「ファントム・オブ・ジ・オペラ」の版間の差分
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*自らの顔を醜く呪わしいとして仮面で隠しているが、霊基再臨により仮面を外した素顔は綺麗に整ったものである。<br>戦闘時の基本ポーズも、それまでの怪人染みた空中浮遊から紳士然とした姿勢という人間味が感じられるものに変化する。 | *自らの顔を醜く呪わしいとして仮面で隠しているが、霊基再臨により仮面を外した素顔は綺麗に整ったものである。<br>戦闘時の基本ポーズも、それまでの怪人染みた空中浮遊から紳士然とした姿勢という人間味が感じられるものに変化する。 | ||
**ちなみに素顔時には'''眼鏡を掛ける'''。『Grand Order』における貴重な眼鏡男子の一人。 | **ちなみに素顔時には'''眼鏡を掛ける'''。『Grand Order』における貴重な眼鏡男子の一人。 | ||
− | ** キャラクターデザインを担当した縞うどん氏によると、デザイン当初は優雅なイメージで作成したが、武内氏から「もっと怪人っぽく」と言われて今のデザインとなった。<br> | + | ** キャラクターデザインを担当した縞うどん氏によると、デザイン当初は優雅なイメージで作成したが、武内氏から「もっと怪人っぽく」と言われて今のデザインとなった。<br>また、「怪人が青年に憑依している」という設定を個人的にして、最終再臨ではそれを表しているイラストとなった。 |
+ | ***絆礼装の「穢れし死の仮面」のテキストではファントムが自身の仮面について意味深な発言をしており、上記の設定と合わせて考えると'''仮面の方が本体'''である可能性も出てくる。 | ||
*『Grand Order』のイベント、「ほぼ週刊 サンタオルタさん 第一夜 ダレイオス君」のボスとして登場した際の名義は「ファントム君」。「空の境界/the Garden of Order 二階 一号室」のボスとして登場した際の名義は「恩讐の男」。「監獄塔に復讐鬼は哭く 第一の扉・黒髪鬼」のボスとして登場した際の名義は「嫉妬の具現」。 | *『Grand Order』のイベント、「ほぼ週刊 サンタオルタさん 第一夜 ダレイオス君」のボスとして登場した際の名義は「ファントム君」。「空の境界/the Garden of Order 二階 一号室」のボスとして登場した際の名義は「恩讐の男」。「監獄塔に復讐鬼は哭く 第一の扉・黒髪鬼」のボスとして登場した際の名義は「嫉妬の具現」。 | ||
2017年1月5日 (木) 18:25時点における版
アサシン (Grand Order)
- 真名:ファントム・オブ・ジ・オペラ
- 身長:185cm / 体重:80kg
- 出典:『オペラ座の怪人』
- 地域:欧州
- 属性:混沌・悪 / カテゴリ:地
- 性別:男性
- CV:置鮎龍太郎
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第一部の一章ではジャンヌ・オルタによって「狂化」を付与されたバーサーク・サーヴァントとして、西暦1431年のフランスに召喚される。
- 竜殺しを探す主人公達を襲撃するも撃退される。
- 人物
- 呪わしい異形の顔を、髑髏仮面で隠した怪人。一人称は「私」。
- その異形の姿とは裏腹に、普段の態度は紳士的だが、これは彼が自身の秘める凄まじい悲哀と憤怒を深く自覚しており、もしも解放されてしまえば再び悲劇の幕が上がるため、これを表出させないために「紳士としての自分」を演じることで衝動を殺して、常に抑制しようと務めている。
- 本来ならば意思疎通が不可能なほど重篤な「精神汚染」を抱えており、それにによって狂気を得ている。彼の発言は常に唄うような会話であるため、具体的に何を言おうとしているのかはあまり伝わらない。
- 唄うように会話できている内は、まだ自らを律して保っているサインであり、唄うことをやめたのなら、目的のためならば殺戮者となって障害を排除しに掛かる冷酷にして狂気な本性が出始めていることを示している。
- 聖杯にかける願いは「自分が指導した歌姫が世界一の栄誉を受けること」であり、これと後述の理由が掛け合わさりマスターのことを大切にする。
- 能力
- 「無辜の怪物」により異形化し、長大な鉤爪や浮遊移動を生かして敵対者に襲い掛かる。
- また、女性なら誰しも聞き惚れるほどの歌声で足止めを行う、オペラ座の各所に仕掛けを施した腕前で作成した宝具により多くの敵をまとめて薙ぎ払うといった、異形のみに頼らない戦闘手段も備えている。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アサシン | 主人公 (Grand Order) | B | C | A | D | D | B | 気配遮断:A |
無辜の怪物:D 魅惑の美声:B 精神汚染:A |
宝具
- 地獄にこそ響け我が愛の唄(クリスティーヌ・クリスティーヌ)
- ランク:B+
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:200人 - かつての犠牲者たちの死骸を組み合わせて作成された、パイプオルガンに似た形状の巨大演奏装置。
- 異形の発声器官から放たれる自分の歌声と併せて演奏することで、不可視の魔力攻撃を振り撒くが、演奏者である彼自身にダメージはない。
- 音による攻撃ではなく、あくまで魔力の放射による攻撃であるため、防御の魔術や能力によって遮断することは可能。装備している鎧の類も有効に働く。
- 『Grand Order』では敵全体に強力な防御力無視ダメージと弱体耐性ダウンを与える効果となっている。
真名:ファントム・オブ・ジ・オペラ
- ファントム・オブ・ジ・オペラ。十九世紀を舞台とした小説『オペラ座の怪人』に登場した怪人の、恐らくはそのモデルとなった人物。
- とあるオペラ座地下の広大な地下迷宮に棲まい、オペラ座の寄宿生でコーラス・ガールを務めていたクリスティーヌという女性に恋をしたことから彼女を姿を隠して指導。
同時にオペラ座関係者への脅迫や実力行使により彼女を歌姫へと導くも、恋敵の出現や自身への信頼を揺らがせ始めたクリスティーヌの様子から暴走し始め、遂には殺人にまで手を染めた。
- それが成就することはない愛だとしても。
関連
- 無辜の怪物
- 本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を表すスキルだが、彼の場合は「作品の影響」である。
- 小説『オペラ座の怪人』のモデルである彼は、サーヴァントとして現れた事で素顔や両腕が異形と化しており、普段は顔の半分を骸骨仮面で、両腕を手袋で隠している。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- アサシンのサーヴァントとして登場。
- 〔アサシン〕キャラクターデザイン:縞うどん / 設定作成:桜井光 / レア度:☆2
- メインシナリオでは第一章に敵として登場……しているが、ろくな会話も何もなしに出てきてすぐ倒されるため非常に影が薄い。
- しかも他のバーサーク・サーヴァント達は主人公らとの衝突前に顔出し登場等している中、何故か彼はハブられてしまっている。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- 彼曰く声が美しい。男女関係なくクリスティーヌと混同しており、それが彼がマスターを何よりも大切にする動機となっている。
- ジル・ド・レェ
- 自身のキャラクエストにて共演。互いに好き勝手なことを叫ぶばかりであったが、会話すると不思議と噛み合う仲な模様。
- 後に期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』にて魔法少女嗜好四天王として再度共演する。
- 呂布奉先
- クリスマスイベントにて共演。女性に縁がない三人組の一人で、「こいのぼりの君」と呼んでいる。
- ダレイオス三世
- クリスマスイベントにて共演。女性に縁がない三人組の一人で、「サイリウムの君」と呼んでいる。
- エドワード・ティーチ
- 期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』にて魔法少女嗜好四天王として共演。「キャプテン・クロ」と呼んでいる。
- ディルムッド・オディナ
- 期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』にて魔法少女嗜好四天王として共演。
生前
- クリスティーヌ
- 生前に恋し、彼女の愛を得ようと歪んだ感情のままに行動し、遂には殺人や放火にまで手を染める。しかし、愛こそ勝ちえなかったものの彼女の真摯な心により救われ、彼女の幸せを一途に願い続けた。
名台詞
- 「唄え、唄え、我が天使……『
地獄にこそ響け我が愛の唄 』!」 - 宝具発動。――それは歪んだ情念で作り上げた、報われぬ愛の形。
- 「クリスティーヌ おお クリスティーヌ 我が愛 我が歌姫――」
「微睡む君へ 私は唄う 愛しさ込めて――」
「私と唄おう もう一度 もう一度 クリスティーヌ クリスティーヌ 私の歌姫」 - 幕間の物語「クリスティーヌの呼び声」より。
突如パリに赴いたファントムだが、その目的はただ一つ、歌姫クリスティーヌの痕跡を探すこと。
時代が違うことすら精神汚染で気づけない彼だが、その愛は一途に。
- 「クリスティーヌ――
クリスティーヌ クリスティーヌ
クリスティーヌ クリスティーヌ
クリスティーヌ クリスティーヌ
クリスティーヌ クリスティーヌ クリスティーヌ
クリスティーヌ クリスティーヌ クリスティーヌ」 - ……なのだが、あまりにテンションが上がりすぎて暴走したらしい。同様にジルもジャンヌの名を連呼して威力は二倍。
地下通路では音の反響もあり、その歌声はマシュを怒らせ、フォウをダウンせしめ、亡霊をすら怯ませた。
メモ
- 「ファントム・オブ・ジ・オペラ」とはフランスの小説家ガストン・ルルーが1910年に記した小説の英題およびその作品に登場する怪人の英名であり、日本では「オペラ座の怪人」の名前で知られる。この小説は作者ルルーが実際に起きた事件を取材して記したかのような疑似ドキュメンタリー形式で書かれたもの。
- TYPE-MOON世界では「オペラ座の怪人」における事件が実際に起きており、その怪人が知名度を得てサーヴァントとなっていると考えられるが、「モデルとなった人物」を額面通りとらえた場合(諸説あるものの)有力と言われているのがファーストネームを同じくするフランスの作曲家エリック・サティ。
- 小説での彼はあくまで先天性の奇形や罹患した病による皮膚の壊死が複合して顔や肌が怪物のようになってしまっただけであり、大型ナイフのような鉤爪といった化け物染みた特徴や、死体製の演奏装置を作るといった猟奇殺人嗜好があるわけではない。しかし、後年の映画や舞台で背景・外見共に幾度となく設定改変されてきた経緯から、無辜の怪物がそれらの内容も内包してしまったと考えられる。
- 宝具の「地獄にこそ響け我が愛の唄」は彼が殺害してきた犠牲者達の遺体を組み合わせて作ったパイプオルガンのような巨大演奏装置というグロテスクなもの。
- マテリアルにも記載されているとおり龍之介の所行を思わせる宝具だが、この宝具が本当に彼が為した所業で作成された物なのか、それとも後年の怪人のイメージが宝具として具現化したものであるのかはボカされており、真偽不明の宝具として扱われている。
- 自らの顔を醜く呪わしいとして仮面で隠しているが、霊基再臨により仮面を外した素顔は綺麗に整ったものである。
戦闘時の基本ポーズも、それまでの怪人染みた空中浮遊から紳士然とした姿勢という人間味が感じられるものに変化する。- ちなみに素顔時には眼鏡を掛ける。『Grand Order』における貴重な眼鏡男子の一人。
- キャラクターデザインを担当した縞うどん氏によると、デザイン当初は優雅なイメージで作成したが、武内氏から「もっと怪人っぽく」と言われて今のデザインとなった。
また、「怪人が青年に憑依している」という設定を個人的にして、最終再臨ではそれを表しているイラストとなった。- 絆礼装の「穢れし死の仮面」のテキストではファントムが自身の仮面について意味深な発言をしており、上記の設定と合わせて考えると仮面の方が本体である可能性も出てくる。
- 『Grand Order』のイベント、「ほぼ週刊 サンタオルタさん 第一夜 ダレイオス君」のボスとして登場した際の名義は「ファントム君」。「空の境界/the Garden of Order 二階 一号室」のボスとして登場した際の名義は「恩讐の男」。「監獄塔に復讐鬼は哭く 第一の扉・黒髪鬼」のボスとして登場した際の名義は「嫉妬の具現」。