メモ
*初の中国出身セイバー。また、宝具の真名が一番長いサーヴァントでもある(漢字部分は6文字なのに、読み仮名は26文字にもなる)。
*名前に王と付いているが、中国の場合「領地を与えられた太守」も王と呼ばれる。このためか、〔王〕特性は所持していない。
*史実での仮面は単に顔を守る防具として身に付けていただけで、当時の兵士なら誰でも装備していた。
**当然だが、顔を隠すので個人を見分けられなくなる欠点があり、洛陽の攻防戦で兜と共に仮面を外して素顔を味方に見せた行動は宝具の由来となっている。
*真名公開前の予想として、狄青をあげるプレイヤーもいた。こちらも中国の仮面の名将として有名(ただし仮面の理由は顔の刺青を隠すため)。
*自身の幕間の物語『画竜点睛を欠くべしと人は言う』の「画竜点睛を欠く」とは「物事を立派に完成させるための、最後の仕上げを忘れること」「全体を引き立たせる最も肝心なところが抜けていること」を指し、完璧なものにも欠点があってしかるべきと世間はいう、という意味になる。その内容としては黒髭が蘭陵王にも何か欠点があるはずだと駆け回るもほのぼのとした結末を迎えるが、生前に優れた美貌と勇壮、武功と名声、人望、おそらくは皇族直系の血筋も原因となってその欠点なき優秀さがゆえに周囲に疎まれ、主君に毒薬を送られた蘭陵王にとって、何とも苦いタイトルである(幕間後のプロフィール解放で彼の生前の顛末も語られる)。
*第一再臨~最終再臨および全スキル育成に必要な素材はすべて第1部のものだけで揃う(再臨とスキル7までなら修練場でも可)ため、後発サーヴァントの中でも比較的育成が容易なものとなっている(第1部以降~2部5章までの本編実装サーヴァントでこの仕様は蘭陵王のみ)。
*キャラクターデザイン担当のho️u氏によると「普段男性の唇は塗り込まないが蘭陵王は特別に塗った」<ref group = "出">[https://twitter.com/honippo/status/1109271048237641729 ho️u氏Twitter2019年3月23日10:50]</ref>とのこと。
*担当声優の森なな子氏は元タカラジェンヌの男役という経歴を持っており、京劇においてもその美貌の逸話から女性や若い男性が演じることが多い蘭陵王役を森氏が演じるのははまり役と言える。余談だが、森氏の古巣・宝塚歌劇団では実装のちょうど1週間前から「蘭陵王 -美しすぎる武将-」が上演されていた。
*『FGO material Ⅷ』では蘭陵王の設定資料にミスがあったため、TYPE-MOON公式サイトで訂正済みの蘭陵王設定資料の全画像PDFデータが公開されている<ref group = "出">[http://typemoon.com/news/2020/WYcbFC TYPE-MOON Official Web Site 2020年5月11日]</ref>。
*FGO4周年フェス会場では、何故か水着女性サーヴァントの中に唯一男性である蘭陵王(英霊祭装のパーカー水着ver)が混じって並べられていた<ref group = "出">[https://twitter.com/honippo/status/1157456043581984768 ho️u氏Twitter2019年8月3日9:59]</ref>。
*hou氏の設定では、瞳は紫と水色の幻想的な混色。髪は史実での悲劇を強調する表現として、毒の影響から脱色・断髪しており、生前は黒髪長髪だったかもしれないとの事。さらに第三再臨の服装が舞の衣装イメージである事、仮面のしずく型の飾りも角度によって涙を流す様を思わせる等、細部にわたり逸話、雅楽、月や花のモチーフが落とし込まれている。
**最終再臨は彼の人柄の良さ、信頼の置ける人に向けた微笑みの表現であるとのこと<ref group="出">『Fate/Grand Order material Ⅷ』P.051</ref>。
*蘭陵王の剣や第三再臨の衣服の模様、[[セイントグラフ]]に舞う花弁、最終再臨セイントグラフで描かれている花は『金糸梅(キンシバイ、原産:中国)』。彼の亡くなった月に咲くこの花の花言葉は「悲しみを止める」「太陽の輝き」「煌めき」「秘密」。味方を力づけ守ることに特化した彼の性能にも非常に似合う花である。
**ちなみに金糸梅の花は彼が亡くなった月(5月末~)に花期を迎える。
*宝具の顔面は二度とないほどの美形を、とhou氏に試行錯誤されており、逸話からなる正真正銘の「顔面宝具」。宝具演出時には専用BGMと仮面を外す正面からのカットインが入る豪華仕様である(2020年8月現在でこの正面カットが使用されている星4サーヴァントは蘭陵王と[[アシュヴァッターマン]]のみ)。2019年9月4日には顔が見やすくなるよう宝具演出が改修された。
*2020年のFGO5周年記念の新聞広告で広島担当となったのは、宮島・厳島神社にて舞楽が奉納され、像もある「舞楽蘭陵王」の所縁であると思われる。 その他、神馬伝説等もあったりする。
*固有のエネミーネームは、ギル祭2019では「きまじめ武将」、クリスマス2019では「次世代サンタアイランド仮面」、『救え! アマゾネス・ドットコム』では「戦術考案中」(クエスト名は「戦術が好きなお客様」)などで蘭陵王の生真面目な性格が表れているものが多い。