名台詞
;「──生きたい。」
:生きる事に希薄だった玲霞が、死の間際初めて生きることを切望する。その願いはサーヴァントに聞き届けられ、マスターとして認められた瞬間だった。
;「ええ、そうよ。<br> きっと私は貴方のことを愛していたわ。<br> でも、裏切ったのだから仕方ないわね。本当に仕方ないの。<br> ごめんなさいね、貴方のことは、大切な思い出にして生きていくわ」
:自らを裏切り、殺そうとした豹馬への最後の言葉。静かな狂気を込めて別れを告げる。
;「とても綺麗なお家よね。 でも、駄目よジャック。 ここは魔術師さんのお家でしょう?<br> ……通信網が破壊されたなら、まずはそこを調べに来るわ」
:魔術師を惨殺し、「ここなら住み心地がいいかな?」と提案したジャックに。
:「母」としての暖かく優しい言葉遣いと、「マスター」としての冷静かつ冷徹な意見。
:ジャックが玲霞を「おかあさん」と「マスター」が重なり合った声で呼ぶのに呼応しているかの様な反応である。
;「……ええ……“信じているわ”」
:哀れな犠牲者の耳元で囁いた、甘く、ねっとりとした、蜜のような声。
;「二つの令呪を以て、命じます。<br>『私がいなくても』<br>『あなたは大丈夫』……ジャック」
:アサシンに向けた別れの言葉。母親が怖がる娘を安堵させるように。
:どれほど血腥く、どれほど残酷なものであっても、アサシンと過ごした日々は、誰にも必要とされずただ流されて生きてきた彼女にとって、この上ない「楽しい夢」であった。
:それがどれほど愚かしい振る舞いだったとしても、彼女は一切の後悔なく人生を自らの手で閉じたのであった。