「玄奘三蔵」の版間の差分
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2016年6月27日 (月) 02:04時点における版
キャスター
- 真名:玄奘三蔵
- 身長:160cm / 体重:48kg
- 出典:『西遊記』など
- 地域:中国
- 属性:秩序・善
- 性別:女性
- CV:小松未可子 / イラスト:岡崎武士
『Fate/Grand Order』に登場する「魔術師」のサーヴァント。
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』イベント「星の三蔵ちゃん 天竺に行く」にて登場。
- 「西遊記」の世界にアンサモンされた主人公が五行の山の麓にある巨大な石に閉じ込められた所を助け、ダビデや李書文、呂布奉先と共に経典を集める旅に出る。
- 牛魔王にたどり着いたものの、そこで今まで集めていた経典は自らの悟りの記憶を封じたものである事を聞かされる。 そして全ての経典を集め終えた事で旅は終わりだと告げられるが、彼女はそれを拒絶し、牛魔王を退けた。
- 性格
- 何事も「御仏の加護」と好意的に捉える程プラス思考を持っているが、かなり勢い任せで無鉄砲なところかがあり、酷い目にあうこともしばしば。
- また、妖怪に対しては一貫して命は取らなくとも容赦なく懲らしめているが、悪事カウントゼロなら若干過激なお仕置き(スクワット1万回or般若心経1万回写経)程度と幾分か有情だったりする。
- なお、聖杯にかける願いはなく、そもそも聖杯自体「御仏的にダメ」と否定的だったりする。
- 能力
- 修業によって火の上を自在に渡ることができる能力を得ているが、高熱や煙を防ぐくことはできない。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャスター | 主人公 (Grand Order) | E | D | B | A+ | EX | A | 陣地作成:A+ | 高速読経:A 妖惹の紅顔:A 三蔵の教え:A 神性:D |
宝具
- 五行山・釈迦如来掌(ごぎょうさん・しゃかにょらいしょう)
- ランク:B
種別:対軍・対城宝具 - 敬うべき仏にして天界に於ける(前世での)師、釈迦如来の力のごく一部を借り受ける。
- かつて孫悟空が至ったという「世界の端」―――すなわち巨大な釈迦の掌そのものが空から落ちて、仏法を貶めんとする敵対者を懲らしめる。
- 『Fate/Grand Order』では相手に蹴りと掌底の連打を叩き込み、覚者掌底の一撃を与えて吹き飛ばす。覚者掌底を使用する直前には背後に覚者らしき姿が、使用後は画面全体に「五行山 釈迦如来掌」の文字が表示される。
真名:玄奘三蔵
- げんじょうさんぞう。紀元7世紀、唐代の法師。
仏典の原典(オリジナル)を求めてシルクロードを旅し、中央アジアからインドへと至り、六五七部に及ぶ経典を唐へと持ち帰って法相宗の開祖となった。
- 中国の小説『西遊記』の主要人物としても知名度はかなりのものであり、観音菩薩の命を受け、西海龍王の息子が変じた白馬・白竜(玉龍)に乗り、斉天大聖孫悟空(孫行者)、天蓬元帥猪八戒(猪悟能)、捲簾大将沙悟浄(沙和尚)を弟子として、行く手を阻む数多の妖怪にも挫けず、天竺を目指した。
- 『西遊記』では釈迦如来の弟子「金蝉子」として元は天界に在ったが、「とある事」がきっかけで俗界へ落とされたという。つまり、玄奘三蔵は金蝉子が転生した存在という事になる。
関連
- 三蔵
- 「律蔵」「経蔵」「論蔵」から成る仏教の三種の聖典を指し、これを修めた優れた僧侶を三蔵法師と呼ぶ。
- 玄奘三蔵とは「三蔵法師の玄奘」という意味合いになる。
- 火焔山
- 中国の国境地帯にある天山山脈付近にある丘陵。
- 『西遊記』では炎が上がる魔の山として登場しており、雨に消えず、燃え尽きることはなく、その炎は鋼鉄すら溶かしている。
- 人間はおろか、サーヴァントとしても迂闊に近づけず、それを乗り越えるには鉄扇公主の持つ芭蕉扇で炎をかき消す必要がある。
- 成仏得脱
- 『西遊記』の物語において彼女は、取経の旅の功績と大義により釈迦如来より仏に成る記別を与えられ、旃檀功徳仏になったとされている。『Grand Order』でも霊基再臨4段階目の「おかげで私は旃檀功徳に近づけました」というセリフに名称が登場する。
- 成仏得脱し「仏は人の衰亡に関わる事はない」「人の滅びも宇宙の循環の一つ」として理解している玄奘は、それに干渉することを良しとしていない。
- 本来なら召喚に応じてサーヴァントとして現界することはないが、『Fate/Grand Order』では人としての意識と記憶が、人理焼却という未曾有の事態を捨て置くことが出来なかったため、召喚に応じた。
- そして主人公 (Grand Order)がアンサモンされた「西遊記」の世界は、彼女のジレンマによって生み出されたモノであり、「仏」として召喚に応じることなく世界を傍観するか、「人」として召喚に応え、世界を救うかを決めるためのモノだった。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- キャスターのサーヴァントとして登場。レア度はSSR(☆5)。イラストレーターは岡崎武士氏。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- マスターであり、一番弟子。彼(彼女)からは三蔵ちゃんと言われることがあるが、同時に大切な人でもある。
生前
- 孫悟空、猪八戒、沙悟浄
- 『西遊記』で彼女とともに旅した弟子達。一番弟子である孫悟空のことを特に頼りにしていた。猪八戒のことは悟能と呼ぶ。
名台詞
メモ
- 通常攻撃を行う際「Buster」では鍬、「Arts」では棒、「Quick」では月牙铲らしき武器を使用するが、これは『西遊記』における弟子たち猪八戒、沙悟浄、孫悟空らの武器の形状と一致している。また「Extra Attack」では、それらに加えて光の輪で相手をしめつけるような孫悟空の頭に嵌めた緊箍児を思わせる攻撃を行う。
- 連打から掌底で吹き飛ばし、岩山に激突させて砕き、宝具名のカットインという一連の宝具演出が、『スーパーロボット大戦』シリーズのヤルダバオトの「真覇剛掌閃」に酷似していると一部では言われている。
- おなじみ女性化英霊……ではあるのだが、彼女に限っては他の女性化英霊と話が違ってくる。日本における西遊記をもとにした創作での三蔵法師は「設定上男性であっても女性が演じる」「完全な女性キャラクターとして扱う」といった具合に、何かしらの女性要素が付加されるのが定番であり、史実・原典通りに完全な男性として描かれることの方がむしろ少数派という状態になっている。今回の女性化もそのセオリーにのっとただけと捉えることもできる。
- ビキニ水着の上に布地の少ない袈裟のようなものを纏っただけという、僧侶としてはかなり露出の多い格好をしているが本人は「如来様から賜った大切な袈裟」と語っている。
- 本当に如来様がこの袈裟を渡したのか、あるいは三蔵の方が何か勘違いをしているのか、詳細は不明。
- 絆Lv.1で開放される彼女のフレーバーテキストは実装翌日に変更されている。変更前のテキストは「子母河の水なんてもー絶対飲まないわ!」という彼女の妊娠(とその後の堕胎)を思わせるものだった。
話題まとめ
- 玄奘の墓
- 玄奘は664年に死去すると現在の南京に葬られるが、その後は仏教伝承で神格化された影響もあって葬られた墓は1300年近くも行方不明となった。
墓が発見されたのは、日中戦争当時の1942年の事で、旧日本軍関係者が偶然発見した石碑によって墓の場所が明らかになった。
驚嘆すべきは墓の調査に、日中双方の学者や作業員が共同で従事し、調査の後に共に祈りを捧げた事である。何しろ南京と言えば、墓が発見される5年前の1937年に悪名高い南京事件が発生した街であり、双方の印象は最悪の状態となっていた。
普通に考えれば占領者の日本軍が調査とその結果を独占していても不思議ではないが、仏の威光の前では誰でも平伏してしまうのかもしれない。