魔術的側面
第二次世界大戦中の同盟国であった[[ドイツ第三帝国]]と比較するとあまり魔術的な逸話はないが、[[聖杯戦争|第三次聖杯戦争]]に一枚噛んでいたことが語られている他、『[[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]]』では帝国陸軍が[[魔術]]の研究を行っていた事が言及されている。
陸軍第四魔導機関
『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』の用語辞典で言及された機関。<br>
『[[Fate/Grand Order]]』の期間限定イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では東京の永田町のあたりに存在していた模様。ちょうど霊脈の上に建造されている。<br>
来るべき第二次世界大戦に向けて帝国陸軍主導で設立された、魔術の兵器転用を目的とした組織。<br>
「第四」と呼ばれているが第一から第三がどうなっているのかは不明。下記の「ノ陸号作戦」は第二魔導機関の主導によって行われている。<br>
それなりに練度の高い特殊部隊も抱えており『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』では[[真瓦津玲二|真瓦津少佐]]の下、敵マスターの暗殺に派遣されていた。<br>
「第四」ということで比較的新顔の組織であるためか、本拠地となっているのも陸軍所属の[[魔術師]]が政府要人の私有地を買い取って研究所に仕立て上げた形であり、人の出入りもそれなりであるためか魔術的防御もそこまで厳重ではない。とはいえ魔術的要所である霊脈の上に建てられており、魔術の研究開発には向いていたものの[[森長可|バーサーカー]]の暴走時にはそれが裏目に出る形になってしまった。
ノ陸号作戦
『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』で陸軍第二魔導機関の主導で行われた「英霊召喚計画」。<br>
陸軍のバックアップの下[[サーヴァント]]を召喚して戦争に利用しようというものであり、極東における知名度や触媒などの関係から[[織田信長]]を召喚することを前提としていた。<br>
マスターと魔力供給者を切り離し、陸軍全体で運用することで柔軟な利用を行うつもりであったが、マスター役の将校があっさり暗殺されてしまい結果的に陸軍の一部を掌握されてしまった。
甲型英霊拘束具
『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』で[[森長可|バーサーカー]]が使用していた機械式の鎧のような魔術礼装。基礎となる技術をドイツ第三帝国から提供されていた。<br>
『[[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]]』ではおそらく同一のものが「Ⅳ型英霊拘束具」と呼ばれており、ドイツ第三帝国側の呼称と思われる。<br>
土地から無理矢理魔力を吸い上げて擬似的に不死身になれるが、使用した土地は死んでしまうという欠陥を持つ。<br>
「拘束具」とついているのに着用者にはメリットばかりだが、ドイツ第三帝国が本来想定していた使用方法とは異なっているためらしい。後の『Fate/Grand Order』に登場した際には、その名の通り着用したサーヴァントの行動を外部からコントロールできることが明らかになったが、狂化や精神汚染スキルを持っているサーヴァントにはあまり効かないようである。<br>
鎧のような形をしているのは耐久性を重視した為らしく、『Fate/Grand Order』では機動性を残したインナータイプの乙型英霊拘束具も登場した。
対英霊用改造九十七式中戦車
『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』で陸軍第四魔導機関が用意していた対英霊兵器。<br>
陸軍の主力であった九十七式中戦車、通称「チハ」を改造した兵器であり、魔術兵装の搭載によって通常兵器では攻撃が通らないサーヴァントへの攻撃を可能としている。<br>
もともとのチハは歩兵支援用の戦車として開発されており太平洋戦争末期には連合国の兵器と比べて貧弱さが目立ったが、都市での運用なら問題ないと踏んでの採用と思われる。<br>
暴走した[[森長可|バーサーカー]]に対して繰り出され、確かに火力は合格点であったが「上方からの攻撃に対処できない」「一発発射してから次弾までに間合いに入られると対処できない」「軽戦車なので物理的にひっくり返される可能性がある」などの弱点を突かれてスクラップにされてしまった<ref group="注">もっとも、これらの弱点は現在に至るまで戦車共通の弱点となっている。ちなみにチハが得意とした対戦車戦法は敵戦車の側面への'''体当たり'''で、圧倒的に格上だった米軍のM4戦車相手には意外と善戦していた。</ref>。