本編
;「……………そりゃあ、力任せの一刀でしたが。素振り包丁、とはまた言ってくれたわね。」<br>「試し斬りならぬ、試し不死身。敢えて避けずに自分の体を確かめたってわけ。」<br>「ふーん。そう。ふーん───」<br>「───舐めてくれたな、槍の<RUBY><RB>醜男</RB><RT>ぶおとこ</RT></RUBY>! この武蔵の一刀を!」
: 亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』にて、首を斬り落としても死なななかった[[ランサー・プルガトリオ]]に対して。
: 沸々と湧き上がるような怒りを爆発させた瞬間。剣士としての誇りの高さと、その侮辱行為に対する罵り双方にこの武蔵のありかたが出ている。
;「うん、私は勝つ為なら何でもする下衆で、今までたくさん卑怯な手を繰り出した女ですが!」<br>「正義を振りかざす人は鬱陶しいけど、正義であろうと頑張る人は愛おしいのです!」
: 同上、主人公および小太郎の行いに対して。
: 自身もお伽噺のような正義の味方への憧れがあり、力になれることを喜びを感じている。
;「最後に見る光景は……どうせなら、うん───」<br>「───とびきりの、青い空が良かったなぁ───」
: 宿敵小次郎との死闘の末、炎上する城の中での最期の言葉。
: 剣に死ぬことに未練はない───はずだったが……。
;『君と一緒に戦う私はきっと、多分……。』<br>『───弱きを助け強きをくじく<RUBY><RB>正義の剣士</RB><RT>・・・・・</RT></RUBY>だったよね。』<br>『君のせいいっぱいの勇気を道明かりとしたから、私、この下総を歩いて来られたんだと思う。』<br>『ああ、なんて……嬉しいんだろう、楽しいんだろう。』<br>『青空を眺めてこうして寝転ぶよりずっといい!』<br>『眩しくてきっと尊いモノにこんなにも思いっきり全力で寄り添えるなんて!』<br>『……。』<br>『……。』<br>『………………本当にありがとう、○○(主人公)。』
: 同上。目覚めた後、大好きな青空を見ながら、主人公と過ごした時間を思い出す。
: もう一度会いたい、ありがとうと言いたいという願い。その縁を命脈の楔とし、抑止の輪は彼女を新たなる天秤の守り手として計らったのである。
;「あまったれるな、<br> 駄目○○(主人公) 、お莫迦マシュ!」<br>「そういうの全部わかってるんだって!<br> これしかないの!最適解なの!」<br>「私だってこんなのイヤだよ、<br> でもここで全滅なんてもっとイヤなの! 」
:Lost belt No.5『星間都市山脈オリュンポス』にて。自分自身ですら取りたくない辛い選択肢を、自分よりも優しく強いマスターに強いる彼女。新免武蔵は、心を鬼にして選択を迫る。自分を犠牲にこの場を乗り切れ、と。
;『さよなら。<br> さよなら、○○(主人公) 。<br> 私はできなかったどころか……<br> 考えもしなかったけれど。<br><br><br> ──────君は。君の世界、きっと取り戻してね。』
:同上。[[令呪]]による最高の張り手をしてくれたマスターに対しての、届くことのない別れの挨拶。
;「<ruby>新免無二<rb></rb><rt>しんめんむに</rt></ruby>のクソ親父、<br> 観念してご<ruby>覧<rb></rb><rt>ろう</rt></ruby>じろ!」<br>「───いま、武蔵がおまえの先を行く!」
:同上。この異聞帯にて真に自分の斬るものを見つけた彼女は、生前では超えることのできなかった父親の先の先へとに行く。斬った先に、自分が残れないことを理解していながらも彼女は進む。
;<font size="5">「<ruby>伊舎那天<rb></rb><rt>いしゃなてん</rt></ruby>にお納め奉る!」</font><br>「此処に、<ruby>虚空<rb></rb><rt>カオス</rt></ruby>を破りて、真に!」<br>「零の先に!<br> 私は至る!」
:同上。下総国の戦いにて奥義に開眼し、その死後英霊となってまで目指し続けた自らの到達点の先へと辿り着く。
:この儀をもって、彼女は真に空位と至り、破神同盟の目的は果たされた。