「アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕」の版間の差分

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2016年12月31日 (土) 21:46時点における版

ランサー (Grand Order)

  • 真名:アルトリア・ペンドラゴン
  • 身長:171cm / 体重:57kg?
  • 出典:アーサー王伝説
  • 地域:欧州
  • 属性:秩序・善
  • 性別:女性
  • CV:川澄綾子

槍兵」のクラスのサーヴァント

略歴
人物
獅子の意匠の兜と白銀の甲冑を身にまとった騎士王。聖剣ではなく聖槍を主武装とした彼女の別の可能性。
聖剣による成長停止はなくなり、王に相応しい肉体年齢まで成長しているが、当の彼女は主人公に「その事」を指摘されて困惑している。
精神性もセイバークラスで召喚された時と比較すると合理的、かつ冷静になってはいるが、人間性は失われていない。むしろ大人になった分その選択には余裕があり、王としては理想的な在り方になっている。
人のカタチをしてはいるが、聖槍に秘められた性質によって、人の英霊ではなく神霊、強いて言えば女神に近しい存在へと変化・変質しているが、それも十年ほどの使用期間だったので精神構造・霊子構造はそこまで大きく変化していない。
能力
「ドゥン・スタリオン」に騎乗し聖槍ロンゴミニアドを用いて戦う。

バリエーション

獅子王

  • 真名:女神ロンゴミニアド
  • 性別:女性

「ベディヴィエールが三度目でも、聖剣エクスカリバーの返却を行わなかった可能性」のイフを辿ったアルトリア・ペンドラゴン。

略歴
ランサーとして現界した彼女は「聖剣ではなく聖槍を主武装としたイフ」であり、カムランの丘にて自ら聖槍を返還して大地に還り、天の英霊となった。
しかし「獅子王」と呼ばれるサーヴァントは姿こそランサー時と同じだが、ベディヴィエール卿が聖剣の返還を躊躇った結果、死する運命の時に死ぬ事ができず、アヴァロンに辿り着けないまま彷徨う亡霊となってしまった。
非常に長い間に聖槍を持ち続けた結果、人の英霊ではなく天の神霊「女神ロンゴミニアド」と化し、内面も「アルトリア」のそれとは大きく異なりベディヴィエールのことを忘却してしまっている。
彼女は魔術王が起こした人理焼却から人間を守るために『聖槍による救済』を達成すべく、第六特異点に到達して自らの力で円卓の騎士たちを召喚、聖地を占領した遠征軍を壊滅させ、聖地の上に一夜で聖都を作り上げた。
『聖槍による救済』とは、『世界の果て』へ突き立つ聖槍そのものである聖都へ「理想の人間」、清く正しい人間ではなく、何があっても正しい行動しかしない人間を運び入れ、保護という名目で逃がさないように閉じ込め保管するというもの。閉じ込められた人間は生命としての活動はできずに永遠に「善良な人間の要素」として獅子王の下に管理されることとなる。
『世界の果て』となれば聖都は人理焼却を免れるが、それは同時に聖都の外に生き残っている世界と人間を切り捨てることを意味している。
そしてそれらの行いを第六特異点にやってきた主人公やマシュに真っ向から否定され、「聖剣エクスカリバーの返却を行わなかった可能性」を辿ったベディヴィエールによって聖剣返還が成された事で聖槍は消滅。
彼女もまた、女神となったが故に得たいくばくかの情報を主人公たちに助言した後、最後まで忠臣としてあり続けたアグラヴェインを労いつつ特異点と共に消滅した。
人物
聖槍を持ち続けた事で完全に神霊化していた為、その内面は「人としてのアルトリア」のモノとは異なる。
とはいえ、エクスカリバーの返還を行ってもなお戦い続けようとする負けず嫌いなところはアルトリアと変わっていない。
また、相手の理念を尊重するところもある。
能力
神霊であるのか権能の力を有しており、自他ともに認める天才であるダ・ヴィンチをして「万能を上回る神域」「並のサーヴァントではどうにかできる相手ではない」と認めている。
特異点からカルデアまで届き、シバが数枚吹っ飛ぶほどの膨大な魔力を有している。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ランサー 主人公 (Grand Order) B A A A C A++ 対魔力:B
騎乗:A
魔力放出:A
カリスマ:B
最果ての加護:A

宝具

最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)
ランク:A++
種別:対城宝具
ランサーとしての宝具。星の聖槍にして星を繋ぎ止める嵐の錨。真実の姿は、世界の表皮を繋ぎとめる塔であるという。真名解放時にはランクと種別が変化する。
聖槍ロンゴミニアドは世界の表層を繋ぎとめる「光の柱」を本体とし、「世界を救う星の聖剣」と同等のプロセスを有する十三拘束の存在によって、かろうじて宝具としての体を成している。
その十三拘束もあまりの強大な力であるが故にかけられたもので、全ての拘束を開放した時に真の力を発揮する。
獅子王のそれはランサー時のアルトリアのものとは桁違いであり、一集落を消滅させ大地にクレーターを穿つほどの威力を持っている。
数値で表すと最高級の宝具火力が1000から3000に対し、獅子王のモノは300万を超えているという規格外っぷり。
実際の戦闘時の通常攻撃ではビームを放つ他、宝具使用時には雲上まで高く飛翔し、聖槍を構えて敵に突撃を仕掛ける。
生前では魔竜ヴォーティガーンやモードレッドを討ち取る際に使用した。
ランサーとして現界したアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕グレイもこの槍を使用している。
また、ヘルメスの計算によると500人分の魂を収納することが可能。

真名:アルトリア・ペンドラゴン

アルトリア・ペンドラゴン。ブリテンを統べた伝説の騎士王。
このアルトリアは王として台頭した後、聖剣ではなく聖槍を主武装としたブリテンを統治したアーサー王のイフ。
最終的にカムランの丘にて自ら聖槍を返還し、女神の性質に近づきつつあった天の英霊は大地に還った。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
聖槍を主武装としたランサークラスとしてついに参戦した。
〔ランサー〕キャラクターデザイン:石田あきら / 設定作成:??? / レア度:SSR(☆5)
ランサー時はセイバー時に似通ったステータス、スキル構成をしているが、NPを溜めやすいという点で大きく異なる。
宝具を連発して戦う動きが基本となり、宝具に無敵貫通が付いていることも相まって此方もかなり強力な一騎。

人間関係

Fate/Grand order

ロムルス
「人として生きて神の域に登ったモノ」の先達。幕間の物語において彼に自身のあり方を見極め、導かれる。

名台詞

Fate/Grand order

「応えよう。私は貴方のサーヴァント、ランサー。最果ての槍を以て、貴方の力となる者です」
召喚時の台詞。実はこれ、アルトリア・ペンドラゴンの「あの台詞」と対になっている。
「兜が外れましたか? 全体的に軽装に……防御力は少し落ちますが、この方が私としては戦いやすい」
「やはり、兜越しではないほうがいいですね。あなたとこうして向き合うのに、あの兜は……いささか邪魔ではあります。獅子の意匠自体は気に入っているのですが……」
霊基再臨一回目、及びマイルーム会話「絆Lv.3」。ちなみに「絆Lv.3」を聞くには第一再臨を開放する必要がある。
どうやら兜を外した軽装の方が戦いやすいが、兜のデザイン自体は気に入った模様。
「貴方の力が私を導いた。今や、聖槍は遥かに力を増しています。マスター……どこを見ていますか? ……なんです?」
「マスター、先ほどから……何か? ああ、私の姿ですか。目のやり場に困る? ……何故です?」
「いまや、聖槍は解放されています。これより先は、真の力を示すことができます。胸も開放されている? ……マスター、何を言っているのです」
霊基再臨三回目、及びマイルーム会話「絆Lv.4」「絆Lv.5」。ちなみに「絆Lv.4」「絆Lv.5」を聞くには第三再臨を開放する必要がある。
やはりランサーのクラスで召喚されると別の側面と同じく巨乳になるようだが、当の本人はマスターのリアクションに困惑している。
「その人間は私の契約者だ。気安く手を触れるな。」
「我が契約者が我が槍を選ぶのは当然の事! わざわざ礼など口にするものか!」
「誰であれ、私の契約者に手を出すのなら容赦はしない!」
キャラクエストにてマスターに近づくサーヴァントに対しての警告。契約者と呼ぶことで堅さを感じるが、6章の獅子王ほどではなくとも、大切な存在を他者から守るという強い意志を感じられるやりとり。
「私が『善い』と思うものと、アナタたちが『善い』と思うものは、きっと違う。」
「だから……分からないのです、もう。何が温かいもので、何が微笑ましいものなのか」
人間と自分との違いについて。聖槍を持ち続けたことで、人ではなく天に属し神の視点になったことを告げ、人間であるマスターと相互理解などできるはずがないと断言する。
「私がアナタたちの団らんの場にいれば、せっかくの花を踏み散らかしてしまう。」
「それは、かつて私だったものが最も嫌うこと。」
「その気持ちはもう分からずとも、そんな愚を犯すことはしたくないのです。」
人としての感情を忘れても、かつての自分の在り方は覚えているらしく、その心と記憶の差に悩んでいる様子。
「は? い、いえ、確かに女性の王ですから女王とも言えますが……」
「な、なにか善くない響きでした。痛いところを突かれて動揺している、というか……」
唐突に男性ではなく女性であったことを掘り返されての動揺。その照れた顔には、人としての感情が残っていることが伺える。
「え――――は、はい、ありがとうございます!」
「で、ではなく! 契約者からの敬意など、私には不要だと……!」
 アルトリアが好きだというマスターの叫び告白に対して。これもまた動揺のあまり、一瞬素に戻って感謝を口にした。
「全力で落ち込みます! 私だって傷つきますから!」
マスターに嫌いと言われたら? という仮定に対して。
今まで主人公から距離を取っていたことも、好意を持つ相手に嫌われたくない、ということに繋がっており、それはもはや神の視点などではなく、普通の人としての当然の感情である。
「…………神の心臓は、ない…………私は……まだ……」
ロンゴミニアドの力を引き出せなかったことについて。それはアルトリアが、世界ではなくマスターを守るために戦ったため。
そしてまた、アルトリアが聖槍の力におぼれておらず、その魂がいまだ熱を帯びていることの証明だった。
「また次の機会に、私の○○(主人公)。その時まで、私も笑う練習をしておきます。」
お互い面と向かい話し合ったゆえの雪溶け。立場は違えど理解しあえることはある。笑う練習をしておく、と語るその口元には笑みが見え、主を呼ぶ言葉はただの"契約者"ではなくなっていた。

メモ

  • キャラクターデザインを担当した石田あきら氏によると、巨乳になったのは石田が提示したいくつかの案から武内氏が選んだらしい。他にも「そこそこ成長」「育たない。現実は非情である」といった案もあった。

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