「巌窟王 エドモン・ダンテス」の版間の差分
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2016年3月27日 (日) 00:37時点における版
アヴェンジャー (Grand Order)
- 真名:巌窟王 エドモン・ダンテス
- 身長:185cm / 体重:75kg
- 出典:デュマ著『モンテ・クリスト伯』?
- 地域:フランス
- 属性:混沌・悪
- 性別:男性
- CV:島﨑信長 / イラスト:小松崎類
『Fate/Grand Order』に登場する、「復讐者」のクラスのサーヴァント。ポークパイハットを被った色白の肌をした青年。
- 略歴
- 監獄塔に魂を幽閉された主人公を待ち受けていたサーヴァント。主人公に現在の状況と脱出の手立てを示す導き手であり、自らも主人公を仮のマスターとして戦いを促し、共に七つの「裁きの間」へ挑む。
- しかし、本来の「シャトー・ディフ」がそうであったように、この監獄塔も脱出できる者はただ一人。七つの裁きを打ち破った後、彼は最後の敵として主人公の前に立ちはだかる。
- 主人公に敗れた彼は、しかしかつて彼を導いたファリア神父の如く、そして最後には復讐を成し遂げずに生涯を終えた己が知ることのなかったもの、罠に落ちた者を導き救う「勝利」へと至ったことを喜びながら、称賛と共に別れを告げた。
- 人物
- 能力
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アヴェンジャー | 主人公 (Grand Order) | B | A+ | C | B | - | A | 復讐者:A 忘却補正:B 自己回復(魔力):D |
鋼鉄の決意:EX 黄金律:A 窮地の智慧:A |
宝具
- 巌窟王(モンテ・クリスト・ミトロジー)
- ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:-
最大補足:1人 - 復讐の化身故に如何なるクラスにも当てはまらず、エクストラクラス・アヴェンジャーとして現界した肉体は、その生きざまを昇華した宝具と化した。
- 強靭な肉体と魔力による攻撃に加え、自らのステータスやクラスを隠蔽、偽の情報を見せることも可能の常時発動型の宝具。
- 真名解放の効果も存在するが、『Grand Order』では使用されない。
- 虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)
- ランク:A
種別:対人 / 対軍宝具
レンジ:1~20
最大補足:1~100人 - 地獄の如きシャトー・ディフで培われた鋼の精神力が宝具と化したもの。肉体はおろか、時間、空間という無形の牢獄さえをも巌窟王は脱する。
- 超高速思考を行い、それを無理矢理に「肉体」に反映することで、主観的には「時間停止」を行使しているにも等しい超高速行動を実現するのである。
- 『Grand Order』に於いては、高速移動に伴う「分身」による同時複数攻撃といった形となる。
真名:巌窟王 エドモン・ダンテス
エドモン・ダンテス。「復讐者」として世界最高の知名度を有する人物。通称「巌窟王」もしくは「モンテ・クリスト伯爵」として知られる。
悪辣な陰謀が導いた無実の罪によって地獄の如きイフの塔(シャトー・ディフ)に投獄され、しかして鋼の精神によって絶望せず、やがてモンテ・クリスト島の財宝を得てパリへと舞い降り──フランスに君臨する有力者の数々、すなわちかつて自分を陥れた人々を地獄へと引きずり落としたという。
その苛烈な生き様、正体を隠した復讐劇、踏みにじられ奪われた恋人メルセデスへの想いと愛執、そして苦悩と後悔から改心へと至る道程は、フランスのみならず世界中の人々に喝采され「世界で最も高名な復讐者」として記憶された。
厳窟王の物語はアレクサンドル・デュマ・ペールによる創作とされるが、イフの塔に収監されたエドモンを導く「ファリア神父」の実在が現実では確認されている。
真名こそエドモン・ダンテスだが、マルセイユの海の男であった「エドモン・ダンテス」と自分は別人であると彼は認識している。
なぜなら「エドモン・ダンテス」はパリに於ける凄絶な復讐劇の果てに悪性を捨てたが……サーヴァントとして現界した自分は「復讐鬼の偶像」で在り続けている。ならば自分はエドモンではない、と彼は言う。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- 『Grand Order』初となるアヴェンジャーのサーヴァント。レア度は☆5。
- 「空の境界」コラボイベントの際に顔見せとして登場し、続くイベント「監獄塔に復讐鬼は哭く」にて正式実装された。
人間関係
Fate/Grand Order
- ジャンヌ・ダルク
- 悲惨な最期を遂げたにも関わらず人間に対する憤怒、憎悪を否定した彼女の存在は、彼の芯にある激情を否定するものであるが故に、彼が苦手とし、相容れぬと位置付ける人物。
- 両儀式
- オガワハイムで戦った「殺人鬼」。彼女からは、人間好きと評されている。
- 作家サーヴァント
- 自身の人生を作品にされたことで思い入れがあるのか、執筆に取り組んでいる彼らにコーヒーを差し入れてほしいとマスターに要望する。
- なお、現在彼の人生を著作にした本人はまだ実装されていない。
生前
- メルセデス
- 愛した相手。しかして二人の仲は第三者により引き裂かれた。
- ファリア神父
- シャトー・ディフで偶然から出会った老賢者。
- 彼に様々な知識、モンテ・クリスト島の遺産、最後には自らの死により自由を与えた。
- 互いを親子と認め合うほどの絆を結ぶ。
- エデ
- 復讐の過程で救い出した少女。
- 元はさる王族の姫だったが、巌窟王の復讐対象の1人の裏切りにより家族も地位も全て奪われ、奴隷になっていたところを巌窟王に救われた。
- 巌窟王を深く愛しており、最後は彼女を置いて去ろうとする彼に愛を打ち明けて彼の心に救いをもたらし、共に新しい人生へと旅立っていった。
その他
- アレクサンドル・デュマ
- 「巌窟王」という存在の生みの親。「性質の悪い小説家め」と毒づく。
名台詞
- 「──待て、しかして希望せよ」
- 口癖。『モンテ・クリスト伯』の最も有名な名台詞。
- 「違う、違う違う!!」
- 第六の扉にて。「強欲」に当たる第六の支配者のことが何やらお気に入りのようで、主人公曰く「楽しそうに話す」様子で裁きの間へと向かったのだが――そこに待ち受けていたのは、第四の支配者として既に一度戦った憎きジャンヌ・ダルク。思わず激昂する巌窟王であった。
- 「そこを退け、女。オレは積極的に女を殺しはしない。」
- 第七の扉にて。立ちふさがろうとするメルセデスに対して言った言葉だが、主人公から「どの口で!?」「ジャンヌさんの時は全力でしたよね」と突っ込まれる。返答は「あれはルーラーだ。人間城塞だ。女というには心身ともに堅すぎる」とのこと。
メモ
- アンリマユから12年を経て登場した二人目の「復讐者」のサーヴァント。アンリマユの特殊性を鑑みれば真っ当な英霊としては初となる。
- 真名は「巌窟王」まで含めてである。これは当人の話す通り「復讐鬼の偶像」としての存在であることを強調したものなのだろう。
- というか、マイルーム会話では「俺の真名は“巌窟王”だ」(要約)と語り、ステータス画面右上や戦闘時に表示される名前も「巌窟王」となっており、厳密に言えばむしろ「エドモン・ダンテス」の方が余計な部分であると言える。
- ちなみに、「監獄塔に復讐鬼は哭く」でボスとして対峙した際の戦闘画面での表記のみ「エドモン・ダンテス」だった。
- というか、マイルーム会話では「俺の真名は“巌窟王”だ」(要約)と語り、ステータス画面右上や戦闘時に表示される名前も「巌窟王」となっており、厳密に言えばむしろ「エドモン・ダンテス」の方が余計な部分であると言える。
- 「虎よ、煌々と燃え盛れ」という宝具名や瞬間移動を使うことなど、『モンテ・クリスト伯』をモチーフとしているSF小説『虎よ、虎よ!』のオマージュと思しき要素が見受けられる。
- そのエドモン・ダンテスのイメージには全くそぐわないダイナミックな戦いのインパクトもあって、「エドモン・ダンテスではないと言うが、ならガリヴァー・フォイル(『虎よ、虎よ!』の主人公)なのでは?」などとネタにされたりも。
- 竹箒日記によれば、「青年としての巌窟王」を目指したということで、一般的な岩窟王のイメージに比べて外見が若々しい。イラストレーターがダンガンロンパで有名な小松崎類氏であることから、「超高校級の英霊」とも。