自分だけは愛せなかった。
:その神はこの宇宙に星屑のように溢れているのに、自分の中にだけ存在しないその幻が誰かの手で与えられる時を待っている。
:もし誰かが愛の素晴らしさを教える事が出来たのなら、愛される事を知らない彼女の中にも、いつかは───
幕間の物語
;「1本のペットボトルを回し飲みしたり、イヤホンを片方ずつ耳に嵌めて聞いたり……?」<br>「え、そういうのでいいんです? プラトニックすぎません?」<br>「逆に恥ずかしくなってきますよ私。校舎裏とか体育倉庫とかに行かなくていいんです?」
: 自身の幕間『愛/堕落はいつでもあなたの側に』で、主人公が恋人としたい潜在的願望を覗いた際の台詞。
: 過去様々な人間を堕としてきたカーマにとって、性的欲求がない健全な恋愛観はあまり馴染みがないことがわかる。
;「貴方は、私のような愛の神のことをどう思っているんです?」<br>「情欲の矢を放ち、人間たちの中に愛という不確かなものを行き来させる、あるいは魔と同義の存在のことを?」
: 同上。まともな仕事のできない、歪んだ愛の神をサーヴァントにしている、酔狂なマスターさんへの質問。
: カーマの方もそんなマスターをどう思っていいのかわからず、この際互いのことをはっきりさせようと踏み込んでいる。
;(はぁ。今更ながらに理解しました。なんとなくわかったような気がします)<br>(漂う善性だけでなく、私にとって、存在感の大きさが似たようなモノなんですね)
: 上記の問いに対する、主人公からの『迷っているときに背中を押してくれる神様』『大事な一歩を踏み出す勇気をくれる神様』という清廉とした回答を聞いて。
: そのストレートなところがパールヴァティーにそっくりだと、彼女の名前を口にしてようやく得た答え。
: パールヴァティーは『神としての私』、マスターは『ここにいるサーヴァントとしての私』の根源に関わる存在ゆえに、目で追ってしまうし、忘れられないし、無視もできない。
;「私は貴方を無間の愛の中に飲み込んでしまうかもしれません。」<br>「覚悟しておいてください。」<br>「私みたいな面倒臭い愛の神は、背中を押して一歩踏み出させるどころか<br> 二度と這い上がれない堕落の断崖に、能天気で危機感のない貴方を突き落とす隙を。<br> ずうっと、ずうっと、窺っているんですからね……?」
: 同上。能天気な彼/彼女への忠告でもあり、マスターをずっと見続けているという脅し・宣言。