「ヘンリー・ジキル&ハイド」の版間の差分
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2014年5月15日 (木) 02:52時点における版
バーサーカー (フラグメンツ)
- 真名:ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド
- 身長:cm/体重:kg
- サーヴァント階位:?
『Prototype』の世界で行われた、八年前の聖杯戦争に登場する、「狂戦士」のクラスのサーヴァント。
赫色の輝く瞳を持つ、漆黒の獣人。
- 略歴
- 真名はヘンリー・ジキル、或いはエドワード・ハイド。怪奇小説『ジキル博士とハイド氏』の主人公である狂心を宿した紳士、或いは良心に縛られた悪鬼。
マスターの意向から、聖杯戦争開始から玲瓏館陣営を最優先で狙っていて、キャスター召喚前に屋敷に侵入しようとしていた。
玲瓏館邸が神殿と化して正面から侵入する事ができなくなっても毎夜周辺を咆哮しながら徘徊し、キャスターが侵入者を誘い込むために意図的に弛めた結界の綻びから侵入を試みる。そこで幼さゆえの功名心から父とキャスターに断りを入れずに結界の弛みを直そうと出向いた美沙夜を見つけて、彼女に襲いかかるが、居合わせたセイバーに阻まれる。神殿の効果による能力の低下とセイバーとの間に存在する純粋な実力差から劣勢は明白で、口惜しげな咆哮を残して撤退する。
彼のマスターは神秘の存在も魔術の知識も一切持ちえない一般人で、聖杯戦争の存在を知ったことで「東京に君臨し何かしらの邪悪な儀式を行っている魔術師を倒さなければならない」という盲目的な使命感と正義感に駆られて行動していた。執拗に玲瓏館陣営への襲撃を行っていたのも、マスターが玲瓏館家こそ諸悪の根源であると信じ切っていて、玲瓏館の人間及びそのサーヴァントの殺害を命じられていたためであった。
セイバーとの戦闘で敗走したにも関わらず、マスターが戦闘方針を修正することは無く、翌晩に再度の突撃を命じられるがそこでセイバーの迎撃を受ける。再び爪と剣を交えるが心臓を聖剣で貫かれ、乱入してきたアーチャー・ランサー・ライダーの襲撃を受け、更に愛歌の密命で動いていたアサシンによってマスターも暗殺されてしまう。
霊核を破壊され魔力供給も途絶、満身創痍の状態となりながらもマスターの願いを叶えるため、そして誇りも武勇もない狂獣である自分に「英雄」として接してくれたセイバーに応える為、最後の一撃を繰り出そうとするがライダーの太陽の船から放たれる光の奔流に呑まれて消滅した。戦争最初の脱落者であった。
- 人物
- 姿形は人間の様にも見えるが、狼を思わせる外見、背中を丸めた前傾姿勢など、魔獣にも見える異形の怪人。
常に狂化しており、瞳は血走った殺意に染まり、圧倒的な破壊衝動と殺戮衝動に従って動いている。本人は「正義」の為に戦いたいと望んでいるが、悪の想念の一端として召喚されているため、身も心も歪んでしまっている。
そのためサーヴァントとしての性質も極めて危険で、狂化の影響のみならず生来のものらしい狂暴性から、人間すら喰う。
だが完全な獣でもないらしく、セイバーの見立てでは「自ら意図して正気を失っている」との事。また理性を失ってはいるが、マスターやセイバーの気持ちに応えようとするだけの意志は残っている。
- 能力
- 獣らしく、狼に似た強靭な顎と鋭い牙、黒い鉤爪を武器とする。何れもただ振るわれるだけで、近代銃火器の一斉射撃でも為しえない程の破壊力を有する。
咆哮には凄まじい音響に加えて、殺意・悪意など他者への負の感情が凝縮されているため精神干渉効果があり、至近距離でこれを叩きつけられると、英霊でない限り精神も肉体も麻痺してしまう。
また自らの正体を隠蔽し、敵対者に対して自分の姿を正確に認識させない、何らかの特殊能力を持つ。美沙夜の見解ではキャスターが使う認識阻害の魔術などと似ているが、違和感や疑念を感じさせない性質を有するため、それらとは異なるらしい。
宝具は何らかの霊薬で、それによって幾つかのスキルを得ている。特に高ランクの「狂化」がもたらした耐久力と自分の肉体を状況に応じて最適な形態に変化させる「自己改造」によって、驚異的な生命力を有する。
登場作品と役柄
- Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
- バーサーカーのサーヴァントとして登場。
人間関係
- マスター
- 「友」と呼ばれ、バーサーカーも最後までマスターの願いを叶えようとしていた事から良好な関係を築いていたと思われる。
アサシンの接吻を受けた際も最後までバーサーカーの身を案じていたが、二秒と経たずに快楽の渦に溺れ死亡した。
- 玲瓏館美沙夜
- 彼女を喰おうと襲い掛かるが、セイバーに阻まれる。
- セイバー
- 戦闘を行うが終始圧倒され、劣勢に喘ぎ、憎々しい雄叫びを上げながら撤退を余儀なくされる。
再戦で敗れるが、狂った獣でしかない自分に対して最後まで「英雄」として向き合ってくれた事に感謝する。
メモ
- 「姿を隠す能力を持つ狂戦士」という、ランスロットとの共通点を持つ。過去の聖杯戦争に参加したサーヴァント、という点も同じである。
- フランケンシュタインに続く創作小説のキャラクターが英霊化したサーヴァントである。またその性質上真名が二つある珍しい英霊。
話題まとめ
- スピード脱落
- マスターともどもあっけなくやられ終わった。その見せ場のほとんどない早期退場っぷりはどこぞの一部捨て駒、残りは最終的に闇討ちの特技もほぼ活かせず特攻させられ玉砕した暗殺者やマスターに足を引っ張られまくった北欧の剣士も上回る。
理性を奪われているというクラスの特性上あまり物語の核心に関われないのはバーサーカーの常だが、他の戦争の狂戦士達はなんだかんだで死に際の大立ち回りや振り絞って出した理性ある言葉等で見せ場は作っていた。しかし彼にはそれらはまるでないまま終わった。マスターにしてもアサシンに秒殺された。完全に噛ませ犬である。
まあもともと歴史の浅い英霊、かつ原典的にはただの薬によって狂気とそれなりの怪力、丈夫さを得ただけの人間であり、星の聖剣を持つブリテンの王や神獣・神殿・空飛ぶ船と宝具祭りな熱砂の王に立ち向かうには少々役者不足感が否めなかったか。
暗い見方をするなら、フラグメンツともどもPrototypeは女性向け感が強いストーリー構成であり、そこに理性の無い戦士というのはいささか女性にはウケが悪いかもしれない為早々にご退場となったかもしれない。
なら美形の狂戦士ならウケるんじゃないかという話だが、メモにあるとおりその道には既にランスロットがいる。他の円卓の騎士でセイバーとめくるめく哀しきキャメロットといこうにも、向こうのアーサー王の円卓の騎士達とややこしくなるので…と万策尽きた感じだろうか。
強いて彼、及びマスターの美点を挙げるなら、主従関係は至って良好であり、お互いを良く通じ合わせ気遣っていた。バーサーカーも決して狂気一辺倒ではなく、セイバーの英霊としての接し方への義を立て、真っ向から挑んでいった紳士である。
…それだけにもうちょっと低スペック陣営の意地というか大番狂わせの一つ位型月的にお約束だし起こせなかったものかとは思ってしまうが。