「プリテンダー」を編集中
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*プリテンダー(Pretender)の意味は「誰かのふりをする者」。まさにそのままの意味である。作中ではホームズが「役を羽織る者」と書いてプリテンダーとルビを振った形で呼んでいる。 | *プリテンダー(Pretender)の意味は「誰かのふりをする者」。まさにそのままの意味である。作中ではホームズが「役を羽織る者」と書いてプリテンダーとルビを振った形で呼んでいる。 | ||
**また、「王位を狙うもの」という意味もあり、こちらは最初に登場したプリテンダーであるオベロンの[[ヴォーティガーン|本性]]にぴったりである。 | **また、「王位を狙うもの」という意味もあり、こちらは最初に登場したプリテンダーであるオベロンの[[ヴォーティガーン|本性]]にぴったりである。 | ||
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*プリテンダーというクラス名称はホームズによって看破されたものだが、亜種特異点Ⅳのメインテーマとして登場した[[フォーリナー]]と比較すると比較的あっさり明かされる。単に珍しいだけで、フォーリナーほどには「ありえない」クラスではないのか、それともそもそもホームズがその時考えて名付けた全く新しいクラスなのかは不明。 | *プリテンダーというクラス名称はホームズによって看破されたものだが、亜種特異点Ⅳのメインテーマとして登場した[[フォーリナー]]と比較すると比較的あっさり明かされる。単に珍しいだけで、フォーリナーほどには「ありえない」クラスではないのか、それともそもそもホームズがその時考えて名付けた全く新しいクラスなのかは不明。 | ||
**比較として、フォーリナーは「外世界からの来訪者」と言うこの世界にとっての異物であるのに対し、プリテンダーはどれほど世界の脅威であっても、この世界から生じた物である、と言う違いが考えられるか。 | **比較として、フォーリナーは「外世界からの来訪者」と言うこの世界にとっての異物であるのに対し、プリテンダーはどれほど世界の脅威であっても、この世界から生じた物である、と言う違いが考えられるか。 | ||
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***なお、オベロンは2部6章においてアーチャーやキャスターといったクラスでも登場しており、トラロックは2部7章にてバーサーカークラスでも登場している。無論これらもルーラーと同じく偽装されたクラスである。 | ***なお、オベロンは2部6章においてアーチャーやキャスターといったクラスでも登場しており、トラロックは2部7章にてバーサーカークラスでも登場している。無論これらもルーラーと同じく偽装されたクラスである。 | ||
***カリオストロは奏章Ⅱにて自身を[[オルタナティブ|オルタ]]であり[[アヴェンジャー]]クラスであると偽造していた。また『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』においても自身を[[キャスター]]クラスと偽造していたことが彼のプロフィール6にて明らかになっている。 | ***カリオストロは奏章Ⅱにて自身を[[オルタナティブ|オルタ]]であり[[アヴェンジャー]]クラスであると偽造していた。また『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』においても自身を[[キャスター]]クラスと偽造していたことが彼のプロフィール6にて明らかになっている。 | ||
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==話題まとめ== | ==話題まとめ== | ||
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:現在登場している中でこの条件に適合しそうなのは、コハエース版徳川家康(影武者であり、自身の名が伝わっていない)か[[エウクレイデス]](複数名の共同ペンネーム説があり、かつその個々の具体的情報が無い)、また意外なところでは'''通常の聖杯戦争ならば[[アサシン]]一択となるべき'''一連のハサン・サッバーハ([[“山の翁”|初代]]を除く)達も自らの名を棄てた事により当てはまっている。 | :現在登場している中でこの条件に適合しそうなのは、コハエース版徳川家康(影武者であり、自身の名が伝わっていない)か[[エウクレイデス]](複数名の共同ペンネーム説があり、かつその個々の具体的情報が無い)、また意外なところでは'''通常の聖杯戦争ならば[[アサシン]]一択となるべき'''一連のハサン・サッバーハ([[“山の翁”|初代]]を除く)達も自らの名を棄てた事により当てはまっている。 | ||
− | : | + | :……と、初期情報ではそういった適正条件のクラスであったのだが、3人目として「[[マーリン〔プロトタイプ〕|真名]]秘匿のため、自らプリテンダークラスに霊基変換している」と言う設定のレディ・アヴァロンが登場。彼女の特徴はタイプムーンエースで当てはまらないとされた怪傑ゾロの特徴と、大きく一致している。 |
− | : | + | :また、4人目として登場した九紋竜エリザは、一応「九紋龍史進のふり」はしているものの、元が[[エリザベート・バートリー]]である事を全く隠しておらず、尚且つ取り込んだ史進の自意識も生きている。どちらも、前述の初期情報には全く当てはまっていない。 |
− | : | + | :しかもこの2人は、アヴァロンが「正体を隠しているが、他の英霊の真名を名乗ったり霊基を纏っている訳ではない」、エリザが「他の英霊の真名を名乗り霊基を纏っているが、正体を隠していない」と、'''不一致の方向が全くの正反対'''でありプリテンダークラスとしての共通点が全く見いだせない。 |
− | : | + | :一応、最初の2人も含めて「霊基が何らかの形で弄られている」と言う共通点がなくもないが、その場合、多少の魔術的素養があれば誰でも簡単にプリテンダーになれてしまう、と言う事になる。 |
:かくしてこのクラスは「厳しい適正条件」と言う初期設定から転じて「極めて曖昧な適正条件」と言う全く正反対のクラスに変化してしまった。理由としてはやはり[[ムーンキャンサー]]同様、ゲーム的にこのクラスのサーヴァントを増やす必要が生じたため、と言う所だろうか。ただ、「最初に明かした設定が後々事情によって変更される」と言うのは珍しくないとしても、プリテンダーの場合は最初の情報開示から設定変更までがあまりに早すぎる<ref group="注">クラス適正についてのインタビューが掲載されたタイプムーンエースVOL.14の発売が2022年4月12日、レディ・アヴァロンの発表が同年7月31日と、わずか3ヶ月半。キャラクター実装のための作業工程を考えれば、該当インタビュー公開の時点ですでにレディ・アヴァロンの作成に着手していたと思われる。</ref>ため、何かしらの行き違いが有ったと言う可能性もあるだろう。 | :かくしてこのクラスは「厳しい適正条件」と言う初期設定から転じて「極めて曖昧な適正条件」と言う全く正反対のクラスに変化してしまった。理由としてはやはり[[ムーンキャンサー]]同様、ゲーム的にこのクラスのサーヴァントを増やす必要が生じたため、と言う所だろうか。ただ、「最初に明かした設定が後々事情によって変更される」と言うのは珍しくないとしても、プリテンダーの場合は最初の情報開示から設定変更までがあまりに早すぎる<ref group="注">クラス適正についてのインタビューが掲載されたタイプムーンエースVOL.14の発売が2022年4月12日、レディ・アヴァロンの発表が同年7月31日と、わずか3ヶ月半。キャラクター実装のための作業工程を考えれば、該当インタビュー公開の時点ですでにレディ・アヴァロンの作成に着手していたと思われる。</ref>ため、何かしらの行き違いが有ったと言う可能性もあるだろう。 |