「酒呑童子」の版間の差分
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+ | :「果実の酒気」というユニークスキルも持っている。声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、視線だけでも対象を泥酔させるというもの。魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまうとのこと。実際、「羅生門イベント」では、一般人である京人が泥酔し、狂人と化していた。主人公は一応は魔術師なので、このスキルの影響は受けない模様。 | ||
== ステータス == | == ステータス == |
2016年7月24日 (日) 01:14時点における版
アサシン
- 真名:酒呑童子
- 身長:145cm / 体重:46kg
- 出典:御伽草紙など
- 地域:日本
- 属性:混沌・悪
- 性別:女性
- CV:悠木碧 / イラスト:本庄雷太
- 略歴
- 人物
- はんなりとした京言葉を喋る鬼の少女。 あるがままに生き、思うがまま振る舞う自由な快楽主義者。
- 骨董品、稀覯品のコレクターでもあり、珍しい石に最上の反物、器といったものを愛でている。
- コレクションの基準は見た目の雅さと希少さが重要らしく、金時の腕に宿る赤龍の尺骨にも興味を示している。
- 性根から邪悪であり、人を喰う事に対しては特に感慨も持っていないが、一方で恥を知っており、生前の最期に関しては「あれだけ殺したんだし、殺されて当然」とあっけらかんとしている。
- また、単に気まぐれと悪ふざけだけではなく、義理人情を通す一面を持っている。
- 能力
- 生粋の鬼種だけあってか、アサシンでありながらステータス値は高い。
- 生前の最期の逸話から高ランクの「戦闘続行」スキルを持ち、瀕死の状態でも丑御前に一撃を与え、苦戦していた主人公達に活路を見出すチャンスを作り出した。
- 茨木と同様に高ランクの「鬼種の魔」スキルを持っており、見た目に反してかなりの怪力。具体的には、坂田金時と打ち合えるほどのもの。
- 魔力放出も使えるようだが、彼女の場合は茨木と違い、戦闘においては「水」の属性を思わせるエフェクトとなっている。おそらくは彼女の出生に関係しているのだろう。
- 「果実の酒気」というユニークスキルも持っている。声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、視線だけでも対象を泥酔させるというもの。魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまうとのこと。実際、「羅生門イベント」では、一般人である京人が泥酔し、狂人と化していた。主人公は一応は魔術師なので、このスキルの影響は受けない模様。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アサシン | 主人公 (Grand Order) | A | B | B | A+ | D | B | 気配遮断:C 単独行動:A |
果実の酒気:A 鬼種の魔:A 戦闘続行:A+ 神性:C |
宝具
- 千紫万紅・神便鬼毒(せんしばんこう・しんぺんきどく)
- ランク:B
種別:対軍宝具 - 詳細不明。
- 『Fate/Grand Order』では、敵全体にダメージを与え、攻撃力・防御力・宝具威力・クリティカル発生率・弱点耐性を全て下げ、スキル封印と毒を付与するというステータスダウンてんこ盛りな効果になっている。
- 演出としては盃から湧き出す毒酒を地面にそそぎ、酒に触れた相手にダメージと状態異常を付与。その光景を盃に映し溶かして飲み干す、というもの。なお自分も飲むが、少なくとも『Grand Order』ではデメリットは無い。
真名:酒呑童子
- しゅてんどうじ。平安時代、大江山に城を構え、数多くの鬼を束ねた頭領。
龍神の子であり、坂田金時と共通の背景を持つが、逸話と痕跡から彼女は「反英雄」に分類されている。 - 彼女は日本で生まれたが、その出自は謎に包まれており、一時的に大陸にいた時もある。日本に戻った彼女は京や川のあたりをふらついていた所を茨木童子が鬼の巣に導いたという。
- 大江山に住まうようになった彼女は気の向くままに京の都に降り、若者や姫君を大江山に連れて帰っては人間を喰った。しかし、京の人間が失踪が相次ぎ、かの陰陽師の安倍晴明の占いで明かされてしまう。
- 京の公家から酒呑童子の討伐を命じられた源頼光率いる頼光四天王は、山伏を装って鬼の居城を訪れる。
- 酒宴にて頼光らは酒呑童子たちに毒酒「神便鬼毒酒」を飲ませ、寝込みの所を騙し討ちという形で坂田金時に成敗されてしまう。
- 首を切り落とされた酒呑童子は、最期の悪あがきとして首だけで頼光に襲い掛かるが、神より与えられた兜によって阻まれたという。
関連
- 出自
- 彼女の出自には諸説があり、伊吹山の伊吹大明神(=八岐大蛇)と人間の子であると見なす説、戸隠山(=九頭竜)の申し子と見なす説が挙げられる。
- 余談だが、彼女には伊吹童子という別名もあり、これは八岐大蛇の力を見抜いた茨木童子に付けられたものである。
- 大江山
- 生前の酒呑童子が拠点を構えた山。本来の山主は茨木童子だったが、酒呑童子の在り方に惚れ込んだことで、鬼の長として扱っていたという。
- 神便鬼毒酒
- 頼光が酒呑童子を退治する為に用いた毒酒。酒呑童子曰く「あないにいい酒」で、これを飲んだ鬼たちは酒呑童子を含めみな酔っ払い眠ってしまった。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- アサシンのサーヴァントとして参戦。レア度はSSR(☆5)。イラストは本庄雷太氏。
人間関係
Fate/Grand Order
- 坂田金時
- 彼女が気に入っている相手。生前は賭け事でも力比べでも勝負がつかなかったとの事。
- 最期は毒で動けない所を彼に討たれたのだが、その事に関しては恨みを抱いていない。
- 源頼光
- 生前自分を退治した相手。
- 金時に対する執着という面で同類項な為に、金時とは打って変わって露骨に嫌っている。
- 茨木童子
- 配下の鬼。
- 鬼としての格は本来同格なのだが、茨木童子は“自分にはないものがある”として酒呑童子を立てていたらしい。
- 玉藻の前
- 友人らしく、玉藻からは「酒呑ちゃん」と呼ばれている。
その他
- 温羅、大嶽丸
- 知り合いらしき鬼。
- 酒呑童子は自身の事を、人も喰うには喰うが彼らほど荒ぶるわけではなく、しかし鬼は鬼であるため人間から見れば大差はないのだろうと語っている。
- ギルガメッシュ
- 同じコレクターだが、性能と歴史を重視して原典を収集するギルガメッシュに対し、見た目の雅さと稀少性を重視して骨董品を集める点で相容れない。
名台詞
- 「死にはったらよろしおす。『千紫万紅・神便鬼毒』。はぁ……骨の髄までうちのものや」
- 宝具発動。身も心も蕩かし尽くす魔酒の酔夢。
- 「うちが好きなんは、そりゃイケメンやわあ。大江のお山で見た、金髪碧眼の小僧とか、落し甲斐の塊やね。うふ。あんたはんも磨けばうまそうやけど」
- 金髪碧眼の小僧とは恐らく坂田金時のこと。あわよくばマスターにも手を出そうとするあたり、欲望に忠実である。まさに鬼。
- 「よおけ蕩けて……食べ頃どすなあ」
- 「そんなら骨抜いてまうけど、よろしおすなあ?」
- どちらも戦闘終了後の台詞。まさか食うつもりか。ゲイザーやスプリガンにも言うので、どうやら、彼女には食べ物の好き嫌いは無いらしい。
- 「まずいなあ・・・・・・うちら圧されてるわあ・・・・・・ちょいと本性、出すしかないかなぁ?」
- 鬼が島イベントにて。結局、茨木に止められてしまったが、本性とは何なのだろうか?
- 謎が深まる台詞である。
- 「金髪の小僧は、いつ見ても楽しおますなぁ。目の保養とはこの事や。頼光の牛女には勿体無いわぁ。ああいや、今のうちは旦那はんのモノやけどな? あの小僧の骨は、ほんま特別やさかい、そこは大目に見てくりゃれ?」
- 坂田金時に対して。過去のことは現在に持ち込まないようだ。しかし、彼女がコレクターであることには変わりがないため、金時への関心が途切れることはないだろう。
- 「あー嫌や嫌や、牛と乳臭くて堪らんわぁ。ガタイばかりデカくて何様のつもりなんやろ? 年増はさっさと隠居してほしいわ!」
- 源頼光に対して。蛇蝎のごとく嫌っている。まあ生前のことを思えば仕方ないのかもしれない。しかし、出生のことを考慮すると年増なのは酒呑の方ではないだろうか?
メモ
- かねてから少女の姿をした美しい容姿であるとは言われていたが、さすがに露出度の高い幼女の姿には多くのプレイヤーがぶっ飛んだだろう。
- 腰につけている青い瓢箪や霊基再臨第3段階に持つ柄頭に瓢箪のついた武器は本庄雷太氏曰く正倉院の紺瑠璃杯をイメージソースにしている。
- 彼女が生前誰にも話さなかったため、大江山に住み着く以前に彼女が大陸に渡っていたことは後世には伝わっていない。また彼女自身も大陸時代以前のことはぼんやりとしか記憶していないらしい。
- 酒に溶かすというセリフや宝具の千紫万紅(これ自体は百花繚乱と同意)の文字から、手持ちの瓢箪の中に金角の紫金紅葫蘆(しきんこうころ)があるのでは?という推測もある。
「人の骨を抜いて酒に漬けて溶かして飲む」という行為は生前から行っているようなので、少なくとも骨を酒に溶かす手段は持っている模様。 - 伝承によれば神便鬼毒酒は神より頼光に与えられたものとされ、特殊な呪術が備わっており、無類の酒豪たる鬼をも眠らせるほど酔わせ、鬼の持つ絶大な妖力さえも封じ込める力を有している。また、人が飲めば力を得て鬼が飲めば力を失うと、人には無害どころかパワーアップするような伝承もある。
- 彼女がアサシンクラスとして呼ばれた由縁は、おそらく「鬼(おに)」という語の語源が「隠(おぬ)」であることだろう。元々は姿の見えないもの、この世ならざるものであることを意味した言葉である。この仮説が正しければ、鬼という種族は共通してアサシン適性を持っていることになる。また、酒呑童子の場合、安倍清明の占いによって判明するまで誰にも気取られず京の人間を攫っていたという逸話の影響も大きいだろう。